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ススキノのクラブ「ユリアンヌ」に時折現れる謎めいたプロモーター白井。彼が一人で飲んでいる夜に限って、店に白井宛の電話がかかってくる。ママにとっては妙に気になる客であった。一方、浅見光彦が捜索を依頼された失踪人・戸田は、その白井の身辺を探っていた。戸田が残した不可解な盗聴テープに興味を惹かれ、浅見は札幌へ飛ぶ。次第に姿を曝す北海道開発の巨大な黒い利権、タブーに近付く浅見光彦にも危機が。
浅見光彦シリーズ68作目。(らしい。)
公式ページによると現在100作まででているようなので
真ん中よりやや新目の作品のようです。
上下巻に分かれていますが この内容なら1冊にして欲しかった。
まぁいつもの”ご当地”モノよりは ちゃんと表題の
札幌が舞台となっている
のでその点は合格。
ひどいご当地モノになると表題の地名なんかさわりで出てくる
だけですもんね。
殺人の動機などはまぁ説明されてはいるものの
納得するにはちょっと・・。
”黒い利権”に立ち向かうにしたって中途半端。
このあたりの登場人物(なぞの老人や後になって出てくるその息子の高級官僚)
たちが 何をしたいのかちっともわからず
だらだらと状況説明している会話文、退屈でした。
いつも思うのですが
大きな
不正をテーマとして取り扱うには浅見シリーズでは軽すぎて消化不良
なんですよね。
社会問題は手を出さずにもっとミステリならではの面白い本を
期待しているのですが。
結構食傷気味なのに、 思い出したころ読みたくなる
浅見シリーズでした☆
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