ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Nov 13, 2022
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皆既月食を娘が撮りました。スマホで撮った割には上手くとれています。親馬鹿ですね。​

皆既月食@長久手市
​症例報告 ​​

知り合いからの紹介である。既往歴:S48子宮筋腫。H4/4腸閉塞イレウス。R3/4/5ドネペジル5mg、大里クリニック。R3/4/28レミニール8-16mg、新門司病院。物忘れ、鬱状態、薬物過敏、うつ状態、まじめな性格を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤脳梗塞なし、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:0、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:14.5/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。認知機能低下にドネペジル3mg維持、メマンチン5mg開始、フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21.5/30(+7)、近時記憶0/6(-1)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.8,TG177,Hb11.9,Zn59以外異状なし。VitB1=35,VitB12=344,葉酸=7.3。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:23.5/30(+2)、近時記憶4/6(+4)と更に中等度改善した。
​治療のポイント​
​1.メマンチン(メマリー)は第2選択の抗認知症薬​
メマンチンは改善率60%、不変10%、悪化率30%という薬です。悪化率30%(悪化率50%と報告している施設もある)と高値であり、状態が悪化した際の「藁(わら)」として使うべき薬です。これは当クリニックで投与方法:第1~6週目5mg →7週目から10mg維持(545名の検討)で得られたデータです。投与前と6週目の改訂長谷川式は欠かせません。現在では投与前→6週目の改訂長谷川式で悪化したら中止、改善したら5mgで維持、その後、悪化した際に10mgに増量しています。当クリニックでは10mgを最高量としています。副作用が10mgで16%に見られました。2%は副作用のため中止、12%は10mg→5mgに減量して継続出来ました。副作用は昼間傾眠に伴う食欲低下、一方で、興奮・幻視・妄想・夜間不眠など、介護者を困らせる症状が多く見られます。ふらつきに伴う転倒骨折の危険性も高まるので注意が必要です。

ケアマネからの紹介である。既往歴:天白橋内科クリニック①オルメサルタン20mg→内服せず。物忘れ、易興奮、物盗られ妄想、病識欠如、生真面目、生活詳細不明を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:2、レビー小体型認知症(DLB)/自閉症スペクトラム障害(ASD)/多発性脳梗塞として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:19/30、近時記憶1/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルラ酸代替品としてガンマオリザノール50mgを開始した。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+2)、近時記憶3/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて改善した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.9,Zn71以外異状なし。VitB1=43,VitB12=548,葉酸=3.5。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:22.5/30(+1.5)、近時記憶5/6(+2)と更に改善した。
​治療のポイント
​1.フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒による認知症治療​
フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は軽度認知障害(MCI)の状態で投与すると認知機能改善および認知症発症予防に有効です。金銭的にサプリメント購入不可の場合、フェルラ酸代替品としてガンマオリザノール50mgを処方します。

親戚からの紹介である。既往歴:H27/5乳癌。H29/3腰椎脊柱管狭窄症。R3/8腰椎圧迫骨折。R3/9-10リハビリ入院、日進おりど病院。さとう内科循環器クリニック①サンリズム②メインテート。物忘れ、腰痛、両膝痛、夜間不眠、夜間せん妄、寝言、REM睡眠行動障害、夜間排尿2回、語義失語、甘い物好き、まじめな性格を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:4、ピックスコア3、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒2錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1週間後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+5)、近時記憶6/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.3,TCL183,TG162,Hb10.3,Zn60以外異状なし。VitB1=62,VitB12=895,葉酸=2.7。亜鉛欠乏症にノベルジン25mgを開始した。
​治療のポイント​
​1.フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒による認知症治療​
フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は軽度認知障害(MCI)の状態で投与すると認知機能改善および認知症発症予防に有効です。フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は前頭葉の活性を上げることで前頭側頭葉変性症に伴う脱抑制行為抑制および認知機能改善に有効です。興奮性があり抗認知症薬(ドネペジル/レミニール/リバスタッチ)を投与すべきでない場合に第一選択の選択肢です。

インターネット検索で来院された。既往歴:S45子宮筋腫。佐藤クリニック①マイスリー10mg②テルミサルタン20mg③センノシド12mg④ロカルトロール0.5μg⑤ベザフィブラード400mg⑥ネキシウム20mg⑦マグミット990mg⑧ウルソ300mg⑨マックターゼ⑩ガスモチン15mg⑪葛根湯加川辛物7.5g。忘れ、キャッシュカード詐欺を呈していた。独居。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:0、軽度認知障害(MCI) /アルツハイマー型認知症(ATD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC) として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒2錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+2)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:TCL165,TG96,Hb,Zn55以外異状なし。VitB1=29,VitB12=282,葉酸=5.5。
​治療のポイント​
1.フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒による認知症治療
同上。
​2.プレタール先発品:認知症改善効果​
シロスタゾール製剤の先発医薬品(プレタール)と後発医薬品(シロスタゾール)におけるアルツハイマー型認知症に対する臨床効果の比較すると先発品プレタールのみ認知症改善効果が見られたと報告されています(PLoS One. 2014 Feb 26;9(2):e89516、認知症治療研究会会誌5(1)15-18)。プレタール(変更不可)で処方して頂ければと存じます。プレタールは心不全に伴う両下肢浮腫、頻脈がある場合には25-50mgの少量投与、心不全が悪化したらバイアスピリン100mgなどへの変更が必要です。

筆者の愚書を読んで来院された。既往歴:H14胆嚢摘出術。H1&H24声帯手術。H24心房細動、ペースメーカー。H30両白内障。物忘れを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:0、アルツハイマー型認知症(ATD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患/多発性脳梗塞として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+2)、近時記憶4/6(-1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.8,TG226,Hb12.5,Zn63以外異状なし。VitB1=34,VitB12=419,葉酸=6.9。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR1Capを勧めた。ビタミンB12低下症にメコバラミン0.5mg、亜鉛欠乏症にノベルジン25mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+1)、近時記憶4/6(+-)と更に軽度改善した。
​治療のポイント
1. ビタミンB12低下症 ​​
​2.​亜鉛欠乏症 ​​
亜鉛欠乏症は栄養および薬物補充療法により認知機能改善が見込めます。
​母の日本画展に行ってきました​
11月1日に85歳を迎えましたが、日本画週1回、テニス週2回を習っています。テニスは91歳の父と一緒にやっています。子供として、主治医として、元気に長生きしてくれればと見守っています。本日は日本画展を見に行きがてら片付けを手伝ってきました。

日本画展@長久手市





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Last updated  Jun 18, 2023 04:04:45 PM
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