全156件 (156件中 151-156件目)
ウイリアム公はまたUSAKOにサインを送りました。ウイリアム公「(USAKOさん!次のボールはよく見て下さい。”ボール”が来るかもしれません。)」USAKOはそのサインにうなずきました。アナウンサー「さあ、サインの交換が終わったようです。さあ、次の球は?」部下(ピッチャー)「たああああああああああああああああああ!!!」シューーーーーーーーーーーー!!!USAKO「たあああああ!!」USAKOはバットをふろうとしましたが……、それを3塁にいたウイリアム公がサインで止めました。それでUSAKOはなんとかバットを引きました。スパン!アナウンサー「おおっと!USAKO選手、よく見ました。間一髪でバットを引きました。さすがUSAKO選手!」解説「……………………。」審判団長「ボールフォア!」部下(ピッチャー)「なんだとおお?」部下(ピッチャー)が思わず審判団長の所へ行きました。くってかかったのです。部下(キャッチャー)も審判団長にくってかかりました。審判団長「なんだ?」アナウンサー「おおっと、選手が審判団長にくってかかっています。ですが、今のはどう見ても”ボール”でしょう?」解説「まったくの”ボール”やね。」ミラー男爵「……………なんだってんだ?これぐらいのことで!」ミラー男爵は「もういい」という感じで審判団長に講義中の選手にサインを送りました。それで選手たちはくってかかるのをやめました。アナウンサー「どうやら選手たちは引いたようです。さあこれで試合再開です![ノーアウト、一・三塁]になりました。最初から大きな山場ができました。」インコ兄者「最初から[ノーアウト、一・三塁]だと?どうしてこうなるんだ?相手は”ヘタクソチーム”なんだぞ?」ミラー男爵「落ち着いてください。[ベースボール]ではこういう事はよくあることです。」インコ兄者「これが落ち着いてられるか?なんとかしろ!」→【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介ならびに用語解説はこちら →【ピュアプリンセスシリーズ】これまでのお話はこちら ネット小説ランキング>異世界FTコミカル部門>「不思議の国のアリスとニセアリス 」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
2009.04.12
コメント(0)
アリス「……………………。」アナウンサー「ウィザード・USAKO選手、よく打ちましたねえ。」解説「まあ、今のはどっちかって言うと”マグレ”に近いけどね。」アナウンサー「そうですか?」解説「基本的に”練習量”が足りてない感じがするね。今のバッティング見てると。そやけど”ウサギ”はもともと運動神経は特良いから。それでなんとかカバーしてる感じやね。さっきのはういう意味からは”よく打った”方とちゃう?」アナウンサー「そうですか。さあ、カウントはフルカウントのまま変わりません。次の球は?」ウイリアム公「(よくやりました、USAKOさん。そうやってタイミングを合わせていってください!そうすればじょじょに打てるようになります。次もストライクゾーンにボールが来ます。)」USAKOはウイリアム公が送ったジェスチャーのサインにうなずきました。アナウンサー「さあ、ピッチャー投げました!」ギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!カキン!!アナウンサー「打ったあ!」ミラー男爵「また打ちやがった!これはもうマグレじゃないぞ!」暗唱ミラー「そうですね!」ミラー男爵「ちくしょう!みんな注意するんだ!」部下(キャッチャー)「(ふう。またカットしてきやがったか?なかなかあなどれないな。よし、次は思い切って”ボール球”をふらせるようにしてやるか?)」キャッチャーは”ボール球”を投げるようにサインを出しました。部下(キャッチャー)「(内角、デットボールコース!に投げろ!)」アナウンサー「おや、今、ピッチャーがキャッチャーのサインにうなずくまでに時間があったようです。しかし、投げるボールは決まったようです。さあ、次の球は?ピッチャー、セットポジションに入ります。」ウイリアム公「ゴクッ!」→【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介ならびに用語解説はこちら →【ピュアプリンセスシリーズ】これまでのお話はこちら ネット小説ランキング>異世界FTコミカル部門>「不思議の国のアリスとニセアリス 」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
2009.04.11
コメント(0)
部下(ピッチャー)「ふう!」アリス「……………………。」ウイリアム公「おしい!切れた!USAKOさん!ボールをもっとよく見てください!!次は打てますから!!」部下(ピッチャー)「……………………。」その時、ニセアリスは……、ニセアリス「おい!”ランナーコーチ”に誰か行くんだ!アンタ、ファースト側に行ってくれ!」そう言ってニセアリスはベンチにいたジャワジャワ族の若者を指さしました。そして……、ニセアリス「”ウサギ”が帰って来たら3塁側のランナーコーチに行ってもらう!」アリス「……………………。」さらに、ニセアリス「そこの”食料”!」ニセアリスはシューズで黄色い鶏の騎士を指しました。ニセアリス「オマエは”伝令”!いつでも行けるように待機してろ!」黄色い鶏の騎士「ピピッ!!」ニセアリスの指示を受けてジャワジャワ族の若者がファースト側のランナーコーチに向かいました。アナウンサー「おっと、プリンセス・アリス様のチーム、遅ればせながらランナーコーチを出して来ました。ファースト側に向かうのは……、スタメンによりますと”ジャワジャワ族の若者”となっていますねえ。」解説「”ジャワジャワ族”?聞いたことあらへんなあ。辺境に住んでる部族かな?」アナウンサー「私ももうアナウンサー歴は5年になりますが、公式試合では聞いた事はないですね。さあ、そのジャワジャワ族の若者がファースト側に着きました。」ニセアリスはまた深々とベンチに腰を落としました。ニセアリス「……………………。」審判団長「ツーストライク、スリーボール!」アナウンサー「試合再開です!さあ、フルカウントとなりました。」ウイリアム公はまたUSAKOにサインを送りました。ウイリアム公「(USAKOさん!次はまたストライクが来ます!がんばってボールに合わせてバットをふってください!)」USAKOはうなづきました。部下(ピッチャー)「たあああああああああああああああ!!!!」相手ピッチャーはストライクゾーン目がけてボールを投げました。ギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!それに合わせてUSAKOはなんとかバットをふります。カキン!アナウンサー「おっと、打ちました!」今度もボールはファースト方向に飛んで行きました。そしてわずかに切れました。アナウンサー「これもファールボールです。」ウイリアム公「(USAKOさん、よく打ちました!今のタイミングです!)」→【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介ならびに用語解説はこちら →【ピュアプリンセスシリーズ】これまでのお話はこちら ネット小説ランキング>異世界FTコミカル部門>「不思議の国のアリスとニセアリス 」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
2009.04.10
コメント(0)
審判団長「ワンストライク!ツーボール!」ウイリアム公「(ダメか?!)」部下(キャッチャー)「(あのボールに手を出して来たか?なかなかやるな。ではまた一球外してやるか。)」部下のキャッチャーはピッチャーにサインを送りました。アナウンサー「さあ、ピッチャーがサインにうなづきました!」ザッ!部下(ピッチャー)「たあああああああああああああ!!!!」アナウンサー「ああ!!これはまたしても!!」ウイリアム公「内角のデットボールコースの球だ!」ギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!USAKO「ううう!!!」ズパン!審判団長「ボールスリー!ワンストライク!スリーボール!」ウイリアム公「USAKOさん!」ウイリアム公は心配してまた耳でサインを送りました。ウイリアム公「(USAKOさん、次は高い確率でストライクが来ます。)」USAKOはそのサインにうなづきました。ザッ!部下(ピッチャー)「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」アナウンサー「さあ、ピッチャー投げました!」ギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!USAKOはボールに合わせてなんとかバットを振りました。カキン!アナウンサー「おっと!ウィザード・USAKO選手、打ちました!!」なんとかバットに当たりました。それはファースト方向に飛びました。ミラー男爵「打ちやがったか?!!」アナウンサー「ファールボールです。」→【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介ならびに用語解説はこちら →【ピュアプリンセスシリーズ】これまでのお話はこちら ネット小説ランキング>異世界FTコミカル部門>「不思議の国のアリスとニセアリス 」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
2009.04.09
コメント(0)
アリス「ああああ!!」ズバン!USAKOの懐にスピードのあるボールが入りました。アナウンサー「おおっと、これは危ない!!」解説「なんてことするんやろ?危ないなあ。これは”フェアプレイ”とは言いがたい。」アナウンサー「ウィザード・USAKO選手、今ので驚いているようです。」ウイリアム公「なんてことするんだUSAKOさんに?!」ウイリアム公は激しい怒りを表しました。アナウンサー「しかし……、今のは”ボール”です!」解説「最初からデットボールを狙ったコースやったね。」部下(キャッチャー)「(くくく!もう一球!ビビらせてやるんだ!)」部下(ピッチャー)「(よし!わかった!)ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ズワーーーーーーーーーーーー!!!USAKO「うう!!」ズパン!今度はUSAKOは叫びませんでしたが……、バットをにぎった手に汗をかいていました。審判団長「”ボールツー”!」ウイリアム公「(マズい!これはよくある手だ!)」部下(キャッチャー)「(くくく!次はど真ん中行くぜ!これだけビビらせとけば次のストライクは手が出せない!!)」ウイリアム公「(マズイ!次はかならずストライクが来るぞ!なんとかその事をUSAKOさんに伝えなくては!ああ、サインを決めとくんだった!)」すると……、ウイリアム公は思いつきました。自分の耳を器用に曲げてウィザード・USAKOにジェスチャーを送りました。これは”ウサギ”にしかわからないジェスチャーです。USAKO「(は?これは?)」ウイリアム公「(次は必ずストライクが来ます!)」USAKOは今一度バットを握りしめました。そして次のボールを待ちました。部下(キャッチャー)「(ど真ん中だ!)」部下(ピッチャー)「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」USAKOはバットを振りました!!スパン!しかし……、バッターを振ったものの……、当たりませんでした。→【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介ならびに用語解説はこちら →【ピュアプリンセスシリーズ】これまでのお話はこちら ネット小説ランキング>異世界FTコミカル部門>「不思議の国のアリスとニセアリス 」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
2009.04.08
コメント(0)
ウィザード・USAKOはバットをにぎりしめました。しかしこのような”バット”という物が自分になじまない事は知っていました。USAKOがいつも持っている魔法のステッキと比べましてもバットには違和感がありました。重くて大きくて、とてもUSAKOには扱いきれません。それでもUSAKOはみんなの為に文句を言うことなくバットをにぎったのです。USAKO「……………………。」アリス「USAKOさん……。」USAKOはベンチから出て行きました。 観客「うおーーーーーーーーーーーーー!!!」そこにはやはり”別世界”が待っていました。その迫力、いつも冷静なウィザード・USAKOでもこの多くの歓声には驚くほかありませんでした。しかしUSAKOはがんばって自分を見失わないように気力を持ち続けました。アナウンサー「さあ、次のバッターが出て来ました。ゆっくりとバッターボックスに向かいます。」観客「うわーーーーーーーーーーーーー!!!また”うさぎ”か?」観客「いいぞ!やれーーーーー!”うさぎ”のど根性みせたれ!」アナウンサー「なにかよくわらない声援が飛んでいます。」部下(ピッチャー)「またウサギが出て来やがった…。」アナウンサー「さあ、スタメンにまたまた変更がありました。2番は[セカンド]のウィザード・USAKOさんです。」観客「いけえ!ピンクのネエちゃん!一発かましたれ!!」アナウンサー「ウィザード・USAKO選手の毛並みは薄いピンク色です。」USAKO「……………………。」アリス「……………………。」しかしさすがのUSAKOも少々ブルっているようでした。USAKO「……………………。」アナウンサー「さあ、バッターボックスに入りました。バットをかまえます。おっと、3塁にいますウイリアム公が心配そうな表情でウィザード・USAKO選手を見ています。」アリス「……………………。」部下(キャッチャー)「(くくく……、ちょっとビビっているようだな。よし!!内角デットボールすれすれの球を投げるんだ!)」アナウンサー「ピッチャーがキャッチャーからのサインにうなづきました。さあ、注目の第1球は?!」部下(ピッチャー)「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」アナウンサー「あああ!これは?」USAKO「きゃあああああああああああああああ!!!」ウイリアム公「USAKOさん!!!」→【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介ならびに用語解説はこちら →【ピュアプリンセスシリーズ】これまでのお話はこちら ネット小説ランキング>異世界FTコミカル部門>「不思議の国のアリスとニセアリス 」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
2009.04.07
コメント(0)
全156件 (156件中 151-156件目)