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2001年の作品を今更鑑賞。だってツタヤは旧作100円!旧作を観なきゃソンソン!ってことで、最近見逃していた旧作を借りているのですが・・・。この映画はヘンだった~。デビット・リンチだからな~・・・って予想を斜め上に行くくらいヘンな映画でした。
リ ンチ監督のインタビューも入っていたけど、取りつく島がまるでなし。「この映画の見所は?」「一番伝えたいメッセージは?」「日本のファンにメッセージ を」とインタビュアーが聞いても、私達が欲しい解答なんてまず返ってきやしません。彼独自の理論を述べられて、質問自体はするりとかわされてしまいます。 唯一、「理解出来ないときは、自分の最初に感じたことを信じることだ」みたいなことを言っておられましたが・・・。
私が思ったのは、ナオミ・ ワッツが本当は死んでいた女優(ダイアン)ってことで、前半部分は妄想ってか夢だったのかなってこと。前半のナオミ・ワッツは明らかに変なテンションなん だもん。空港で老夫婦とハグするところとか、おばさんの家に記憶喪失の女(ローラ・エレナ・ハリング)が居ても通報しやしないどころか、彼女の記憶を取り 戻すことに協力してるし。
他にも色々登場人物が出て来て、謎がいっぱいのリンチワールドに連れてってくれるんだけど、細部まで推理出来ずに おおまかな感想としてはそんな感じですかね。密室にいる小さいおっさんは、ツイン・ピークスを思い出しました。あとダイアンって名前も・・・。クラブ・シレンシオの妖しげなムードもそれっぽい。
ナオミ・ワッツの出世作らしいけど、それも納得。前半の可憐な女優志望の女性と後半のネガティブな感情を秘めた女性との演じ分けが、結構すごいなって思いました。ローラ・エレナ・ハリングさんは初めて見る女優さんだけど、もっとサービスカットがあればよかったかなあ。
あと、映画監督役で私の苦手なジャスティン・セローが出ていた(セサミのバート似)。家で奥さんの浮気現場を見て、腹いせに彼女の宝石箱のなかにピンクのペ ンキを入れてグチャグチャにするシーンがあるんだけど、これは女性として絶対にやられたくない仕返しだと思う・・・でも気に入っている服や靴やバッグに手 を出されるのも嫌だなあ(笑)。
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