BRASILの独り言

(8)お洒落上手への道


雑誌を開くと、ゴシップ記事なんかとばして、写真に見入ってしまう。魅力的な女性が 着こなしによって魅力アップしているのを見るのは本当に楽しい。特に世界でもトップレベルの実力と美貌、そして財力を誇る女優たちが大集合するオスカー授賞式などは圧巻である。世界トップの美とそれを彩る美しいドレスや宝石の祭典・・・ただうっとりと見とれるばかりである。


私の好きな着こなしとは 月並みだが洋服が着ている人の魅力を引き立てているもの。ファッションモデルのように、スタイルはよくて美しくはあるが、洋服ばかりが目立ってしまうのは面白くない。その人の雰囲気と 着こなしが一体になって、自然であると同時に、着ている人の人柄を魅力的に演出しているもの。



こんなうんちくを楽しげに語る私のファッションは よっぽど素敵なのだろうと思われるかもしれない。ところがどっこい、大したことないので、期待しないでもらいたい。(笑)クラシック音楽が好きな人間が楽器が弾けるかといえば 必ずしもそうではないように、うまいもの食うのが好きな人間がはたして料理ができるかと言うとそうは言えない様に、私も好きであれこれ眺めていろいろ言ってる割には大したことないのである。世間一般のお洒落さんというのは「OOXXブランドの一点モノを海外から取り寄せたのー。」「このブーツ素敵でしょ?XOXOブランドの新しいコレクションのものをゲットしたのよ。」ってな感じの印象があるが、私はまったくそういうのとは違う。やっぱり、私のお洒落上手になる道を妨げているのは 以前書いた子供の頃の「お小遣い月額100円」の過去が尾をひいているのだと思う。(笑)要するに 無駄遣いできないのだ。



*    むかーしから 好きだったにもかかわらずマンガ等ほとんど買ったことない。極力クラスメートで持っている人を探し、読ませてもらっていた。



*    音楽でさえ、CDレンタル専門。ほとんど買ったことがないなあ・・。音楽好きで、ここまでCD持ってない奴も珍しいのではないか?音楽雑誌でさえ、立ち読み。どうしても欲しいピンナップがあれば友人にせがむ。(爆)大抵私の好みは他の人とダブったことがないので、大抵快く譲ってくれていたなあ・・。




*    本は当然図書館専門!本なんて場所食うし、気に入った本なら何度も借りていた。私が住んでいた地元には新しくてキレイな図書館がたくさんあったので、逆に都合よし。




*    そして外食・・・。友人たちと出かけるときは いつもシンプルなのを頼んでいた。いくら食べたくても、一番ゴージャスなのを頼んだためしがない。一日三食も食べなければならないのに、一食に金かけてどーする?って考えを持っていたシビアな10代だった・・。一人でお昼ご飯を食べるときは コンビニのアップルパイ120円と飲むヨーグルト。なぜなら、一番腹にたまるからである。(爆)アップルパイは折りパイでバターがたくさん使われており、腹にたまるのだ。ヨーグルトもずっしりとくる。間違ってもおにぎりなんて買わなかったね。一つじゃあ満足できないもの。





*    映画・・・。当然試写会。試写会案内が良く出される6時前を狙って、テレビをチェックしていた。これ関係は結構利用させてもらったものだ。美味しいもの券も随分とゲットした。ちゃっかりしたものだ。




*    国内旅行はもちろんデイスカウントショップで割引乗車券をゲット!ホテルは当然入念に下調べをした上での格安ビジネスホテル。(笑)





しかし、肝心の洋服だけは 欲しいものを購入していた。当然世界的有名高級ブランドには近寄らなかったが。で、素敵なお洋服というのは 当然値が張る。それだけで立派な散財だ。よって、無駄遣いできない人の私としては その月の金の使用限度額を自分で勝手に決めていて、それ以上は買わないことにしていた。そして、衝動的に無駄なものを買わないよう、財布に常に金を入れておかないようにもした。欲しいものがあれば すぐに現金引出機のとこまで行ってせっせとお金を引き出すなどの工夫もしていたのだ。 そうすれば、本当に欲しいものならお金を引き出しに行って、またもとの売り場に戻るまでに気が変わることはない。歩きながら本当に必要か考える時間を作るという、私なりの工夫だったのだ。



そんな私だから、一ヶ月で買えるアイテムの数だなんて一つか二つ、多くて三つである。その中で使いまわすためには 色はなるべく合わせやすい物にしなければならない。黒、茶、ベージュ・・・こんな無難アイテムばかりだったように思う。今でも似たようなものだ。やっぱり、お買い物するときには お洋服にばかり目が行ってしまうから、結構値が張るアクセや靴、カバン類などは後回しにされ気味。だから私の着こなしと言うのは 無難なアクセ、無難な靴やかばんであまり変わり映えがしないのである。




嗚呼、悲しきサガだわ・・・。



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