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ネルソンレイクス7日目の朝。
今日も朝はとってもいいお天気です。
ニュージーランドでは朝は晴れて午後から雨が降り出す
といったパターンのようです。
10:00 Sabine Hut 出発。
また朝からサンドフライと戦っていると
早く出発する予定がこんな時間になってしまいました。
あの家族は朝からテンションも高く、
とっても元気に「さよなら」を言うと
飛び跳ねるように 山を駆け上って行ってしまいました。
私も負けじと元気に「さよなら」を言うと、
最後にサンドフライを追い払いHutを後にしました。
今日歩くトラックは最近出来たばかり(当時)のトラックのようで、
ガイドブックに道筋は載っているのですが、
どんな道かという事が書かれていません。
Spergrass Track という名前が付いているので、
きっと素晴らしいトラックなのでしょう。
ちょっと期待しながら歩いていると
だんだん見えて来ました。
緑の光り輝く山一面のコケ!

思っていた以上にとっても素敵な道が作られていました!
この苔生した上を歩くようにトラックが作られているのです。
本当にこの上を歩いていいの?と思いながら、
そ~っと一歩足を踏み入れてビックリ!
フッカフカ~!
高級ホテルのロビーのじゅうたんの上を歩いているようです。

( ニュージーランドの天然の超高級じゅうたん )
どうやらコケの下は土ではなく枯れた木や枝などが重なり合い、
積み重なっているその上をコケが覆っているようです。
歩くと怖いくらい足が沈むのですが、
しっかりとコケが張り巡らされているため
足を踏み外す事はありませんでした。
フワフワと宙を歩いているような感触です。
まだあまり人の通った気配は見られませんでした。
山の中一面コケに覆われていて道は作られていません。
ただ気に付けられたマークだけを頼りに歩かなくてはいけないので、
地図を持たない私はまた少しここで不安を覚えました。
マークを見失わないように緊張し、
足を踏み外しはしないかとちょっとビクビクしながら、
先を急ぎました。
‘コケのじゅうたんの道’はずっとフラットで楽に歩けたのですが、
道はどんどん山の上へと登って行きます。
お天気もどんどん悪くなっていきまた雨が降り出しました。
雨に濡れながら一気に300mほど上ったところで
フラットな草原に出ます。
時計は18:00を回っています。
激しい雨に薄暗くなった中ひたすらHutを目指して歩くのですが、
草原と所々に林が見られるだけで建物らしきものは見当たりません。
疲れもかなり出てきたのか
なかなか思うように足が動いてくれない・・・
目の前に見える林を抜けてもまだHutが見当たらなければ
その辺でキャンプする事に決めました。
薄暗い林を抜けると・・・?!
ありました!目の前にHutらしきものが!

( Speargrass Hut )
19:00 Speargrass Hut ( 8 bunks ? )到着。
とっても小さくどうやらトランパーではなく
ハンターが利用するHutのようです。

( Hut 入り口 )
入り口は雪や雨を避けるためか奥まっているのですが、
大丈夫なの?と思うくらい簡単に
薄っぺらいベニヤ板とアルミ板で作られています。
何だか学芸会のセットのようです♪
私は疲れも限界に達していたのですが、
入り口に荷物を置くとHutから少し離れた
小川の直ぐ脇に テントを張りました。
Hutには薪ストーブと小さなテーブルが一つに
小さな窓が一つ。
それに水道の無いシンクがあるだけ。
川で水を汲んできて簡単に夕食を済ませて
誰もいなかったのでHutの中で休んでいました。
すると、
20:00を過ぎた頃、
若者 二人のハンターがやってきました。
彼らは外に張ってあったテントを見たのか私に
「今日はもう誰も来ないと思うよ。
雨も降って寒いだろうからHutで寝ても大丈夫だよ。」と
(レンジャーが来ないと言う事を言っているのか)
優しく心配そうに言ってくれました。
私は彼らの言葉に甘え、
そそくさとテントに戻り寝袋を抱えてHutへ。
私は寝台の上段で寝る事にしました。
彼らは小さな鹿を捕ってきたようで、
夕食の準備をしていました。
鹿を捌くなんてとてもじゃないけど見てられないので、
私は寝る事に。
即効で爆睡してしまったようです。
( 「ネルソンレイクス 9 」へ続く )
ネルソンレイクス 9 2007.11.07
ネルソンレイクス 7 2007.10.31
ネルソンレイクス 6 2007.10.22