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2022年11月02日
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カテゴリ: ニューヨークにて
最近は、私のジャズの師匠であるウィル・ブールウェアのジャズ・ピアノのレッスンを減らしてますが、今も時々、通って続けています☆

ブールウェア師匠=世界で超一流のレベルの方から習うと、私にとってジャズ・ピアノはとても勉強になるので、いつも感心することばかりで、ありがたいです。

こんな機会と巡り合わせをいただけて、とても感謝しています。
やはり何事も、超一流の方から教えていただくほうが、目に見えない情報も勉強になっていることが多いと感じています。

ジャズ・ピアノのインプロビゼーション(即興演奏)もブールウェア師匠から教えていただいていますが、なんと、いっしょに伴奏をセッションしてくださるのですよ。
ひえー!
めっちゃラッキー!ありがたい!!!
耳が肥えて勉強になることばかりです。

で、インプロビゼーションは特に、師匠からは、


インプロビゼーションの練習時でも、他の人の演奏を真似してはいけない!真似すると練習にならない!真似しているといつまで経っても自分自身のリズムの音が出てこないままになる!ということなのですね。

・・・ほほう・・・。勉強になりますね。
実践的です。

その結果、私は、ブールウェア師匠の指導のもと、私自身の体内のリズムをよく聞いて自分の中から音とリズムの組み合わせを取り出す訓練をしていっています。

「インプロビゼーションって難しそうだけど、どうやって弾けばいいの?」と私が師匠に聞いてみると、

「何でもOKだよ。何でも好きに鳴らしたらいいよ。」とだけしか言わないのです。

「でも、音楽大学のジャズ学科の生徒達は、必須科目でジャズ・スケールとかブルース・スケールを学んで覚えて、そのスケールの範囲内の音だけでインプロビゼーションをしますよね?
私も、そういうスケールを何種類か覚えなくていいのですか?」とも聞いてみたら、

「あはは!そういうスケールなんて、ワシも1回も覚えたことないよ!
へえ、大学のジャズ学科ではそういうスケールを教えてて、覚えなさいって言ってるんだね。
でもね、もしそういうスケールを覚えてそれを使ってそのとおりにその範囲内でインプロビゼーションをしようしようとすると、皆同じような音を演奏するようになっちゃって、個性がなくなっちゃうよね?

だからあなたは、ジャズ・スケールとかブルース・スケールなんて全く覚えないでいいですよ。覚える必要ないです!
自分の体内に流れているリズムと音をよく聞いてそれを外に出してインプロビゼーションするほうが大事です。」と師匠から説明されて、説得されましたよ。

ブルースはコード進行の型が決まっていて簡単で短いので、それをループしてずっとそのコードを鳴らし続けて、けっこう長時間のインプロビゼーションの練習を、ブールウェア師匠といっしょにしています。

こんなんでいいのかな?と(笑)、えいやっ!と弾いてみていると、ブールウェア師匠も伴奏しながら横で、
「いいよ、それでいいんだよ!そのまま同じコード進行でインプロビゼーションを続けてください。」と指導してくれます。


「You improvised!」と言われて、それでOKでした。
インプロビゼーション出来てるよ!ということです。

「え?インプロビゼーションって、こんなんでいいの?」と私がビックリして聞くと、

「そうだよ、それがインプロビゼーションだよ!あなたもちゃんと出来てるじゃないの!」とブールウェア師匠が言ってくれてて、ホンマかいな、こんなんでいいの?ええ?もっと難しいもんだとばかり思い込んでいた!という調子です。

あらら。ジャズにおいてインプロビゼーションとは、その人それぞれに体内に持っている自分のリズムと音をよく聞いてそれを外に出して鳴らすということだったのですね。それはなんか、日本で難しく音楽を学んで育ってきた私にとって、すごく拍子抜けしてしまいました!

こんなテキトーで良かったなんて!ビックリです。


そのブールウェア師匠が昔、若い頃に活動していたバンドの1978年録音のアルバムが、現在では隠れ名盤と呼ばれて再評価されていて、日本でも人気がありますね。

Rainbow (feat. Will Boulware) です。
- Feel Like Makin' Love

この曲も私も大好きな曲なので、以前、別のバンドのバージョンをブログにアップしたことがありました。

もちろんこの曲の伴奏と、1人で両手で演奏する方法と、両方ともブールウェア師匠から習いました☆
その手書きの楽譜は私の宝物です☆☆☆
・・・今この録音を聞くと、習ったのと同じようなコード進行と音階が使われてて、本人から学べたことにとても感謝しています。ラッキーです。

マイケル・ブレッカー
スティーブ・ガット
とか、そうそうたるメンバーですね!
さすがブールウェア師匠、このアルバムは彼が20代の時ですから、若い時から一流のジャズ・ミュージシャン達に認められて活躍なさっていた片鱗が垣間見られました。

師匠が20代の時の演奏は、まだ初々しい感じがします。
今のほうが円熟味があるどっしりした演奏をなさっていると思います。

でも、70年代当時から、すでにブールウェア師匠の繊細な音色を使い分ける演奏の特徴が出ていると感じました。

ちなみに、ブールウェア師匠はこのアルバムでは、ピアノ、エレクトリック・ピアノ(フェンダー)、シンセサイザーを演奏していらっしゃるので、きっとオーバー・ダブで後から加えた音もあるのだろうと思います。

Rainbow (feat. Will Boulware) - Feel Like Makin' Love





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最終更新日  2022年11月04日 03時13分24秒
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