ばみの乱読日記 と猫雑貨。

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けんちゃん4184@ こんばんわ バラエティ番組が気になっただけでなので…
Oct 16, 2007
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カテゴリ: 本のこと

「わだしは小説を書くことが、あんなにおっかないことだとは思ってもみなかった。あの多喜二が小説書いて殺されるなんて…」明治初頭、十七歳で結婚。小樽湾の岸壁に立つ小さなパン屋を営み、病弱の夫を支え、六人の子を育てた母セキ。貧しくとも明るかった小林家に暗い影がさしたのは、次男多喜二の反戦小説『蟹工船』が大きな評判になってからだ。大らかな心で、多喜二の「理想」を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描き切った、感動の長編小説。三浦文学の集大成。

昨日に引き続き 三浦綾子 です。
実はこっちのほうを先に読んだのですが、レーシックの関係で
前後してしまいました。ぽっ

昨日の“裁きの家”よりこっちのほうが 何倍も好き です。
1人称で書かれているけれど、読みやすいし
とても温かみ
昨日も書きましたがこの著者の場合上からものを言われているような
言ってる事が崇高すぎて ヒネているワタシには
鼻につくようなことが多々あるのですが
この本は違いました。

本当に 小林多喜二の母 がこんな素朴な方だったかどうかは
別としても(取材をして書いたそうなので本当に近いかもしれませんが)
“清貧”という言葉をふと思い出すような
心温まる話、でした。
途中までは。

小林多喜二を題材にしているため、やはり“その日”は
つらく悲しいことになってしまいます。

と悲しみにのみ打ちひしがれる母親像は
頼りなくあり、哀しくもあり。
無学で素朴だからこそ戦うなんて思いもせずに
ただただ、悲しんでいるところが ある意味うらやましくもあり。

この本全体は小説としても面白く、また小林多喜二の

大変よかったのですが“あとがき”に大変残念な表記がありました。

小林多喜二の母は“キリスト教の洗礼を受けている”といわれたため
興味を持って小説にしたが、途中で実は
洗礼は受けていないと知って興味を失った 、と著者が書いています。
キリスト教徒でなければ 書く題材にする価値がない ってことですか?
たとえ洗礼を受けていようと受けていなかろうと
その 人生や人柄に変わりはない のでは?
本当の宗教ってどんな人をも包み込むようなものなのでは?
本当の宗教って相手が何を信じていようが関係なく
その人の本質を見ることのできる 許容範囲の広い ものなのでは?

ワタシは宗教を持っていませんがその理由のひとつに
どの宗教も ウチの神様のみが神様! っていう 押し付けがましさ があるから。
他人がどの神様を信じていようが それもいいよね って
許容できるのであれば戦争も少なくなるんじゃないかな。

そもそもキリスト教って出来たときから争いや
戦争の歴史の繰りかえしみたいだし。

その点、日本古来の よろずの神様 っていう考え方、
ワタシは好きです。
おおらかで。

本はよかったのに、あとがきでガッカリでした。











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Last updated  Oct 17, 2011 10:50:50 AM コメントを書く
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