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2007年05月02日

その時、事実は

テーマ：ママの気持ち(582)

カテゴリ：カテゴリ未分類

先日、銀色夏生さんの日々をつづった文庫本を読んでいたら、こんなことがありました。

『7歳になる自分の子供が、同じクラスの友達の給食費を触った。
その後「千円札が一枚なくなった」と教室中騒ぎになり、自分の子供が責められ、授業が終わったあと先生の尋問にあう。
最初は「知らない」と言っていたがその後「だれかにあげた」というようになった』

銀色さんのお子さんの結果としては、実は犯人は同じクラスの友達（給食費を持ってきた本人)、だったのです。
こっそりポケットに入れたところを別の子が見ていて、それで分かったのでした。
先生があまりしつこく「取ったの?」と疑うので、銀色さんの子供も「知らない」と言い通せなくなってしまったようでした。

銀色さんが、自分の子供を疑って話をし、結果的に「自分の子供を信じきれず、心の傷を作ってしまうところだった」しばらく悔やんでいるところ、同じ親として心に迫るものがありました。
私だったらどうするだろう。考えてしまいました。

「事実と憶測」

というものがあります。

「憶測」に振り回されて、自分で見てもいないのに、クラスの（実際お金を取っていない）生徒を「取った」と言わせた先生のようには、私達親はなりたくないものです。

先生、ひどいよね･･･。

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