おんな鮎釣り師のホームページ

熊野川・花井

母と娘の競演

今年はホームグランドの三重県大内山川で数が上がらず、私に負けず劣らず、アユキチの母は少々ご機嫌斜め。

そこで孝行娘の私は9月10日、母を連れて三重県熊野川へ釣行することにした。

午前六時前不破オトリ店に到着。

「今日は、えらい早いなあ」と、おばちゃん。

三日前に来た時に民宿「大和屋」のご主人に教えてもらった花井へ行こうと思っていたため、早目に家を出てきたのである。

花井はここからまだ山を二つ一つ越えなくてはならないがトロ場、荒瀬、チャラ瀬とそろい比較的人も少ないので母にも釣りやすいだろう。

やっとの思いで釣り場に着くと案の定一番乗り。

早々に釣り始めると、十八センチほどの野アユが入れ掛かりになった。

母はと見ると順調に取り込んでいる様子でニコニコ顔。

十匹ほど釣ったあたりから型が小さくなってきたので少し上のトロ場へ移動した。

腰まで入り、スーっとオトリを送ってやるとグングンと深みに入って行く。

ゴツゴツとした感触が手元に伝わってくると同時に目印が走る。

慎重に抜くと丸々太った22センチのアユが背掛かりで空中を舞った。

タモに収まったアユを見て思わずニンマリ。

五匹追加したところで両側を釣り人に挟まれたため昼食にした。

食事を終えると次はトイレに行きたくなるが、釣り好きの女性にとってトイレと着替えは苦労の種。

この時期草むらに入るのもマムシがいたりして危険。

そこで私が利用しているのが、美容院で毛染めの時に使う黒いケープである。

背中の部分を半分ほど縫い、すっぽりかぶるとひざ下まである。

手の出し入れも容易にでき防水にもなっているので大変便利。

女性釣師にはお薦めの一品です。

さて昼からは風が吹きだしだし、あっちで2匹こちらで3匹とつり歩き、二人で52匹の釣果を得ることができた





© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: