漫画家・写真家玉地俊雄紫煙のゆらぎ

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2009.03.18

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すしまる　Ｅ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紫煙のゆらぎ・　すしまるの日々　５

すしまるは猫である。

ネコではあるが自分の事を猫であるという認識は無く、我が家の人間ドモと同列、
あるいは順列の中間に位置していると考えて行動しているフシがある。

猫は首の下をくすぐると喜ぶというのは本当だろうか。

バリ島テガランタンの僕の名づけたタマは、
首の下をくすぐっても嫌がるばかりで、だいいち抱かれるのを極端に嫌がり、
僕を見つけると避けて通るというまるで野良猫のようである。

カイテクレと要求し、首の下や首の後ろ、はたまた耳の下まで押し付けてくる。

面白いのはカキカキしていると自然にすしまるの足が、
さも物足らなさそうに小刻みに自分でも掻こうとするさまが素適である。

僕は猫派である。

社団法人日本漫画家協会会員・参与

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玉地俊雄

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