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昨年の9月14日の午後のことでした。そこは、ときどき立ち寄る、とてもアットホームなブックカフェ。「よかった、よかった。菅さんが勝ったよ!」と、中年の主婦が入ってきました。この女性とは、このブックカフェで話をすることが、これまでに何度かありました。わたしは、女性のあまりもの喜びように、「あの脳ナシの、目立ちたがり屋が総理になると日本は不幸に・・・」と、言ってしまいました。それ以来、この女性と顔を合わすことがあっても挨拶すらしなくなりました。このとき、『菅さんの能力は?』と質問してもこの女性は答えられなかったでしょう。間接的にですがこのような人たちが前回の衆院選挙で民主党を勝利させ、危機管理能力が微塵も感じられない現政権を作ってしまったのではないでしょうか?長い間、ブログを休んでいましたが、これから、ゆっくりとしたペースで更新させていただきます。きょうの1冊は、洋書絵本ではありません。わたしの大好きな絵本で、村人を助けたタヌキの話です。今の日本に救世主はいないのでしょうか?ごろはちだいみょうじん作 中川正文絵 梶山俊夫1969年1月 福音館書店サイズ:B5 P.27 ハードカバー弁天さんのはずれの森にごろはち、というタヌキがいました。ごろはちは、婚礼祝い帰りの、ほろ酔い気分の村人から、手土産を奪ったり、それは、それは、いたずらが大好きでした。村人たちは、いたずらをされたくないので、ごろはち大明神と奉っていました。ある日、村はずれで大騒ぎがはじまりました。多くの人たちが道のようなものを造っているのです。やがて、その道のようなところに二本の鉄棒がひかれます。村人たちは「鉄道いうもんがついて、汽車が通るらしい」と、口々に話しています。寒い日、朝早くから花火があがり、多くの村人が集まってきました。汽車が来るというのです。首を長くして待っていたら、遠くから汽車がやってきました。しかし、汽車を始めて見る村人たちは信じられません。「なんや、煙はいとる、へんてこりんなものや!」「かぶとむしの、おばけみたいなもの・・・」「ごろはちに騙されとるのや!」「もう、おまえさんには騙されん!」多くの村人たちは線路に飛び出してきました。駅長が止めても村人たちは聞きません。この様子を藪の中から見ていたごろはち、「わるさしとるのやない」と走ってくる汽車の前に立ちはだかります。機関士はびっくりして汽車を止めようとしますが、間に合いませんでした。「おまはんら、このタヌキのおかげで、命拾いしたんやぞ」駅長が冷や汗を拭きながら村人たちに言いました。
2011.04.11
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