BRASILの独り言

(3)DCブランドに目覚める


ある日ファッション雑誌を一緒にめくっていると、友人の一人が言った。



「私、このXXOOブランドがお気に入りなのー。」



は?「XXOO」ってなあに?「ブランド」とはなにぞや?





恥ずかしながら、今まで何気に見ていたファッション誌に出ているお洋服の数々が 一ランク上の「DCブランド」モノだということを初めて知った私。へえー、雑誌に載っているお洋服というものを ショップで見ることができるんだ!しかもおんなじ物を購入することができるんだ!なんて素敵なのーーー!(こういう無知な田舎モノって私だけだったのですか?)


もうファッションに燃えている私は 詳しい友人たちにせがんで、お店へ連れて行ってもらった。そこは 私がいつも購入していた洋服があるごちゃごちゃと人の多い大通りと違い、ブテイックが立ち並ぶ高級感あふれるシックな道だった。そんな道が存在することさえも知らなかった私。もう うきうきわくわくで、連れられるがままにショップに入ったのだ。
見ると、広々とした店内に 一着一着ハンガーにかけられ、ゆとりを持って吊られている。棚には ぎっしりとではなく、これまたゆとりを持って美しく置かれた服の数々。店員さんもばたばたしていず、品のよいメイクをして、装いもとてもお洒落で素敵。
そして、雑誌に載っていたお洋服がこの店内にあることが ものすごーく感激したのだった。


それからというもの、DCブランドの虜となってしまったのだった・・。



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