人生やだとはいえない by やだもん

人生やだとはいえない by やだもん

How to learn a new l


「文明とは伝達である」というのは、今日、本にでてきた一節。自分で読んでる本じゃないんですが。毎週2回、同じ大学の子とlanguage exchangeをしていて、彼に貸してる本です。他の人はどうやってexchangeしてるか知らないけど、私たちはお互い本を読んで、わかんないとこを教えてもらうっていうのをメインにしているのですよ。もちろん普通に話もするけど、そんないっつも話題がないかもしれないし、二人とも読書がすきなのでうまくいってます。

そういうわけで、伝達、するための語学を私はやってるわけです。でも、私はご存知のとおり(汗)、伝達が下手で、母国語の日本語でも説明が下手で、家族や友人に責められっぱなしです。英語は6歳かな、から使ってはないけど、身近にあったうえに、6年も学校で使ってるけど、ま、日本語が下手なように、英語も下手で、いまだに活用をまちがえて、自分で「あ、まちがえたー」と思うこともしばしば。そんな私はそれでもめげず、フランス語を習得中です。

始めたのは2002年の夏に大学のインテンシブコースをとったとき。2ヶ月、週に4日、朝の3時間、でした。そのあと何もせず、2002年から友達とlanguage exchangeをカフェでやってる、っていうのを聞きつけていくことにしました。週に1回、日本語・英語・フランス語を使いたい人が集まってやる、っていうグループ。10人弱くらい毎週来てました。いいきっかけにはなったけど、集まるケベック人は日本のアニメなんかが好きっていうおたく系の人で、とってもいい人たちだったけど、でも、うーん、ってかんじ(わかるかな、no offenseですよ)。友達は春に日本に帰ってしまったので、今年度は一回も行ってない。

そのグループに行き始めたころ、個人で教えてくれる先生を見つけて、週に2回くらいレッスンをもってもらった。でも、なんだか値上がりしたし、先生はちょっと暗めの人だったので、あまり楽しくなかった。私自身がおしゃべりな人でないので、二人で無口だともりあがらないのだ。

だから新しい先生を見つけて、それが今の先生。先生んちはちょっと遠いけど(30分くらい)、安いし、なにしろよくしゃべる。明るい。もうすぐ1歳になるあかちゃんがいて、彼もとっても楽しい。だんなさんは日本に興味があって(このまえコナンを読んでた。彼もひそかにおたく系か。)、日本語を自分で勉強している。先生も昔、MUJI(無印良品)で働いていたらしく、料理とかいろいろ日本のことに興味がある様子。そして、全然英語をしゃべれない。単語は知ってるけど。だから、私にはばっちり。

最初の先生はケベック人、あとの二人はどちらもパリの人。ケベックにいながら、フランスのフランス語じゃないといやだ、というsnobbishな野郎(自分のこと)なのだ。わはは。でも、これからケベックに住むつもりじゃないから、そのほうがプラクティカルかな、なんて、言い訳さ。

モントリオールはケベックというフランス語圏にあるけど、ダウンタウンに住んでるし、英語の大学に行ってるから、はっきりいってフランス語なんて必要ゼロ。必要ゼロ、ということは使う機会がない。店員さんも英語しゃべるし。そして、英語をしゃべれない、わからない、という経験がはっきりいってないので(最初にアメリカにいった中2のときも他の子の通訳になってた)、恥ずかしくてもがんばって使う、ということができない、やくたたずのかっこつけ気分が余計邪魔をする。それを押しのけてがんばって店員さんとフランス語でしゃべっても、すぐわからないと思われて(確かにわからないときが多いけど・・・涙)、英語に切り替えられてしまう。

10月から週2回、計4時間のレッスンと、週2回、計6時間以上のlanguage exchangeプラス友達にたまにフランス語で話してもらう、映画を見る、本を読む、でやっと最近上達加減が見えてきた。

友達と話すとき、やっぱり意思疎通をしたいから、英語になってしまう。英語を話さないfrench speakerをはっきりいって先生しかしらない。なーんてうまくいかないんだ。でも、やっとちょっとはできるかな、という自信がついてきたので、日頃の無口加減を取り除いて、積極的に話すようにしてる。

語学習得のポイントは、
1.かっこつけない
2.おしゃべりになる、に尽きる。

これが初めて語学を学んでいる私の結論だ。

ちなみにlanguage exchangeはかなりリスキー。いろいろオンラインでclassifiedがでてるけど、変なアジア人好き、みたいな人が多いし、今の私のパートナーに当たったのはとってもラッキー。彼は漫画おたくでもないし、趣味が合うし(音楽・映画・読書)、まじめ。私もこういうことにはまじめだから、ちょうどいい。彼は今村上春樹の風の音を聴けを読み(私の持ってた本で一番短い)、私はMilan KunderaのL’identiteを読んでいる。どちらもけっこう難しい本だけど、読書好きな二人にはちょうどいいし、興味深い。彼も私も最近とってもスキルがあがってきたように思う。彼は来年東京に交換留学でいく予定。私は夏にフランスに行く予定。東京では日本語があふれてるから、私を必要としないかな・・・。東京でフランス語すぴーかーをどうにか確保しなくちゃ、なんて、今から心配しているやだもんでした。

みなさんはどうやって語学を習得してます/しましたか。

2004.2.2


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