モラルに体当たり記

モラルに体当たり記

September 28, 2006
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カテゴリ: 書評
夏もすっかり終わってしまいましたが、
夏の100冊は全く終わる気配を見せません。

あまりに進まないので、本格的にノルマ化することにしました。
1日1冊。でも土日はお休み。
(ていうか、そこで何とか追いつくことになると思われる)

とすると、年間260冊、1ヶ月21~22冊。
・・・ていうか、夏の100冊ってあり得ない設定だな。
普通に5ヶ月かかるじゃん。新潮文庫め!

さて、とにかく(13)『社会学への招待』である。


いやはや、そのへんにあったわりに非常によい本であった。

「そうそう、社会学の魅力ってそこなんだよ!」
ということが、非常に端的に述べられている本である。

私が「そうそう、社会学の魅力ってそこなんだよ!」
と思うことは、以下のようなダイナミズムである。

個人が集まって

社会が形成される

社会はルールを作り出す



最初は個人が集まって社会を作ったのかもしれないが、
こんどは社会の中に人間が生まれるようになる

社会とルールは外部的な束縛にとどまらず、


その社会の価値を内面化した個人が、
その社会とその社会の価値を再生産していく

では個人は社会によって作られたロボットであり、
社会の再生産の単なる歯車なのだろうか?

いえいえ、個人にはそれでもなお自由が存在する

そして、その自由やイレギュラーさから、
社会は単に再生産されるのではなく、
微妙に変容していく(つまり最初に戻る)

それって面白くない?

・・・うーん、言葉足らずで申し訳ないが、
まあ、このようなことを、
より読む者を引き込むような感じで書いてるのが
この本なのである。

社会学にちょっとでも興味を持っている人にはおすすめ。





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Last updated  October 16, 2006 11:03:38 AM
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