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北海道、旭川。浜野清美は母子家庭に育った。いじめにあい、大人への不信も募るなか、友達の事故死を目撃したのを黙っていたことや、母の愛人から弄ばれたことなどから清美は暗く無口な子となってゆく。だが、出生の秘密とともに知った信仰心篤い叔母の自分に対する深い愛情、そして一人の少年との出会いにより、いつしか心の中に明るい光がともってゆく。…不遇な少女が、信仰に目覚め、23歳で洗礼を受けるまでの心の軌跡を綴った、三浦文学の名作。
最初から最後まで洗礼を受ける主人公が
牧師に対して告白する1人称で語られていて
少女時代の不幸などのあたりはこの後どうなるんだろう?と
ぐんぐん読めてしまうのですが
初恋の人の登場あたりから ぐんと説教臭く
現実はなれ
して行き興ざめ。
三浦作品の恋愛が絡む作品はどれもそうなのですが
男も女もまじめで 奇麗事過ぎる
んです。
いまどき小学生だってこんなにうぶじゃあありません。
そもそも大学生男子が高校生のときに好きだった女の子のことを
都会の大学に進学した後も2年半も思い続け、
(しかも手紙1つ書かずに)
手紙の代わりに聖書を送るなんて不自然きわまりなく。
不自然
と言えば主人公は母が水商売していた頃
知り合った妻子持ちの男の子供なワケだけれど
この男の妹が 「兄の罪を償うために」自分は一生独身を通す
と
決心する、これも理解できず。
コルベ神父の様な 直接的な自己犠牲
であれば
誰でも理解できるし尊いとも思うでしょうが
この場合は当人としてみたって当人の母としてみたって
男の妹(関係ないし)が責任とって(関係ないのにナゼ?)
生涯独身?は?いえ、結構ですけど・・。
って感じませんでしょうかね?
街の中で「あなたの幸せをお祈りさせてください」って
言われるくらい
のーさんきゅーな事だと思われるんですが?
このあたりもクリスチャンなら理解できるんでしょうか?
読ませる力は流石三浦作品。
興ざめさせられるのもやっぱり三浦作品。
何度か書いたと思いますがクリスチャンものでは
遠藤周作や曽野綾子の方が何倍も泥臭く親しみの持てる
神や人間が描かれていて好きです。
所詮汚れたワタシに美しすぎるお話は不釣合いなのさ~。
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