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あの子は一体何者なんだ?あの子が目の前に存在しているだけで頭の先からチョコレートのように溶けてくるよはなれてからもさっき見た君の姿がかげのように脳裏に忍び込んで何をしていても私の意識を襲ってくるのだ猛烈な勢いでふくらんだ恋心に押しつぶされそうになり困惑していた私だけど時は全てを解決してくれる気持ちの混乱も湧き出た大量の感情も渦中にいると見えなくなる足元も距離を置いて見られるようになるものだそうしみじみと悟っていたところだったのに方程式どおりにはいかないのが人の心なんだなあ私はもう子どもじゃないしっかりと自分の気持ちを距離をおいて見られる年齢です恋は自分自身にかかっているめがねを通して作り上げる「もうそう」の世界ちゃんと自覚しているのにどうして 会うと固まっていたはずの地盤がこんなにももろく瞬時にどろどろにくずれていくのだろう・・・私の心の平穏をいとも簡単に崩してしまう君あなたは一体何者なんですか?天使だと思っていたけど実は悪魔なんじゃないかとさえ思うよ近くにいると破滅してしまいそうな恐怖さえ感じるのです
2006年08月11日
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大きく大きくふくらんだバルーン許容範囲を超えたボリュームを支えきれず、ほんの小さな衝撃にも破裂寸前私の中で芽生えた「想い」は勝手に細胞分裂して巨大に成長してしまった異常に増殖した「想い」は「もうそう」という名に変わり、バルーンをすごいスピードで膨張させていく会ったら傷つき、はなれたら想いが膨らんでいくのはどうして?君のほんの心無い態度で穴の開いてしまったバルーンは一気に空気を放出一瞬にして「もうそう」は消失して大きく伸びきった残骸が空しく佇む風船の内側と外は全く違う世界だよそんなこと 頭では十分分かっている筈なのに風船の中の都合のよい心地よさに溺れていた私は現実の殺伐さに戸惑うばかりすっかり空気の抜けてしまったバルーンしばらく無残な残骸が横たわっていたけど君の深く悲しい瞳と短く切ない言葉を思い出すたびに再びゆっくりと膨らみ始める頭じゃ分かっているのに心が止まらないあの心地よさに帰りたくて。
2006年07月31日
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いま 一過性の風邪を引いているしかし かなり重症の年久に訪れた強力真性ウイルス神経や涙腺を直撃脳の動きをも侵していく症状に苦しむ私は郊外へドライブ「気分転換」やお笑い番組で爆笑「ごまかし」という名の処方箋で症状を和らげようと試みる快方の兆し見えず、いちかばちか自己免疫の底力にかけてみよう手持ちの氷嚢を備えて私に愛(風邪)はわからない今まで一人よがりの愛でなんとかなっていたからいつも風邪は処方箋を背負ってやってきていたそれに甘え、自己免疫力を高める努力を放棄していただからとつぜん突然真性ウイルスが襲ってきたとき私のないに等しい自己免疫力は作動するはずもない高熱とたたかう中 見えてきたものそれは私の非力さこれだけ生きてきて 身につけたのはほんの少しのことだけ君を支えるには 全然及ばないほどの微量たるものしかし、それがどうだってんだい!!世の中には万能の人だっているけれど、輝くダイヤモンドにも小さな石ころにもそれぞれのよさがあると信じたい地面をしっかり守るため小さな石ころはちゃんとそこにいる君が寂しいとき、いつまでも話を聞いてあげるよ苦しいとき、励ましてあげる前へ進みたいとき、地図を見せてあげる体いっぱいに溢れる愛で 君の幸せを願ってあげるほんのほんの小さなことだけもしかしたら君にとってまったく役に立たないことかもしれないけど、そもそも私は風邪を引いているのだ!自分の風邪を治すことが重要で、君のひいてもいない風邪は 治しようがないもし君が風邪を引いているのなら一緒に治す方法 考えようよ間違っても 君にうつす様なことだけはしたくないこの恋だけは。
2006年07月27日
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愛することで強くなれるそんな人がいるなら 教えて欲しいその方法を君を愛し始めてから私のハッピーな毎日は 180度方向転換しはじめたしっかりと地面を踏みしめていた強い足どりはバランスを失い、スピードは落ち、行き先を見失いそうになる見慣れた青い空、濃く茂った木々、空を行きかう野鳥の明るいさえずり元気を与えてくれていたいつものその景色はとたんに物悲しく映り始めるハイスピードで過ぎていた慌しい毎日が、スローモーションをかけた様に苦痛に歩き始める他に何も考えられず、無口になり、やるべきことが手につかなくなる私のほとんど作動することもない旧型エンジンは 錆びついてガタガタメンテナンスなんてしたこともないのだから突然それを動かそうとしても動くはずがなく、出るのは煙ばかり体中にみなぎっていたパワーが稼動ストップとなるエネルギーを新たに供給できなくなった私の体は ただ消耗するのみゆっくりとゆっくりと貯蔵分を使い果たしていく愛し方を知らない私には愛することで強くなれないただ すり減っていくだけなのだ愛すれば愛するほど すり減っていくのだ
2006年07月26日
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君に恋をしたのかもしれない遠い空の国から舞い降りてきたような穢れがなく 透き通った君君の純粋さに触れる度感動で心が洗われるよ原形をとどめず崩れきった私の心の 汚れに その度にひびが入り 剥がれ落ち、新しく生まれ変わるようだよ君のその黒く濡れた瞳の前で偽りはまんまと正体を暴かれる気取りや見せかけは 嘘っぽさが浮き彫りになる君の前で 化粧や着飾りは 意味を成さない君の前では 裸になるしか術がない違う次元の世界から 何かの間違いでやってきた天使そう、間違いとしか言いようがない君の落ちてきたこの世界は 無意欲と諦めが渦巻いているのだから。君の黒く艶やかな瞳は 段々とグレーに曇っていく神聖なほどに無防備な魂は 混沌たる環境に蝕まれていくのだろうか 戸惑う君を 優しく包んであげたい手を差し伸べて 救い出してあげたいでも それが 逆に他の苦しみを呼ぶ結果になるからできない弱くて不安定な私には 君を幸せにすることなどできるはずないから君は間違った場所にとどまり向かうべき世界への手がかりが閉ざされている清らかさが 広大な汚れの流れに染められていくそれを目前にして私はなす術もなく、ただ立ち止まっている心が引き裂かれるようで 苦しいよ・・・でも もしかしたらそれが 運命の与える 君への試練なのかなそれを乗り越えた時君のガラス細工のように繊細な美しさは強さと自信を身につけ、ますます輝きを増すのだろうか彼の幸せを願うのなら可能な手助けをした後、そっと身を引くべきなのだろう私のできることはそれだけ愛することが出来ない私支えてあげられるほどの力のない私無力な私は誰をも幸せにすることが出来ない誰より君の幸せ願うけど、私には何もできないよ・・・
2006年07月24日
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昨日から四日間、サンパウロでブラジル最大のアニメイベント、『アニメ・フレンズ』が開かれています。私の日本語のテイーンネージャーの生徒はほぼ全員アニメファン。彼らが皆一年間心待ちにしているほどのオタク間でのナンバーワン人気イベントなのです。アニメ、まんがには子供の頃から一度も興味をもったことがないという、思いっきり畑違いの私ですが、生徒達をよりよく理解するために、今回は体験してくることにしました。 生徒達からの情報によると、やはり土日が異常に混雑するとのことなので、平日の木曜にし、チケットも前売りを購入しておくとストレートに入れるとのことなので、きちんと前もって準備しておいた訳です。前準備はok!! んで、子どもと三人、会場に向かったわけですが・・・・・・・・・・・・・・・・・すごい行列!!!!!!!100メートル以上はあった長蛇の列!!アニメ人気の姿を実感いたしました・・・。んで、来ている人たち・・・・当たり前ですが・・・・・・・・・・オタクだわ~。・・・・・・ 面白いもんで、どの国でもアニメ&漫画に惹かれる人って同じようなタイプばっかなんですかねー?大人しげで、野暮ったく、クラスの中でも存在感なさそうな雰囲気。ブラジルに一番多くいそうなケバ色&露出ファッションのお姉ちゃんみたいなのも見事にいないし、モードなお洒落な人なんて皆無。皆リュック背負って、だらっとしたTシャツとパンツ、スニーカー。時にコスプレの人も見かけました。きっと彼らの間では「すげー。」なんでしょうが、私から見たらあちらの世界の人ってかんじで、不気味でしたね。アニメの世界にどっぷり使っていると、そのアニメキャラは格好よく感じるんでしょうが、実世界では格好よくもなんともなくて、ただのいっちゃっている人ですからね。ま、これはアニメイベントなんで、彼らの世界。好きにやっちゃってください~、私のほうが部外者なんでねー。 そして、ダークなファッションな人もかなり多くいました。元の顔がわからないほどにアイラインを濃くいれ、黒リップ、厚底なヘビーなブーツ、チェーンアクセ。顔に傷跡を書いて凄みを出している人もいました。そんな井出達で宙を睨みながら闊歩しているテイーン多数。関係ねえよって顔しながら、実は注目浴びたい、存在見て欲しいっていう気持ち見え見えで、逆にかわいかったりしますね。テイーンはわかりやすくていいわ。 変装によって本当の自分の姿を消し、稀有な能力を持つアニメキャラになりきってあたかも自分が選ばれし者になったかのように陶酔している現実逃避の人々。わっかりやすいわ、ほんと。 さらに、このイベントですごく目を引くのがプラカードを持ち歩く人々。これはこのイベント独特の現象です!!自分の意見やメッセージをプラカードに書いて、頭の高さに掲げながら練り歩くんです。内気で、人々に話しかける勇気のないオタクさんたちが編み出したアイデア。「ooxx(←アニメキャラ)はサイコー。」「ooxx(←アニメキャラ)なんかきらい。」「僕、携帯なくしたんです~!」「僕の漫画買いませんか??」「僕達の友達が行方不明。身長180センチ、目は栗色・・・・」←あんな混雑している会場で、誰かが見つけ出してくれるとは思えないが・・・ さて、イベント会場。イベントはサンパウロのある大学の構内で行われました。地下はフードコートになっていて、ドーナツなどのデザート、ホットドッグやパステル、ハンバーガーなどの軽食が売られていました。私達は焼きそばを食べました。量は少なめで、8へアイスは少し高いかなと思いました。 そのフードコートの横にはアニメグッズを売るテナントが多数入っていて、アニメTシャツ、dvd,フィギュア、キーホルダー、ゲームグッズなどが売られておりました。うちのケンケンはゲームのファイナルファンタジーのチェーンアクセを購入。ナナは「さくらカードキャプター」のプリントの入ったレースふりふりTシャツを購入。 一階にはグッズを売るテナント少々と、軽食のテント少々、メインはゲーム対戦コーナー。二階以上は ポ語訳された漫画販売コーナー、カードゲーム交流コーナー、囲碁コーナー、アニメ上映コーナー(←私がのぞいたときには「ナウシカ」が上映されておりました)などなど。 アニメやまんがにまったく興味のない私は まったく面白くなかったです。うちの子供たちもそれほど興味があるわけではなく、ケンケンはゲームコーナーで時間つぶし、ナナはひたすらうまそうなものを買っては食べてました。(笑)私もすることもないし、持参した本を読んで時間をつぶしましたね。 そうやっているうちに19時になり、その日のメインゲスト、お笑いメタルバンド『MASSACRATION』(マサクレーション)のギグの時間がやってきました。野外ステージの前は若者でいっぱいになり、待つこと30分。ショウが始まりました。このバンドはブラジルMTVの人気グループで、格好と演奏は思いっきりメタル!なんですが、歌っている内容はギャグで内容まったくなし!の歌詞でガンガンヘッドバンキングしながら、歌っちゃうところが受けてるわけです。このメンバーは皆お笑い芸人なんですね。実際、ショーの合い間に追いかけっこしたり、シリアルを観客に投げたり、アフォなことばっかやって、子ども達はすごく喜んでました。このショウが終わると、ほぼ21時。それからまっすぐ家へ帰りました。 結局、アニメイベント・・・・・違う世界を見られたことは収穫で、行ってよかったですが、もう行きたくないですね・・・・。やっぱり自分の興味のないことは面白くない。あのイベントがファッションだとか、映画だとか、アートだったら楽しかったかもーと思っちゃいました。やっぱり私はアニメに興味がないのね。 子ども達もやっぱり マサクレーションのショウが一番よかったといっておりましたね。子ども達にとって初めてのコンサートだったにもかかわらず、ノリノリにのって楽しんでいたんで、今度は違うアーテイストのコンサートに一緒に行きたいと思いました。
2006年07月14日
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ご無沙汰しております。多忙でネットを遠ざかっていましたが、やがて、コンピューターに近づけなくなってしまっていました。あんなにネット世界にどっぷりと使っていた私が こんなネット恐怖症になってしまうとは想像だにしていませんでしたね・・・。皆さんのコメントにレスもつけず、本当に申し訳ないです。すみません。まだ、回復中で いつ復帰できるかわかりません。 あ、実生活では相変わらず多忙ですが、楽しく生きております。ご心配をかけ、どうもすみませんでした。
2006年07月13日
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ご無沙汰してます。実は今年は去年に輪をかけた異常な忙しさで、朝から夜まで働いております。7時半に家を出て、23時帰宅といった毎日。ネットなんて入る余裕、とてもないです!!短期の日本語学習者は数ヶ月で日本へ行ってしまったりして、そのうち授業数も少なくなるとは思うのですが、「出来ないものは出来ない」とはっきりと言うけじめも持たにゃならんなーとひしひしと感じております。 でも、すっごく楽しくてたまらんのですよ~!毎日。引っ越してから、ずいぶん気分が変わって、何もかもが楽しくてたまらない。かつては鬱で苦しんでいた私が、今やプラス思考で考えられるようになったことが何よりも嬉しい!!密かな楽しみの「萌え」クンも数人いるし(←アホ)、鬱の期間はちっともときめかなかったのに、見事な変わりようだ!と自分でもあきれ果ててます!素敵なデザインにめぐり合うと「萌え」、絵画を見ても「萌え」、週末に見る映画の希望のあるストーリーにも「萌え」、全てに萌えまくり~!こういう人生、いいわ~!今までで、一番幸せかもしれません。「幸せ」って、ほんっと気の持ち方ひとつなんだなあと 実感している次第でございます。悪い部分が見えても、すぐにプラスの部分を探す心がけと許容。小さな幸せを楽しむ生活。幸せって いつでも私達の周りにあるものなんですねー。コレが一度はどん底に落ちたことの在る私の結論かな。
2006年05月09日
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先日、某雑誌で 面白い記事を目にし、釘付けになりました。トキメキには少なからずフェロモンが関係しているはずだという、生物学者の記事でした。みなさんは 今まで ちっともタイプではないはずの人に強烈に惹きつけられたことがありませんか?どう考えても こんなヤツに惹かれるはずがない、というようなタイプの人のことをすっごく考えてしまったり、もやもやっとした気分にさせられたり。 その記事によると、虫や動物の世界ではフェロモンは生殖活動に確実に機能していて、ブタなどはオスのフェロモンを感じ取った発情状態のメスブタは交尾の体勢をとるほどだとか。ヒトの場合はそこまであからさまではありませんし、嗅覚がかなり劣化している今のヒトは フェロモンを鼻だけで感じ取っているとは到底考えられないそうですが、何らかの形で異性の信号を受け取っているはずなのだそうです。そこら辺はまだまだ研究が進んでいなく、科学的な証明はまだ無理なのですが、この世の中、まだまだ見えない未知の謎がありそうで、とっても興味深いと思いました。そして、納得しましたね。 私が地球の裏側から来たブラジル人である旦那にあったとき、言葉がほとんど通じないにもかかわらず、不思議なほどに今までにない安心感と心地よさを感じたこと。コレって普通考えられないですよね?言葉の通じないヒトが居心地よく感じ、そのままいつまでも一緒にいたいと感じさせる気持ち。 どこの馬の骨ともわからないような正体不明の外国人(自称しているけど確かめようなかったですもんね)と結婚することに一抹の不安をも覚えなかったことも 今考えると不思議です。それに、目の保養第二号クンは どう考えても私が気になるようなタイプ(アニオタ)なはずがないのに、とにかくモヤモヤして仕方がないこと。(←なんだかヤな表現ですな)フェロモンのせいだったかも!と考えると凄く納得いきます。(そしてフェロモンに翻弄され続けるのがこの私か…) さらに、研究として、男性10数人を10日間部屋に軟禁し、その間臭いの強いものを食べないようにし、風呂に入らず体をタオルで拭く程度にとどめ、Tシャツも換えないようにしてフェロモンを充分に放出することを試みたそうです。 十日後、さまざまなタイプの女性に合わせたところ、面白いことに、皆気になる人の臭いがちがっていたというのです。興味深いことに 皆それぞれ自分のフェロモンのタイプに合った男性に好感を持ち(どうやって女性のフェロモンタイプを決定したのだろうか、本当にフェロモンだけで選んだのか、顔は入っていないのかという疑問も付きまとうが)、そのフェロモンレベルが強すぎると拒否感を示し、薄いと感じないという結果に至ったそう。自分と同じようなタイプを選ぶ者、自分と違うタイプの異性を選んで自分の不足した部分を補おうとする者、いろいろなタイプがあったそうです。コレも妙に納得できるなあと思ったのが、カップルのタイプって、大抵程度が似ている人が多いですよね。中性的な男性は中性的な女性と、男性性が強い人は 女性性の強いヒト、ひょうきんな男性はお茶目な女性と、といった具合な場合が多いような気がします。私と旦那も そういう意味では似ている。 旦那は頑固で、何かと「オレは男だ」風の態度が多い割には(笑)、割と熱くなりきれない軟さを持ち合わせていて、中性と男性の真ん中よりも少し男性性に寄り気味って感じ。 私はまったくちっとも女性っぽくないし可愛らしくもないガサツな女だけど、どうも女性も捨てきれないところがあって、中途半端な女性性。やっぱり中性と女性性の間より少しだけ女性性により気味かな。ウン、つり合う、つり合う。納得。 それに、フェロモンが強すぎる場合拒否反応を示すということでも、現在萌え萌えの「目の保養第二号クン」が以前長髪だった頃は へとも思っていなかったどころか、逆に「パス!」だったんですねー。あまりにもアクが強過ぎて、あまり関わり合いになりたくない雰囲気だったんです。目を見つめて話していると、うかうかすると彼のオーラの触手が私の中に強引に入り込み、魂をもぎ取られてしまうのでは!(変な例えですが)というちょっと危機の感覚にさせられていました。だからこそ苦手だったのです。話に来られると適当に切り上げて、逃げの体勢に入っていたものですから面白いものです。それが、髪を切ったことにより、放出されるフェロモンが適量になり、私を刺激しつづけているのかしらん?そばに来られると、なんかむずむずモヤモヤ、気がそわそわ、体が熱くなってきて仕方ないのです。これは恋でないことは確か。だって、「好き」という言葉は全然ピンと来ないし、デートなんてしたくもないし、いとおしいとも思わない。これを「フェロモンの所為」と言わずしてなんと言うのでしょうか?ハンサムだから気になるのかと思っていたけど、フェロモンって言われた方がぴんとくるような気がします、今回の場合。 それに、人は皆醸し出す性オーラの程度と質が違うような気もしてきました。ハンサムなのに さっぱりと男性を感じさせない人、ちょっぴり男を感じさせる人、むんむんとこちらが引くぐらいあふれ出ている人。それもフェロモン放出の個人差なのでしょうかね?自分はどうなんだろ?きっとゼロに近いな・・・。(汗) 科学的にはっきりと解明されていないヒトのフェロモンのハナシ、激しく納得してしまった私です。仮にフェロモンじゃないとしても、私達の目に見えない、感じられないレベルでの何かが 密かに私達を翻弄しているのかなあという見方が私の中に生まれたような気がします。
2006年03月31日
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子供達のボーイスカウトで場所を提供してくれているお寺のビンゴが昨日行われました。 以前も書きましたが、ブラジルの宗教団体は運営資金集めのため、よくビンゴなどをするのです。経費や景品は 地元の商店などにお願いして寄付してもらい、労力は信者さんや我々ボーイスカウトの父兄達が補うといった感じで、元手は全然かからず、ビンゴシートを売れば売った分だけガッツリそのまま儲かる、おいしく手っ取り早い資金調達法なのです。私は頭が固いからかもしれないんだけど・・・・どうも納得いかんのですよねー。ビンゴってギャンブルではないですか?そういうのを宗教団体がしてもいいのかな?その時点で、もう宗教の純粋さが全否定されてしまうようで。お坊さんとかいい人なんだけど・・・・うーん、みたいな。実際来ている人も、お金持ちの人もいるけど、大抵は質素な感じの人ばかり。そんな人がじゃんじゃんビンゴシートを購入している姿は ただただ驚くばかり。狂気です。そんなことしてるから、お金なくなるんだよ・・・とか考えてしまいます。だいたい、各ビンゴで遣う金を3回ぐらいためたら、当たる景品レベルのものは簡単に買えちゃう。そして、数字を読み上げるのは 地元の日系人の政治家。(汗)その政治家の煽りかたも、それに応えるお客さんたちもなんだか異様なオーラに包まれていて、私はその渦中にいて引いてしまうのです。政治家「電気がま、いる人~~!」 客「僕、僕~~!」 「我が家のはもう15年も使ってるの~! 新しいのが必要なのよ~!」こんな司会と客の掛け合いが、ビンゴの各回ごとに交わされます。 さらに、ビンゴの合い間には 資金や景品を提供した商店や政治家の宣伝タイムが儲けられます。政治家も自分のネーム入りのボールペンや雑誌などを配って、いやーな感じ。選挙の候補者もかなり来ていました。そんな利用されているような納得行かないビンゴですが、一応私達はボーイスカウトの親なので、手伝いは義務で、会場でビンゴシートを売らされました。自分達も買う羽目になり、4組購入したのですが、なんと、景品が当たってしまったのです!!シーツとダブルベットカバーのセット・・・・・いや~~~な感じ・・・・・・・・嫌な予感がしました。そう、私のベッドルームのベッドカバー、まだ購入していなかったのです。でも、だいたい欲しい賞品はすでに目安はつけていて、寒くなってから買おうかなと思っていたのです。その購入予定のベッドカバーに合わせて、壁に貼るシール(今流行ってますよね?)とかも考えてたんですけど…。実際にもらったものを見ると・・・・うっ、キョーレツにださださ~~~!無意味な変な柄が入っている、安っぽいシロモノでした。どうせ、商店が寄付するものなんて、在庫に残っている要らない物を提供するというのが常でしょう。その場に居合わせたのが私一人なら、何とか手は打てたのですが(人にあげるとかね)<なんと、だんながおったんですね・・・・がっびーん!!そう、けちな旦那・・・・・安ければ安いほど、タダならなおさら喜ぶという、超びんぼくさいだんなが~~・・・・案の定、「そういえば、部屋のベッドカバーがなかったね。ちょうどよかったね!」と、嬉しそうな満面の笑顔を浮かべているのでした・・・・ビンゴで当たってがっかり・・・・こんな人は会場の中で 私ただ一人だったかもです。私のイメージしていたお部屋が 今回当たったベッドカバーの無情な柄でぶち壊されそうな予感です・・・。
2006年03月27日
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今朝は仕事も入っていずフリーなはずだったのですが、電気関係もろもろの業者さんが来るということで、おじいちゃん(舅)がその対応のためやってきてくれました。おじいちゃんは私が仕事がないことを知らず、もし私がフリーなことを知ったら、そのまま帰ってしまう・・・そしたら、ワケわかんない電線工事の手伝いをしなければならない・・・とめんどくさがりなフトドキモノの私は 仕事に行くフリをして、美容院に行くことにしました。 去年からずっと行っていない美容院・・・来週には生徒の結婚式もあることだし、常々行かなきゃと先延ばしにしてきたので、ちょうどいい機会でしたが、あまりに突然のことで、どんな髪型にしようかとか、全然考えてませんでした。ま、とりあえず、前回のカットは好評だったし、同じスタイルで行くかななんて、漠然と考えていました。 んで、飛び込みで入った行きつけの美容院・・・椅子に座ってカラーリングしている間に渡された雑誌の表紙には 女優のLUANA PIOVANIのグラビア写真が。いつもセミロングの彼女が 主役を張るお芝居『星の王子様』の為に ボーイッシュなショートカットに大変身していました。一目ぼれしてしまった私!「そうよ!ショートカットだわよ!まさに 私が10代の頃から大好きだった、シャルロット・ゲンズブールのショートカット!」遠い昔の気分がよみがえりました!長身で、体がヒョロっと細く手足が長い、少年のようなルックスに 無造作なショートヘアは 昔から私のツボをつく女性のタイプなのです。このブラジル人女優、LUANA PIOVANIも長身で、手足が長いとこは同じですが、彼女の場合もっとグラマーさんで筋肉質っぽい。でも、全体的な雰囲気がシャルロットもルアナもなんとなく似てます。寝ぼけたような顔が似てるのかな?てなわけで、もう、気分はショートカット。しかし、私の髪は半端じゃないほど量が多くて、剛毛、癖毛。さわやかなショートとは程遠い、爆発鳥の巣ヘアになること請け合い。「あ~あ。こういうショートは昔から好きなんだけど、私の髪質がね・・・。」その私の漏らした言葉を聞き漏らさなかった美容師さんは はさみを巧みに動かし始め、いつもとは違う手捌きを見せ始めました。どうやらかなり段を入れている様子。段を多く入れたら、私の忌み嫌うボリュームが余計でるのではないかと少し心配したけど、長年行きつけている美容院で、私の髪の悩みはすっかり分かっている人なので、黙って様子を見守ることに決めました。出来上がった髪型・・・・それは、LUANA PIOVANIのようなボーイッシュなショートカットでした!でも、いいなあとか言っておきながら、実際にショートにされると、かなり違和感を感じてしまって不安になりはじめました。なんだか男の子みたい・・・前の髪型とずいぶん印象が変わって、別人のようになってしまったので、みんなどんな反応をするだろうか、と段々怖くなってきました。それで、生徒がクラスに現れるたび、「なーんか、男の子みたいでしょ~!はーっはっは!」なんて、先に自分から突っ込みを入れちゃったりしてたんですが、意外と好評。そして、これまた意外なことに、女性より男性のほうが私のショートを気に入って褒めてくれたのでした。ブラジル人男性って、ロングがすきなのかと思っていたのでびっくり。んで、極め付けが 目の保養第二号くん。クラスに入ってくるなり私の頭を見つめ、「髪切ったんだ・・・。先生は綺麗だから、なんでもよく似合うよ・・・。」と、一言だけ残して、外へ出て行きました。どっひゃ~~~!!!頭の中で 100回ぐらいコダマして鳴り続けた、この言葉・・・!頭が真っ白になって、空にでも舞い上がってしまうような、超ハッピーな気分になりました!!(爆)きっと社交上手で気さくな第二号クンのことだから、特別な思いいれもなくさらっといつも誰にでも言っているようなことを言ってみただけのことなのでしょうが、なんて素敵に響くのでしょうか。 ハンサム君の褒め言葉・・・。いいもんですね~!この間、アニオタなんてすっかり冷めたわいとか豪語しておきながらなんなんですけど、やっぱりうれしいわん!第二号クンのセリフで、ここ二・三日はハッピーな気分が持続できそうな気がするLUANAなのでした・・・。
2006年03月25日
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昨日の日記の反響を見て、ふとこの映画を思い出しました。DVD 欲望 【期間限定版】“WHV ス-パ-・ハリウッド・プライス 980円 2006年第1弾”題名『欲望』(原題『BLOW UP』)監督:ミケランジェロ・アントニーニ出演:バネッサ・レッドグレーブ,?デビッド・ヘミングス製作:1966年 これは強烈に印象に残った映画です。私が生まれる前の映画なのに、ちっとも色あせていず、逆に現代の監督さんが真似できないようなスタイリッシュでメッセージ性の強い作品です。 細かなディティールは覚えていませんが、我々は人工的に創られた不自然な環境で生きています。映画の中で郊外の緑地公園へ主人公が行くシーンがありますが、自然に囲まれているようなその環境でさえ、決して自然とはいえません。人間が美しいと思う形に変えた自然のなりはてなのです。 そこで生きる私達。主人公は華やかなファッション界という、思いっきり幻想の世界でのトップカメラマンを夢見て、イマジネーションを膨らませます。トップに君臨し財力と権力を手にした彼は あたかも自分がこの世の中のトップであるように錯覚し、自分の意見を通そうとし、まわりをも変えようとします。自分よりしたの地位にあるものを見下し、ぞんざいに扱い、我がもの顔で振舞います。 そんな彼がある日目撃してしまった事件の証拠写真。実際にその現場に確かめに戻ると、そこに死体があったはずなのに、翌日にはもうなくなっていました。事件は本当にあったのか?見間違いだったのか?彼は混乱します。 ストーリーとしてはそれだけの映画ですが、丁寧に描写されている社会の様子が「私達がそれぞれのフィルターを通してみている社会」をよく表していて、舌を巻くこと請け合いです。 世の中の規律(宗教的な衣服に身を包んだ人や黄色い自動車が象徴)と自由を求める若者達(自由を求め、見えないボールを打って楽しんでいる)、ちっとも笑わないモデル達など、書き出すとキリがないですが。 私達は所詮自分を取り巻く環境とか、思い込みとかのフィルターを通して社会を見ているんですよね。私達の欲望もそう。自分の欲望の矛先が曲がっていることに気がつかない人がほとんどなのじゃあないでしょうか。立派な家に住みたいというのは 生活を楽しむための手段であるはずで、人生の目的じゃあないはず。ブランドバックだってそう。そういうとこを骨董屋で購入したプロペラが象徴していました。そこのとこを自覚していないと、目的を達成したはずなのになんかまだ物足りない・・・となってしまいそうだなーと思いました。欲望ってなんだろう?その欲望を満たすには どうすればいいのだろう?外へ探しに出たって、遠い国に行ったって、見つかりっこないような気がします。答えは全部自分の中にある、そんな気がしてなりませんね。
2006年03月23日
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出稼ぎ斡旋の仕事をする40代後半の女性の個人レッスンが 今朝から始まりました。 かなり肥えていて、金髪にブリーチした短髪、化粧っ気はないが、柔らかいドレープの入ったエレガントな夏らしい黒ワンピに身を包み、繊細なヒールの高いサンダルを履き、ブラジルでは高級車の部類に入る日本車に乗ってやってきました。パッと見は 「身なりはきちんとしている、肥えた普通のブラジル人のおばちゃん」って感じ。 日本へ出稼ぎに行く日系人の斡旋の仕事を始めてかれこれ10年になるそうで、本人曰く、かなりやり手なのだとか。他の州からの希望者があれば、彼らに会いに他州へ飛ばなければならないので、しょっちゅう飛行機で飛び回っているし、土曜日曜もないほどに働きまわっているのだそうです。そんな彼女は多忙から、日本語を習って欲しいと前々から言われ続けているにもかかわらず、今まで先延ばしにしていたのだそう。この度は娘が日本語を始めたので、自分も思い切って習う事にしたのだといっていました。 そーんな彼女、まあ自慢する自慢する!!日本に仕事へ行く際には せまっちいエコノミーではなく、ビジネスクラスで行ったのだとか、おもむろに財布を取り出し、愛知万博の500円記念硬貨を「生産数が限定されている貴重なものなのだ」と見せてくれたり(←大したものじゃないけど、非常に貴重なものだと信じているよう)、日本に行った際には毎晩社長がレストランへ連れて行ってくれて、しゃぶしゃぶやら懐石やら食べまくり太ってしまったのだとか、自分の社長の自宅は巨大で、中庭には日本庭園があり、自動で屋根があいたり閉まったりするのだとか、自分の娘は漫画が好きで、日本に行くたび30冊ぐらい買って来てやるのだとか(←コレも大したことないけど、ここでは贅沢なことなのでしょうね)、自分は多忙だから、家の仕事は全て住み込みのお手伝いさんにやらせているのだとか、私が授業を進行しようとしているにもかかわらず、こういうことをたったの一時間の授業内に延々と話すわけですよ。あなた何しにここにきてるんですかー?と何度も聞きたくなりました。ま、これはありがちなことですけど、なんといっても私が感じたのは、彼女の会話を通して、ブラジル人一般のもつ価値観の基準をまざまざと見せ付けられたことです。一番の成功は 金を持つこと。それ以上の贅沢はない。金で買えないものはないカネ以上のパワーはない金を持っている人は才能があるし、人間的にも上だ。そういう風に感じられて仕方がありません。だからこそ、どんな手を使ってでも、金を手にしたいと考えるようになります。努力して収入アップした暁には、そこで満足することなく、もっともっと収入の上の人が視界に入るようになります。最初は30万欲しいなと思っていて、そのレベルに達すると、今度は50万の人が羨ましくなる。その次は70万、100万・・・・カネへの欲望はとどまることがありません。とにかく全ての基準及び目標は「カネ」。カネさえ手に入れば、全ての幸せが手に入るとマジで信じている。ホンっと見ていて恐ろしくなります。人間の欲望って尽きることがないとはよく言われますが、それが手に取るように見えるのが ブラジル人の金に対する欲望でしょう。この強力なブラジル人のオーラに包まれて身動きが出来なくなりそうになります。冷静に物事を観られなくなったことが私にでさえも少しはありました。この渦中にいて、負のエネルギーに影響されず、何が大切かをしっかりと持ち続けていくのはかなり至難の業だと思います。強い信念と意見を持った人のみに可能な気もします。そのおばさんは とにかく昼も夜もなく働きまわり、その自分の売り上げの多額の報酬を手にしても、もっとカネをもっと!と働きまわっているのでしょう。彼女はいつの日か自分の収入に満足するのでしょうか。収入が莫大になったとき、彼女の幸せが訪れるのでしょうか。幸せって、金で買えるものなんでしょうかねー。私には「カネ信仰依存症」という名の病気にしか見えませんが(←他人に目に見える迷惑をかけないからあまり問題視されないのでしょうな)、彼女自身がハッピーなのなら他人がとやかく言うこともありませんし。 今の時代仕事の種類は細分化されて、より専門的になってきました。例えば昔だと靴屋で全ての履物が売られていたものですが、今や「子供靴専門店」「スニーカー専門店」など、専門の店が流行るようになってきました。(←日本は知らないけどブラジルではね)私達の仕事はどんどん専門的になってきたように思います。仕事量も昔と比べるとずっと増え、毎日その専門の仕事に集中している時間がほとんどだと思います。でも、世の中にはその増えた専門の数だけ、楽しみも無数に増えていると思います。仕事だけに打ち込む毎日だと、その仕事により詳しくなり、収入も増えるかもしれないけど、その他の世界に目が向ける時間と余裕がなくなってしまうのではないでしょうか。いわば、自分の打ち込む仕事というのは 世の中の0.0000000001%の世界しか見ていないかもしれないということですよね。そんな人生って つまんなくないかー?と思ってしまうわけです。昔から気になっていた絵画の世界に飛び込んでみるとか、カヤックに乗ってみたいから講習をうけてみようとか、いろんな書物を読んで、自分の考えをまとめてみたり、影響されてみたり、たまには外国の映画を観て、他の国の人がどう感じどう考えているのかを楽しんだり、ただ夕暮れをのんびりと眺めてみたり。人生って、余裕が必要ですよね~。って、なんだか自分に言っているような気もしてきました。(笑)それこそが贅沢かなーと日々思います。四六時中働いて稼いだお金で高級品を次々と購入するのみが幸せなのでしょうかね? そりゃあ生きる為に金は必要だし、そのために朝晩働かなければならないというのはやむをえないと思います。でも、それを通り越して「カネ・ゲット!」「消費のための消費」が目標になってしまったらつまんなくねえ~?と不真面目な私は思ってしまうわけですねー。 確かに世の中はカネと権力を持った人によってコントロールされています。法律は金持ちによって作られ、貧乏人はそれに翻弄されてます。んじゃ、そのパワーを持った人が頂上で、偉くて、幸せ?SMAPの『世界にひとつだけの花』じゃあありませんが、みんな幸せの形は違うはずなのに、目指すところが同じというのはおかしいし、みんなそう信じているのはもっと異常。逮捕されたホリエモンは若くして財を築き上げ、やっていることがどうこうは別として、あそこまでできたのは凄い。そして、アイススケートの荒川さんも生まれ持った才能を生かし、努力してあそこまでたどり着いたのはすごい。自分で建築の本を読んで、自分で家を建ててしまった人も凄い!一人で外国語を習得してしまった人もすばらしい!外国へ行って、努力してその国での生活を楽しんでいる人も凄い(私?)いろいろ「凄い」はあるのに、金が絡んだらなんか変なことになってしまう。そういう基本的なことを忘れずに ブラジルで生きていくって、なかなか大変だと、そのおばさんを通して考えてしまったのでした。
2006年03月22日
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さて、その後ですが、「萌え」君に対する悦びが段々と薄れております。悦びの絶頂が10だとすると、今は2ぐらいかな・・・?(笑)えらい短い、マイ「少女の片思い気分満喫」ブームでございました。でも、この歳であーんな気持ちを楽しめたのはラッキーでした。目の保養「第二号」ありがとよ!と感謝の気持ちを密かにここに記したいと思います。 今や「オタク」を名のる趣味はピンからキリまでありますが、「元祖オタク」といえば、宮崎勤を筆頭とする「世間との交わりを嫌い、家にこもってアニメやらスプラッタもののビデオを観たり、ファンタジー漫画を読んだりゲームしてたりする人」でしょう。第二号やその友人達は 思いっきり積極的で、出会う人皆に話しかけ、とっても明るいので、いわゆる日本の秋葉原系オタクたちとはちょっとちがうようです。後の部分はそのまま同じですが。 「オタク」であることを誇りに思っており、大きな声で、「自分はオタクだ」とまわりに吹聴しまくります。きっと「オタク」とは 「すっごいアニメファン」だと言うことぐらいにしか認識していないのでしょう。親がダイエーとかで買ってきた衣類に少しも疑問を抱かず、組み合わせとか考えず、不思議なリュックを背負った独特な容貌のオタクさんたち・・・。そんな彼らに対して世間一般の人が抱いている見方というのは到底知らないのだろうなと思います。実際日本にいた頃私の周りには オタクは存在しませんでした。当然小学、中学時代には漫画ファンは結構いて、私自身の財布のひもを緩めずとも、いろいろと漫画を借りる機会に恵まれ、大抵の話題作は読破しました。私が唯一はまり、今の映画好きの土台を作ったのは柴門ふみの『あすなろ白書』。人間の好きで割り切れない気持ちはごまかせるものではなく一筋縄ではいかないということを凄く考えさせてくれた作品で、漫画の可能性って凄いなとも思ったものでした。(←でも、今まで不思議とこの漫画のファンに出あったことがないです。世間では人気がある漫画さんですよね?)そんな感じで、オタクがキモいとか、漫画は幼稚な人間が読むものだとか、アニメばかり好きで変だとか思ったこととか、先入観は全然なかったんです。でも、この度、第二号と仲良くなり、いろいろDVDや漫画を借りたりしました。ヤツはどうしてそれほどまでに漫画に惹かれるのか、すっごく興味があったからです。いや、やつだけに限らず、私の元に続々と集まってくる新しい日本語の生徒達はほとんどがアニメファン。彼らを理解したい、それに会話の糸口になるかもとも思ったのですね。私が観たアニメ…『爆裂ハンター』『ナルト』『FINAL FANTASY なんたらCHILDREN』『セイント聖矢』・・・・もう、鑑賞に堪えられませんでした。うおおおお~~~叫ぶよ!!この際。もう、中身なさ過ぎ。見た目の人間の美しさや、状況設定だけはえらい素晴らしいけど、会話がこそばゆくなるほど空っぽ。しかも、世の中の仕組みがえらい簡単すぎる。悪者がいとも簡単に自分の策略をべらべらと敵に教えたり、ありえんっつーの。ま、全て突っ込んでも仕方ないし、これらを小・中学生の子供が観るのなら、まあ許されるとしましょう。18歳~20歳がこんなのに萌えるのっておかしいよ絶対。こんなのがなによりも「最高に面白い」とか思うものなのかね?私の18歳の頃は完全に違ってたけど、世間一般では普通なのだろうか?女性に限っていうと、この歳では恋愛小説やファッション、彼氏とかに興味の矛先が行くのではないでしょうか。男の子でも、漫画に萌えてるような人は知り合いの中ではいなかったな。ヤツのハマっているセイント聖矢なんて、かぶと鎧かぶった、筋肉ムキムキの兄ちゃんが数人てくてく歩いてんでっせ。何かのギャグ??爆笑ものだとしか思えんです。こういうものの数々を見るごとに 奴に対する疑心が生まれてきました。こいつ、精神年齢10歳前後と違う???気持ちが微妙になえていっているある日、ヤツは自分の「リュック」(←やっぱり)を自慢げに見せてくれました。今まで気づかんかったけど、円形のカンバッジが10数個一糸も乱れずきちんと二列に並べてつけられていました。紐の部分にもひとつずつ。「セイント聖矢」「なると」「るろうに剣心」「さくらカードキャプター」「セーラームーン」・・・・。とどめでしたね。うぎゃ~~と叫びたくなりました。もう、アニメはやめてくれ・・・。アニメには偏見はないです。いいアニメもあるし。ただただ、やつの好きなファンタジー系アニメファンのアニメを称え崇拝して作り出す、独特の「毒」の雰囲気が狂気に近く感じられて、不気味なんですねー。いっぱいいっぱいうじゃうじゃと集まって、下らん内容のないアニメを神聖化し、コスプレに身を包んだり、キャラクターの口調を真似たりするのが 物凄い DOKU オーラを醸し出すのです。なんででしょうか。ヘビメタファンがいっぱい集まって、ヘッドバンキングしていても全然OKだし、熱狂サッカーファンが自分の贔屓チームのシャツを着てウンチク語っていても、全然違和感感じない。なんなんでしょう?あの包まれたくない独特の菌のようなものは?・・・っという訳で、あっという間に熱は冷めました。ま、向こうからして見ても、私みたいなんに気に入られてもありがたくもなんともないでしょうがね。ただ顔は美しいので、「ええ顔しとるのにもったいないよね・・・」と折角の素材を生かしきれていないことを遺憾に思いながら、堪能しながら鑑賞をしている次第でございます・・・。
2006年03月21日
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という訳で(?)今週も始まりました。目覚ましに鳴るラジオからは「今日はとにかく曇り模様。最高気温21度。」と、しょっぱなから暗い空模様で始まりそうな今週、以前のワタシだったら、希望のないがっくり絶望気分でぬぼーと起き上がっていたことでしょう。でも、今はワケが違う!職場にオアシスがある今は たとえ朝8時半から22時までという超ハードスケジュールに挑むのにも、仕事へのモチベーションがはちきれそうなほど溢れているので、朝からるんるん期待でいっぱい。人は皆心のフィルターを通して物事を見るというけれど、まさに実感いたしました。それほど「萌え」クンの存在は大きいのだねー。ヨン様に萌えるオバ様たちの想いが 今やっと納得できたような気がします。元々お洒落好きではあるけれど、最近忙しさからかまけていた肌パックや髪のホットトリートメントも毎日するようになったし、お洋服も組み合わせを考える楽しみが増えた。何してても、うきうきと楽しくて仕方がない。ほんっと、眼の保養クンさまさまだわー。感謝!若い男の子といると 気持ちも若返り、とっても楽しいものですね。アプローチするとか考えない分、10代の頃の異性への憧れの気持ちがよみがえります。話してるだけで楽しい。しばらく聞いていなかった音楽も 楽しめるようになり、今はMAROON5に夢中。トキメキって、人生のエッセンスだネ! ****************************なんですがねー・・・・邪魔者がおるんですわ・・・。穢れのない澄んだ瞳がこちらを骨なしにしてしまう天使のようなL君のクラスはしばらくは彼一人のはずでした。去年勉強していた人たちが事情で来られなくなってしまい、一人になったのだけど、私にとってはラッキー。たっぷり2時間一緒に過ごせるのですからね。もう高校生なのに、どこか世間ずれしているL君。通学は自動車で?と聞くと、行きは親の車、帰りは大抵バス。たまに徒歩で帰る。徒歩だと50分ぐらいかかるとのこと。どうして、そんな距離を徒歩で帰るの?と聞くと、バスは込んでいるし、それに歩いて帰るのは楽しいから!と笑顔で答える。・・・楽しいから・・・・小学生じゃあないんだから・・・とちっともこちらに思わせず、逆にこちらをふにゃふにゃにとろけさせるほどの純粋さが死ぬほどさわやかで可愛いのはL君だからこそ。胸の奥深く、ぎゅうーんと締め付けられるんですわ。 そんなアフォな会話を楽しむワタシの邪魔者は・・・・覚えてますか?ヤツです。イバの野郎ですとも。どこまでも邪魔なヤツです。ヤツは12月にクラスに現れなくなり、これは12月の月謝を払えなくて姿を消したんだなと勝手に憶測していたのですが、二月中旬にいきなり現れました。いろいろあって、来られなかったそうなんですが、私の憶測ははずれ、ちゃんと月謝を払ってくれました。んで、そんなイバが入ったクラスというのが・・・・ワタシの憩いのL君のクラスだったのです・・・。そんなあ・・・・。そのクラスに収まったイバは クラス中ずっと話しまくり、ヤツが話すから大人しいL君は無口になり、私の憩いは、楽しみは、何処へ~~状態なのです。そして、でっかい半開き三白眼がむちゃくちゃセクシーな眼の保養第二号クン(1,2)。* 先日の視線バッチリ事件ですが、彼は気づいていなかったよう。目がでかいから、こっちを見ているように感じただけかもしれない。あ~あ、よかった・・・って私は片思いの11歳の少女かい!!!)彼はオタク友達と勉強しているのですが、友達(以前書いた特撮オタク)には一緒に勉強している彼女がいます。これも以前に書いたけど、アヴリル・ラヴィーン似の無茶可愛い小柄な子なのですが、すっごく気が強い。無茶苦茶彼を愛していて、まだ15歳のくせして脅迫まがいに何かと結婚を迫っているし、凄く嫉妬深い。普通の雑誌を見るだけでも、もしモデルがいようものなら、例えしっかり服を着ていても「みちゃだめー!」とバシバシと彼を殴り始める。おっそろしーです。クラス中に皆でだべっていると、その子が段々と嫉妬を始めるのです。凄く不機嫌になって、雰囲気が最悪になる。クラス修了後、立ち話をしていても、いらいらとして、彼を引っ張ってしまうのです。ちがうって。私が話したいのはキミの彼じゃあないんだよ。口に出して言えないから心の中で叫ぶのですが、その子の彼はしゃべり好きで、一番話すのがその子。それに近所に住んでいることもあり、彼が連れ去られるときには第二号も連れ去られてしまうのです。なんか、物足りないよな・・・・2日後のクラスに期待するか・・・・なんか納得行かない今日この頃です。あ~あ、何で、ワタシの人生にはいつもオチがあるのかねー。オチなんていらないぞ。
2006年03月14日
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せしるんさんからバトンもぎとってきました!!(爆)1、パンツ派か、スカート派か? ホントはスカートが好きなんだけど、ブラジルではスカートはく人が少なくて、注目集めちゃうので(←危険な国なのでよくない)、どうしてもパンツが多いですね。2、これを書いてる今、どんな格好してる?すそ折りジーンズにパープルのキャミ、肩だけかぶっているボレロぽい鈎針編み系グリーンニット。3、どんな服が好き? 形はベーシック、色あわせを楽しむのがすき。今は反対色がマイブームで、下品にならないようにさらっと着こなすのがお気に入り。服より小物が気になりますね、ベルトや靴、チョーカーなど。持っていないタイプの色のものを見つけると即ゲット。4、好きなブランドは? ブランドにはまったく興味がないのだけど、美しい服を見るのは好き。見るだけなら、上品ロマのディオール、チャーミングなのにどこまでも気品のあるCHANEL。 5、メイクのこだわりは?肌が悲しいほど衰え中なので、肌、スキンケアかしら?あと、まつ毛をながくながーく!頑張るけど、元々短くて、まつ毛パーマとかしたいなあと考えてます。6、美白or小麦肌?かつては美白肌だったのに、いつのまにか肌色が黄色身を帯びてきました。でも、今だ白いほうかな?7.よく読むファッション雑誌は? ブラジル月刊誌『ESTILO』IN STYLEブラジル版です。この雑誌のコーデイネイトがすっごく好きなのです。色あわせが絶妙なんです。8、この夏はどんな水着だった? 今年は強い水色にトロピカルな柄が入ったものを購入。が、数回しか出番がありませんでした。9、お気に入りの靴をレビューして。 画像載せられればいいのだけど、引越しと共にコードがどっかいっちゃった。あ~あ。今のお気に入りは 紺色の編んである感じのサンダル。涼しげでエレガント。ブラジルブランドのAREZZOのものです。10.チャレンジしてみたい髪形は?ショートとロング。髪質が悪いので、いずれも無理でしょう。11.センスがいいと思う有名人は誰? センスがいいと思うのはニコール・キッドマン。自分のイメージをうまく作り上げている。好きな着こなしは 海外の有名人はよく分からないけど、ブラジルだとデボラ・ブロッキという女優の着こなしがすき。各アイテムは超ベーシックで、色あわせが絶妙。彼女は反対色コーディネートがお得意。12、帽子はよくかぶる? 好きなんだけど、バランスが悪いからあまり似合わないんですよね。肩幅が狭くて、痩せているので、頭でっかちになっちゃうのです。そして、やっぱりここではあまり被る人がいないので、目立つ!目立つと危ないので、あまり被りません。バトンは興味のある方、拾ってください。
2006年03月12日
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カーニバルも終わり、ぞくぞくと日本語教室に生徒が増えてきました。その増え方が尋常ではない!!恒例の出稼ぎの短期の学習者に加え、日本語でスキルアップを目指している生徒、長年だらだらと日本語をつづけてくれている生徒達に加え、最近では日本アニメ、ゲームファンの増加が著しい。以前は日系人ばかりだったオタクも、今やブラジル人が主流といってもいいほどにメジャーになってきております。アニメイベントが各地で開かれ、いつも凄い盛況ぶり!『MANGA』という日本の漫画とアメリカのコミックスを区別する言葉も普及しているところから、凄いブーム振りがうかがえます。秋葉系オタクの外観は100メートルぐらい引いてしまうけど、こちらのアニメファンはとかく明るく陽気。キモい人はほとんどいないのでありがたいけど、自分の好みを強引に押し付けるのだけはやめて欲しい。いらないと何度も言っているのに、アニメDVDを押し付けていく生徒、自分の書いた下手くそな漫画をプレゼントだといって自信たっぷりにくれる者(私のほうがうまいかも)そして、自分の描いたへたくそな絵に対して、感想を求める者(凄いねー、としか言い様がない)、アニメ言葉をやたら使うオタク(ま、引いているのは私しかいないが)、ほんのちょっぴり、迷惑しています。押し付けられたDVDは見ることもあるけど、ま~よくもまあこんなつまんない内容に虜になれるものだわと思うようなシロモノばかり。もう少し内容のあるアニメだったら、私も楽しめると思うんだけどねー。「描け描け」というので、生徒の持っている雑誌のアニメキャラを描いてやると、「漫画の達人」扱いされ(私のデッサン能力は平均的日本人レベル)、それだけで尊敬の対象になるので、コレは便利なんだけどねー。はは。 この間、ひな祭りのイベントで、子供達に歌を歌わせました。『クラリネットが壊れちゃった』。確かにこどもっぽすぎたかも知れない。約二回の練習時間で完全に覚えられるのはこれかなーと思い選んだ私に非があったのかもしれないけど、生徒達は必要以上に発表を嫌がりました。ブラジル人は歌を学校で習わないから、人前で歌うのが苦手です。そういう性質を知っていたので、ただ声を出すのが嫌なのかなと思って聞いてみると、曲が幼すぎたからなのだそう。そこで、「じゃあ、次回はあなた達が選んでもいいよ。」と提案してみました。「アニメソングとか?」すると、生徒達は凄く大喜び。「5曲歌ってもいい?」さっきとえらい違いだけど、5曲はやめてくれと思いました。そのブラジル人たちは物凄く音痴なのです。信じられないことに、ドレミファソラシドの音階の声が出せないのです。しかも、アニメソングって、かなり癖のある歌い方をするのでは?音階できない人が 無理でしょ。 また、今まで幾度となくアニメイベントへ一緒に行こうと誘われました。断っても結構しつこい。コスプレにも、DVDやキャラクターグッズにはまったく興味がないと何度も言っているのに、毎回しつこく誘ってくる。四月の頭にはついに行くことになりそうです。LUANA、アニオタ界初デビューか???・・・ははは、まさか・・・10代から洋楽洋画&モードに憧れていた私がね・・・(←ちょっぴり不安だったりする) ******************************今日から 子供達のボーイスカウトが始まりました。子供達を連れて行って、会議があるというのでそのまま残ると、お寺のBINGOの手伝いの要請だったのでした。ああ、行かなきゃよかった。売るためのBINGOシートをたんまり渡されられ、土日は手伝い。今年もボランテイア行事におわれる年となりそうで、今から気が重いです。本当は子供達が活動してる間は 親が残ってなきゃなんないのだけど、あまりにもの詰まんなさに、こっそり抜け出すことに成功!でも、二時間後に子供を迎えに行かなくてはならないし、特にすることもないなあと思いながら、のんびりと車を運転しているときにふといい時間つぶしを思いつきました。眼の保養第二号が住んでいる地区って、たしかこの道をまっすぐ行ったとこだよね。どーんなとこに住んでいるのか興味もあったし、実はわが市の中心地以外はあまりよく知らなかったので、ドライブでもしてみっか!!と気軽に車を走らせました。ただ、どーんな雰囲気の地区かな?ということが知りたかっただけだったのですが、なんと、第二号が大通り沿いにあるカフェでどっかのおっさんとだべっているのに遭遇!!!しかも、一瞬その前を通っただけなのに、目がばっちし合った!!!まさか、土曜の夕方にいい年した青年が道の前のカフェにどっかり座っていようだなんて、誰が想像するでしょうか?ものすご必要以上にぎょっ!!!とした私は あふぉなことにそのまま車を走らせて、逃げ帰ってきたのでした。逃げるこたあなかったな、やあ奇遇だねーと会話でも交わせばよかったと反省しているのですが、まっさか遭遇するなんて、夢にも見ませんでしたから、心臓バクバックするほどびっくりしましたゼイ。よく考えてみたら、意識するほどのエレガントな男性ってワケじゃあなくて、子供のアニメに萌えている変なヤツなんですよねー。ただ、顔がいいってだけの。格好いい男の子の前では 女(わたしか)はどんなに歳食ってもあふぉなんかなーと考えてみたりした、土曜の夕方の出来事でした。もおー、死ぬほどあほくさいでしょ?笑いとばしてやってください。
2006年03月12日
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先日、仕事と家事の両立が大変だとか、通勤がきついとか愚痴を漏らしましたが、なんと最近、むっちゃ薔薇色の毎日を過ごしております。それは まばゆいほどの美形L君に続き、新たな 眼の保養クンが現れたためなのです!なんと、その「眼の保養第二号」は 一年前から私の元で週に三度も日本語を習いに来ているおなじみの常連君なのです。その「第二号」は 筋金入りの「アニメ&まんがファン」で、 『セイント聖矢(←ファンじゃあないから漢字知らんもんね)』にでてくる「シリュウ」とかいう登場人物に憧れ(汗)、髪を腰まで伸ばし、背中にでっかい龍の刺青を入れようと密かに野望を抱いているアブない奴。二重どころか、三重、四重ほどもある彫の深いまぶたに半開きの瞳で 至近距離でじっとこちらを見つめて話すので、魂をぎゅっと吸い取られそうな感覚に陥り、あせって思わずふっと横に眼をそらしてしまう程の眼力の持ち主。爬虫類形の顔であります。ファッションも肌寒い日には足首まであるマトリックス系のロングコートに身をつつみ、全身黒。長髪。危ない雰囲気をプンプンと醸し出していて、あんまり関わり合いになりたくないタイプだったのですねえ・・・・。でも、とっても積極的な子で、何かと行事や出し物があるときにはぜひともやりたいと志願してくるので、いろいろ使わせてもらい、接触の機会は物凄くあったのに、今まではへとも思わなかったのです。。 それが、仕事で長髪はアウトだと言われ、職を失いそうだというので、泣く泣く髪をばっさりとカットしてやってきました。 初めてみた瞬間・・・・あんただれ?別人でした。しかも、なんじゃ!あんためちゃくちゃかっこよかったんじゃんか~~~!!!かくれハンサム君だったんか????今まで全然気がつかんかったワイ!!ほーんと、ぶったまげました。メガネを外すと実はものすご、いい男だった。とか、いつも束ねているまとめ髪をほどくと、それはそれはいい女だった。とか、そういうノリで、髪切ったら、むちゃハンサムだった。っつーことが実際あるんだなあと しみじみ感動いたしました。しかも、爬虫類系で眼力で金縛りにあわされそうなヤバイ感覚にさせられていた半開き瞳も、髪を切ってすっきりとしたお陰か、セクシーな瞳に変身。ヤバい眼 → セクシーな瞳すげーな・・・。髪型の威力。ただただ惚れ惚れと眺めてしまうほどの神聖なほどの美少年L君、そして今は、半開きの瞳が体の芯まできゅーんとしびれさすほどのセクシーな第二号君、毎日お仕事が楽しくて仕方がない今日この頃のLUANAなのでした!!(なんか最近こんなことばかり言っているような気が・・・あ、でも、こんなヒットは9年の教師歴の中でも5本の指にも満たないほどなのだから、たわ言を言わせていただきましょう!たはは。)
2006年03月11日
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ネコは自分の住み慣れた環境を何よりも好み、変化を極度に嫌うよく そう言われますよね。「猫を連れて引っ越したら、突然消えて、しばらく後に元住んでいた住宅に帰ってきた」とも。「猫を連れて引っ越す場合、ダンボール箱などに入れてきっちりふたを閉めておかないと、道を覚えてもとの家に帰っちゃうよ。」これは ブラジルで何人もの人にいわれたことです。(←コレはどうかなーと思いますがね)それで、引越しの際、私達人間と家具だけ先に引っ越して、物が片付いて落ち着いてから猫を連れてこようと決めたのです。引っ越してからも、モノが毎日あちらこちら移動していては、猫が落ち着かないかなと考えたので。んで、引越し後は私が毎日通っては水を換え、餌を与えていました。猫達は 家具がすっかりなくなったがらんどうの家にちっとも戸惑っている様子もなく、ごろんとくつろいでいるようで、私は大して気にも留めていなかったのでした。すっかり引越しも片付き、新しい家具も揃い、靴を脱いで生活するスタイルに変えることに決めた私は 不謹慎にも、「・・・なんで 猫なんて飼い始めちゃったんだろう・・・。」なんて ちょっぴり後悔し始めていました。というのも、前の家の家具はネコの爪とぎ道具となっており、まだそれほど古くもないのにソファの裏や角はぼろぼろに裂け、スポンジが見えるほどでした。テーブルセットも ネコの爪あとがあちらこちらに入っており、台所のパイプ椅子のプラスチッククッション部分も 爪あとの穴がぽつぽつと開いていたのです。新しく買い揃えた家具の数々が ネコによって傷められたらすごく悲しいかもー。あーあ、猫なんて飼わなきゃ良かった。 そう後悔の気持ちが ネコを新居に連れてくる日を無意識に延ばしていて、結局ネコちゃんたちは2週間もなんにもない家ですごしていたのでした。 ある日、いつものようにえさと水やりに家に入ると、シャムネコのネオが入り口に迎えにやってきました。私が流しの方へ行こうとするとさささっと私の前を歩いて流しで待ち、餌を置く場所へ持っていこうとすると、これまたささっと付いてくる・・・。 もしかして寂しいのかな・・・と抱いてやると、こころなしか瞳が涙でウルウル光っているように見え、ぎゅっと瞳を閉じました。その瞬間・・・額に何か白い部分が見えました・・・・そ、それはハゲでわないですか! 慣れていた家具がどんどんなくなっていき、家族も姿を消してしまった。朝から晩まで なにもない狭い家でキキとふたりっきりの生活、が ネオにとって大きなストレスになっていたようです。結局翌日 新居へ連れて行きました。新居に移るときは、「ネコがなれない環境で隠れる為に ケージや段ボール箱などを用意すべき。」と聞かされていました。ネコを飼っている生徒のハナシでは 彼女が引っ越した際には ネコはなかなか新しい環境に慣れず、数週間も段ボール箱の中で生活していたとか。 我が家のネコはかなり怖がりで臆病。大人しく、全然活発じゃあないタイプで、しかも、物心ついた生後1ヶ月からずっと私達と前の家で室内飼いされていたほどの世間知らずたち。うちの猫達が新しい環境になれるのに 1ヶ月ぐらいかかるかなと予想していました。新居へ連れて行き、一番狭い部屋である洗濯部屋に入れてやると、物置の隙間に入り込み、ぶるぶると震えていました。かわいそうだなと思いながらも、仕事があり急いでいたので、洗濯部屋の扉を閉め、出かけました。 その日の夜帰宅すると、子供達が洗濯部屋の扉をすっかりと開けていて、猫達はまるで何事も起きなかったかのような平然とした顔で歩き回っていました。あんたら、慣れるのむっちゃ早いねーこちらの心配とは裏腹に、猫達は意外とたくましかったのでした!!それに 再び家族と一緒に住めるようになったことが嬉しそうでもありました。ネオは家族の間を忙しそうにうろうろと歩き回り、ソファでくつろいでいる家族の横にちょこんと寝そべっているのでした!ただ、翌朝、ネコのけたたましい鳴き声に起こされました。白猫のキキが「ぎゃおんぎゃおん」と叫んであちこちと歩き回っていたのです。きっと一晩あけて、眼を覚ましてみると見知らぬ景色が 目の前に広がっている・・・昨日越したことなんかすっかり忘れてパニクっていたのでしょう。まあ、とにかくうるさかった!とまどうなら、段ボール箱の中で静かに震えていれば同情でも誘おうものを 歩き回って絶望の表情でぎゃおんぎゃおんと叫びまわる、そのドン臭さが いかにも キキで、家族全員で笑ったものです。 そして、一番の悩みの種であった爪とぎ。新居へ連れて行く前に ツメ対策として、ダメもとで爪とぎを購入。ダンボール素材カーペット素材縄素材ダメもとで 全種類購入。7000円近くかかりました。その爪とぎに マタタビの粉をふりかけて、特訓。すると、驚いたことに、およそ3年間慣れ親しんでいた家具での爪とぎを簡単に手放し、台所の一角に設置した爪とぎコーナーで 二匹ともきちんと爪とぎをしてくれるようになったのです!!ヤター!ソファーでの居眠りから目覚めた後、思わずソファで爪とぎをしちゃいそうなときは 直ちに引き離して爪とぎコーナーへ連れて行くと、ちゃんとそこでしてくれるように。私が料理をするため台所に立っているときは 猫達はその爪とぎの上にどっかり座り、気がむくと爪とぎをしていたりして、信じられないほど簡単に「家具離れ」出来たことに正直ビックリ。ネコってしつけが出来ない動物だって聞いていたけど、かなり頭いいですよ~!ますます 我が家の猫が好きになりました~!飼わなきゃよかったなんて考えてごめんね!
2006年03月10日
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またまたご無沙汰しておりました。やっとネット接続できるようになった!と思っていたのもつかの間、今度はコンピューターの故障・・・。(涙)つくづくツイとらんです。修理に予想以上の日数がかかってしまいました。 さて、昨夜(?)は アカデミー賞授賞式でしたね!一年に一度のゴージャスなこの授賞式。映画&ファッション大好きな私としましては この上ない楽しみでございます。 が、今回はとにかくツイてないことの連続!ネットに入れないため、注目映画の下調べが出来なかったところから始まり、日系団体のイべント中にオスカー授賞式当日であることを思い出し、「レッドカーペット」を見なくちゃと大急ぎで退散して家路についたも、新居アパートにまだケーブルテレビが届いていない事実を思い出し、(民放ではセレブの到着生中継は見せない)そわそわと授賞式の始まるのを心待ちにしながら、上の空で家事をこなしていたが、授賞式が始まる前に急激に眠くなりそれじゃあ、ビデオにとって翌朝見ましょとビデオを入れようとすると、ビデオの接続コードが入っていない!!新居に来てからはDVDばかりだからしゃーないかと諦め、寝ぼけ眼で接続をし、試しにビデオを再生してみると、画像が出ない・・・・。ヘッドが汚れていたようで、クリーナー用ビデオテープを探し出し、デッキに入れて再生しようとすると、・・・動かない・・・・テープが壊れていたのでした。仕方がないから、ビデオは諦め、見ることに。が、爆睡!!!ガッビーン!!結局、なんも観てないんですわ・・・・。ああ、あまりにも悲しくて、むなしすぎる、2006年アカデミー授賞式。あまりのやるせなさに 今朝はネットサーフィンで 画像検索しまくりですわー。生の動いてるセレブたちが見たかったよお・・・ううう。さてさて、受賞結果ですが、作品賞 「クラッシュ」 監督賞 アン・リー 「ブロークバック・マウンテン」主演男優賞 フィリップ・シーモア・ホフマン 「カポーティ」 主演女優賞 リース・ウィザースプーン 「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」 助演男優賞 ジョージ・クルーニー 「シリアナ」 助演女優賞 レイチェル・ワイズ 「ナイロビの蜂」主なものはこーんな感じですね。主演男優賞を見事受賞したフィリップ・シーモア・ホフマン。まさか彼がこんなきらびやかな賞をもらえるような機会に恵まれるとは思ってもみませんでした。今回は金のかかった大作がなかった年だけに かなりラッキーでしたね。実際はかなりの演技派ですから、実力は申し分ないけれど、この受賞によってギャラがはね上がるってことはなさそうな気もしますが、実際のとこどうなんでしょ。確実に活躍の舞台は増えそうですし、息の長い俳優として映画界に君臨することは出来るでしょう。が、彼主演の映画で客は呼べなさそうだなーと思いました。だって、「キモい」ですもんね。だはは~!セイモアとは超対照的なリース・ウィザースプーンが主演女優賞!言ってみれば、目立たないオタクくん と 学校中の人気者セレブ、キューティーブロンドですものね。彼女の今回の受賞は 確実に収入&レベル&パワーアップの源として機能しそうですねー。はなぺちゃのおでこちゃんだった彼女も すっかり美しくなったもんですね。彼女の凄い前向きパワーと底なしの明るさは いかにもアメリカ人好みで、これからも大活躍しそうな予感です。監督賞はアン・リー。各プレスの予想通りの結果でした。私的には『ブロークバックマウンテン』、すっごく好みの映画でした。ただの同性愛を描いているだけでなく、社会の規範にどうも適応できない男性が同じような人間と傷口をなめあい、友情と愛情を同時に育んでいる、ALMAS GEMEAS(もう一人の自分?)である運命の人に出会えたという複雑な惹かれる要素が とても説得力があり、ひきつけられましたね。しかし、その罪悪感と恐怖からどんどん自分や周りを傷つけていく切なく苦し~い気持ちがガンガン伝わってきて、感傷なしでは見られない映画でした。これは『グリーンディスティニー』にも通じるところがありますね。切なく苦しい純粋な愛を描かせたら天下一品ですね、この監督。今回はあまり映画を観ていなかったので、なんとも感慨が薄いのですが、もっとヨーロッパの映画祭っぽい受賞内容でした。しかし、やっぱりきらびやかセレブたちは大集合!これぞとばかりに美しく装った俳優達の晴れ姿を拝むことができ、大満足です。(ま、画像のみでしたが)リースのドレス、遠目には分からないけど、ディティールがロマロマしてて、可愛かったです。美の女王シャーリーズは思いっきりクチュール系ドレス。大きすぎてやりすぎ感のある肩のリボンも、この美貌ならでは!上品に光沢のでるサテン生地でも色は黒とシックに着こなしていました。キーラのフォークロア風なドレスの着こなしがいかにも今風でよかったです。彼女の完璧なお顔がぴったりマッチしてました。画像が見つからなかったけど、チャン・ツイイーはいつものように可愛くて、着こなしもいかにも東洋人好みだなあと思いました。日本人がお手本にしたい、パーテイードレスの着こなしですね。最近頬がこけてきて、釈由美子に似てきたと思うのは私だけ?ユマ・サーマンの白いドレスもよかった。ドレスの光沢と透けてる部分のバランスが素敵!J.LOのファッションはいつもシックで落ち着いていて、彼女のエキゾチックな雰囲気にぴったり合っていて、よく自分を知っているって感じですね。きらびやかなフリフリだとか、ピカピカスパンコール&ビーズ満載だと、嫌みったらしく下品になりそうですがね。ああ、動画で観たかった・・・。←しつこい私です。
2006年03月06日
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二週間ほど前に引っ越した我が一家ですが、職場に住んでいた以前と違って、今は 通勤!!しなくてはならなくなりました。コレが慣れるのに結構大変。何せ私の仕事、『地区の日本語屋』は 朝から晩まで仕事が入っており、空き時間が結構あります。例えば、朝二時間、午後三時間、夜3時間、って感じ。子どものいる私は その合い間ごとに家へ帰っては 食事の準備をしたり、家事をしたりということになります。以前はその点は何の問題もなかったのですが、今は結構キツイ!!2時間の空き時間で家へ帰って、食事して、子供の習い事へ連れて行って・・・というのは結構ばたばたして疲れるもんです。それに、夕方の三時間の空き時間がある日は、さらに晩ご飯のしたく。給食のある日本の小学校がホンっとうらやましいです。 そして、新居では 日本のように「靴を脱いでスリッパを履く」スタイルにしました。これはかなり気に入りました。裸足でフローリングの床を歩けるってこんなに気持ちのいいものだったんですね。しかーし、ここサンパウロでは掃除はかなり曲者。朝、ちゃんと掃除機をかけて水ぶきしても、夕方には既にホコリがうっすらとたまっている・・・・。しかも、そのホコリ、黒いんです。ぬいぐるみを飾っておくと、そのうちグレーに変色していくほどの強烈なホコリ。毎日毎日水ぶきでっせ・・・。(>0<)一日、仕事と家事で精一杯です。え?育児?そんなの、無理です。(←おいおい)その点は 実家の姑さんが率先してやってくれているので、助かってます。さらに訳あって無職の義兄さんと義妹も子供の面倒を見てくれています。「家事」と「仕事」の両立。これはぎりぎりできるかもしれない。それプラス、子供の教育。かなりやバイ。週末にまとめて面倒見るかってノリなら、なんとか。そして、とっても大切な息抜きである(及び人生の生きがいでもある)趣味の時間。これは まず無理って感じ??ぐあああ~んです!!私思うんですけど、趣味を極めている人で、仕事・家事・子供を全て完璧にこなせている人を見たことがない。趣味を重要視したかったら、家事はどこかで手抜きをして、諦めざるを得ないと思うんですが。そうしないと、とてもじゃあないが限りある時間のなかで、やりこなせるはずがない~と思ってしまいましたね。ああ、趣味を楽しみたいわア・・・。
2006年02月25日
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一週間だけのお休みのつもりが、こんなに延びてしまいました。やっぱりブラジル。連絡してから「72時間以内にネット取り付けます」といううたい文句も 電話会社TELEFONICA、平気で無視!!その点を問い詰めても、「だって無理なんだから」で切り返す厚顔ぶり。こちらが何かミスをすれば、直ちに罰金告知が来るというのにね。ま、そういうことには慣れっこ。いろいろありすぎて、ネタも忘れてしまうほど(笑)溢れるほど溜まっとります。ぼちぼち更新していきますです。
2006年02月23日
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夏休みの間、しばらく見ない間に ずいぶんと大人っぽくなったね僕にはキミが眩しすぎるよそーんな歌があったかどうか知りませんが、夏休みのたった1ヶ月半の間でめきめきと成長したり、ずいぶんと雰囲気が変わるのが、ティーンネイジャー。うちのけんけんも ほぼ私の身長(167センチ)になりそうな勢いで、ぐんぐん成長しております。 きのう、澄んだ美しい瞳が魅力の"オバハンキラー”(きっとそうにちがいない)のL君が日本語の授業にやってきました。その神々しいほどの変化(へんげ)ぶりに、言葉を失った私・・・。その澄んだ茶色の瞳は ますます憂いを湛え、まだ幼さが残っていた丸みの残っていた頬は細く引き締まり、笑うとうっすらと日焼けした肌に真っ白の歯がさわやかに覘く・・・。江口洋介(!)ヘアだったのも、ボン・ジョビ(現在のね)カットにし、ますます美しさが引き立っていました。(←例えが強烈ですね。ジャニーズあたりにしとけばいいんだろうけど、全然知らないからなあ)日系人と白人の血を同じぐらいの割合で引き継いだような顔も、日本人の血が少し薄れてきて、すごくいい感じのMIX顔に成長しています。ブラジル人の美男美女を見てもなんとも感じない私が そう感じるのも、一見日本人の血が流れているように見えなくとも、確実にどこかに日本人のテイストが混じっているからかもしれませんね。まあ、とにかく、美しいんです!!若々しさや、生きる瑞々しさを失ってしまった私には あまりにも眩しすぎるんです!! なんか、急に自分の歳を感じてしまいましたね・・・。ま、それでも、楽しくお話をしたりして、最初の授業を過ごしました。これからの成長がますます楽しみなL君なのであります・・・。すっかりオバハン化している私・・・。(汗)* 明日から引越しのためインターネットを外しますので、一週間ほどお休みいたします。
2006年02月03日
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むちゃくちゃ嫌なんですけど、リクエストにお答えして、画像公開。・・・コメントなしでいいですよー、はあ・・・。10年ほど前のものなのに痛んで見えないのは、ソファカバーのお陰。マジ、凄いでしょ??コレをデザインした人の顔が見てみたいですわ。このおぞましきセンスの悪さ。デザインもデザインだが、選んだ布地も凄い。まさか自分で織ったわけじゃあないでしょうから、いろいろある中から選んだんでしょ?こんなん作る方も作る方だが、買う人も買う人だわ・・・って私のことかい?ガビーン(自爆)。さて、新居にガスシステムがつき、今まで電気のシャワーを浴びていた我が家。旦那が毎日新居に シャワー浴びに通っています。「新居のシャワー、最高!湯量は多いし、勢いも強いし、今度から朝晩浴びにいこっかナ!」そんなルンルン気分の旦那に、「シャワー浴びるってことは 他に何か仕事ができるってこと忘れてない?」「え?」「使ったら汚れるのよ、当然!誰が掃除するわけ?」「・・・・ま、二週間後には引越しするわけだし・・・・。」「二週間掃除しなかったらカビが生えるよ!!」そんな私の忠告(脅し?)にもかかわらず、今日も旦那はタオルと着替えを持って、るんるんと新居へシャワー浴びに出かけていきました・・・。
2006年01月30日
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昨日は引越しの敵を書きましたが、今日はインテリアの敵!ずばり、だんなです。普段はとっても仲のよい私達夫婦ですが、最近の家の備品購入の際には結構対立しています。二人とも基本的にケチなんですが、だんなはとにかく安ければ何でもよいケチわたしはとにかく納得したもの以外は絶対に財布のひもを緩めないケチと、性質が違うので、お互いにイライラしている訳です。旦那は必要なものを買いにホームセンターに訪れた際に、全て店内にあるもので安いものを買いたがるのですが、私は気に入ったものがなければ 他のホームセンターなどに足を運んで、気に入ったものにめぐり合えるまで妥協しないのです。今まで私が妥協したものはシャワーBOXトイレのメタル備品クローゼットの扉の材質です。毎回何かを買うときや契約をする際、値段がぐっと安くなりそうなとき、夫の目がぎんぎんと輝きだし、「LUANA,いいだろ??」と、有無を言わさぬ凄い眼力で聞いてくるため、ちょっといやだなと思っても、なんとなく彼の雰囲気に押されて、OKを出してしまっていました。 ちょっとでも、返事をためらうと、眉間にしわを寄せ、マユを「八の字」に曲げ、”タコ”のように口をすぼめ、不満いっぱいの強烈な表情をするので、不思議と なんだか私がまるで我侭で贅沢な融通の効かない女のように感じてきて、ちょっぴり自己嫌悪気分になってしまうのでした。元々は 今回のアパート購入に関しても、面積の狭い小さなアパートだからこそ、LUANAの望みどおりのインテリアにしようと言ったのは 旦那。 しかし、そうして出来上がっていくアパートを見て、コレじゃあまずい!旦那に全部押されて、理想のインテリアとは程遠いものになってしまうではないかと危機感を感じ始めました。それを強烈に感じたのは ガスレンジを購入した電化製品メガショップでの出来事です。そのメガショップはテナントに家具を売っているところがありました。ざっと見回すと、私達が買おうとしていた二人がけソファの横に足が伸ばせるように座席部分が伸びた、L字っぽいソファがありました。値段を見ると、私達が見つけたソファ工場の格安のソファの約半分の値段!!ダンナの目がきらきらと輝き始めました。興奮した口調で、「安いよ!これ!これにしないか?」と聞くではありませんか。私はサイズや形には特別こだわりがなかったので構わなかったのですが、色と素材がいただけない。真っ赤で、使い古したマットのようなよれよれの布地だったのです。布地さえ変えれば大丈夫だったのですが、店員によると、オプションはないとのこと。ががーん。赤って言っても、最近はやりのオレンジがかったような芸のある赤ではなく、日の丸の赤!旦那は執拗に私に決断を迫ってきます。「布地ぐらいいいじゃあないか。すぐ慣れるし、しばらく使って、すぐ張り替えてもらえばいいんだからさ。ソファーカバーをつけてもいいし。」私は知っています。私達の最初のソファを購入したときも同じだったのですから。 腐ったような濃い緑色の布地にほとんど見えないような無意味な模様が入っており、形も中途半端な世にも醜いソファだったのです。そのあまりにもの醜さに ソファカバーを外さずに使わなかった日はなかったほど。しかも、スポンジ部分がなくなり、バネを尻に感じ始めても、今だ我が家にひっそりと存在している醜悪ソファ。いくら安いからといって、何であんな醜いソファにOK出してしまったのか・・・悔いても悔やみきれません。次のソファも格安でしたが、家族全員がゆったり座れる大型ソファで、布地も形もよく大満足でした。これは 閉店セールで破格で手に入れたもの。しかし、背もたれ部分を歩いたり、飛び跳ねたりする子供のせいで、スポンジがへこんで、布地も猫のせいでぼろぼろになってきましたが、張替えする金額で他のソファが買える!と、張替えはしないこととなりました。それに、ソファーカバーも結構高いのです。その格安ソファーの半分ぐらいの値段はするでしょう。それなら最初から満足できるものを買った方がいいのでは、と思い直し、「NO」と言いました。やっぱり旦那は ため息をつき、例の困惑の強烈な表情をしましたが、私は絶対に折れず、「NO」ともう一度言いました。その売り場を去るとき、旦那はずっと文句をいい続けましたが、私もはっきりと言い返しました。「あのねー、私が選んであなたが気に入らないときは、たとえ安くても、絶対受け付けないよね。それに、あなたのお母さんのソファ購入に付き添った際も、この素材はどうだああだとか文句言っても、私に言うような小言は言わなかったよね。私よりお母さんの意見の方に一目置くのはどうしてかしら?」この一言で黙りました。(笑)どうして、男性はそこまで母親に弱いのかしらね?最近の私達夫婦はこんなアホな喧嘩ばかりです。
2006年01月29日
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さて、新築アパートが明け渡されてから、もう1ヶ月以上が過ぎようとしているが、まだ引越しできていない。その原因は、12月下旬に契約したシステムキッチンがまだできていないのと、流し台にはめ込むタイプのガスレンジも届いていないのです・・・。システムキッチンの契約時には「最大期日は契約日から30日ですが、通常20日までに設置いたしております。お客様の場合お急ぎのようですので、1月の三週目ごろに伺うように努力します。」と言っていたからこそ、安心して契約したのに、4週目にも来る気配がない。業を煮やして、どうなっているのか電話で聞くと、「1月下旬頃になるだろう。」とのこと。じゃあ、契約時に言っていた調子のよい言葉はなんだったんだ??システムキッチンがなければ引越しできないんだよ!他のものは全て揃っているのに、一番最初に契約したシステムキッチンだけがまだなんだよ~!と文句を言っても、暖簾に腕押しって感じ。金さえいただけば、あとはどんなにぞんざいに扱ってもいいとでも思っているのだろう。釣った魚には餌はやらぬってノリ・・・。その後、取り付け予定日は2月2日にさらに繰り延ばしとなった・・・。契約が12月25日、取り付けが2月2日・・・。納入期日は最大30日・・・あれ、契約違反なのでは?と問い詰めると、「30 dias uteis.」(土日を含まない、平日30日)とのこと。うっわー都合いいわ!と呆れてしまった。ガスレンジも 先日買いに行ったのだが、「配達は明日でもokっすよ!」と言われたので、衝動的に買ってしまったのだが、翌日何もなくガランガランの新居で、ぼけーっと一日待てど(時間指定はできないと言うので)、結局こなかった。早速苦情電話を入れると、「在庫がなかった!」とのこと。ンなら、連絡して欲しかったね。一日無駄に過ごしてしまったではないか。それに コンピューター制御システムでの在庫チェックをしたはずなのに、ないってのはどういうことなのか。いかにもズサンなブラジルらしい出来事。結局10日後の配達となった。これらはまったくブラジルらしい出来事。購入時に いろいろ特典やサービス優遇などの話を聞かされて、いい買い物したなあーと喜んでいると、しばらく後でどんでん返しが待っていて、たちまちブルーな気分に落とされる。必ず、最後には売り手側が得するようになっているのだ。コレにはすっごくムカつく。サービスの基本は、お客様にいい買い物をしたと言う満足感を与えるということなのではないか??と力説しても、ここでは始まらない。とりあえず、これらの納入日に遅れることなく届くことを願うのみである。
2006年01月28日
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ご無沙汰です。実は、隣の州、ミナス・ジェライス州へ遊びに行っていました。最初はサンパウロの田舎のファゼンダ(農場)ホテルへ行こうと思っていたのですが、「ミナスは安くて、人も多くないし、穴場。」との情報を得て、即ミナスに変更。実際、値段もずいぶん安かったし、到着した日は私達以外誰もいなくて、ラッキーでした。町の名は AIURIOCA。アイウリオッカ・・・舌をかみそうな名前です。ブラジルの地名には昔の名残で インディオ語が使われることが多いです。普通のファゼンダホテルは 自然に囲まれた田舎町に建てられ、プールや魚釣りのための湖、乗馬を楽しむための馬があくまで”準備”されているものなのですが、ここは 本物の農場でした!!しかも、ここのポルトガル系のご主人の6代前の祖先がポルトガル政府からブラジルの農場を開くよう要請金までもらって、やってきたとのこと。インペリアル時代は貴族御用達の旅宿場としても使われていた、由緒ある農場だったのです。中に入ると違いレキゼン。床や天井に大きな木材がふんだんに使われており、天井も二階分ぐらいあるんじゃあないのってぐらい高い。丘の頂上に建てられているので、眺めも抜群です。ここでのレジャーは 農場内を散歩したり、魚釣り、プール、乗馬ぐらいのものですが、よそと違うのは、本物の農場なので、めちゃ広い!!敷地面積270ヘクタール(2.700平方キロメートル)!!乗馬も ここの馬及び牛係のお兄さんが休みついでに連れて行ってくれるので、2時間ぐらいたっぷりと楽しませてくれるのです。しかも、コースは毎日違うし。さらに、ここは犬のブリーダーの仕事もしているので、犬がいっぱい。ラブラドール、ボクサーなどの老犬(今は幼犬は売られたのでいない)との夕方の散歩はなかなか乙なものでした。そして、なんと言っても、女主人ネウザの料理がめちゃめちゃうまい!脂っこく塩辛いのがミナス料理ですが、彼女のはさっぱりとしていて、ブラジル料理嫌いなわたしが毎食ふた皿も平らげてしまうほど。彼女の得意技は甘い食材と 苦い、OR脂っこい食材との絶妙な組み合わせ!!です。ルッコラとマンゴのサラダとか、トマトとビーツのスープ、とか、豚煮込み料理の隠し味のさくらんぼのようなフルーツなど。炭焼きオーブンで、品数はそれほど多くないけど、各料理はしっかり美味しい。ここにずっといたら太ること間違いなし!!でも、お肌がつるっつるになったんです!!ふんだんに使われた野菜&フルーツのお陰??それともここで飲んだり、プールで浸かったミネラル水の効果???真ん中の人がご主人のファビオさん。この農場をする前は サンパウロの有名設計事務所でエンジニアの仕事をされていたそう。さすが、数値をよく使われて、説明が分かりやすく上手。生まれ育ったこの農場が好きでたまらないと言う。この農場の使用人夫妻の一人娘ラリッサ。超可愛い!!お父さんは牛や馬の世話、お母さんは食事の準備の手伝いをしています。お母さんはエマニュエル・ベアール似の超美人。サンパウロから車で4時間と、ちょっと遠いですが、お勧めです。この町の近くには CAXAMBUというブラジルで初めての温泉観光地(今は廃れましたが)や、UFO出現!すると言われる石造りの建物が見所の SAO TOME DAS LETRASという観光地もあります。いっぱい宿泊客がいて、子供を見てくれるモニターや大人のリクリエーションがある設備の整ったところがお好きな方は、ここは向きませんが、本物の農場での生活を見てみたいと思われる方には絶好のとこです。一人での宿泊にもお勧め。ご主人達がかなりもてなしてくれますよ。 ホテル ファゼンダ サン ペドロ
2006年01月27日
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もともとはジーンズメーカーでした。81年に立ち上げられた同ブランドは いずれブラジルモードに多大な影響を与え始めました。ブラジル人のもつ女性的な美しさをデザインとクアリティーを厳しく守りながら、表現しています。 一時はこことZOOMPブランドのジーンズがとにかく凄い人気で、ロゴマークの入った偽ジーンズも巷に出回っていたほどでした。私がブラジルに来た頃、「LEVI'S? LEE? なにそれ?」って感じでした。今やジーンズの人気も違うブランドにのっとられてしまいましたが。色や形はクールなのに 女らしさや可愛らしさがちらちらっと覘く、なんとも味のあるアイテムが持ち味。セレブ達は普通庶民ブランドなんて着ないのに、ここのワンピなどは愛用している人が結構いるほどです。
2006年01月25日
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才気煥発、多芸多才。アバンギャルドな路線から始まった同デザイナーですが、最近ではシックな色味にアバンギャルドな要素をエッセンス的に取り込むようになったことから、誰でも着られるアイテムを生み出してきています。 サンパウロ出身デザイナー Alexandre Herchcovitchは年に8つのコレクションを発表。年に二回のサンパウロファッションウィーク、パリ、ニューヨーク7th on Sixthなどです。2002年、同デザイナーはクラシカルブランド”cori"の監督を受け持ち、同ブランドのイメージの若返りに尽くしました。去年6月にはFMU服飾モード大学を総指揮。「ブラジリアン・ビューテイー」の発掘を目標に、自らモデルコンクールも立ち上げました。自身のデザイナーとしてのキャリアは10年ちょっとですが、Alexandre Herchcovitchというネームはファッション界でもっともパワフルなネームのひとつとなりました。いろいろなメーカーにデザイン提供もしています。ジーンズメーカーの Democrata宝石店 Dryzunソックス、下着メーカー Lupo,Motorola 携帯電話の液晶画面デザイン プラスチック素材のサンダルメーカー Melissa文房具メーカー Tilibra,布団メーカー ZERO家具メーカー TOK&STOKなど。自身のブランドでは キティー柄を使った服飾アイテムが話題となり、歌手のBIJORKが愛用していたとか。デザインの仕事のほか、DJやドラマ出演と、さまざまな方面で活躍しています。
2006年01月24日
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珍しいミナス州出身ブランド。ニットがお得意で、民族調の明るく素朴な可愛らしさが魅力。 って、この画像、全然色鮮やかではありませんね・・・。(汗)ニット画像を選んでしまったもので・・。www.patachou.com.br
2006年01月23日
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1989年に同ブランド発足。自然と都会的な要素が混ざった、若者のためのファッション。現在、9つの州に28店舗、あとポルトガルにも店舗を構えている。(日本にも同ブランド商品あるようですが)リオデジャネイロのリゾート地、buziosに最初の店舗を構えたそうですが、わたしが初めてbuziosを訪れたとき、このショップは一番光っていました!!他の店と同じようなリゾートファッションを売っているのに、断然洗練されている~!と迷わずショップに入ったのですが、高くて断念!(←なさけない・・・)同じようなチノパンやコットンワンピでも、確実に他のショップのものと違います。ここは毎シーズン展開されるプリント柄がとても独特で、ぜひとも一アイテムぐらいはゲットしたいんですけどね・・・。サンパウロではmarket placeショッピング(モルンビショッピングの隣)で見かけました。www.osklen.com.br (21) 2219-8958Rua Benedito Otoni, 23Rio de Janeiro
2006年01月22日
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当然シンプルなビーチ用の水着も取り揃えてはいるけれども、メインはホテルのプールサイドでドリンクを飲みながら優雅な時間を楽しむ為の美しい水着。水着と同柄のサンダルや上にはおる為のワンピース類など、とにかく優雅でプチマダム気分が楽しめます。同ブランドのオーナー、Amir Slamaは ファッション界に足を踏み入れる前は 歴史の教師、バーテンダーをしていたという異色児。スポーツウエアー作っていた父親から、軽い気持ちで 家業を引き受けたのだとか。最初の Rosa Chá店舗は93年にオープン、97年からはフランチャイズ展開を始め、瞬く間にブラジルを代表する高級水着ブランドとなった。同年からファッションショーに登場し、アメリカのヴォーグ、Harper's Bazaar誌でも同ブランドのアイテムが紹介され、高級デパートであるバーニーズニューヨークやTeodore'sに常時商品が置かれるようになる。(このモデルは今一番注目株であるイサベリ・フォンタナ。ポストジゼリ・ブンチェンとも言われている。) 2000年より ニューヨーク7th on Sixthファッションウイークでコレクションを発表している。ブラジル国内に 25店舗、海外に200店舗を構えている。 www.rosachabyamirslama.com.br
2006年01月21日
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洗練された上品なお嬢様ブランドはいくつかありますが、ここはオードリー・ヘップバーンの『テイファニーで朝食を』スタイルのような、クラシックできちんとしているのに、スカートの色が鮮やかだったり、形が女の子していたりと、女の子心を忘れないディティールが魅力。80年代、デザイナーClara Vasconcelosによって TESSUTIブランドが生まれました。同ブランドは 独特のプリント柄、豊富な色展開、上質な素材による丁寧なつくりのシンプルなラインで知られています。高クアリテイーなクラシカルな上品さを象徴するブランドです。<今シーズンの傾向>50年代オーガンジー、シルクビロー、レース、蝶モチーフ多様。シルエットはすっきりとしており、太目のバンドでウエストマーク、デコッテの仕上げははリボンやブローチ。ロングワンピース、ストレートスカートなど。www.tessuti.com.br
2006年01月20日
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今ファッションショウで唯一の子供ブランドの登場。リリカという名のねずみキャラクターがブランド名の同ブランド、ピンクの壁のピンクの部屋で生活するおしゃまな女の子のイメージを毎シーズン尊重しています。水色、オレンジ、黄緑など、他の色展開も豊富なのですが、基本的にはピンク。しかも淡いピンクとかじゃなくて、強めの色合いのピンクで、デザインも都会に住むモードに敏感なブラジルの女の子といった感じの、おきゃんでキュートなイメージを打ち出しています。ぴったりと体にフィットするカットソー、大胆に背中が開いたワンピ(夏)、目を引くカラフルなストライプのロングソックス(冬)、こんなアイテムを探すならここ。色合いとデザインのキュートさから、街中でもかなり目を引きます。可愛い洋服だなあと見とれていると、服の端に小さく入っている同ブランドのロゴマークが目に入ってくることしばしば。大人には無理な色やデザインは 12歳までの期間限定の女の子の楽しみといってもいいかもしれません。
2006年01月19日
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トレンドを抑えたいけど、歩くトレンド塔として変な意味で目立ちたくない。前衛的にも野暮ったくもならずに モードな可愛らしさを貫きたい。お嬢にもヒッピースタイルにもかたよらず、ナチュラルな自分を消さずにモードを楽しみたい・・・そんな割と普通の人に共通のおしゃれの願いをかなえてくれるのが、MARIA BONITA EXTRA。1990年20~35歳の年齢層に 品質と創造性を伴ったフェミニンなラインを展開したいという動機から,同ブランドが生まれました。近年同ブランドの活躍はめざましく、全国で最先端の流行と姿勢が注目され、今一番ホットなブランドとして話題となっています。国際的にも活躍をしており前年冬コレクションよりアメリカの、Nordstrom, Fred Seagal 、Barneys New York、 Beverly Hillsでの ショップ展開、さらにはポルトガル、スペイン、フランス、日本など41店舗をも構えています。Sao Pauloでのショップrua oscar freire, 705 ; tel: (11) 30633609market place, loja 234/235 ; tel: (11) 51839903shopping iguatemi 2º. piso ; tel: (11) 30325098<今シーズンの特徴>60年代、蝶プリントがモチーフ。色、羽と共に自由な変化を象徴。* 色使いが流行りそうな予感!手持ちのアイテムをうまく活用して、今年風に着こなしたいものです。*コレはお姉さんブランド、”MARIA BONITA”。フェミニンではなく、もっとモードしていますね。
2006年01月18日
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ファッションウィーク(ファッションショー)にちなんで、お勧めブラジルブランドなんて紹介しようかと思います。まずは トップページに載せている、私の一番の憧れブランド~permanente por andrea saletto~から。 ”アンドレア・サレット”は リオ・デ・ジャネイロ発祥ブランドのなかでも最も洗練されたブランドの一つです。同ブランドの各アイテムは コットン、麻、シルクなどのトロピカルで軽快な素材を用いた、エレガントなシンプルさが特徴です。流行をエッセンス的に取り入れるのみにとどまり、独自のスタイルを一貫しています。エレガントなカリオカ(リオの人)の贔屓ブランドです。今シーズンの特徴は”青”をテーマに構成。50年代に活躍したフランス人造形美術アーテイスト、Yves Kleinの”青”をメインとして展開しています。今回に限らず、黒、紺、カーキ、茶などの”地味色”がほとんどのラインナップを占めますが、ミニマル&クラシックな彼女のテイストは どこかオリエンタリズムに通ずるものもあって、日本人にも受けること間違いなし! と、手放しにお勧めですが、難点は・・・お値段が高いこと!(涙)夏の麻のワンピが2000へアイスぐらいしてました~。(日本の感覚で14万円ぐらいかしらん?)当然のごとく、貧乏人の私は一着も持っておりません。お金のある方、どうぞ!!以下は 今ショップで売られている夏コレクションより。デザイナーアンドレア・サレットは1979年、自分の専門である建築学を基盤にして、独自ブランドを展開しました。バリエーション豊かな素材を用いたピュアなデザインは 今を生きる都会の女性に瞬く間に浸透していったのです。1998年, もっと気軽で、使い回しに効き、値段が少し手の届きやすくなった「Permanente Andrea Saletto」ブランドを立ち上げました。同ブランドはブラジル全国に展開され、アメリカにも進出。今年はヨーロッパに進出し、フランス・パリの Samaritaine e Galerie Laffayeteに店を設けたとのことです。
2006年01月17日
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製作年:2003年製作国:フランス監督・脚本:アンドレ・テシネ出演: エマニュエル・ベアール、ギャスパー・ウリエルかげろう ◆20%OFF!<内容>時は第二次大戦、ドイツ軍がパリを陥没し、人々はドイツ兵の追っ手から逃れるため、あてもなく南へ南へと向かっていた。その最中、未亡人オディーユと二人の子供は ドイツ軍機の攻撃を受ける。その時二人を助けてくれた青年イヴァンと行動を共にするようになり、ついに無人の村の音楽家の屋敷に住むようになる。 最愛の夫を戦争でなくし、生活も戦争によってつぶされ、身も心も当てもなく翻弄しているオディーユ。 一方、両親がいず、誰からも愛を受けることなく一人で退廃的に生きていたイヴァン。 二人とも死ぬほど愛を渇望しているのに、あまりにも傷つきすぎて、人を信じることや愛することに臆病になりすぎている二人。 そんな彼らがたどり着いたのは 人一人いない無人の村。森の奥の閉ざされた村の閉ざされた家で、彼らは擬似家族生活を営みます。それによって、彼らはそれぞれ足りない家族の断片をつなぎ合わせるのでした。母は 頼れるべき亡くなった夫を、息子は 強さと厳しさを教える父を、娘は 家族を導く強く頼もしい父の存在を、青年は 今まで持つ事のなかった家族の団欒を、愛する対象である女性を、そして、母のぬくもりを。そう、イヴァンにとってこの「かげろう」の世界に 決して彼の得ることの出来ない幸せが全てあったのでしょう。 もう何も信じられなくなった荒んだ心は他人のぬくもりを求めることを諦めてしまっているのですが、戦争中という厳しい状況の中で逃げ込んだこの無人の村は まるで浮世離れしていて 傷ついた者同士を優しく癒してくれるのでした。より厳しく自由のないシチュエーションでは人は怯え、孤独で上も下もなく皆平等で、弱い者同士身を寄せ合って生きなければ、押しつぶされてしまいます。逆にイヴァンにとって生き易い状況だったのかもしれません。その戦争が終わったとき、イヴァンの生きられる世界=かげろうは消滅してしまったのかもしれません。 フランス映画には この手の映画が多いですね。傷つきすぎて、愛が欲しいのに、手に入れるともっと不安になるという映画。フランスの国民性なのでしょうか。初めて この手の映画を観たとき、かなり衝撃的で、後を引きましたが、今やもう先が読めちゃうほど。(汗)これももう中盤で 結末がわかっちゃいましたね。でも、映画全編に流れる美しい調べや、丁寧な生活描写などが、さすがアンドレ・テシネ監督といったとこでした。べアールは官能的な未亡人役がばっちり合っていたし、ギャスパー・ウリエルは 『ロングエンゲージメント』の好青年と違って、野性的で粗野な孤独な青年をうまく表現していました。同一人物とは思えないほどでした。
2006年01月16日
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原題:2 filhos do francisco製作年:2005製作国:ブラジル監督:ブレノ・シゥヴェイラ出演: ÂNGELO ANTÔNIO(フランシスコ)、DIRA PAES(エレーナ)、MÁRCIO KIELING(ミロズマール→Zezé Di Camargo)、THIAGO MENDONÇA(ウエルソン→ルシアノ)<内容>フランシスコはゴヤス州の田舎の農業従事者。彼の9人の子供のうちの二人をカントリー歌手にするという、無謀な将来を夢見ていた。 彼は11歳になる長男のミロスマルにアコーデイオンを調達してやり、その弟のエミヴァゥと共に地元の人気者となった。しかし、土地を失った彼らはゴヤス州の首都、ゴイヤニアへ移ることとなる。家族の生活費をまかなうために、二人の兄弟はバスターミナルで演奏しはじめ、タレントプロデューサーだと名乗るミランダという男と共に州各地を演奏して廻るが、彼らに悲劇が起こる・・・。久々に ブラジル映画紹介です!ブラジルに住んでいるんだから、もっとみなきゃね。ブラジルのカリスマ的人気のカントリーデュオ、ゼゼ・ジ・カマルゴ&ルシアノの事実に基づく半生を描いたもの。彼らは超有名歌手なため、興行的にも大成功を収めた2005年の大人気映画。今年のオスカーへの有力候補として、国としてプッシュしているそうですが・・・。カントリーは昔は田舎者のための音楽であったのだけど、ここ数年は都会の方でも流行り始めています。私自身はカントリー音楽は聞かないのですが、コレだけ人気者である国民的人気者の生い立ちが興味をひき、観てみました。 それにしても、超セレブな彼らが かつてはこんなに貧しく、苦労していたという事実が 映像にしてみることで想像を絶するものだったんだとびっくりさせられました。ド田舎の、電気もなく近所の家も見えないほどの地で7人の子供を抱え、両親は温かい家庭を築いていました。物質的には貧しいが、現代の都会の核家族的生活にはない、相互の関係が濃い理想的家庭環境がそこにありました。強く厳しい男性性を持つ父親が家の中の緊張を作り出し、母親は温かい女性性で家庭の緊張を和らげていました。その緊張した空気の中で、子供達は言われずとも規律を自然に学び、絶対的な強さを誇示する父親を目標とし、従うという、本来のあるべき家庭の姿がその辺鄙な地にぽつねんと建つ一軒家の中にはあったのです。(この男の子、かなりいいですよ。歌は凄くうまいし、この大きな目に力があって観るものを惹きつけます。)父は人々からクレージーだと言われるほど、考えが突拍子もなく、頑固な男。しかし、働き者で、信じたことをやり通す強い意志と勇気、家族を深く愛する心を持つ、強い男なのですが、アイデアがあまりにも偏っていて、第三者的には おいお~い!!と突っ込みを入れたくなるほどですが、彼の息子達は彼を信じ、黙って従います。貧乏で、学もなく、成功などほぼ不可能だったであろう環境の息子に 夢、目標を与え、その道を手助けしてやる父親の愛が素晴らしかったです。今現代に こんな父親がどれだけいるでしょうか?会社での激務に追われ、家に帰ると子供には無関心。塾へ入れ、有名大学さえ行かせておけば、おのずと道は開かれるであろうぐらいしか考えていないのではないでしょうか。前向きに一生懸命な彼らは 本当に波乱の人生を送っています。いいこと悪いことの起伏が激しい、運命に翻弄される家族なのです。先日見た、偉大な盲目アーテイスト、レイ・チャールズもそうでしたが、それに負けず劣らずの波乱の人生です。この映画は 彼らが成功するまでの足跡が記されていますが、実はその後も足の不自由な弟が誘拐され、耳の一部が暴力的に切り取られるという、残酷な誘拐事件も実際におきています。 そして、彼自身の娘、ヴァネッサ・カマルゴも歌手を目指し、人気歌手として成功を収めていて、本当にいいことと悪いことが交互に起きる家族なのですねー。メイキング・オフで、母親がしみじみと語っていました。「今は子供達は皆国内各地に散らばってしまって、皆で集まることなどほとんどない。あの頃は貧しかったけど、一番楽しかった。家族が皆同じ屋根の下で、笑い声が絶えなかった。」と。本当の豊かさとは何かをしっかり知っている、母親の呟きがとても印象的でした。映画の出来じたいは、前半は息を飲む間も与えないほど、父と息子の関係が巧みに描かれていましたが、後半の青年になった息子のところから、スパッと緊張が切り落とされ、散漫になってしまった感じがしました。終わり方もちょっぴり雑。オスカーは無理でしょうが、貧しさの中にある、輝く本当の価値感を魅せてくれるこの映画は 必ず観た者に希望を与えてくれると思いますねー。ブラジルにいる人は必見、ブラジル音楽に興味のある人にもかなり楽しめる映画だと思います。ブラジルらしい、温かい映画でした。
2006年01月15日
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シュウフクカイセンロウ?なんて読むのか分かりませんが、穴場を見つけました!安くて、美味く、量の多い中華レストラン!日本語教師のベテラン教師達が、「とにかく安くて美味い!」というので、ちょっとリベルダージ(日本人街)へ買い物がてら、店の前を通ってみることにしました。リベルダージ広場の 反対側で、ちょうどBINGOかなにかのとんがった角を奥に入る道の入り口にあります。三軒ある中華レストランのうち、一番奥。店を覘いてみて、一番客が多い店だというベテラン教師のアドバイスどおり、店を一軒一軒のぞくと違いは明らか。一番奥の店だけ客で満杯で、しかも外まで空席待ちの客がいました。それにしても、店内は薄暗く、どこか垢抜けないもっさりとした雰囲気で、一度は店を通り過ぎたものの(爆)、旦那が異常に興味を示し、結局入ることにしました。メニューには一応ポ語でも書かれており、とりあえずは理解可能でホッ!(たまに漢字だけで書かれていて、店員にもポ語が通じないところもある)注文をとってくれた無愛想な中国人のお姉さんに メニューを見せながら料理を注文したのですが、注文したものとは違う料理が運ばれてきました・・・。(汗) 食用ガエル炒め & ウナギの辛味炒め うーん、かなり微妙・・・・ー”ー私達の頼んだのは イカと海老だったのですがねえ・・・食べるの大好きな旦那は興味シンシンで そのまま食べることにしたのですが、これが、ものすごくうまい!!のです!!かえるって、むっちゃ美味しいですねー。食べたことなかったのでびっくり。鶏肉っぽいんだけど、ずっと柔らかくて、味わい深い。ウナギも蒲焼か白焼き、天ぷらでしか食べたことなかったんですが、この調理法のほうがずっと美味い!!以前、kinki kidsのバラエテイ番組に 中国人気歌手ケリー・チャンが出演していて、「中国では ウナギを違う調理法で食べる。」と言っていたけど、まさにコレだったのですね!!もう、超美味しくて、大皿に山盛りだったのに、ほとんど二人で平らげてしまいました。食後には スイカ(大きい6切れ)の無料サービス。料金、なんと新作CD1枚分強。牛肉とかじゃなくて「ウナギ」とか「カエル」とかの変り種なのに、この安さ!他のテーブルを覘くと、カニが大皿に山積みされてるのを客が無心にむしっていました。もう、超お勧めです。私がサンパウロで食べた中華で ここが一番美味かったです。PRACA CARLOS GOMES,168-LIBERDADETEL.3104-2750restaurante CHI FU(聚福海鮮樓)*食べにいくつもりじゃあなかったし、デジカメ持っていってませんでしたので、残念ながら、画像はなしです。
2006年01月14日
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製作年 : 2004 製作国 : アメリカ 監督 : マイク・ニコルズ 製作 : ケイリー・ブロコウ 製作総指揮 : セリア・D・コスタス 原作戯曲 : パトリック・マーバー 脚本 : パトリック・マーバー 出演:ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンクローサーダン。小説家をめざすジャーナリスト。事実のみを追い、真実のみに価値を置くその仕事には 憶測や私情は含まれない。彼の目指す小説家は、逆に事実に基づいた上での自由な空想の世界を作りだすクリエイターである。彼の目指すところはそこなのであるが、実際のダンはジャーナリストそのもののようである。実際処女出版した本は恋人であるアリスの半生であった。突如として恋をし、それを隠そうとせず、まっとうしてしまう。しかし、恋心がなくなれば、愛もオシマイ。悪いけど、サヨナラね~である。そして、彼は 愛は嘘のない真実の上にこそ成り立つと信じている。そんな彼も、ファンタジーの世界には憧れ、趣味でネットSEXなんてやっちゃったりする。しかし、バーチャル界では女性のふりをしたりして、彼の現実と空想の世界をきっぱりと区別している。 アリス。元ストリッパーという、自分自身をさらけだす仕事をしていた彼女。NYからふらっとロンドンに身一つでやってきた彼女は、一見自分自身を包み隠さない人間のように見えていて、実はストリッパーと言う嘘という仮定の上に成り立つ職業と同じく、非現実に生きる女性。男問題で疲れたアメリカを発って、イギリスに逃げ込んだことからも、それは明らか。愛するダンが他の人に惹かれていることを知っていても、現実を見ぬふりをし、見たいところだけ、信じたいことだけ信じて生きている。アンナ。写真家。仕事の依頼で出会ったダンと恋に落ちる。現実の断片を切り取る写真を仕事にしているが、その断片は真実であるにもかかわらず、見る者の自由に解釈され、それはたとえ悲しいものでさえも美しく解釈されたりする。それが芸術のあやふやさである。水族館に通い、そこで非現実の世界に逃げ込むアンナは 現実が苦手なのかもしれない。とにかく美しいものに惹かれてしまうようだ。医者であるラリーは とにかく空想とかファンタジーの世界を理解しない。体の仕組みを理解し、しっかり観察し把握した後で判断するという医者と言う職業に象徴されたようなラリーは しっかりとした事実の裏づけで納得してこそ、愛することが出来るようだ。アメリカ人女性二人とイギリス人男性二人。夢見る大陸アメリカと、歴史も長く確かさを求める保守派イギリスということも象徴しているのかもしれない。現実的さでいうと、ラリー → ダン → アンナ → アリスともなるし。こんなそれぞれ違うタイプの四人。皆愛に飢え、幸せになりたいともがいている。彼らが相手にぶつかり合いながらも、お互いを刺激し、自分の苦しみを克服しながら愛のぬくもりに近づく姿を描いたこの映画、なかなか面白い視点だなーと思いました。嘘をつかれる痛み、苦しさ、それは誰も味わいたくないものである。でも、真実をまっとうしたら、はたして人は痛みもなく愛し続けることができるのか・・・。そんなテーマの映画です。ここからネタバレ→道端での一目ぼれから同棲を始めたダンとアリス、ダンの嘘を嫌う誠実な気持ちに心地よさを覚え、愛したアリス。しかし、そのダンはアンナと恋に落ちてしまいます。 ダンもアンナも それぞれ自分の恋人及び夫にこっそり背いての恋愛に息苦しさを感じながらも、愛はますます燃え上がります。許されない愛。障害のある恋ほど燃え上がるものはないでしょう。 しかし、そんな関係をいつまでも続けるにはあまりにも罪悪感が苦しく、それぞれのパートナーに別れを切り出します。しかし、いざ恋をするのに自由な身になった途端、ファンタジー的な愛が障害のない現実の愛になったとたん、「嘘はなし」の関係は段々ときつく、苦しく、魅力のない現実と成り下がってしまったのです。 相手の存在をオブラートで包み、自分の都合のよい解釈で理解していた関係は 相手の真実の姿を知ることで魅力がするするとなえていきました。結局、真実の姿を知ってからさらに自分のことを愛してくれるラリーのもとに戻ったアンナ。彼女は彼女流の色眼鏡で世界を見、美しそうな魅力を放つものに惹かれていました。その危うさに気づき、現実の持つ確かさと安定に気づいたのでしょう。 そして、ダン。真実を大切にし、愛するものとの間では真実を貫きたい。嘘が交差する間柄なんて悲しすぎる。そんなモットーを貫いていた彼が、その自分の信じる信条に逆にやりぬかれ、ぼろぼろになってしまいます。愛する恋人同士ならば、相手を愛し思いやる気持ちの上でなら、誤解を招かないようにつく思いやりの嘘、相手の失敗に気づいて気づかないふりをする嘘というものもあってもいいのではないかということに気づいたのですが、もう遅し。二人の関係は終わってしまいます。でも、これからの彼はもっと肩の力を抜いた、思いやりのある愛をはぐくむことが出来るのではないでしょうか。 苦しい現実を否定し、ファンタジーの世界で生きるアリス。ファンタジーの世界はやさしくオブラートで包んでくれ、自分を傷つけないが、それは決して現実ではなく、完全なる解決、幸せにはつながらないのです。とにかく本音や現実を避けて通ってきたけど、ラリーやダンの本音にふれることで段々気づき始めた彼女。ロンドンへ着いたときと発つ時の髪の変化からも 彼女の成長が感じられました。 超現実なラリーと 非現実なアリスの非現実空間であるストリッパーのクラブでの掛け合いは見事でした。現実で責めるラリー V.S. 非現実で応えるアリスの 燃えるような戦い。この相反する二人が接近することで、相手に刺激され、ますます変わっていくのです。現実を受け入れることを学び始めるアリス。理解しきれないことも受け入れ始めたラリー。実はこのとき、アリスは事実を言っていたのです。しかし、現実派ラリーは信じようとはしませんでした。結局は 嘘とか真実とかそんなものが大切なんじゃあなくて、一番重要なのは相手を信じる気持ち、信頼。それこそ愛なんですね。ーー→ここまで。これは有名戯曲を映画化したらしいけれど、やっぱり映画にするあたり、もっと演出を映画向けに変えるべきだったのではないかな。舞台の上では 小さなデイテイールよりも登場人物の心の動きだけで演出も可能。でも、映画は反対に大きな変化よりも、小さなディティールを積み重ねることでイメージを膨らませていくものだから。例えば、劇だと、「好きな人が出来てしまったから、別れて欲しい。」と言うセリフがあると、その額面どおりの言葉を受け取ってしまうことも可能だけど、映画だと、「ああは言っているが、意図するところは別にあるのだろう。」と、観客は裏を探ってしまうのではないのかな。実際私はそうでした。(笑)あまりにもストレートすぎて、芸がなく感じてしまいましたね。それに、あまり起伏がなくて、ちょっと疲れてしまったのも事実。時間の感覚も よくつかめなかったです。俳優陣はお見事というしかないです。 特に地味げでちっちゃなナタリー・ポートマンの存在感は抜群でした。あのきらきら瞳の表現力には脅かされました~!あの四人の中では一番目立たなく個性なさそうなのに、一番の存在感。役柄のせいもあるけど、やっぱり演技力のなせる業ですよね。凄いなー。 ラリー役のクライブ・オーウェンは実は私はあまり見たことなかったんですが、アンジェリーナジョリーとの映画で一度見かけて、力のある俳優だなあと思ったものです。今回も無骨ながら納得できないことをうやむやにしてしまわず、果敢に追求していく男っ気をうまく演じていましたね。 上の二人には役柄的には目立たないけれど、さすがの存在感で演じていたのはジュリア・ロバーツ。彼女、なかなかいい役者さんですよね。彼女の持つ魅力で役柄に深く味をつけていく力量は凄いと思います。彼女は目立つし大スターであるゆえ、いろいろ賛否両論あったりするようですが、それも強烈な個性ゆえなのでしょう。 私的には あまり輝かなかったのがジュード・ロウ。普通~って感じでした。
2006年01月13日
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昨日、ブラジルで一番人気のある遊園地、 『HOPI HARI』へ行ってきました。5年前ぐらいに完成したものの、遊園地嫌いの私達夫婦は今まで行かずじまいで、子供がかわいそうだと思い、思い切って行くことにしたのです。サンパウロ市を横切って、高速道路に入り、目的地まで2時間半。運転嫌いの私ですが、夫の参加を待っていたらいつ実現するかわからないので、夏休みを利用して三人で行って来ました。HOPI HARIに着くと、その広い駐車場使用料を12へアイスもとられました。高いと思ったけど、まあ一日置いておくのだし、仕方ないかと諦め、遊園地に一番近いスペースに停めました。夏休みの年一番の儲け時に ひろーい駐車場の10分の一も埋まっていませんでした。駐車場出口で 太鼓のバチのようなものを持った男性が何人か立っていました。鼓笛隊の人たちかな?なんて思って横切ろうとすると、「かばんチェックさせてください。」とのこと。まあ、ここはブラジルだし、危険物チェックね~と思っていると、なんと、 食べ物持ち込みチェックだったのでした。ここは園内飲食物持ちいり禁止で、食べ物は園内の飲食店を利用して欲しいとのこと。わかるけど・・・そこまでするかあ?と思いましたね。だって、太鼓のバチのようなもので、押したり、かばんの中をかき混ぜたりするんですよ。嫌な気分になります。それから、入り口に進むと、なにやら凄い行列がありました。前もって前売り券を購入しておいた私は てっきりそこに並ばなくてもよいものだと信じて疑ったいなかったのですが、なんと、私の購入したものは、入場券引き換え券だったのです・・・・。(涙)そんなことがあってもいいのだろうか・・・。入場券に取り替えてもらうため、結局炎天下の中、その行列に30分並ばされました。しかも、行列があるのに、窓口は二つだけ。係りのお姉さんももたもたと作業を2~3分もかけて行っており、この時点でもう帰りたくなりました。コレが行列!そんな感じで入場券を受け取り、いよいよ入場!の段階で、私の入場券が機械に通らなかったのです。(涙)入場ゲート内の入り口をいろいろ試しても通らないので、結局入場券を通さずに入れてもらいました。何のための入場券だったのだ??中に入ると、石畳の道がまっすぐとのびており、その周りにアトラクションやショップ、飲食店が並んでおり、デイズニーランドのノリでした。まあ、デイズニーランドよりはずいぶんちゃちいけど・・・。デイズニーを意識しているなと思った点は、*5つのテーマゾーンに分かれている。*そのゾーン別にテーマに沿った飲食店やお土産店がある。*石畳の通り沿いにポップコーンやアイスやが点在。*ときおり、お土産の屋台がある。*アトラクションの順番待ちをする柵や、乗り入れるときの柵がまったく同じ。*ショーを見ながら食事を楽しめるレストランがある。*水を使ったアトラクションで、設置カメラで写真を撮ってくれるサービスもある。*お土産が比較的種類が多く、値段も手ごろ。ブラジルのお土産は高くて、ぼろいという印象があるので、これは画期的。Tシャツはプリントデザインがよかったし、カップもなかなかシンプルで可愛かったです。 などです。でも、*アトラクションは 高速で激しいものが多く、私のように胃が弱い人は乗れないものが多い。(小さい子供用のアトラクションはかなりある)*パスポート入場料を払ったにもかかわらず、中で別途に払わなければならないアトラクションが多すぎる。*年一番の儲け時だというのに、壊れて使用できないアトラクションがいくつかある。使用中に止まってしまったものもあった。*食事の種類が貧弱。ハンバーガーやホットドッグなどのスナック類ばかり。という点もあり。 最初は欠点ばかりに目がいったけれど、世界最高レベルのデイズニーと比べるということ自体が間違っているというもの。デイズニーを意識した効果か、ブラジルにしては結構まともな遊園地だという印象でした。それよりもね、やっぱりここはブラジル。遊園地自体よりも、人が面白いのです。入場時の行列の苦情もすごかった。「責任者はいるか、責任者を呼べ!!」(←結局呼ばなかった係りのお兄さんもツワモノ)「はい、お次の方!」(←客が言っている)「おせーよ。早くしろー。」 (←親が子供に言わせている。子供の頃からクレームのつけ方の特訓か?)「は・や・く!は・や・く!」 (←そのうち大合唱)それを聞いて、無視しながらマイペースで作業をこなす受付のおねえさんも大したものです・・。アトラクションで あっという間に終わってしまったら、「もう一回!もう一回!」合唱。足踏みや手拍子までも合わせて、他人同士なのにすっごい団結力。明るくて、元気。しつこく続くもう一回コールに 係りの人も応じて、たっぷりとサービスしてくれるところもブラジル。アトラクションに乗るときも、自分の番が来て、安全バーまでも下がったのに、立とうとする人も多数。それも特別必要のないときに。日本ではありえない。そんな感じで、閉園間際までしっかり堪能した私達。帰りの車では 子供達は爆睡でした!
2006年01月12日
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原題:MONSIEUR BATIGNOLE製作年:2002製作国:仏監督:Gerard Jugnot 出演:Gerard Jugnot Jules Sitruk <内容>時は第二次大戦のフランス。ドイツ・ナチス軍の支配下にあったパリで、ユダヤ人狩りが行われていた。バティニョールおじさんは肉屋兼惣菜屋を経営する普通の一市民であったが、いわば自分のせいで捕らえられてしまったユダヤ人医師一家の逃げてきた息子をかくまうようになり、ついには彼を両親に会わせる為、一緒にスイスへ向かうのだった。バティニョールおじさんナチスだとか、ユダヤ人とかいうと、とかく暗く、辛いものになりそうだけど、これはあえて、テーマを人間の良心の認識に目覚める課程ということに絞っているので、厳しい時代背景の描写は最低限に抑えてありました。うだうだとぬるく生きてきた、バティニョールおじさん。自分の信念を持ったり、貫いたりということには無縁で、だらだらと生きやすいように流されながら、何事にもあまり深く考えないようにしながら、世の中を渡り、妻には常にバカにされていました。 そんな普通の市民のおじさんでも、フランス軍としてドイツ軍と闘った過去もあり、自国が敵国ドイツに支配されているというのは心安らかではいられない事実でした。それでも、毎日を争いごとなく窮地に陥らないように生きるためには 強きに屈するしかなく、心の中はもやもやとしたまま、ドイツ軍校御用達のビュッフェ業者と成り下がっていたのでした。 ドイツ軍校御用達になることで、気持ちは煮え切らないまでも、収入はアップし、娘の婚約者の計らいでユダヤ人医師の住んでいた瀟洒なアパートに住むことも許されます。 憎きドイツ軍に心を売ることは屈辱ではあるけれど、彼らのお陰で素晴らしい恩恵を得られました。感情は煮え切らないけれども、何も考えないようにすればいいのさ、こんなときは。それが、バテイニョールおじさんの生き方なのでした。ま、ほとんどの市民の生き方は こんなものではないのでしょうか?そんな中、予期しなかったことが起こります。 ドイツ軍に連れ去られたはずのユダヤ人医師一家の幼い息子シモンが 命からがら逃げ帰ってきたのです。びっくりしたバテイニョールおじさんは とりあえずは女中部屋にかくまい、時機を見て逃がそうとします。 厄介なものを抱え込んでしまったなあというのが本心ですが、いわば自分のせいで捕らえられてしまったかわいそうな子供でもあります。そのまま警察に引き渡すと、殺されてしまうのは目に見えています。厄介なことを抱え込まないのが主義のおじさんは ほんのばかり残っている良心の呵責に悩まされるのですね。そのようにうだうだとしているうちに ついに後には引けない状況に陥ります。子供を見放すか。それとも、かくまうか。こんな一か八かの決断を迫られた状況で、子供をかくまう決断をとります。普通の人間の割に合わない決断というものはこんな窮地に立たされたときに やっと下されるのでしょうか。 人間とは立派に信念を貫く苦しい生き方をしている人もいますが、大抵は生きながらえるために、周りに合わせたり、自分を殺したりして生きるものです。それが賢い、大人の生き方なのです。 しかし、一握りの良心を完全に無視するかしないかで、人間の価値が決まってくるのかなあと思ったりしました。 バテイニョールおじさんは 窮地に立たされ、絶体絶命の大ピンチとなりました。何で、オレが・・・そう思ったに違いありません。しかし、子供たちと行動を共にするにつれ、自分が子供たちの運命を握っているという事実に責任を感じるようになり、それを誇りに思うようになります。醜いさえない親父の その誇りを持つようになるきっかけというものは 突然現れました。おじさんは この事件がなかったら、一生だらだらと流され、考えず、ただ息をしているだけの生きてない人生をおくることとなったでしょう。それが、あるほんの小さなきっかけで 自分の行動に勇気と自信を持つようになったのです。これは戦時中に限らず、いつの時代でも言えることなのかもしれません。命がある以上、人生を「生き」ていきたいものですね。 主役のおじさんを 同監督が演じています。ちょっぴり小ずるく、さえない中年のバテイニョールを 自分の思い通りに演じられたことでしょう。セザール最優秀男優賞をとったようです。 シモンを演じた子役の男の子は 本当に澄んだ、無垢な瞳をしていて、こんな瞳の少年を目の前にして、背を向けることなど不可能であろうと思わせるほどの聖顔さでした。 そんな無垢な風貌の癖して、言動はまったく無垢ではないところが なかなか笑わせてくれました。金持ちのブルジョワ息子であるため、かなり我侭。「あれもってきて。」「のどかわいた。」まるで使用人に命令するように、あどけなくバテイニョールに命じます。いわば庶民階級であるおじさんは憤慨し、罵倒しながらも、いそいそと物を持ってきたり、彼の要望にこたえようとすることろが実におかしかったですね。 そして、教育をあまり受けていないおじさんと、ドイツ語、英語を自由に操るほどの男の子とのギャップも笑いを誘うエピソードの中にちりばめられていました。 それにしても、ドイツ人って堅く、無表情で、融通の効かないような人間に描かれることが多いですね。それは 侵略された側から見た、敵国のイメージなのでしょうかね?中国や韓国に入った日本人も 同じように描かれることが多いですね。実際そうであったのか、それともそのように怖く見えたのか・・・。でも、アメリカ人はそう描かれることは少ないように思います。もっとフレンドリーで、親切であると。そして、この映画には いろいろな親切な人間も現れました。 ピンチを助けてくれた看護婦、食べ物を分けてくれ、寝床も提供してくれた農場女主、そっとにがしてくれた地元の警官及び神父など。 良心を少し持ち合わせている人、溢れるほどに分け与えるもの、愛を渇望しているものといろいろですが、同時に護身の為に 人を窮地に陥れようとする人もいます。 農場主の息子もそうでした。彼は一人息子で、母に守られている。父の亡き後、自分にとって母はかけがえのない大切な人なのに、母は異性の愛に飢えていて、関係を持ってしまう。父が生きていれば そんなこともおきなかっただろうにと激しく嫉妬し、傷ついています。仕返しをしようとたくらみますが、後できちんと反省もしたりします。 人は 知らず知らずに失敗し、人を傷つけることもある不完全な生き物だけど、ほんの一握りの良心や愛によって、救われているのかなと考えさせる映画でした。
2006年01月11日
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12月中旬に 新居の鍵をもらった私達。もうコンドミニオ(アパート管理費)も払い始めた。なのに、今までできたことと言えば、フローリングと、ガスシステム取り付けのみ。しかも、電気もまだない状態。洗濯部屋の窓もまだ業者が取り付けにかかっていないので、高層アパートの8階は風びゅうびゅうでございます。(泣)引越し、2月に入ったらできるかしらん・・・? 先日、フローリング業者が 取り付けにやってきました。翌日出来上がり具合を見に行った私達は アパートの扉を開けたとたん、物凄いゴミの山に閉口。 業者・・・取り付けた後のゴミ、そのままにして帰っていたのです!!しかも、掃除をしていないため、物凄い量の木材の削りかすが床を覆っているのでした。さらに、業者が途中で食べた弁当のカスまで ぽいっと放り投げているのです。信じられません。掃除までがあんたらの仕事じゃあないの~~???と言いたくなりました。それに仕事も雑。まあ、こんなことで目くじら立てているようでは、ブラジルでは生きていけません。気を取り直して、今日子供を連れて、お掃除に行ってきました。まずは ものすごい木材の残りくずや、余った木材を袋に入れ、エレベーターを使って、ゴミ捨て場まで運びました。結構重くて、へっぴり腰でよろよろと運んでいると、通りかかったお兄さんが、「俺が持っていってやるよ。よこしな。」と、ヒョいっと持ち上げ、私達のために運んでくれたのでした。その後、再度残りの木屑を運んだのですが、その時も他のお兄さんが、進んで運んでくれたのです。ブラジル人男性って、やっぱりやさしいなあ・・・日本でスーパーの買い物袋でさえ持たない夫の話なんかを聞いたのを思い出しながら、ブラジルの良さを しみじみと再認識したりしていました・・・・・・が、私達がアパートで掃除しているときにやってきたガス取り付け業者のお兄さんが、私がちょっと掃除道具を買いに行っている間に、仕事を済ませ、帰っていったようです。そのガスを取り付けた洗濯部屋をひょいとのぞくと、・・・・ガスシステムが入っていた箱が 無残に床に投げ捨てられているのでした・・・・-_-;すまなそうに 部屋の端っこにまとめて捨てられているのではなく、ばりっ、ぽいっ!ぽいっ!と、あっちやこっちに あきらかに”投げ捨て”られていました・・・。さっきの言葉、訂正。いっつも感心しているときに限って、それを打ち消すようなどんでん返しがあるのが、ここブラジルなのです・・・・。仕事が終わった後の掃除が出来るようになったら、一人前と認めてあげることにしよう!
2006年01月10日
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義妹がリオから遊びに来た。 妊娠ももう8ヶ月目に入り、かなり腹がせり出してきたが、「私達が想像していた妊婦姿」よりは ずっと普通で、ある意味今のほうが普通っぽい。つまり、妊娠もしていない以前が 157センチ、70キロもあったので妊娠したら相当太るであろうと予想していたが、意外と 大きな腹がプラスされたぐらいで済んでいるのだった。以前にも書いたが、彼女は結婚していない。いきなり、「子どもが欲しい。」と言い出し、家族の反対するのも聞かず、その数ヵ月後適当な相手を見つけ、本当に妊娠してしまったのだ!! 一応彼とは一緒に住んでいるが、今回新居を購入することになった。私達も同時期にアパートを購入したこともあって、お互いの新居の話となった。私:「それにしても、アパート明け渡しされても、床もシャワーもない裸のままでくるものだから、住めるように準備するまで、時間がかかるものよね。」義妹:「あら、そう?うちは 全部ついてくるの。ベッドもクローゼットも机もね。リオは大抵作り付けの家具もついてくるの。」私:「最近のアパートは 以前のものと比べて、ずいぶん間取りが狭くなったわよね。うちなんか 夫婦の寝室にクローゼットとベット入れたら、もう何も入らないわよ。」義妹:「うちはかなり広いわよ。」私:「ガスシステムも頼まなくちゃならないし、その後はシャワー&ボックスの取り付けね。」義妹:「うちはオプションとして、ある金額を払えばおふろまでついてくるわよ。」私:「すごいなー。お風呂を作るスペースなんかあるの?」義妹:「充分可能ね。」私:「ベランダも小さくてね・・・」義妹:「うちは超広いわ。」私:「場所的にはクラブも近くて、職場もまあ歩ける距離だから、それは助かってるわ。」義妹:「私のアパートが建っているエリアと言うのはね、かなりの注目地区なの。っていうか、周りにカリフォルニア風の綺麗な店が立ち並び、リオ一お洒落なショッピングセンターがあるの。その上、モーターフェアなどが開催されるメッセ会場や、カーレースが行われるサーキット会場も近くにあるのよ。ま、金持ち地区と言うより、その予備軍って感じ?」私:「へえ、じゃあ サンパウロで言ったら”ANALIA FRANCO”(以前はシンプルなどっちかというとあまり綺麗とはいえない地区だったが、今はどんどんお洒落な高層アパートが建設され、店も増え始めているこれから地価が高騰しそうな地区)みたいなものかしら?」義妹:(思いっきりいやそうに顔をしかめて、)「っていうより、以前のモルンビかしら??」(モルンビ地区は サンパウロ市内の一・二を争う、超ど金持ち地区!!)私:「・・・・・」(絶句)義妹:「分かるかなあ?今はゴージャスな金持ち地区だけど、以前は緑の多く、質素な家が立ち並ぶ地区だったのよね。ああいう感じねー。」(結局、同じじゃん、私の例えと。)義妹の彼は バツ2の子連れ。仕事もコンピューターシステム関連の仕事をフリーでしており、常に客から呼び出しがかかると、夜中でも対応しなければならない激務。休息のない気の休まらぬ仕事だが、収入は結構いい。でも、金持ちには縁遠い、中流のサラリーマンよりも ちょっとばかし収入が上って程度である。義妹も有名大型リゾートホテルの人事課長をしており、高収入だが、たとえ二人の収入をもっても、当然ブラジルのお金持ちさんには到底到底かなわない。その彼女が いかにも自分は 金持ち地区にいいアパートを持つ勝ち組だということを強調したがるのだ! でもね・・・彼女のアパートは 私達のちっちゃなアパートと 10平方メートルも変わらないのだ。しかも、両方とも100平方メートル以下である。ここでは小さい庶民用アパートと位置づけされるレベルで、大したこっちゃないのである。ビンボーじゃないが、普通って程度の。 だいたい、私のようにシンプルで貧乏くさい義姉に そんなに自慢して、何のメリットがあるというのだろう。いずれ私達も訪問することになるだろうし、その時には大したことがないということはすぐバレバレではないか。ま、彼女は大体が人に羨ましがられたがり屋なのである。人から羨ましがられるかどうかで、物事や目標を定める。いつもモテモテの男の子に恋をした。当時花形職業だったホテル業に憧れ、ホテル専門学校へ行った。その後人気となった旅行方面の仕事に興味を持ち、大学受験。(落ちてしまったが)さらに、弁護士の仕事がアメリカ映画の影響ではやり始めると、その勉強を始めた。(ものにしたところはすごいが)昔ラブラブだった彼と婚約したが、友人がすごい玉の輿に乗ったことにショックを受け、すぐ婚約解消。一年前そろそろ結婚したいな~と適当な彼氏を作り、婚約したが、家族友達に紹介したところ、皆顔をしかめたため気持ちが冷め、すぐ破局。流行に敏感だと言われたいがため、必ず流行モノを身につける。(全て超安物で、お洒落に見えないが)そんな彼女は なかなか幸せになれない。いつも 情緒不安定になって、泣き喚いている。機嫌がいいときには自慢ばかりしている。これでは やっぱり幸せになれるわけがない。幸せのものさしが 自分の気持ちではなく、他人の価値観に委ねているからだ。彼女はそのことには なんとなく気づいている。でも、おばあちゃんにとって唯一の女の孫であったこと、三人兄弟の待望の末っ子の女の子だったこと、子供の頃は 可愛くて、いつも褒められていたこと、10代に入って、もてもてだったこと、10代からは 超優秀な二人の兄にいつも劣等感を感じていたこと、褒められることの心地よさを知っているがため、それをおびやかす要因から自分を全力で守ろうとする気持ちが、自分の本当の姿よりも もっと立派に見せようとせずにはいられなくしてしまうのだろうか。他人のものさしがどうでもよくなり、本当の自分に合うものにめぐり合えたとき、彼女の幸せは訪れるのだろうか・・・。と、他人のことはよく見えるんだけどねー。(笑)
2006年01月03日
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甘い物好きなななりん(娘、10歳)と、ゲーム好きなけんけんと(息子、12歳)と、お洋服好きな私が、ショッピングセンターへ行った。駐車場に車を止め、エスカレーターを降りていくと、ちょうどエスカレーターのふもとに 甘ーいナッツのお店” ババリアン ”の屋台が!「今日のデザート、ナッツかな?アイスかな?」「あんた、たった今お腹がすきすぎて、『腹がいびきかいてる』って言ってたじゃん。今は昼ご飯でしょ!!」「分かってるよ。食後にね。」 ************* フードコートで昼食を済ませ、まずは、ケンケンお目当てのゲームショップへ。ゲームショップには新作ゲームがずらりと並んでおり、どれも甲乙つけがたい面白さだと言う。その店を出たとたん、ナナが聞いた。「けんけん~、どれにするか、決めた?」「うん・・・やっぱ本命のバイオハザードあたりなんか・・・・」「ちがうよ~~!アイスかナッツかって、聞いてんの!」ゲーム命のけんけんと、甘いものに目がないななりんの会話のすれ違い・・・・。 ********************* 次は私のお目当ての、よく利用する洋服大型量販店へ。そこでは正月そうそう早くもバーゲンに入っていた。今年は夏に帰国し、日本とブラジル二カ国の夏モードを見飽きた私は まったく興味なし。しかし、広い店内の隅っこに、早くも秋モノが入荷しているのを私は見逃さなかった!!嗚呼、シーズンの終わりに見る、新しいコレクションのなんと魅力的なことよ!!ブルー、グリーンなど色鮮やかな夏色が溢れる店内にひっそりと佇む、くすんだトーンの色合いにたちまち惹きつけられた私は やっぱりというか・・・買ってしまった・・・・。(←毎シーズン同じパターンやね)プレーンなアイテムに重ね着する、一見ワンピ風の薄手の穴あきモヘアニット。そのままでは着られないし(穴あき)、防寒にもならない薄さ。中途半端なアイテムである。あっても役に立つアイテムではなく、はっきり言って、なくてもまったく困らない代物である・・・。あ~あ、失敗だったかな?この金額で、もっと役に立つもの買うべきだったかな?などとうじうじ考えながら歩いていると、突然ナナが口を開いた。なな: 「結局どう思うの?」私: 「うーん、買っても役に立つかなーとか考えていて・・・・」なな: 「違うよもう!”ババリアン”がいいか、アイスクリームがいいかってことよ~!」洋服で頭がいっぱいな私と 菓子命のナナの すれ違いの会話でした!!(結局、ななとけんけんはババリアンのナッツにしました!)
2006年01月02日
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ブラジル人は年末から正月にかけて、ビーチで過ごすのがステイタス&理想だ。クリスマス後からの一週間あまりをビーチですごすためには 海辺の別荘が必要になる。それがない人は 友人や親戚のつてを巡って、居候させてもらったりする。そのつてもない人は リゾートホテル宿泊及び家をレンタルすることになるが、大抵年末は1週間から十日間のパックになっていて、値段も少なくとも10万円以上もしたりするのである。ビーチで年末年始を過ごすことが羨ましがられるのは そういうハードル&金銭的余裕という理由からでしょう。 さて、私はというと、年末年始、毎日朝寝坊、だーらだらと好きなところに出かけたり、ネット三昧の毎日。物凄く幸せである!!!(笑)しかし、世間は元旦を過ぎると、2日からはまるで何事もなかったかのように普通の平日にもどってしまうのだ。 そんな世間が普通に忙しくしているというのに、たとえ休日だからとはいえ、だらだらと生活しているのはかなり後ろめたく感じる。結局だらだらしているんだけど、心はちょっぴり後ろめたく、手放しでリラックスできないのが辛いところだ。(笑) ところで、ブラジルに来た頃の私は「ブラジル人の海好き」に辟易したものだ。夏になると毎週末海へ繰り出す。真っ黒に日焼けして戻ってくるのだが、その日焼け肌を誇らしげに披露し、周りに「海いったの?いいねえ・・・。」と、必ずといっていいほど羨ましがられる。ブラジル人は夏になると、休みに行くところは 決まって「海」である。日本で10回も海に行ったかも怪しい私は ブラジル人が皆虜になっているその海の魅力が知りたく、頑張って海へ通ったこともある。(爆)その結果、*海は暑い。*日焼けは暑く辛い。*海水は塩辛い(当たり前だが)。*海の中はずっといると体が冷えて、堪える。*とにかく砂だらけになって、ずっとじゃりじゃりして不快。と、逆に海嫌いになってしまった。(逆に子供たちは凄い海好きになってしまったが)遠くて、暑くて、砂がじゃりじゃりする海のどこがいいんじゃ??以来、ずっと理解することのできなかったブラジル人の海好きだが、最近ようやく分かったような気がする。ブラジル人は だらしなくごろごろしたいんだね!普段忙しく働いているビジネスマン、休みには思う存分だらだらゴロゴロ何もせずくつろぎたいと思っている。でも、家族サービスもしなければならないし。その希望と義務が両方こなせる場所・・・それはビーチなのです。ビーチまで行ってしまえば、後はごろごろし三昧。家族は適当に遊んでいるし、ビーチはリゾートだから、朝寝坊は当たり前、時間のけじめもなくお腹がすいたら海辺のキオスクで何かをつまみ、昼間っからビールを飲み、毎日同じようなTシャツ&短パン&ビーサンでも誰にもとがめられない。しかも、気分転換でき、同僚からは羨ましがられる。結局、家でごろごろと、海での休暇は同じなんですね。ただ違うのは 費用がかかっているかどうか。他人に羨ましがられるかどうか。家でごろごろは 格好悪いもんね。寝坊して、しわしわTシャツでそのままソファへ移動し、テレビ鑑賞。お腹がすけば昨日の晩の残りのピザをかじり、そのまま眠くなり、ソファで爆睡。気がつけば、あらまあ もう夕方ではないの?の生活はね・・・。なんだか、謎が解けたようで、すっきりとしたLUANAでありました。さて、今日もだらしなく生きるか!
2006年01月01日
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明けまして おめでとう ございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、ブラジルでは 年末を海辺で過ごすのが正統派というか、ステイタスのようになっていて、海の別荘を持っている人はそこで過ごすし、持っていない人は親戚や友人のつてで居候させてもらうというのがスタンダードなパターンですね。よって、年末の海へのびる高速道路は31日には渋滞が絶頂を迎えます。中には仕事を終えて、海へ向かったはいいが、渋滞が凄くて、ビーチで年を迎えることが出来なかったという人も! サンパウロに残る人は サンパウロメイン大通りのパウリスタで行われる、恒例の年末コンサートへ繰り出す・・・と言われますが、実際は人が集まるところ、常に物騒で事件に巻き込まれることも多し!なので、家で静かに過ごす人がほとんどなのでしょう。 我が家も実家でダンナの誕生日を祝い(12月31日生まれ)、0時にはデッキに上り、花火を鑑賞というのが お決まりのパターンです。 そして、ブラジル日系人及び、日本人にとってお決まりの大晦日の過ごし方といえば、ずばり、紅白歌合戦でしょうな。ケーブルテレビでNHKが流れているので、紅白を鑑賞することが出来るのです。しかし、時差が12時間あるので、大晦日の朝の放送になってしまう・・・というのが どうも年越し感が出ないのが事実。(汗)しかも、見終わった大晦日の午後は もう大晦日って感じがしないんですね。(笑)あれ、まだ31日か~ってとぼけた感じになるのは否めません。 ま、この紅白で、日本にいない分のミュージックシーン情報を無理矢理把握しようとするのです。今年の感想は・・・* 松浦亜弥&DEF.DIVAモーニング娘。・・・松浦亜弥とミキティ、ゴマキなど無理矢理引っ付けたのが違和感。踊りが激しすぎて、これまた違和感。名前よく聞くけど、彼女たち本当に売れているの?* 氣志團・・・バラエティ番組の企画モノのユニットなんだろうなと予測しましたが、番組内で非常に受けても、紅白では頑張れば頑張るほど薄っぺらくなってしまうとこが寂しい・・・* BoA・・・ブラジルでも知名度高し。(注:日系人とかアニメファンにね)ビデオクリップでみる華やかさとカッコよさが 紅白の舞台にのぼった途端、口パクが気になっちゃったり、こじんまりしちゃったりするんですよね、毎回。* ゴスペラーズ・・・メインボーカルの人が 途中でちょっぴりかすれ声になってましたね。これ以上かすれないようにと はらはらと見守っていたり。* 森山直太朗・・・彼には さくらのように独唱がはえるような気がしました。母親とのサトウキビ畑はよかったですね。毎回アホみたいに涙流しています・・・。* 藤あや子・・・いつも変わらず色っぽい方ですね。でも、ブラジル人には受けない。こういうのが日本美人なんだと説明しても、フーン、違うねという感想。* 美川憲一・・・歌はさすがでしたが、だんだん美輪明弘さん化しているような・・・。派手好きさから、全てのディティールにぴかぴかを選択してしまい、結局どのディティールも目立たず、ただの派手な人にしか見えないという着こなしの失敗例~て感じでした。* 倉木麻衣・・・売れているのに、物凄く普通の高校生OR大学生って感じですね。装いも。一時は宇多田ヒカルに歌い方が似ていると言われていたのに、今はそういう感じが全然しませんね。* 前川清・・・歌手紹介を間違われて、かわいそうでした。彼の表情を変えずにコシのある歌い方というのが好きだという、日系カラオケ少年ファンがいますので、注意して見てしまいました。なるほど、歌い方がクールだわ。* 島谷ひとみ・・・杏里を髣髴させる雰囲気でした。* 平原綾香・・・こういう歌手は人は変われど、昔から全然変わりませんね。* 鳥羽一郎、山川豊・・・それにしても、演歌歌手は東北方面出身が多いですな。* スキマスイッチ・・・この人たち、コメディアン?どれとも、アーテイストなんですか?グループ名がコントドゥオのようなので、そう思ったんですが、電子ピアノひいてるし、ギターも弾いちゃってるし、難しい音階も歌っちゃってるから、やっぱりアーテイストなのかな?* TOKIO・・・毎年出ますね。曲、売れているんですか?ボーカルの人はドラマに出てるときのほうが好きです。* CHEMISTRY・・・チャゲ&飛鳥、現代版?* 大塚愛・・・彼女、かわいいから男性ファンがCD売り上げに加担してるんですか?何で売れているのだろうか・・・。* さだまさし・・・タイムリーな広島でした。彼の語りかけるような歌い方は心に響くから意外と好きだけど、もっと身近な題材を取り扱った歌のほうがジーンと来るなあと思いました。* 倖田來未・・・「エロかっこいい」なんて言ってるから、びっくりたまげました!なんじゃ、そのかっこ悪い褒め方は。しかも、ステージではエロさも感じられなかったし。あとで、彼女は今年話題になった人なんだって知りましたです。故本田美奈子さん現代版ですか??時代は繰り返す・・・。* Def Tech・・・白人がいますね~。おもろいもんで、紅白に違う人種が出ると、凄く目立つし、違和感ですね。アメリカの音楽の祭典だったら、オーストラリア人が出ようと、メキシコ人が出ようと普通って感じしますが、紅白にでる外国人は 目立つし、関心も強いようですが、完全によそ者だと区別してますよね。仲間じゃないって感じ。それが島国??(でも、イギリスはミュージックシーンの歴史と規模が違うからかちがうか)* 浜崎あゆみ・・・彼女の衣装、ロマロマ(ロマンティック)というより、造花造花していたような気がします・・・。* 氷川きよし・・・初めて出てきたときは「なんじゃこいつ?でっかいファー襟巻き巻いて、演歌を若者にも浸透させる魂胆か。」なんて思ったものですが、段々大御所に近づきつつありますね。頑張りやサンで根性ありそうな性格が顔に表れて、いい表情をしていました。カッコいいね。* ゴリエ・・・氣志團及び、去年のマツケンサンバ同様、ステージ演出に気合を入れれば入れるほど、反比例してチープにしらけていく・・・といったいい例でした。* WaT・・・この二人のアイドル然した笑顔が何かを髣髴させるんですが~。昔、紅白に出てきたメタリックな音楽を奏でていた二人組の青年達・・・なんだったっけ、名前。左側の白人(ハーフ?)、ケンケン(息子)の友達の母親に激似!!* 小林幸子・・・彼女の場合、衣装と言うより、舞台セットと言った方が正しいような感じがしますが、いかが?* T.M.Revolution・・・今回は あんまりチビって感じしませんでした。ところで、何でスターウオーズなんだろう・・・。* 一青窈・・・深津絵里っぽかったですね。衣装がかわいかったなー。旦那は なんか表情が変だと言っておりました。* グループ魂・・・強烈でしたね。ボーカルの人、コメディアンですか?外国人力士を捕まえるとこなんか、「興味津々だけど、自分たちとはベツモノ」の感情が無意識に顕著に現れた例だなーと思いました。* aiko・・・レトロな雰囲気の女性ですね。JUDY&MARYの女の子を思い出してしまった・・。* 山崎まさよし・・・中継って、「紅白の連帯感とか、義理の付き合い的応援合戦には死ぬほど参加したくない。」って本心、みえみえですね。中継先、都内だしね。ま、私もアーテイストだったら、絶対同じだな。* ポルノグラフィティ・・・実は初めて聞きました。ラテン風でしたね。* AI・・・コギャルとか、ヤマンバとか、そういうんじゃないんでしょ?黒人風の声が出るなんて、珍しいですね。ハーフですか?*夏川りみ・・・彼女、ああいう感じでしたっけ?毎年見てるはずなのに、記憶にない・・・。ブラジルで(日系界で)、結構知られています。* 松任谷由実 With Friends Of Love The Earth・・・松任谷由実さん、美人ですねー。知りませんでした。* 渡辺美里・・・この曲、物凄く好きだったんです。彼女の意志の強そうな声も、大ファンでした。それでも、彼女のかわいかったルックスの変貌振りには、ちょっぴりショック。* m-flo loves☆Akiko Wada・・・折角の和田アキ子の歌が聴けないでわないですか。* 中島美嘉・・・彼女、死人みたいですね・・・。* 北島三郎・・・この人、全然変わりませんね。雪吹雪が凄かった!!* 天童よしみ・・・格好よかったですね。* SMAP・・・皆の人気者ですが、私には曲の良さが分かったためしがないです・・・。と、浦島タロ子の紅白鑑賞の感想でした。夜は 実家のデッキにあがり、花火鑑賞しました。花火・・・、普通の花火好きな市民が 勝手に花火準備して、11時ごろからバンバン鳴らし始めるのですが、10年前からずいぶん進化しましたよ~。昔はせいぜいアパート4階ぐらいまでの高さまでしか上がらない、爆竹花火だけでした。音だけバチバチと迷惑にうるさく、白い光がちかちかと激しく点滅するだけでしたが、今年は凄い! 花火大会の小型版ともいっていいほどの、ドンとアパートの15階以上の高さに上がって、パッと散り、散った光が何色にもきらきら輝いたりする、小技の光った花火が連続して打ち上げられました。それを眺めながら、「こんなにたかが花火ごときに散財する人の顔を見てみたい。」と思い、見に行ってみました。(笑) すると、普通車と、業務用トラックが 近所の広場内に停められてあり、特別凄い金持ちというわけではなさそう。せいぜい、自営でぼちぼち儲かっているといった感じの人。身なりは白いランニングにだらしない半パン、スリッパといったいでたちの気どらない人たちでした。 さすが、カーニバルの国、自分の趣味に一年に一度散財して、自己満足しているのでしょう。あまりそんな人、日本にいませんよね。それどころか、家前で花火をするだけでも、「煙が飛んで迷惑になる」と規制されているぐらいですよね。
2005年12月31日
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『座頭市』製作年:2003製作国:日本監督:北野武出演:北野武、朝倉忠信<内容>その日、訳ありの三組が同じ宿場町にやってきた。一人は金髪で朱塗りの杖を持ち、盲目の居合いの達人・座頭市。もう一組は浪人の服部源之助とその妻おしの。殿様の師範代という身分を捨てた服部は、病気を患う妻のために用心棒の職を探していた。さらにもう一組、旅芸者のおきぬとおせいの姉妹。彼女たちの三味線には人を殺めるための仕掛けが施されていた。それぞれに影を秘めた三者の皮肉な運命の糸は、町を仕切るヤクザの親分・銀蔵と大店の主人・扇屋を介してついに交錯、やがて因縁や怨恨の入り交じる壮絶な闘いが幕を開ける。ビートたけし座頭市座頭市は名前は聞いたことがあっても、見たこともないし、内容も全然知りませんでした。だから、勝新の座頭市のイメージや先入観はまったくない状態での鑑賞。だからこそ、楽しめたし、同時によくワケわかんないなというとこもありました。さすがお笑いの大御所ビートたけしこと、北野武、彼独特の笑いが随所にちりばめてあって、ずいぶん笑えました。子供も喜んでみていましたし。マジメな緊張したシーンとのバランスも絶妙で、まったく飽きさせずに見せてくれました。ヴィジュアル面でも ずいぶん楽しめました。色使い、構図、音,ダンス全て、凝った演出で 舌を巻きました。そのテイストはちょっと七人の侍風でも、椿三四郎風でもありますね。日本の伝統的娯楽話である座頭市に 和テイストで美しく味付けした、一種のショウ!世界の誰が見ても楽しめる、娯楽大作が出来上がりました。でも、???と消化しきれないところも残りました。一体座頭市ってどんな人なの??ってことです。勝新の座頭市を見れば分かるだろ??といえばそれまでですが、私には正義の味方には見えないし、人情味溢れてるとも言いがたいし、人助けというより、自分が人を斬りたくてうずうずしているように見えました。目が悪くて、剣術が抜群に優れている浪人だということ以上の情報が伝わってこなくって。たけし演ずる座頭市は 変質者のオヤジのような不気味な笑みをふくんだ、キモい親父って感じ。実際は違うのでしょう?主人公であるからして、ストイックで残酷であっても、どこか憎めない人間くさささとかあるはずですが。そこが消化不良でしたねー。 そして、いい奴、悪い奴の構図がはっきりしすぎているのが、いまいち面白みにかけると思います。子供用の特撮モノじゃあないんだから。「悪い奴は皆死んじまったねー。」といっていましたが、ちょっぴりずっこけそうになりました。悪い奴はとことん欲張りで、目的のためなら手段を選ばない腹黒人間。でも、同時に頭も切れる。いい奴というか、虐げられているかわいそうな農民達は 逆に頭が悪そうなだけで、あまり気の毒なほどかわいそうには見えなかったんです。役者があまりにもさっそうと凛としているからでしょうか。それとも、『七人の侍』の米粒拾うシーンのような、同情してしまうようなシーンがなかったからでしょうか。ただの生意気で、役人達の悪口ばかり言っているずるい人たちにしか見えませんでした。正義の味方の座頭市は なんだか怪しいオヤジだしねー。ガダルカナルタカはギャンブルに溺れた、ずるくてどーしようもない男。感情移入なんて出来ないよ。全然いいとこないでしょ、この人。 ただ、家族を惨殺されたという芸者二人兄弟は うまく物悲しさを醸し出していたように思います。幼い弟を守りながら必死で生きてきた姉の 時折見せる空を見つめる虚ろな表情は 虚無感がにじみ出ていて凄く切なかったです。弟の方は不運に翻弄されながらも、持ち前の美貌を利用して、他力本願で生きている、結構ずるい世渡り上手さん。弟の踊る舞踊が 彼らの人生をうまく象徴していていました。あと、殺陣の見えないほどに速い剣さばきは 今までにないスタイルだなと思いました。ざっくざっくと不可能なまでに切りさばくシーンは 圧倒的でしたね。そして、この映画メインの主人公座頭市と 朝倉忠信演じる服部の居合いも、二人の絡みが少ないせいで、深みがなかった。酒場の弱弱しい親仁が実は裏幕だったというのも、突拍子がなさ過ぎて、どんでん返しというより、そりゃねえだろ・・・のため息ものになってしまったところが悲しい。と、不満も結構書き連ねましたが、北野武監督には凄く期待しています。彼独特のポリシーとか美学がはっきりしっかりとあって、今の日本で、彼にしか出来ない映画をつくりだしているからです。ぜひとも、頑張ってもらいたい。演出ばかりに力が入っているようですが、そこをうまくつけばすっごくいい映画が出来あるのではないかと信じています!!
2005年12月30日
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久々に映画の話など。原題:RAY製作年:2004製作国:アメリカ監督:テイラー・ハックフォード出演:ジェイミー・フォックス<内容>ゴスペルとR&Bを融合させ、新しい音楽のジャンルを生み出した、大御所レイ・チャールズの半生を描いた映画。貧しい田舎町で 弟とともに母親に育てられたレイ。目の前で溺死した弟を助けることができなかったことに一生苦しめられることになる。自身も視力を失う病気にかかり、七歳のときに失明。そんな彼に母親は「めくらだが、知能が低いわけではない。」と、教育に熱心であった。やがてピアノを覚え、都会に繰り出し、目の見えないR&Bシンガーとして活躍するが・・・。 実はワタシ、レイ・チャールズの名前は知っているけれど、音楽についてはほとんど知らなかったのです。だから、DVD借りるときも躊躇しましたね。でも、映画の中に効果的に使われている音楽の数々は 全て聞いたことがある曲ばかりでした。そんな彼をよく知らない人でも曲をしっているというほどの影響力の大きい大御所レイの素顔は それこそ波乱万丈のドラマでした。 結構ここまで何でもありの人生というのは 意外と映画にしにくいような気がします。ストーリーを追うのが精一杯で、何も残らない映画になりそうですが、なかなかうまくまとめてあり、とてもよかったです。ただ、たびたび出てくる、弟の連想シーンがわざとらしくて、ちょっぴりヤでした・・・。 貧しい村で生まれ、弟をなくし、失明しと、これ以上ないほどの苦しみを持った幼いレイ。その上、遠く離れた盲学校で勉学を学ぶため、唯一の支えとなっている母親から離されるというのは もう絶望に近い苦しみだったことでしょう。そのお陰で 以後の成功にも役立っているのでしょうが、その後の人生にこれらの苦しみが後を引き続けたのでしょう。どうしようもない不安感から走ってしまったドラッグ。孤独感を回避するため、愛を渇望する気持ちから、何人も囲ってしまった愛人。 成功すればするほど、全体も把握できなくなり、信じる人の裏切りによる苦しみなどで不安が増していく様子を 主演のジェイミー・フォックスは実にリアルに演じています。 そんな迷走する夫に 妻は諦め、半分信用しなくなりますが、遠くで耐えながら見守っている・・・どこかで夫を信じている様子もうまく表現されていると思いました。 レイを一番本気で愛していたと思われるバックボーカルの女性が痛々しくてたまりませんでした。報われないことが最初から分かっていながら、激しく愛し、傷つき、この世を去っていった愛に生きた女性でした。 そんな私生活は孤独とトラウマと不安に支配されていたレイでしたが、音楽に対する情熱を失うことは決してなかったところが、皆に愛されるゆえんなのかもしれません。周りの反発を受けようと、自分の信じたアイデアを試みたり、自分のよいと思う音楽を頑なに守り続けた。彼の音楽は今後いつまでも皆の心に残り、語り継がれていくことでしょうね。 この映画に出てくる人物達は 皆厳しい運命に翻弄されています。そんな中で一生懸命生きようとする生命力が 美しいと思いました。レイの母は特に厳しく、貧困の中で夫に見捨てられ、必死で子供を育てていきますが、一人死に、もう一人は失明。もう想像に絶するほどの苦しみでしょう。それでも、息子の将来を心配し、温かい愛で見守りながら厳しくしつける、意志の強い女性でした。彼女が亡き後も、母親の言葉はずっとレイの支えていっているところが実に感動的でした。厳しく苦しい人生なのに、映画を観終わったあと、私もぬるく生きず、もっと今を生きねばという気持ちにさせてくれた、メッセージのある映画だったと思います。
2005年12月29日
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ブラジルのクリスマスには パネトーネを食べます。クリスマスの贈り物にはパネトーネ、お世話になった方にパネトーネと、贈呈用ギフトにもなるし、ブラジルのクリスマスの必要不可欠な定番モノです。そのナンバーワンメーカーは バウドゥッコ(bauducco)です。バウドゥッコのパネトーネは 他のメーカーでは出せないほどのふわふわの触感が持ち味で、値段もスーパーに置かれているブランドの中では一番高い!正統派はドライフルーツ入り、若者達はチョコレート入りのチョコトーネが人気でした。それが近年、どんどんバリエーションが増え、今年は凄いことになっております。チョコトーネのチョコをでっかくしたものチョコクリームをたっぷりと入れたものホワイトチョコのチョコトーネ他のメーカーではチョコトリュフ入りパネトーネグアバジャム入りパネトーネチョコ風味の生地にさくらんぼ甘露煮をいれた定番ケーキfloresta negraのパネトーネ確か、去年までアイスパネトーネもあったような・・・。今年もあるのかしら?実は 私はパネトーネ独特の香りが苦手で、好きではないのですが、種類も増えたことだし、ホワイトチョコのチョコトーネを買ってみました。11へアイスもした、このチョコトーネ・ブランコ・・・・・あまい!!あますぎる~~!まったく食えたものじゃあありません!!胸やけがするほどの甘さのこのパネトーネ!一般のブラジル人は喜んで食べているのだろうか・・・。知りたいところです。残ったこのチョコトーネ・・・・・・・・どうしよう・・・・。*日本のパネトーネはきっと上品な味で、美味しいんでしょうね・・・。すごい!日本にバウドゥッコのパネトーネが売られているのですねー。これは柔らかくて、甘さも程ほどです。それにしても、えらい安いなあ。ここよりも安いんじゃあないの?って思ったら、サイズが小さいのでした。これが、チョコトーネです。コレは美味しいですよ。このチョコ粒の大きいmaxってのも存在します。まあ、リーガロイヤルホテルのパネトーネなんてのもあるんですね。「パネトーネ界のフェラーリ!」と各界で絶賛のロイゾン社の製品なんですって。そんなん知りませんでした。フェラーリでたとえるとこが、少しやらしい・・・。
2005年12月28日
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