白い猫ちゃんと一緒に災難。一。 | しろねこのさんぽ

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大きくなったね、ごろりんしゃん♪

Profile

つれりん

初めは2005年までの16年間ふたりで暮らした猫・つれみの思い出を綴ろうと思って始めました、2006年6月にシノ・ミホ親子と家族になりました、2014年5月にはなをと家族になりました、2018年8月にミキと家族になりました。2020年10月にあにと家族になりました。2021年11月にてると家族になりました。時たまフルート教室のことも書くかもしれないけれど、、ほぼ猫日記。(時々愚痴も)

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2006.08.11

最近眠たい。

昨日の昼だったか、珈琲を入れようと湯を沸かしていて、そのまま忘れてた。
夫が息子に2億円の小遣いをやったというので、大喧嘩。
『あんた、バッカじゃないのォ～！』と怒鳴り散らした途端、自分の声に驚き、

目が覚めた。

ハッと気付いて、湯を見に行ったら半分以下に減っていた。
あ～、良かった残ってて。
そういえば、こんな事が以前にも・・・

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

つれみと住んでいた頃。

私の父は畑仕事が大好き。いろんな野菜を無農薬で、見事に作る。
キャベツも何でもスーパーで並んでいるものみたいに美しい、しかも、無農薬。

そんな父からの伝言で『枝豆を収穫したけん、玄関に置いとるけん』
ありがとう～と言って、その夜中に帰宅し、玄関を開けると、『で～～～～ん！！』

枝豆の木（というのか？）が狭い玄関一杯に座って、おかえり、をしていた。

つれみは、木が大きすぎてこちらに来られず不貞寝。
う・・と、しばらく行動が止まったけれど、気を取り直して、夜中に玄関で豆むしりをした。

さっさと済ませておきたくなったので、24時過ぎた頃から茹で始めた。
大きな鍋でガンガン茹でた。
30分ほどで茹で上がるのかな、これだけあったらしばらく枝豆食べ放題だな、なんて思いながら気分良く、ソファの上で寝てしまった。

目を開けているのに、全てが灰色、何で・・？
ソファの下の床では、つれみはまだ不貞寝の続き（に見えた）。

と、台所を見たらば、グレーの先のガステーブル上の玉虫色と黒と赤が混じったような色の鍋から、ガンガン、灰色の粉が放出されている（ように見える）。
メガネをかけて見てみても、部屋の中がよく見えない。
見えないだけでなく、何だかどうにも息苦しい。

時計は、3時すぎ。
私は3時間ほど枝豆を茹でていたのかしら・・

ボウボウと灰を噴出している鍋に近付き、火を止める。
つれみを抱えて、ベランダに出る。

グレー一色になった部屋に、どうしても入れず、ベランダで過ごした。

翌朝、恐る恐る、冷めた鍋を覗いたら『豆の形の炭』がこれでもか！という程、出来上がっていた。

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

次の日、とても頭が痛かったので、かかりつけの内科に行った。
先生に昨日の事情を話すと、『それなら近くの脳神経外科に行きなさい』と紹介状を持たされた。
脳神経外科の先生にも事情を話した。

良かったねぇ、あともう少しだけ気付くのが遅れたら、キミ、死んでたよ。

あぁ、トンデモナイ。つれみを巻き添えに枝豆と心中するところだった。
場所が繁華街なだけに、自分一人では済まなかったかもしれない。

脳神経外科の先生は、正しい首の回し方を、私に何度も練習させてくれた。
お陰で、首を回すのは上手くなった。
何の為にそれを教えて下さったのかは、忘れた。

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

つれみは私よりも、低い位置にいたから無事だったのでしょうか。
その後、特に体調不良を訴えるでもなく、深く深く反省した私に付き合ってくれて、
またのほほんと、ふたりを暮らしを続けてくれました。

あの時は、失礼しました・・