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紹介文
激動の時代の裏側、そこにいたのは希代の詐欺師――。
革命という情熱にうなされる怪男児-。広大な大陸と海原を貫き、歴史の時を刻もうとした、疾走する情熱、凄絶な正体。明治時代末期の中国・日本を舞台に繰り広げられる波瀾万丈のドラマ。第19回横溝正史賞正賞受賞作
【中古】文庫 T.R.Y.【10P26Aug11】【画】
表紙に 織田祐二
がばーんと出てまして。
題が『T.R.Y.』と、これまたハイカラだ。
ってことで勝手に『踊る大捜査線』みたいな刑事モノか?というイメージで
読み始めましたがなんと時代は辛亥革命前の上海。
最近 上海づいてます。
・・・なんだか凄腕の詐欺師、の割には 勝率低すぎはしませんか?
って
感じもしなくはないですが当時の中国のなんでもアリの (今もか?)
怪しげな秘密結社やらやくざやら革命家やらそれぞれの思惑が
入り乱れ主人公もなんとなく巻き込まれていくのが面白かったデス。
ただ、主人公を狙う刺客のキムに拾われて上海から日本に帰ってくる
売春婦のさおりの存在がいまいち。
そりゃー日本にはつれてきてもらったけど自分を虫けらのように扱う上に
心の中ではいつ殺そうか、とまで思われてるってゆーのに
一途にキムに尽くすんだよねー。
時代が時代とはいえ・・・なんで?
歴史には転機、というべき時があるように思いますが激動の明治、解説にあった
『明治という時代は、暗いようでいて、実際は能天気な明るい時代だったように思うのです』
というのは意を得ているような気がしました。
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