漫画家・写真家玉地俊雄紫煙のゆらぎ

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2016.01.24

　　手塚治虫玉地俊雄　・　故手塚治虫の亡き妹手塚奈美子のまんが作品

故手塚治虫の亡き妹手塚奈美子のまんが作品が存在する事を知る人はほとんどまったく居ない。
兄妹で漫画家になっていたらどんな世界が待っていただろう。

大坂ときをさんは　手塚奈美子　さんのまんがを讃える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　兄貴と違ごてな
　　　　　　　　　　　　　ごっつやさしいまんが描きよんねん

手塚奈美子。
彼女も漫画家になっていたら。

アイディアもいいしタッチも兄貴譲りで、
このまま手塚奈美子もマンガの道にすすんでいたら神様が２人になったかも知れない。

大坂ときをさん

あたればビルが建つ。
外れれば紙ゴミの山となる。

銭湯には湯が膝までしか無い時代だったそうだ。
売れないまんがの理想にしがみ付いておちぶれてゆくよりもっと儲かる道がある。

出版をなりわいとするなら恥も外聞も捨て身を堕としてエロ出版社になるしか無いのだ。
近畿圏内の古本屋から戦前に発行された

デカメロン・猟奇・桃色草子・や宮武骸骨などをベースにして雑誌を発行する。
挿絵と編集全て個人作業で表紙もデザイン風にした。

雑誌名は　　

このネーミングはミステリアスであった。

女房の怪・鳥羽相乗と春画・グロテスク千一夜と内容はイヤハヤあきれ果ててしまう。
ただ、亡くなった手塚治虫の妹の奈美子作のまんがを掲載していたのが救いだった。

後年手塚治虫に妹はその後まんがを描いているのか聞いてみたがあれっきりらしい。
だから、

人魚はヌヨウヤ年にバカ売れし同年に　新宝島　が育英出版から発売される。

つづく

公益社団法人日本漫画家協会会員

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玉地俊雄

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