漫画家・写真家玉地俊雄紫煙のゆらぎ

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2009.01.31

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手塚治虫カレンダー

　　　　　　　　　　　　　　　手塚治虫伝　２６・　手塚治虫カレンダー

１月ももう終わる。
１月やＥＮＤの道への１哩塚。

１ヶ月ユリアティハウスに滞在し、チョコルダ大王がＯＫと発言し、
息子２人が異論を唱えず、次男が大王と僕のツーショットを撮影して、
僕はウブドでトリインフルエンザの前に為すべき事を仕終えた。

潮目は変わった。

アトリエに帰ってくると手塚治虫カレンダーが待っている。

手塚治虫先生がご存命なら８０才になる。
とうとう、僕が社団法人日本漫画家協会関西支部長職を引き受ける代わりに、
玉ちゃんの為の人寄せパンダにやって来るとの約束は、手塚遅虫になってしまって久しい。
阪神淡路大震災の時なんぞは、
泊り込みでカキカキする色紙の５枚ぐらいは貰えたかも知れない。

還暦前の他界は信じられなかった。

１９６７年から１９８８年の間よくこんな玉ちゃんと付き合ってくれたものだ。

手塚さんと２０才年が離れていた僕も体がボロになってきた。
手塚さんが３９才の時僕が１９才だったが、
初見の僕の事を３０才ぐらいだと勘違いしていたと後で聞いた。

手塚治虫先生と会えなくなってもうすでに２０年が過ぎてしまった。

僕の明日の目覚めはあるだろうか。

でも、とりあえず明日になったら１月のカレンダーを取り去ろう。
来月の２８日が過ぎたら、２月のカレンダーを取り去りたいものだ。

其の翌月の事は考えず、まず、明日になったら１月のカレンダーを取り去ろう。

人生は短い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玉地俊雄

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