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今回は、こちらのエントリの番外編で、宮城県公立高校ガイドブックから、岩手大、福島大の進学者数が多い高校とその合格基準偏差値を抽出してみました。(岩手大)1位 仙台三(偏差値64) 15人2位 古川(偏差値52) 14人3位 仙台南(偏差値59) 12人4位 宮城一(偏差値62) 11人5位 泉館山(偏差値59) 9人 多賀城(偏差値51) 佐沼(偏差値45)8位 仙台向山(偏差値58) 8人 石巻(偏差値52)10位 泉(偏差値55) 7人 上位7校平均偏差値56.0 上位10校平均偏差値55.7◎コメント上位5校(7校)、上位10校とも、平均偏差値は宮城大と同程度という結果になりました。ただし、幅広い偏差値帯の生徒を擁する仙台都市圏外の高校が宮城大では7位タイの石巻だけだったのに対し、こちらは2位の古川、5位タイの佐沼、8位タイの石巻と3校含まれている実情を考えると、平均偏差値を額面通りに受け取るべきではないと考えます。なお、表には出てきませんが11位にも気仙沼(偏差値47)が6人で食い込んでおり、仙台都市圏以北での岩手大の人気の高さが伺えます。(福島大)1位 白石(偏差値50) 14人2位 仙台南(偏差値59) 10人3位 泉館山(偏差値59) 8人4位 石巻(偏差値52) 7人5位 宮城野(偏差値56) 5人6位 仙台一(偏差値66) 4人 宮城一(偏差値62) 泉(偏差値55) 多賀城(偏差値51)10位 角田(偏差値40) 3人 仙台三桜(偏差値52) 仙台向山(偏差値58) 利府(偏差値44) 古川(偏差値52) 佐沼(偏差値45) 上位5校平均偏差値55.2 上位15校平均偏差値53.4◎コメント上位5校、上位10校(15校)とも平均偏差値は宮城大、岩手大よりもやや下になりましたが、岩手大同様上位に仙台都市圏外の高校がランクインしているため、やはり平均偏差値を額面通りに受け取るべきではないと考えます。なお、岩手大とは対照的に、白石、角田と仙台都市圏以南の高校が目立つ他、岩手大でもランクインした仙台都市圏以北の高校も名を連ねています。特に10位タイに入った高校の顔ぶれが多彩なのですが、進学者数3人となると果たして統計に加えていいものかどうか疑問も残ります。ちなみに、9位までの高校の平均偏差値は、56.7となります。東日本大震災から10年 災害列島・日本 49人の写真家が伝える“地球異変”の記録 [ 3.11写真記録委員会 ]
2022.12.28
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それでは、31~47位の県を発表します。31位 鹿児島県 進学者数 386人 生徒数13,829人 進学率2.79%32位 長野県 進学者数 462人 生徒数17,250人 進学率2.68%33位 和歌山県 進学者数 196人 生徒数 7,716人 進学率2.54%34位 群馬県 進学者数 404人 生徒数16,245人 進学率2.49%35位 栃木県 進学者数 392人 生徒数16,380人 進学率2.39%36位 青森県 進学者数 241人 生徒数10,162人 進学率2.37%37位 熊本県 進学者数 340人 生徒数14,443人 進学率2.35%38位 神奈川県 進学者数1,499人 生徒数64,663人 進学率2.32%39位 新潟県 進学者数 386人 生徒数17,311人 進学率2.23%40位 宮崎県 進学者数 207人 生徒数 9,336人 進学率2.22%41位 秋田県 進学者数 149人 生徒数 6,952人 進学率2.14%42位 埼玉県 進学者数1,103人 生徒数53,418人 進学率2.065%43位 山形県 進学者数 186人 生徒数 9,010人 進学率2.064%44位 岩手県 進学者数 202人 生徒数10,010人 進学率2.02%45位 山梨県 進学者数 141人 生徒数 7,464人 進学率1.89%46位 福島県 進学者数 249人 生徒数15,316人 進学率1.63%47位 沖縄県 進学者数 194人 生徒数13,934人 進学率1.39%う~ん…予想していたとはいえ、東北地方の弱さが目立つ形ですね。小学生の学力が高いことで知られる秋田県も40位台に低迷というのは、秋田県の教育関係者には肝に銘じてもらいたいところではありますね。ぶっちゃけ、高校教育に関して言えば教育後進県じゃないかと認識する必要があると考えます。また、神奈川、埼玉両県の低迷ぶりも気になります。神奈川県は入試難易度の高い横浜国立大を今回の集計対象に加えていなかったためかわいそうな部分もあったかな…とは思いますが、実のところ横浜国立大を集計対象に加えたとしても30位以下に沈む可能性が高そうです。首都圏の(一般)大学入試は私立大に対応して主要3教科だけを尖らせる傾向が強いですが、その戦略に偏り過ぎてしまって全国レベルで戦えない受験生も少なくないのではないか?と愚考します。千葉県に差をつけられている理由は、決して千葉大を集計対象に加えたからだけではないのではないでしょうか?そして、我が地元福島県なんですが、他県に受験するためには空路必須という大きな地理的ハンディを背負った沖縄県に次いでブービーというのは、今回集計対象とした年代が幼少時に震災・原発事故を経験し小学校教育の各側面でハンディを背負わざるを得なかったことを差し引いても、やはりいただけない現状だと痛感します。県民の認識として「(東北地方の中では)首都圏に近い」という認識が半ば自慢げに語られることが少なくないですが、首都圏を意識するあまり全国に目を向ける機会に欠けているように思わなくもないですね。ツーリングマップル R東北
2022.11.19
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続いて、11~30位の都道府県を発表します。11位 東京都 進学者数4,043人 生徒数97,738人 進学率4.14%12位 愛知県 進学者数2,444人 生徒数60,400人 進学率4.05%13位 福岡県 進学者数1,600人 生徒数39,579人 進学率4.04%14位 徳島県 進学者数 232人 生徒数 5,764人 進学率4.02%15位 鳥取県 進学者数 176人 生徒数 4,614人 進学率3.81%16位 島根県 進学者数 209人 生徒数 5,572人 進学率3.75% 全国平均 進学者数34,972人 生徒数985,715人 進学率3.55%17位 千葉県 進学者数1,629人 生徒数46,673人 進学率3.49%18位 大阪府 進学者数2,353人 生徒数67,937人 進学率3.46%19位 北海道 進学者数1,291人 生徒数38,150人 進学率3.38%20位 山口県 進学者数 345人 生徒数10,269人 進学率3.36%21位 宮城県 進学者数 591人 生徒数18,372人 進学率3.22%22位 滋賀県 進学者数 384人 生徒数11,968人 進学率3.21%23位 茨城県 進学者数 762人 生徒数23,998人 進学率3.18%24位 大分県 進学者数 298人 生徒数 9,398人 進学率3.171%25位 三重県 進学者数 458人 生徒数14,449人 進学率3.170%26位 高知県 進学者数 165人 生徒数 5,391人 進学率3.06%27位 岐阜県 進学者数 504人 生徒数16,785人 進学率3.00%28位 長崎県 進学者数 335人 生徒数11,203人 進学率2.99%29位 佐賀県 進学者数 221人 生徒数 7,442人 進学率2.97%30位 静岡県 進学者数 882人 生徒数29,834人 進学率2.96%11位にようやく東京都が登場。しかも東日本ではトップで、30位まで下がっても東日本の道県は千葉、北海道、宮城、茨城、静岡しか登場しませんし、なおかつ全国平均を上回った東日本の都道県は東京都だけです。一方西日本は、中国地方が20位まで、四国地方が26位まで、静岡県以外の東海地方が27位までにそれぞれ出揃い、相変わらずの強さを発揮しています。ただ、西日本でも九州南部など登場していない県があり、地域差のあることが伺えます。31位以下は次のエントリで…【 おもしろ プレゼント 】 おもしろtシャツ 俺流総本家 魂心Tシャツ 西高東低【 tシャツ 長袖 メンズ レディース 名言 文字 メッセージおもしろ雑貨 おもしろtシャツ 文字tシャツ 面白いtシャツ 入り 長袖 半袖 誕生 日本 プレゼント おもしろ系】
2022.11.19
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昨日のエントリについていろいろ考えたのですが、やはり西日本に有利なランキングと思わざるを得ませんでした。そこで、ある程度補正をし、こちらの資料に掲載されている「主として、卓越した成果を創出している海外大学と伍して、全学的に卓越した教育研究、社会実装を推進する取組を中核とする国立大」(以下、「卓越型大学」と略称します)計16大学における2022年度の進学者数について、各都道府県別に修正することにしました。昨日のエントリに、東京工業、東京農工、一橋の首都圏3大学が加わる形ですね。なお、東京農工大と岡山大は進学者数ではなく合格者数、大阪大は一般入試のみの進学者数を集計しています。とは言うものの、結論から先に述べると、西高東低の傾向にはほぼ変化なし…でした。進学率上位10都道府県の顔ぶれは、以下の通りでした。1位 石川県 進学者数 869人 生徒数 9,977人 進学率8.71%2位 広島県 進学者数1,639人 生徒数22,184人 進学率7.39%3位 岡山県 進学者数1,135人 生徒数16,274人 進学率6.97%4位 奈良県 進学者数 696人 生徒数10,950人 進学率6.36%5位 富山県 進学者数 485人 生徒数 8,371人 進学率5.79%6位 兵庫県 進学者数2,316人 生徒数41,679人 進学率5.56%7位 香川県 進学者数 399人 生徒数 8,071人 進学率4.94%8位 福井県 進学者数 323人 生徒数 6,549人 進学率4.93%9位 愛媛県 進学者数 550人 生徒数11,187人 進学率4.92%10位 京都府 進学者数 901人 生徒数21,498人 進学率4.19%特にズバ抜けて進学率が高いのは、北陸と瀬戸内ですね。自県に卓越型大学がある石川、広島、岡山の3県がトップ3を独占している他、北陸3県はベスト10に全県がランクインし、瀬戸内も兵庫、岡山、広島、香川、愛媛の5県がランクイン。残りは京都府と奈良県ですが、京都府は京大のお膝元、奈良県は西大和、東大寺の両学園が難関大の進学者数を押し上げています。一方東日本は、3大学足しただけでは全然足りなかったというか、特に首都圏では私立大志向が強いことも、上位に食い込めない原因ではないかと推察します。少なくとも早慶に匹敵する私立大は、首都圏以外にはありませんからね。11位以降の都道府県は、次のエントリで発表します。【中古】〔国立大〕医学部医学科推薦・AO入試 2020 /教学社(単行本)
2022.11.19
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前のエントリの続きで、西日本の各府県についても調べてみました。結論から申し上げますと、東日本に比べて全体的にかなり高い進学率となっています。そもそも難関13大学に選出した大学の配置を見ると、東日本5校に対し西日本8校ですから、そうなるのも当たり前とは言えますが…富山県 進学者数 471人 生徒数 8,371人 進学率5.63%石川県 進学者数 855人 生徒数 9,977人 進学率8.57%福井県 進学者数 313人 生徒数 6,549人 進学率4.78%岐阜県 進学者数 490人 生徒数16,785人 進学率2.92%愛知県 進学者数2,366人 生徒数60,400人 進学率3.92%三重県 進学者数 448人 生徒数14,449人 進学率3.10%滋賀県 進学者数 377人 生徒数11,968人 進学率3.15%京都府 進学者数 888人 生徒数21,498人 進学率4.13%大阪府 進学者数2,329人 生徒数67,937人 進学率3.43%兵庫県 進学者数2,282人 生徒数41,679人 進学率5.48%奈良県 進学者数 679人 生徒数10,785人 進学率6.20%和歌山県 進学者数 184人 生徒数 7,716人 進学率2.38%鳥取県 進学者数 174人 生徒数 4,614人 進学率3.77%島根県 進学者数 205人 生徒数 5,572人 進学率3.68%岡山県 進学者数1,126人 生徒数16,274人 進学率6.92%広島県 進学者数1,607人 生徒数22,184人 進学率7.24%山口県 進学者数 341人 生徒数10,269人 進学率3.32%徳島県 進学者数 226人 生徒数 5,764人 進学率3.92%香川県 進学者数 389人 生徒数 8,071人 進学率4.82%愛媛県 進学者数 537人 生徒数11,187人 進学率4.80%高知県 進学者数 159人 生徒数 5,391人 進学率2.95%福岡県 進学者数1,568人 生徒数39,579人 進学率3.96%佐賀県 進学者数 213人 生徒数 7,442人 進学率2.86%長崎県 進学者数 326人 生徒数11,203人 進学率2.91%熊本県 進学者数 323人 生徒数14,443人 進学率2.24%大分県 進学者数 292人 生徒数 9,398人 進学率3.11%宮崎県 進学者数 192人 生徒数 9,336人 進学率2.06%鹿児島県 進学者数 374人 生徒数13,829人 進学率2.70%沖縄県 進学者数 181人 生徒数13,934人 進学率1.30%特に北陸と兵庫県を含む瀬戸内の強さが目立ちますね。進学率が低い県でも5%近くを叩き出すとは! 金沢、岡山、広島の各大学が地元にある強みもありますが、地元から出て難関大を目指す生徒の割合も多いことが、進学率の高さに繋がっているように感じます。他には奈良県の合格率も高いですが、ここは超進学校の存在が県全体の進学率を押し上げている格好になるでしょうか。で、気になる全国最下位なんですが、沖縄県ということになりました。ただし、ここに関しては他都道府県に出ていくためには空路必須だし、あまりにも地理的条件が不利過ぎます。一方、福島県は交通には比較的恵まれている県だと思うのですが、どうして全国ブービーなんでしょうか? 【米子焼】めんそーれ シーサーLサイズ
2022.11.18
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先日書いたこちらのエントリについての補足なのですが、今年の福島県って、国立難関13大学の進学率が、東日本では最下位だったんですね。昨年度の学校基本調査による「全日制高校3年生+中等教育学校後期課程3年生」を分母、合格者数を分子とすると、東日本各都道県では以下のような結果となります。北海道 進学者数1,244人 生徒数38,150人 進学率3.26%青森県 進学者数 231人 生徒数10,162人 進学率2.27%岩手県 進学者数 191人 生徒数10,010人 進学率1.91%宮城県 進学者数 559人 生徒数18,374人 進学率3.10%秋田県 進学者数 145人 生徒数 6,952人 進学率2.09%山形県 進学者数 170人 生徒数 9,010人 進学率1.89%福島県 進学者数 231人 生徒数15,316人 進学率1.51%茨城県 進学者数 703人 生徒数23,998人 進学率2.93%栃木県 進学者数 343人 生徒数16,380人 進学率2.09%群馬県 進学者数 374人 生徒数16,245人 進学率2.30%埼玉県 進学者数 863人 生徒数53,418人 進学率1.62%千葉県 進学者数1,377人 生徒数46,673人 進学率2,95%東京都 進学者数2,908人 生徒数97,738人 進学率2.98%神奈川県 進学者数1,034人 生徒数64,663人 進学率1.60%新潟県 進学者数 357人 生徒数17,311人 進学率2.06%山梨県 進学者数 125人 生徒数 7,464人 進学率1.67%長野県 進学者数 438人 生徒数17,250人 進学率2.54%静岡県 進学者数 818人 生徒数29,834人 進学率2.74%埼玉県や神奈川県の進学率も低めに出ますが、これは当方で選んだ難関13大学にお茶の水女子大、東京工大、一橋大、横浜国立大といった至近に所在する入試難易度の高い大学を含んでいない影響もあるので、福島県の進学率の低さは群を抜いて低いと言わざるを得ない状況になっています。特に、長野県や静岡県との比較で、その差が顕著に出ますね。福島県を含めたこの3県は県内の18歳人口に比して県内大学の定員数が非常に少ない~従って、特に国立大学進学に際しては県外を視野に入れざるを得ない~特徴があるのですが、まさか1ポイント以上差をつけられているとは思ってもみませんでした。ちょっと西日本の進学率についても、調べてみようと思います。ひょっとしたら福島県が全国最下位の可能性もあるので…【中古】 家庭力 子どもの学力向上と幸せのために親ができること / 陰山 英男 / 主婦と生活社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】
2022.11.18
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前エントリまでの余勢を駆ってという訳ではないですが、東日本(ここでは新潟、長野、静岡各県以東とします)限定で、いわゆる5S(埼玉大、新潟大、信州大、静岡大、滋賀大)の今年度の都府県別入学者数についても、ちょっと調べてみました。もっとも、東日本で調べてみると、全都道県で最下位が滋賀大だったため、1~4位について紹介します。北海道 新潟大58人 信州大55人 静岡大43人 埼玉大39人青森県 新潟大35人 埼玉大25人 信州大6人 静岡大5人岩手県 埼玉大34人 新潟大25人 静岡大8人 信州大7人宮城県 新潟大88人 埼玉大56人 静岡大16人 信州大14人秋田県 新潟大94人 埼玉大15人 静岡大8人 信州大5人山形県 新潟大156人 埼玉大24人 信州大10人 静岡大8人福島県 新潟大177人 埼玉大66人 信州大13人 静岡大11人茨城県 埼玉大75人 信州大53人 静岡大24人 新潟大14人栃木県 新潟大105人 埼玉大77人 信州大38人 静岡大32人群馬県 新潟大104人 埼玉大52人 信州大44人 静岡大13人埼玉県 埼玉大521人 信州大71人 新潟大38人 静岡大24人千葉県 埼玉大82人 信州大57人 新潟大・静岡大15人東京都 埼玉大209人 信州大152人 新潟大67人 静岡大47人神奈川県 信州大76人 静岡大57人 埼玉大31人 新潟大20人新潟県 新潟大876人 信州大56人 埼玉大40人 静岡大14人山梨県 信州大57人 静岡大38人 新潟大10人 埼玉大7人 長野県 信州大538人 新潟大89人 静岡大36人 埼玉大35人静岡県 静岡大721人 信州大102人 新潟大39人 埼玉大35人こうしてみると、各大学の傾向が見えてきますね。【埼玉大】首都圏では相応に強いが、学生数が少ない故か関東地方でも新潟大や信州大の浸食をかなり受けている印象。北海道や関東地方より西では4大学中最少が定位置。【新潟大】東北地方、特に日本海側で強みを発揮。北関東からも一定の入学者がいるが、首都圏からの入学者数ではは埼玉大、信州大より劣る。【信州大】首都圏で一定の食い込みを見せるものの、距離的に近い北関東では新潟大の後塵を拝する。本部が松本市という立地が不利に働いている可能性あり。【静岡大】静岡、愛知両県から多くの学生を集めており、東日本からの入学者は隣接する神奈川、山梨、長野各県においてもあまり多くない。大学大崩壊 リストラされる国立大、見捨てられる私立大 (新書693) [ 木村誠 ]
2022.11.15
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前のエントリで「感想、コメント等は次のエントリで…」と書いたのですが、正直、各大学の傾向は一昨年書いたこちらのエントリと大差ないんですよね。そこで今回は、各地域でトレンドとなっている難関大学という視点で、書くことにします。なお、「地域」は、便宜上、衆院選の比例代表ブロックを基準とします。【北海道】やはり地元の北海道大が無双。2位以下は東北大、千葉大、大阪大、筑波大、京都大、東京大、金沢大、神戸大、広島大と続きますが、その差はあまり大きくありません。北海道から他地域に行くとなるとほぼ空路に限定されるので、空路で行きやすい地域が順位に反映されているようにも感じます。【東北】全県で1位が東北大。2、3位には北海道、筑波、千葉、金沢のいずれかの大学が入る形になります。宮城県以外の全県で進学者0の大学があり、受験生の大学選択範囲が全体的に東日本に偏っているのが大きな特徴と言えます。【北関東】県によって順位は変動しますが、東北大、筑波大、千葉大が進学者数トップ3と言っていい状況です。東京に近い割には東京大進学者が少ない点がこの地域の特徴で、その点では後述する南関東と様相を異にします。【南関東】傾向としては、筑波、千葉、そして東京の3大学の多さが目立ちます。東大に次ぐ旧帝大が距離的に近い東北、名古屋の両大ではなく北海道大というのも大きな特徴です。なお、山梨県については傾向を読み取るのが難しいです。この手の県には他に和歌山、沖縄の両県が挙げられます。【北陸信越】全県で金沢大がトップでした。ただし2位以下は、東北大や関東の大学志向が強い新潟、長野両県と関西志向が強い富山、石川、福井の3県で割れます。富山、石川両県は何故か北海道大志向の強さも見られます。一方で、同じ中部地方にカテゴライズされる名古屋大への志向は、地域全体を通じてさほど強くありません。【東海】全県で名古屋大がトップ。ただし2位以下は、東日本志向が強い静岡県と関西志向が強い岐阜、愛知、三重の3県で割れます。先述の北陸信越の傾向もあわせると、新潟、長野、静岡各県以東が東日本、富山、岐阜、愛知各県以西が西日本と、難関大受験の上では分割できそうです。【近畿】府県によって順位は入れ替わりますが、京都大、大阪大、神戸大が1~3位を独占するケースが多く、地元大の強さが目立ちます。独占していない県でも、兵庫県は大阪大が4位、和歌山県は京都大が5位に入っています。【中国】岡山、広島両大の多さが目立ちますが、広島県以外の全県で岡山大>広島大で、後述する四国地域も含めて、地域を代表する「準帝大」は岡山大ということになりそうです。3位には、大学までの距離に比例してか、東部では大阪大や神戸大、西部では九州大が入るケースが目立ちます。【四国】中国地域と同様、全県で岡山大がトップ、広島大が2位に入るケースが多いです。3位以下も愛媛県以外では大阪大や神戸大が入ってきます。中国地方と比較して大きな差は感じられません。【九州】全県で九州大がトップ。2位は広島大、3位は大阪大が入るケースが目立ちます。広島大は地元の中四国で岡山大の後塵を拝しているものの、九州からの学生流入で「準帝大」としての命脈を保っている感があります。なお、沖縄県は、他の九州各県ほど九州大や大阪大への志向は強くなく、各地域の大学に対してフラットなスタンスを保っているように感じられます。新たな「日本のかたち」 脱中央依存と道州制【電子書籍】[ 佐々木 信夫 ]
2022.11.15
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いささか唐突ですが、一昨年書いたこちらのエントリの2022年バージョンを、紹介しようと思います。なお、一昨年書いたバージョンとは、以下の違いがございます。・対象とした大学は、北海道、東北、筑波、千葉、東京、金沢、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、九州の13大学で、これについては従前と変更なし・入学年次は、すべて2022年で統一。ただし、岡山大は入学者のデータが見つからなかったため、合格者で代用。また、大阪大は一般入試の入学者数のみを集計。・原則としてパンフレットなど大学で公開されている資料を用いたが、東京大、九州大の都道府県別入学者は「大学基本状況2022」から引用している。それでは、北から順に、各都道府県の1~3位について発表します。北海道 1位北海道大(831人) 2位東北大(59人) 3位千葉大(53人)青森県 1位東北大(132人) 2位千葉大(22人) 3位北海道大(21人)岩手県 1位東北大(112人) 2位筑波大・千葉大(18人)宮城県 1位東北大(367人) 2位北海道大(37人) 3位筑波大(32人)秋田県 1位東北大(78人) 2位北海道大(20人) 3位筑波大・千葉大・金沢大(11人)山形県 1位東北大(97人) 2位東京大(16人) 3位筑波大・金沢大(14人)福島県 1位東北大(107人) 2位筑波大(36人) 3位千葉大(33人)茨城県 1位筑波大(298人) 2位東北大(125人) 3位千葉大(75人)栃木県 1位東北大(101人) 2位筑波大(58人) 3位千葉大(54人)群馬県 1位東北大(104人) 2位筑波大(65人) 3位金沢大(44人)埼玉県 1位筑波大(193人) 2位千葉大(189人) 3位東北大(160人)千葉県 1位千葉大(753人) 2位筑波大(188人) 3位東京大(151人)東京都 1位東京大(1,135人) 2位千葉大(427人) 3位筑波大(326人)神奈川県 1位東京大(359人) 2位北海道大(149人) 3位筑波大(124人)新潟県 1位金沢大(95人) 2位東北大(85人) 3位千葉大(41人)富山県 1位金沢大(190人) 2位大阪大(46人) 3位北海道大(34人)石川県 1位金沢大(457人) 2位大阪大(72人) 3位北海道大(61人)福井県 1位金沢大(109人) 2位神戸大(37人) 3位大阪大(35人)山梨県 1位筑波大(25人) 2位東北大(23人) 3位千葉大(18人)長野県 1位金沢大(99人) 2位東北大(66人) 3位千葉大・名古屋大(51人)岐阜県 1位名古屋大(189人) 2位金沢大(79人) 3位京都大(48人)静岡県 1位名古屋大(177人) 2位東北大(86人) 3位千葉大(84人)愛知県 1位名古屋大(1,115人) 2位京都大(223人) 3位大阪大(158人)三重県 1位名古屋大(133人) 2位京都大(54人) 3位大阪大(51人)滋賀県 1位神戸大(81人) 2位大阪大(72人) 3位京都大(69人)京都府 1位京都大(264人) 2位大阪大(185人) 3位神戸大(166人)大阪府 1位大阪大(766人) 2位神戸大(626人) 3位京都大(458人)兵庫県 1位神戸大(575人) 2位大阪大(418人) 3位岡山大(374人)奈良県 1位京都大(186人) 2位神戸大(140人) 3位大阪大(131人)和歌山県 1位大阪大(31人) 2位広島大(27人) 3位神戸大(25人)鳥取県 1位岡山大(61人) 2位広島大(37人) 3位神戸大(18人)島根県 1位岡山大(64人) 2位広島大(57人) 2位大阪大(19人)岡山県 1位岡山大(724人) 2位大阪大(74人) 3位広島大(72人)広島県 1位広島大(786人) 2位岡山大(175人) 3位大阪大(143人)山口県 1位岡山大(85人) 2位九州大(83人) 3位広島大(72人)徳島県 1位岡山大(72人) 2位広島大(32人) 3位神戸大(31人)香川県 1位岡山大(142人) 2位広島大(76人) 3位大阪大(49人)愛媛県 1位岡山大(165人) 2位広島大(101人) 3位九州大(69人)高知県 1位岡山大(61人) 2位神戸大(22人) 3位広島大(20人)福岡県 1位九州大(934人) 2位広島大(154人) 3位大阪大(114人)佐賀県 1位九州大(97人) 2位広島大(37人) 3位京都大・大阪大(13人)長崎県 1位九州大(138人) 2位広島大(54人) 3位大阪大(24人)熊本県 1位九州大(145人) 2位大阪大(46人) 3位広島大(45人)大分県 1位九州大(132人) 2位広島大(47人) 3位大阪大(27人)宮崎県 1位九州大(76人) 2位広島大(34人) 3位大阪大(23人)鹿児島県 1位九州大(144人) 2位広島大(67人) 3位東京大(45人)沖縄県 1位九州大(31人) 2位 広島大(25人) 3位筑波大(19人)感想、コメント等は次のエントリで…理系数学入試の核心難関大編改訂版 [ 依田賢 ]
2022.11.15
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最後は泉区編です。各地域の範囲についてはこちらをご参照願います。◎泉中央・将監地区…小学校数7校 3,027人 ⇒ 2,615人 412人(13.6%)減将監、向陽台といった、開発から半世紀前後経過した住宅地で特に児童数の減少傾向が著しいです。将監殿、大沢、明石南で宅地開発が進んでいるものの、歯止めにはなっていないようです。◎市名坂・松森地区…小学校数5⇒4校 1,487人 ⇒ 1,437人 50人(3.4%)減区内東部。小規模な小学校の統合は見られたものの、児童数の減少は小幅で落ち着いています。県運転免許センター付近での開発が目立っています。◎南光台・八乙女地区…小学校数4校 2,459人 ⇒ 2,027人 432人(17.6%)減特に黒松小の児童数減少傾向が著しく、地区全体の児童数減少率を大きく下げる要因となっています。宅地開発や道路整備が一段落し、伸びしろもあまり感じられない地区です。◎加茂・長命ケ丘地区…小学校数3校 1,217人 ⇒ 1,020人 197人(16.2%)減こちらも南向台・八乙女地区と同様に、伸びしろが感じられない地区。隣接する青葉区北部との児童数増減の差は歴然としており、区のブランド力の違いを痛感します。◎根白石・南中山地区…小学校数7校 2,151人 ⇒ 1,692人 459人(21.3%)減小学校数7校とありますが、そのうち1校(実沢小)は現在休校中です。学区内で宅地開発が進む北中山小は児童数が増加していますが、残りは軒並み減少。特に南中山、館両小は半減に近い激減ぶりです。◎泉パークタウン地区…小学校数4校 1,643人 ⇒ 1,536人 107人(6.5%)減宅地開発がひと段落した寺岡、桂両小の児童数は減少していますが、開発から半世紀近くが経過している高森、高森東の両小では増加。高森地区では2016年にホライゾン学園仙台小学校(2022年現在児童数約200人)が開校しているため、公立私立を合算した地域内小学校の児童数は激増ということになります。また、寺岡小学区では新たに朝日地区で宅地造成が始まったので、今後の児童数増加が期待できそうです。泉ヶ岳・船形山 (南東北名山ガイド)
2022.11.12
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一気にいきます。4区目は太白区編。各地域の範囲についてはこちらをご参照願います。◎長町・郡山地区…小学校数5校 2,397人 ⇒ 2,592人 195人(8.1%)増東北本線の線路を挟んで西側の長町地区が減少、東側の郡山地区が激増という結果になりました。言うまでもなく、JR長町駅東のあすと長町の開発による影響です。◎八木山・向山地区…小学校数4校 1,352人 ⇒ 1,535人 183人(13.5%)増地下鉄東西線の西の終点・八木山動物公園駅の開業効果とそこから延びる長町八木山線、川内旗立線の2本の都市計画道路の活用効果がシンクロし、児童数も増加傾向です。ただし、そのいずれの恩恵も受けられていない向山地区のみ、児童数が減少。◎西多賀・太白地区…小学校数5校 2,036人 ⇒ 1,927人 109人(5.4%)減八木山・向山地区と同様、丘陵地に住宅が展開する地区。川内旗立線が通じた上野山小は児童数が増加しましたが、それ以外の小学校は総じて減少傾向です。◎長町南・富沢地区…小学校数3校 2,091人 ⇒ 2,413人 322人(15.4%)増区役所のある地下鉄南北線長町南駅付近は児童数が減少傾向にありますが、同じく地下鉄南北線富沢、JR太子堂の両駅付近で区画整理事業が行われている影響で、児童の増加数・率ともに、区内ではトップとなっています。◎中田・袋原地区…小学校数6校 3,648人 ⇒ 3,042人 606人(16.6%)減JR南仙台駅西側で特に児童数の減少傾向が著しいです。東側は西側ほどではないですがやはり減少傾向にあり、結果、旧仙台市内でも屈指の児童数減少率を記録しています。◎生出・秋保地区…小学校数7⇒5校 628人 ⇒ 422人 206人(32.8%)減生出小赤石分校、坪沼小が相次いで生出小に統合されたため、小学校数は二つ減っています。地区内では児童数が最大の茂庭台小で児童数が激減している他、その他の小学校も主に過疎化が原因で児童数を減らしており、惨憺たる状況となっています。【ふるさと納税】秋保温泉旅館組合宿泊券A 【旅行・宿泊券】
2022.11.12
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3区目は若林区編。各地域の範囲についてはこちらをご参照願います。◎新寺・河原町地区…小学校数3校 1,335人 ⇒ 1,365人 30人(2.2%)増区内で城下町の版図内にある地区ですが、小学校3校は進学する中学校も異なり一体感には欠けます。ただ、地区を南北に縦貫する都市計画道路・宮沢根白石線の開通を間近に控え、地区の一体化と発展が期待できそうです。児童数増もその期待の表れでしょうか。◎南小泉・若林地区…小学校数5校 2,145人 ⇒ 2,071人 74人(3.4%)減城下町の南東に展開する地区。2015年に地下鉄東西線が開業し地区内を横断しているものの、ここでは開業効果もあまり見られないようで、児童数も微減となりました。◎七郷・蒲町地区…小学校数3⇒3校 1,517人 ⇒ 2,071人 554人(36.5%)増小学校数の表記が3⇒3校と変則的ですが、津波被災の影響で荒浜小が2016年に閉校し、児童数増を受けて荒井小が2020年に開校したことによるものです。津波の被害は大きかったものの、地下鉄東西線の開業に伴い一気に都市化が進むという二極性を持った地区です。◎六郷・沖野地区…4⇒3校 1,596人 ⇒ 1,509人 87人(5.5%)減この地区でも津波被害が大きかった東六郷小が2017年に閉校しています。ただ、統合先になった六郷小では児童数が増加し、地区全体でも児童数は微減にとどまっています。【中古】仙台市地下鉄運転席展望 【完全版】東西線 (八木山動物公園 ⇔ 荒井) 【往復】 / 南北線 (泉中央 ⇔ 富沢) 【往復】 [DVD]
2022.11.12
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続いて紹介するのは宮城野区。なお、各地域の範囲についてはこちらをご参照願います。◎榴岡・小田原地区…小学校数1校 598人 ⇒ 923人 325人(54.3%)増宮城野区内で城下町の範囲内に所在する小学校は榴岡小1校ですが、学区内で大規模な土地区画整理事業が行われている影響もあり児童数が激増しています。◎原町・宮城野地区…小学校数3校 1,388人 ⇒ 1,229人 159人(11.5%)減城下町の範囲のすぐ東側に展開する地域はこの地区の他宮城野区の幸町・東仙台、若林区の南小泉・若林の3地区ありますが、いずれも児童数を減らしています。◎幸町・東仙台地区…小学校数5校 2,263人 ⇒ 2,041人 222人(9.8%)減宮城の萩大通の西側に位置する幸町地区の減少率が特に高くなっています。東仙台地区はJR小鶴新田駅周辺の宅地介達もあり2010年代半ばまでは増加していたものの、ここ数年は減少傾向。◎岩切・鶴ケ谷地区…小学校数5校 2,260人 ⇒ 2,508人 248人(11.0%)増JR岩切駅周辺で宅地開発が進む岩切地区の増加ぶりが目立ちますが、学区内にある市営住宅の建て替えが進む鶴ケ谷地区も児童数が漸増傾向。地区内5校中4校で児童数が増加しています。◎高砂・仙台港地区…小学校数7⇒6校 3,030人 ⇒ 2,523人 507人(16.7%)減東日本大震災の津波被害が大きく、沿岸部にある中野小が閉校、岡田小も大きく児童数を減らしています。その他の小学校も被災者の受け入れ先とはなっていない模様で、結果、旧仙台市内を範囲とする地区では太白区の中田・袋原地区と並んで、児童数の減少率が高くなっています。見学しよう工事現場 港 仙台塩釜港の復旧工事【電子書籍】[ 溝渕利明 ]
2022.11.12
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それでは、各地域の特徴を紹介しましょう。まずは青葉区編。各地域の範囲についてはこちらをご参照願います。◎中央・川内地区…小学校数3校 744人 ⇒ 889人 145人(19.5%)増仙台駅や一番町、国分町を含むまさに市の中枢地区ですが、この10年間は児童数が増加傾向にあります。特に片平丁小の増加幅が大きくなっています。◎木町通・八幡地区…小学校数3校 1,514人 ⇒ 1,529人 15人(1.0%)増城下町の版図内で北西に位置する地区。八幡小が10%を超える減少を記録したものの木町通、通町の両小の増加でカバーし、全体では微増となりました。◎上杉・宮町地区…小学校数3校 1,649人 ⇒ 1,726人 77人(4.7%)増城下町の版図内で北東に位置する地区。特に北六番丁小の増加幅が大きく全体の児童数も微増。上杉山通小の学区内では東北大農学部跡の開発が進み、更なる児童数の増加も予想されます。◎台原・旭ケ丘地区…小学校数3校 1,421人 ⇒ 1,444人 23人(1.6%)増区の北東に位置する地区。3校中2校で増加し、全体でも微増。仙台市地下鉄が縦貫し、中心部へのアクセスの良さが評価された形です。◎荒巻・中山地区…小学校数4校 2,341人 ⇒ 2,321人 20人(0.9%)減区の北部、丘陵上に住宅地が展開する地区。2012年に都市計画道路北四番丁大衡線の北山トンネルが開通し、中心部へのアクセスが大幅に改善されました。その影響もあってか、児童数の減少も抑えられた形になっています。◎国見・吉成地区…小学校数4⇒3校 1,562人 ⇒ 1,464人 98人(6.3%)減区の北西部、こちらも丘陵上に住宅地が展開しています。2015年に貝森小が児童数減少のため国見小に統合されましたが、国見小の児童数は増加傾向。減少の主要因は、中心部から離れた吉成、南吉成両小にあります。◎愛子・折立地区…小学校数10⇒8校 3,783人 ⇒ 3,983人 200人(5.3%)増区の西部、地区の大半が1987年に仙台市に編入された旧宮城町に属します。全体の児童数は増加傾向にありますが、特に増加しているのは愛子小と2015年にそこから分離開校した錦ケ丘小です。それ以外の小学校は広瀬川北部に位置する大沢、川前両小が微増している他はすべて減少しており、特に山形県と境を接する西部は2020年までに分校を含む4小学校が1小学校に統合された上に児童数が半減未満という厳しい局面に晒されています。杜の四季インク広瀬川のせせらぎ50ml
2022.11.11
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一昨年にこんなエントリを書いていたことを、唐突に思い出しました。仙台市内の地域別大卒人口率なんて、ずいぶんとんでもないデータを作ったものだと我ながら呆れます(苦笑)で、その上塗りとして(おいおい)、今回は、この地域区分による小学校の児童の2012~2022年度における増減状況を紹介しようかと思います。なお、調査対象としているのは各地域に所在する市立小学校であり、各地域の範囲と小学校の学区とはなからずしも整合しないことをご承知おき願えればと思います。それでは、詳細は以下の通り。◎青葉区中央・川内地区(3校) 744人 ⇒ 889人 145人(19.5%)増木町通・八幡地区(3校) 1,514人 ⇒ 1,529人 15人(1.0%)増上杉・宮町地区(3校) 1,649人 ⇒ 1,726人 77人(4.7%)増台原・旭ケ丘地区(3校) 1,421人 ⇒ 1,444人 23人(1.6%)増荒巻・中山地区(4校) 2,341人 ⇒ 2,321人 20人(0.9%)減国見・吉成地区(4⇒3校) 1,562人 ⇒ 1,464人 98人(6.3%)減 愛子・折立地区(10⇒8校) 3,783人 ⇒ 3,983人 200人(5.3%)増◎宮城野区榴岡・小田原地区(1校) 598人 ⇒ 923人 325人(54.3%)増原町・宮城野地区(3校) 1,388人 ⇒ 1,229人 159人(11.5%)減幸町・東仙台地区(5校) 2,263人 ⇒ 2,041人 222人(9.8%)減岩切・鶴ケ谷地区(5校) 2,260人 ⇒ 2,508人 248人(11.0%)増高砂・仙台港地区(7⇒6校) 3,030人 ⇒ 2,523人 507人(16.7%)減◎若林区新寺・河原町地区(3校) 1,335人 ⇒ 1,365人 30人(2.2%)増南小泉・若林地区(5校) 2,145人 ⇒ 2,071人 74人(3.4%)減七郷・蒲町地区(3⇒3校) 1,517人 ⇒ 2,071人 554人(36.5%)増六郷・沖野地区(4⇒3校) 1,596人 ⇒ 1,509人 87人(5.5%)減◎太白区長町・郡山地区(5校) 2,397人 ⇒ 2,592人 195人(8.1%)増八木山・向山地区(4校) 1,352人 ⇒ 1,535人 183人(13.5%)増西多賀・太白地区(5校) 2,036人 ⇒ 1,927人 109人(5.4%)減長町南・富沢地区(3校) 2,091人 ⇒ 2,413人 322人(15.4%)増中田・袋原地区(6校) 3,648人 ⇒ 3,042人 606人(16.6%)減生出・秋保地区(7⇒5校) 628人 ⇒ 422人 206人(32.8%)減◎泉区泉中央・将監地区(7校) 3,027人 ⇒ 2,615人 412人(13.6%)減市名坂・松森地区(5⇒4校) 1,487人 ⇒ 1,437人 50人(3.4%)減南光台・八乙女地区(4校) 2,459人 ⇒ 2,027人 432人(17.6%)減加茂・長命ケ丘地区(3校) 1,217人 ⇒ 1,020人 197人(16.2%)減根白石・南中山地区(7校) 2,151人 ⇒ 1,692人 459人(21.3%)減泉パークタウン地区(4校) 1,643人 ⇒ 1,536人 107人(6.5%)減感想、コメントなどは後日のエントリで。【ふるさと納税】観光タクシー周遊券 伊達政宗の足跡をたどる旅 【チケット・イベント・旅・伊達政宗】
2022.11.10
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余勢を駆ってという訳ではないですが、宇都宮市中心部についても、2012~2022年度の児童数の増減状況を調べてみました。いわゆる中心部の範囲をどのぐらいにするのかが難しかったのですが、とりあえず中央、東、西、簗瀬、西原、戸祭、今泉、昭和、桜、錦、富士見、宮の原、城東の市立13小学校としました。なお、中心部には宇都宮大附属小や作新学院小学部も所在しますが、両校とも中心部でもはずれにあるため今回の調査対象に含めません。学校数、また市立小だけを調べた点では、仙台市との比較が可能かと思います。それでは、増減状況を、紹介しましょう。中央小 215人 ⇒ 171人 44人(20.5%)減東小 275人 ⇒ 195人 80人(29.1%)減西小 198人 ⇒ 178人 20人(10.1%)減簗瀬小 498人 ⇒ 478人 20人(4.2%)減西原小 299人 ⇒ 282人 17人(5.7%)減戸祭小 719人 ⇒ 622人 97人(13.5%)減今泉小 587人 ⇒ 596人 9人(1.5%)増昭和小 294人 ⇒ 336人 42人(14.3%)増桜小 381人 ⇒ 299人 82人(21.5%)減錦小 402人 ⇒ 308人 94人(23.4%)減富士見小 676人 ⇒ 694人 18人(2.6%)増宮の原小 378人 ⇒ 290人 88人(23.3%)減城東小 425人 ⇒ 405人 20人(4.7%)減合計 5,347人 ⇒ 4,854人 493人(9.2%)減13校中4校で増加したものの20%以上の激減を記録した小学校も5校。平均で9.2%減と、新潟市とさほど変わらない結果となりました。しかも、「街中に所在する4小学校」の児童数推移も、中央、東、西、簗瀬の4校で1,186人⇒1,022人(164人(13.8%)減)と、新潟市と同様中心部の周縁よりも減少率が高くなっています。新潟、宇都宮両市の児童数推移を確認すると、仙台市の増加ぶりはやはり両市との格の違いを感じますし、郡山市は健闘しているな~と感じますね。【ふるさと納税】宇都宮餃子専門店 悟空 特製肉餃子36個入【1105583】
2022.11.06
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先月末に書いたこちらとこちらのエントリの続編で、今度は新潟市の小学校における2012~2022年度の児童数の増減状況を調べてみました。とりあえず、いわゆる新潟島および万代・沼垂地区の市立小学校10校(浜浦、関屋、鏡淵、白山、新潟、日和山、有明台、万代長嶺、沼垂、南万代)と新潟大附属新潟小の計11校についてみていきます。状況は、以下の通り。浜浦小 390人 ⇒ 365人 25人(6.4%)減関屋小 131人 ⇒ 198人 67人(51.1%)増鏡淵小 212人 ⇒ 205人 7人(3.3%)減白山小 250人 ⇒ 212人 38人(15.2%)減新潟小 547人 ⇒ 506人 41人(7.5%)減日和山小 493人 ⇒ 389人 104人(21.1%)減※有明台小 266人 ⇒ 217人 49人(18.4%)減万代長嶺小 339人 ⇒ 278人 61人(18.0%)減沼垂小 385人 ⇒ 376人 9人(2.3%)減南万代小 380人 ⇒ 341人 39人(10.3%)減新潟大附属新潟小 496人 ⇒ 451人 45人(9.1%)減合計 3,889人 ⇒ 3,538人 351人(9.0%)減 ※2012年の児童数は2015年統合前の豊照、湊、栄、入舟各小の児童数の合算9%減ですか…結構減ってますね、ちなみに、こちらのエントリ同様に「街中に所在する4小学校」の児童数推移を確認してみると、白山、新潟、万代長嶺、南万代の4小学校で1,516人⇒1,337人と、179人、11.8%の減少でした。中心部ほど児童数の減少傾向が著しいことがわかります。とりあえず、ざっくり報告でした。【中古】水郷新潟の情趣を表象する麗橋万代橋・越後の花の盆踊(絵葉書)
2022.11.06
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前のエントリで福島市と郡山市の中心部における児童数の推移の差について書きましたが、更にとんでもなかったのが仙台市でした。差し当たって、城下町時代の区域に校舎を有する13小学校(東二番丁、木町通、立町、南材木町、東六番丁、荒町、片平丁、上杉山通、通町、連坊小路、榴岡、八幡、北六番丁。宮城野区の榴岡小、若林区の荒町、南材木町両小以外は青葉区に所在)における2012~2022年度の児童数の増減状況を調べてみたのですが、以下の通りでした。東二番丁小 145人 ⇒ 176人 31人(21.4%)増木町通小 463人 ⇒ 522人 59人(12.7%)増立町小 206人 ⇒ 171人 35人(17.0%)減南材木町小 337人 ⇒ 323人 14人(4.2%)減東六番丁小 410人 ⇒ 404人 6人(1.5%)減荒町小 476人 ⇒ 507人 31人(6.5%)増片平丁小 393人 ⇒ 542人 149人(37.9%)増上杉山通小 950人 ⇒ 979人 29人(3.1%)増通町小 358人 ⇒ 396人 38人(10.6%)増連坊小路小 522人 ⇒ 535人 13人(2.5%)増榴岡小 598人 ⇒ 923人 325人(54.3%)増八幡小 693人 ⇒ 611人 82人(11.8%)減北六番丁小 289人 ⇒ 343人 54人(18.7%)増合計 5,840人 ⇒ 6,432人 592人(10.1%)増13校中9校で生徒数が増加しており、しかもその9校中6校で10%以上の増加。さらに言えば13校平均でも10%を超える増加となっています。特に片平丁小や榴岡小の増加ぶりが目立っていますが、いずれも、学区内で(タワマンとは恥ずかしくて呼べない規模の)マンションの建設が目立っていたかもしれません。逆に、児童数が10%以上減少している立町、八幡両小の学区は、仙台駅から離れているロケーションもありますが、マンションもまた少なめの印象。仙台市中心部で一戸建てを建てられる土地の分譲なんて殆どありませんから、流入する子育て世代はマンションへの入居者とざっくり考えて差し支えないと思います。とは言うものの、特に分譲マンションなんて、一般庶民にはなかなか手が出ない高嶺の花。仙台には稼ぐ(あるいは実家が太い)子育て世代がたくさんいるんだなぁ…と、ため息が漏れますね。福島市も郡山市も、中心部で一戸建てを建てられる土地の分譲が殆どないという事情は、仙台市と同様だと思います。が、マンション分譲件数や「稼げる子育て世代」の差が児童数の増減に影響している可能性はありそうですね。[DATEYA大人気 ギフト ]牛タン 厚切り 杜の都 仙台 名物 1000g(6~8人分) 送料無料 焼き方レシピ付御祝 内祝 ギフト 贈答 お中元 御中元 福袋 お歳暮 御歳暮 母の日 父の日 敬老の日 牛たん 熟成 牛肉 焼肉 肉厚 塩味 国産 肉厚 たん元 小分け お祝い お取り寄せ 宮城
2022.10.27
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このところ断続的にUPしている2012~2022年度の小中学校の児童生徒数の増減状況、今回は郡山市内の小学校について調べてみました。福島市と比較した場合、際立っていたのが、中心部の小学校の児童数の減少が抑えられていたことでした。福島市に関してはこちらのエントリでも紹介していますが、改めて小学校別に児童数の推移を示すと、福島一小 168人 ⇒ 89人 79人(47.0%)減福島二小 301人 ⇒ 202人 99人(32.9%)減福島三小 482人 ⇒ 328人 154人(32.0%)減福島四小 172人 ⇒ 75人 97人(56.4%)減清明小 187人 ⇒ 158人 29人(15.5%)減三河台小 436人 ⇒ 402人 34人(7.8%)減福島大付属小 590人 ⇒ 612人 22人(3.7%)増桜の聖母学院小 227人 ⇒ 137人 90人(39.6%)減合計 2,563人 ⇒ 2,003人 560人(21.8%)減となります。福島大付属小が微増の他はすべて減少、しかも福島一から福島四のナンバースクールがすべて30%以上の減少と、壊滅的な状況になっています。これ、福島市中心部を子育て世代が敬遠していると言っても差し支えないのではないでしょうか。辛うじて福島駅西側(いわゆる駅裏)の三河台小が微減でとどまっているのが数少ない救いではあります。一方、郡山市はというと、中心部に位置する金透、芳山、橘、小原田、開成、芳賀、桃見台、赤木、薫の9小学校の児童の増減状況が、以下の通りとなります。金透小 209人 ⇒ 186人 23人(11.0%)減芳山小 295人 ⇒ 300人 5人(1.7%)増橘小 312人 ⇒ 374人 62人(19.9%)増小原田小 519人 ⇒ 459人 60人(11.6%)減開成小 553人 ⇒ 576人 23人(4.2%)増芳賀小 609人 ⇒ 572人 37人(6.1%)減桃見台小 295人 ⇒ 279人 16人(5.4%)減赤木小 275人 ⇒ 268人 7人(2.5%)減薫小 446人 ⇒ 477人 31人(7.0%)増合計 3,513人 ⇒ 3,491人 22人(0.6%)減なんとほぼ横ばい。増加している小学校が4校ありますし、10%以上減少している2校も、ここ数年は生徒数が回復傾向にあります。この差って、いったいどこから来るのでしょうか? 中心部そのものの生活しやすさなのかなぁ? 郡山市では特に藤森英二市長が在任していた1990~2000年代に中心部への緑地、公園の新設が相次いでいたような記憶がありますが、まさかそれが実を結んだ結果だったりするのでしょうか? いずれにせよ、興味深い傾向ではありますね。【ふるさと納税】「がくとくん」「おんぷちゃん」紙ホルダ— 5枚セット 【雑貨・日用品・ホルダ—・キャラクター】
2022.10.27
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昨日のエントリで福島市の小学生のこの10年間の増減について書きましたが、旧自治体単位でこちらのエントリのように小学生の増減をまとめることも可能です。中学生とともに増減率をここで再掲すると、旧福島市 小学生▲16.1% 中学生▲22.2% 差+6.1ポイント※旧飯坂町 小学生▲18.5% 中学生▲14.3% 差▲4.2ポイント旧松川町 小学生▲20.6% 中学生▲28.3% 差+7.7ポイント旧信夫村 小学生▲14.7% 中学生▲16.1% 差+1.4ポイント旧吾妻町 小学生▲6.0% 中学生▲15.3% 差+9.3ポイント旧飯野町 小学生▲36.7% 中学生▲28.0% 差▲8.7ポイント市合計 小学生▲15.5% 中学生▲21.1% 差+5.6ポイント※前回は市立中学校のみで集計しましたが、今回は国私立中学校も含めた増減率です。地域差が結構ありますね。これ、福島市郊外の地域についても、ちょっと調べてみました。旧二本松市 小学生▲26.5% 中学生▲31.1% 差+4.6ポイント旧安達町 小学生+6.6% 中学生▲13.2% 差+19.8ポイント旧岩代町 小学生▲48.2% 中学生▲39.4% 差▲8.8ポイント旧東和町 小学生▲36.4% 中学生▲45.5% 差+9.1ポイント旧伊達町 小学生▲9.8% 中学生▲23.5% 差+13.7ポイント旧梁川町 小学生▲28.2% 中学生▲41.4% 差+13.2ポイント旧保原町 小学生▲20.4% 中学生▲22.1% 差+1.7ポイント旧霊山町 小学生▲44.1% 中学生▲45.3% 差+1.2ポイント旧月舘町 小学生▲55.9% 中学生▲47.1% 差▲8.8ポイント桑折町 小学生▲17.7% 中学生▲23.9% 差+6.2ポイント国見町 小学生▲45.5% 中学生▲35.3% 差▲10.2ポイント川俣町 小学生▲51.5% 中学生▲38.9% 差▲12.6ポイントこれもまた、地域差があります。福島市内外を問わず、小学生の方が中学生よりも減少率が大きくなっている地域は、過疎地域に指定されている所が多いですね。ただし例外もあり、傾向を読み取ることが非常に難しいです。今回は、比率の紹介のみにとどめます。【まとめ買い12個入り】あかしや くまモンのお習字墨液(くまもんのおしゅうじぼくえき)AB-04-12P 墨汁 習字 書道用品 書写 教室 授業 小学生 中学生 半紙 画仙紙 練習用 教材 ゆるキャラ キャラクターグッズ 大容量 業務用 教室用
2022.10.25
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前のエントリを書いていてふと思ったのが、児童数の増減が人口の増減とリンクしているのかどうか?ということでした。児童数は2012年、2022年の各5月1日を基準としているので、福島市の人口についても同日現在の推計人口を確認してみると、・284,886人 ⇒ 278,733人 6,153人(2.2%)減となっていました。一方児童数は、・15,204人 ⇒ 12,844人 2,360人(15.5%)減でしたから、差し引き▲13.3ポイントの差が福島市の平均値ということになりますし、これより差が小さければその支所の管内は子育て世代をより引き付けていて、差が大きければ子育て世代がより流出している…と考えたのです。そこで、各支所管内の推計人口と生徒数の増減ポイント差を確認すると、こんな結果となりました。本庁 推計人口▲1.8% 児童数▲21.8% 差▲20.0ポイント渡利・立子山 推計人口▲4.0% 児童数▲31.0% 差▲27.0ポイント杉妻 推計人口+3.7% 児童数▲8.2% 差▲11.9ポイント蓬莱 推計人口▲12.9% 児童数▲42.1% 差▲29.2ポイント清水 推計人口▲0.3% 児童数▲5.2% 差▲4.9ポイント東部 推計人口▲5.8% 児童数▲6.1% 差▲0.3ポイント北信 推計人口+4.5% 児童数▲7.7% 差▲12.3ポイント吉井田 推計人口+6.1% 児童数+8.3% 差+2.2ポイント西・土湯温泉町 推計人口▲14.3% 児童数▲41.5% 差▲27.2ポイント信陵 推計人口▲5.8% 児童数▲13.4% 差▲7.6ポイント飯坂 推計人口▲7.5% 児童数▲18.5% 差▲11.0ポイント松川 推計人口▲0.8% 児童数▲20.6% 差▲19.8ポイント信夫 推計人口▲0.1% 児童数▲14.7% 差▲14.6ポイント吾妻 推計人口▲1.8% 児童数▲6.0% 差▲4.2ポイント飯野 推計人口▲13.0% 児童数▲36.7% 差▲23.7ポイント市合計 推計人口▲2.2% 児童数▲15.5% 差▲13.3ポイント概ね、推計人口が増加、ないしは微減だった支所管内は概ね児童数の減少幅が小さく、その逆も然り…という結果になりましたが、外れ値とみられる管内もいくつか見られます。まず、人口減少幅がそれほどでもないのに児童数の減少が著しいのが、本庁、渡利・立子山、松川の3管内。前2者に関しては福島第一原発事故の影響で被曝を恐れた子育て世代が流出した可能性が高いと考えられますが、興味深いのは松川。そもそもここは福島大学が所在する関係で学生が多く住む地域で、少子高齢化関係なく一定の人数が住んでいるから見た目の人口はさほど減らない一方で児童数が激減しているということは、「隠れ過疎化」が進行中ということなのでしょうか。それとも学生がウヨウヨいる環境に辟易して子育て世代が流出していると考えられるかもしれませんが、少なくとも見た目の人口増減だけで将来像を読み取るのは危険な地域と言えそうです。また、松川ほど極端ではありませんが、杉妻、北信、信夫の各支所管内も、人口増減で健闘している割には児童数の増減状況が芳しくないと言えるかもしれません。清水、吉井田、吾妻の各支所管内に比べると、若干物足りなさを感じます。両者を分けた差が何であるかはちょっとわかりませんが…逆に、人口は減っているけれども児童数がさほど減っていないのは、東部、信陵の両管内。飯坂(厳密に言えば平野地区のみかもしれませんが)も、比較的健闘していると言えそうです。3地域とも福島市中心部への交通の便が良い割には開発可能な土地が豊富にある点で共通しており、子育て世代の移住マインドをかき立てるのかもしれませんね。自治体と大学 ーー少子化時代の生き残り策【電子書籍】[ 田村秀 ]
2022.10.24
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2週間ほど前に書いたこちらのエントリに関してなんですが、実は2012~2022年度における福島市内の小学校の児童数の増減についても、ちょっと調べていました。国公私立あわせて47校の増減は把握できたものの、ここでちょっと加工して、福島市の支所別に、児童数の増減を調べてみようと思った次第。中学校だと学区が支所の管轄区域と整合しないのでこの作業ができなかったのですが、小学校の学区は概ね支所の管轄区域と整合するんですよね。早速、支所別の増減を、ざっくり紹介しましょう。なお、支所の管轄区域のマップは、こんな具合となります。また、支所のうち小学校が存在しない土湯温泉町支所は西支所と、児童数が極端に少ない立子山支所は渡利支所と、それぞれ合算して公表します。本庁(8校) 2,563人 ⇒ 2,003人 560人(21.8%)減渡利・立子山(3校) 742人 ⇒ 512人 230人(31.0%)減杉妻(1校) 680人 ⇒ 624人 56人(8.2%)減蓬莱(2校) 661人 ⇒ 383人 278人(42.1%)減 清水(4校) 2,069人 ⇒ 1,962人 107人(5.2%)減東部(3⇒2校) 576人 ⇒ 541人 35人(6.1%)減北信(4校) 1,743人 ⇒ 1,609人 134人(7.7%)減吉井田(1校) 471人 ⇒ 510人 39人(8.3%)増西・土湯温泉町(4⇒3校) 489人 ⇒ 286人 203人(41.5%)減信陵(2校) 715人 ⇒ 619人 96人(13.4%)減飯坂(6⇒4校) 1,050人 ⇒ 856人 194人(18.5%)減松川(4校) 685人 ⇒ 544人 141人(20.6%)減信夫(4校) 1,268人 ⇒ 1,081人 187人(14.7%)減吾妻(4校) 1,203人 ⇒ 1,131人 72人(6.0%)減飯野(3⇒1校) 289人 ⇒ 183人 106人(36.7%)減市合計 15,204人 ⇒ 12,844人 2,360人(15.5%)減減少率が特に高い支所管内は渡利・立子山、蓬莱、西・土湯温泉町、飯野の4ヶ所で、これらは中学生の減少率も高めという点で共通しています。が、この4管内に次いで減少率が高かったのが中心部の本庁管内だったのにはかなり驚きました。中学校の生徒数増減では福島一、福島四の両中が比較的健闘していたように見受けられたのですが、福島一中は杉妻支所管内の全域、福島四中は清水支所管内の一部を学区に含み、しかもこれらの支所管内の児童数減少が軽微だったからこそ、両中の生徒数もさほど減らずに済んでいたと言えそうです。また、福島三中は東部支所管内の全域を学区に含みますが、これがなければ生徒数の減少ぶりがかなり際立っていた可能性が高そうです。一方、増加ないしは減少率が低い支所管内を確認すると、唯一児童数が増加した吉井田をはじめ、清水、吾妻、東部、北信、杉妻と、本庁管内を取り囲む形になっている点が目を引きます。つまり、児童の増減に関しては、福島市はドーナツ化現象が起こっているものと考えられます。入浴剤 温泉の素 福島 湯めぐり 福島市 土湯の湯 土湯温泉 3個セット
2022.10.24
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福島県でも県南(ここでは石川郡も含みます)は県内でも人口減少率が穏やかかつ年少人口比率が高い地域というイメージがあります(参考)が、ここ10年間(2012~2022年度)の中学校の生徒数の増減はどのようになっているのか、ちょっと調べてみました。例によって、減少率の高い中学校から紹介します。1位 五箇中(白河市) 55人 ⇒ 22人 33人(60.0%)減※12位 白河南中(白河市) 232人 ⇒ 114人 118人(50.9%)減3位 塙中(塙町) 314人 ⇒ 194人 120人(38.2%)減4位 矢祭中(矢祭町) 189人 ⇒ 119人 70人(37.0%)減5位 ひらた清風中(平田村) 201人 ⇒ 133人 68人(33.8%)減※26位 白河二中(白河市) 631人 ⇒ 431人 200人(31.7%)減7位 中島中(中島村) 189人 ⇒ 131人 58人(30.7%)減8位 古殿中(古殿町) 176人 ⇒ 126人 50人(28.4%)減9位 浅川中(浅川町) 219人 ⇒ 157人 62人(28.3%)減10位 東北中(白河市) 170人 ⇒ 122人 48人(28.2%)減11位 棚倉中(棚倉町) 498人 ⇒ 364人 134人(26.9%)減12位 東中(白河市) 173人 ⇒ 127人 46人(26.6%)減13位 石川中(石川町) 465人 ⇒ 361人 104人(22.4%)減※314位 鮫川中(鮫川村) 103人 ⇒ 80人 23人(22.3%)減15位 表郷中(白河市) 202人 ⇒ 158人 44人(21.8%)減16位 西郷二中(西郷村) 264人 ⇒ 216人 48人(18.2%)減17位 大信中(白河市) 125人 ⇒ 107人 18人(14.4%)減18位 白河中央中(白河市) 505人 ⇒ 451人 54人(10.7%)減※419位 玉川中(玉川村) 197人 ⇒ 181人 16人(8.1%)減※520位 矢吹中(矢吹町) 499人 ⇒ 481人 18人(3.6%)減21位 西郷一中(西郷村) 330人 ⇒ 319人 11人(3.3%)減22位 泉崎中(泉崎村) 198人 ⇒ 196人 2人(1.0%)減23位 川谷中(西郷村) 20人 ⇒ 23人 3人(15.0%)増 ※1 2024年度に白河中央中との統合を控えており、2022年度は1年生が在籍していない。 ※2 2012年度の生徒数は2016年度統合前の蓬田、小平両中の生徒数の合算。 ※3 2012年度の生徒数には2015年度に統合された沢田中の生徒数も含む。 ※4 ※1と重複するが、五箇地区の中学1年生は、この中学校に進学している。 ※5 2012年度の生徒数は2020年度統合前の泉、須釜両中の生徒数の合算。両極端…というのが、調べてみての結果です。玉川村を除く水郡線沿線やそれ以東の阿武隈高地の中学校が軒並み大幅減少を記録しているのに対し、東北本線や東北自動車道が経由する地域はほとんどが小幅な減少に留まっています。概ね年少人口比率が高い地域ほど生徒の減少率も穏やかですが、中島村、棚倉町、浅川町は年少人口比率が高めであるにも関わらず生徒の減少幅が大きいので、生活、交通インフラの充実度の方が生徒数維持には重要なファクターなのかなと思います。ただし、そのインフラの充実度が高いと思われる白河市南部の複数の中学校で生徒数の大幅減少が見られたのは予想外で、白河の市街地の核自体が生徒数の減少幅が比較的少ない北側に移動しつつあるのかな…とも感じました。もっと予想外だったのは、西郷村西部、南会津へ抜ける新甲子トンネルの入口にあたる川谷中の生徒数がわずかながら増えていること。調べてみると、地域でこんな取り組みをしていたんですね。初めて知りました。送料無料白河ラーメンとら食堂 元祖とら系 醤油味 3食入 スープ付 3箱セット らーめん ラーメン しらかわらーめん 有名店 お土産 ふくしまプライド 旬食福来 郡山銘販 まざっせこらっせ マザッセコラッセ
2022.10.19
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数日前に「『孫育て環境』が一瞬気になった」と題して南東北の各都市(圏)の市町村立中学校の2012~2022年度の生徒数増減を追ってきたのですが、福島県に関して言えば、1960年代に大規模な市町村合併が繰り返された経緯があるので「旧市町村別の生徒数増減」も、一応把握できるんですよね。とりあえず、福島、郡山、いわきの3市(福島市は都市圏も含む)について、増減状況を紹介しましょう。【福島都市圏】旧福島市(12⇒11校) 5,563人 ⇒ 4,321人 1,242人(22.3%)減旧飯坂町(4⇒3校) 510人 ⇒ 437人 73人(14.3%)減旧松川町(1校) 413人 ⇒ 296人 117人(28.3%)減旧信夫村(1校) 670人 ⇒ 562人 108人(16.1%)減旧吾妻町(2校) 698人 ⇒ 591人 107人(15.3%)減旧飯野町(1校) 150人 ⇒ 108人 42人(28.0%)減旧二本松市(3校) 1,024人 ⇒ 706人 318人(31.1%)減旧安達町(1校) 355人 ⇒ 308人 47人(13.2%)減旧岩代町(2校) 198人 ⇒ 120人 78人(39.4%)減旧東和町(1校) 200人 ⇒ 109人 91人(45.5%)減旧伊達町(1校) 340人 ⇒ 260人 80人(23.5%)減旧梁川町(1校) 543人 ⇒ 318人 225人(41.4%)減旧保原町(2校) 697人 ⇒ 543人 154人(22.1%)減旧霊山町(1校) 212人 ⇒ 116人 96人(45.3%)減旧月舘町(1校) 104人 ⇒ 55人 49人(47.1%)減桑折町(1校) 360人 ⇒ 274人 86人(23.9%)減国見町(1校) 289人 ⇒ 187人 102人(35.3%)減川俣町(2校) 404人 ⇒ 247人 157人(38.9%)減【郡山市(湖南・西田両旧村を除く】旧郡山市(11校) 6,289人 ⇒ 5,336人 953人(15.1%)減旧日和田町(1校) 294人 ⇒ 255人 39人(13.3%)減旧富久山町(2校) 1,065人 ⇒ 889人 176人(16.5%)減旧安積町(2校) 837人 ⇒ 729人 108人(12.9%)減旧三穂田村(1校) 112人 ⇒ 61人 51人(45.5%)減旧逢瀬村(1校) 107人 ⇒ 77人 30人(28.0%)減旧片平村(1校) 77人 ⇒ 56人 21人(27.3%)減旧喜久田村(1校) 189人 ⇒ 124人 65人(34.4%)減旧熱海町(1校) 122人 ⇒ 97人 25人(20.5%)減旧田村町(3⇒2校) 467人 ⇒ 391人 76人(16.3%)減旧中田村(2校) 107人 ⇒ 70人 37人(34.6%)減【いわき市】旧平市(9校) 3,524人 ⇒ 2,488人 1,036人(29.4%)減旧四倉町(2校) 406人 ⇒ 253人 153人(37.7%)減旧久之浜町(1校)※ 132人 ⇒ 75人 57人(43.2%)減旧小川町(1校) 214人 ⇒ 149人 65人(30.4%)減旧川前村(3校) 22人 ⇒ 5人 17人(77.3%)減旧内郷市(3校) 678人 ⇒ 548人 130人(19.2%)減旧好間村(1校) 318人 ⇒ 251人 67人(21.1%)減旧三和村(4⇒1校) 101人 ⇒ 45人 56人(55.4%)減旧磐城市(5校) 2,318人 ⇒ 2,129人 189人(8.2%)減旧常磐市(4校) 1,031人 ⇒ 794人 237人(23.0%)減旧勿来市(6校) 1,712人 ⇒ 1,178人 534人(31.2%)減旧遠野町(2校) 145人 ⇒ 105人 40人(27.6%)減旧田人村(3⇒1校) 35人 ⇒ 21人 14人(40.0%)減 ※旧大久村も含む同じ市内でも生徒数の増減に差がみられる点が興味深いですね。福島、郡山、いわきの3市はいずれも過疎地域に指定されていませんが、旧町村レベルで見ると過疎地域同様の施策が求められる地域が存在することが見て取れます。特にいわき市では市役所の所在する旧平市の生徒数の減少がシャレにならないレベルかつ生徒総数でも小名浜・泉を擁する旧磐城市に迫られている状況なので、市の顔としての平の街のあり方が今後積極的に議論されるべきなのではないかと思います。「昭和の大合併」と住民帰属意識 (九州大学人文学叢書 17) [ クラーマー スベン ]
2022.10.16
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先日書いたこちらのエントリに関してなんですが、福島都市圏(二本松市、伊達市、桑折町、国見町、川俣町)の全中学校に関しても、2012~2022年度の生徒数の増減を、一応調べていました。正直言って、惨憺たる結果です。全中学校で10%以上の減少…都市部よりも悲惨な少子化の現実を目の当たりにしました。とりあえず、全中学校について、減少率の高い順に紹介しましょう。▲1位 山木屋中(川俣町) 26人 ⇒ 8人 18人(69.2%)減▲2位 岩代中(二本松市) 99人 ⇒ 45人 54人(54.5%)減▲3位 月舘学園中(伊達市) 104人 ⇒ 55人 49人(47.1%)減※▲4位 東和中(二本松市) 200人 ⇒ 109人 91人(45.5%)減▲5位 霊山中(伊達市) 212人 ⇒ 116人 96人(45.3%)減▲6位 梁川中(伊達市) 543人 ⇒ 318人 225人(41.4%)減 7位 二本松三中(二本松市) 360人 ⇒ 219人 141人(39.2%)減▲8位 川俣中(川俣町) 378人 ⇒ 239人 139人(36.8%)減▲9位 県北中(国見町) 289人 ⇒ 187人 102人(35.3%)減 10位 松陽中(伊達市) 225人 ⇒ 151人 74人(32.9%)減 11位 二本松一中(二本松市) 498人 ⇒ 361人 137人(27.5%)減▲12位 小浜中(二本松市) 99人 ⇒ 75人 24人(24.2%)減 13位 二本松二中(二本松市) 166人 ⇒ 126人 40人(24.1%)減 14位 醸芳中(桑折町) 360人 ⇒ 274人 86人(23.9%)減 15位 伊達中(伊達市) 340人 ⇒ 260人 80人(23.5%)減 16位 桃陵中(伊達市) 472人 ⇒ 392人 80人(16.9%)減 17位 安達中(二本松市) 355人 ⇒ 308人 47人(13.2%)減 ※2020年に月舘中から月舘学園中に改称17校中10校が30%以上の減少ですか…かなり厳しい状況ですね。なお、順位の頭に▲をつけた中学校は、こちらのサイトで「全部過疎」ないしは「一部過疎地域」に指定されている地域に所在しますが、減少率の上位をほぼ独占している点が非常に気になります。1位の山木屋中は福島第一原発事故で学区の全域が避難対象になったため生徒数が大幅に減少した側面を有しますが、原発事故があろうがなかろうが、生徒数の減少は避けられなかった可能性が高そうです。大七「純米生もと」ギフト箱入り 1.8L 大七酒造 福島/二本松
2022.10.14
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昨日、福島、郡山両市の市立中学校の生徒数増減についてエントリを連投しましたが、実はいわき市についても、市立中学校の生徒数増減について調べてはいました。ところが、これが惨憺たる状況(涙)39校ある市立中学校のうち、生徒数が増加したのは泉中のみ。10%未満の減少幅に留まったのも湯本二、湯本三の両中学校のみ。10~20%の減少幅だったのも中央台北、内郷一、小名浜一、玉川の4中学校だけで、残りの32校はすべて20%以上の減少。しかも、50%以上の激減を記録した中学校も7校ありました。なお、50%以上の減少を記録した中学校は、山間部の小規模校が6校、津波被災地が1校。双方の地域を比較すると、津波被災地は大半が20~30%台の減少が多かった一方で、山間部は過半数が50%以上の減少となりました。もっとも、減少数自体は、津波被災地の方が圧倒的に多いですが。とは言え、泉を例外とすれば常磐線や国道6号線が通る既存市街地に生徒が集中する状況にもなっておらず、ほぼ全市共倒れというのが、いわき市の中学生の現状です。原発事故の避難者や原発関係の労働者の流入によりいわき市の人口は見た目上さほど減っていないように感じられますが、中学生数だけを見るとかなり深刻な事態です。とりあえず、2012年度の時点で生徒数が300人以上だった中学校の生徒数のこの10年間の増減を紹介します。平一中 681人 ⇒ 432人 249人(36.6%)減平二中 419人 ⇒ 305人 114人(27.2%)減平三中 665人 ⇒ 491人 174人(26.2%)減中央台北中 474人 ⇒ 409人 65人(13.7%)減中央台南中 560人 ⇒ 348人 212人(37.9%)減四倉中 341人 ⇒ 250人 91人(26.7%)減内郷一中 494人 ⇒ 430人 64人(13.0%)減好間中 318人 ⇒ 251人 67人(21.1%)減小名浜一中 653人 ⇒ 549人 104人(15.9%)減小名浜二中 411人 ⇒ 321人 90人(21.9%)減泉中 766人 ⇒ 882人 116人(15.1%)増湯本一中 391人 ⇒ 251人 140人(35.8%)減磐崎中 426人 ⇒ 339人 87人(20.4%)減植田中 535人 ⇒ 422人 113人(21.1%)減植田東中 323人 ⇒ 184人 139人(43.0%)減錦中 319人 ⇒ 254人 65人(20.4%)減勿来一中 306人 ⇒ 208人 98人(32.0%)減常磐産 メヒカリ めひかり 唐揚げ 有頭 1kg 送料無料 おつまみ おかず【常磐産(茨城県水揚げの原料を使用中)】
2022.10.12
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続いて郡山市編。こちらも、全中学校の直近10年間(2012~2022年度)の増減について、減少率の高い順に紹介しましょう。ただし、西田学園、湖南小中の両義務教育学校については、中学生にあたる学年の2022年度の生徒数が不明だったため、掲載しておりません。1位 御舘中 67人 ⇒ 36人 31人(46.3%)減2位 三穂田中 112人 ⇒ 61人 51人(45.5%)減3位 郡山二中 633人 ⇒ 378人 255人(40.3%)減4位 安積中 554人 ⇒ 348人 206人(37.2%)減5位 喜久田中 189人 ⇒ 124人 65人(34.4%)減6位 高瀬中 159人 ⇒ 112人 47人(29.6%)減7位 大槻中 448人 ⇒ 319人 129人(28.8%)減8位 逢瀬中 107人 ⇒ 77人 30人(28.0%)減9位 行健中 603人 ⇒ 437人 166人(27.5%)減10位 片平中 77人 ⇒ 56人 21人(27.3%)減11位 郡山六中 753人 ⇒ 567人 186人(24.7%)減12位 緑ケ丘中 423人 ⇒ 320人 103人(24.3%)減13位 熱海中 122人 ⇒ 97人 25人(20.5%)減14位 郡山三中 593人 ⇒ 478人 115人(19.4%)減15位 郡山五中 628人 ⇒ 516人 112人(17.8%)減16位 宮城中 40人 ⇒ 34人 6人(15.0%)減17位 郡山一中 862人 ⇒ 744人 118人(13.7%)減18位 日和田中 294人 ⇒ 255人 39人(13.3%)減19位 郡山七中 737人 ⇒ 659人 78人(10.6%)減20位 守山中 308人 ⇒ 279人 29人(9.4%)減※21位 小原田中 312人 ⇒ 297人 15人(4.8%)減22位 郡山四中 357人 ⇒ 346人 11人(3.1%)減23位 明健中 462人 ⇒ 452人 10人(2.2%)減24位 富田中 543人 ⇒ 712人 169人(31.1%)増25位 安積二中 283人 ⇒ 381人 98人(34.6%)増 ※2012年度の生徒数には2020年度に統合された二瀬中の生徒数も含む。 生徒数が激増した中学校が、安積二中、富田中と2校あります。福島市にはなかった現象です。しかし、手放しでは喜べません。富田中は郡山六中、安積二中は安積中から分離開校した経緯を有しますが、郡山六中、安積中とも大幅に生徒数を減らしているうえに、「富田+郡山六」「安積二+安積」の合算ではいずれも生徒数が減少しているのです。似たような現象は、減少率が小幅にとどまった明健中とその分離元である行健中との関係においても見られます。一方、減少した中学校の上位を見ると、1位御舘中、2位三穂田中と地域の過疎化が原因とおぼしき中学校が並ぶ一方で、3位に街中に位置する郡山二中という意外な名前が登場してかなり目を引きます。周囲の中学校も、郡山一中、郡山三中、郡山五中はいずれも10%台の減少、強いて言えばJR線を跨いだ先にある郡山四中が小幅な減少に留まっていますが、この、郡山中心部の中学生空洞化とも言える状況は、ちょっと危機的かもしれません。2025年度に予定されている県立安積中の開校は、この状況に拍車をかけてしまう可能性があります。過疎化の方も深刻で、御舘、三穂田の両中学校はもちろんのこと喜久田、高瀬、逢瀬、片平、熱海、宮城の各中学校も、西田学園や湖南小中のような義務教育学校への移行や二瀬中のような周辺中学校への統合を余儀なくされるように感じます。あと、郡山四、小原田の両中学校の減少幅がさほどでもなかった点は、阿武隈川沿岸に位置し2019年の東日本台風をはじめ水害に見舞われることが多い地域なだけに、少し意外に感じました。特段大規模な宅地開発が進んでいるようにも見受けられませんが、ひょっとしたら災害リスクが高い分不動産価格が低めに設定されていて、子育て世代が流入しやすいのかもしれませんね。こちらのマップを見ていて、そう感じました。笹の川 特別本醸造 ほろ酔 1.8L
2022.10.11
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数日前に「『孫育て環境』が一瞬気になった」と題して仙台市内の市立中学校の生徒数の直近10年間(2012~2022年度)の増減についてみていきました。上の子が就職後に仙台市内に住むかも…と思い勢い余って書いたエントリだったのですが(おいおい)、よくよく考えてみれば、上の子は、福島、郡山の両市内に就職し、居住する可能性もあるんですよね。そこで、この両市についても、生徒数の増減について調べてみることにしました。まずは福島市編。結論から先に言いますと、全中学校で生徒数が減少し、そのうち過半数では20%以上の減少幅を記録しています。とりあえず、全中学校について、減少率の高い順に紹介しましょう。1位 西信中 281人 ⇒ 154人 127人(45.2%)減2位 蓬莱中 429人 ⇒ 240人 189人(44.1%)減3位 渡利中 436人 ⇒ 268人 168人(38.5%)減※14位 信陵中 705人 ⇒ 504人 201人(28.5%)減5位 松陵中 413人 ⇒ 296人 117人(28.3%)減6位 飯野中 150人 ⇒ 108人 42人(28.0%)減7位 福島三中 583人 ⇒ 429人 154人(26.4%)減8位 西根中 122人 ⇒ 94人 28人(23.0%)減9位 大鳥中 161人 ⇒ 125人 36人(22.4%)減※210位 福島二中 279人 ⇒ 217人 62人(22.2%)減11位 清水中 481人 ⇒ 388人 93人(19.3%)減12位 吾妻中 271人 ⇒ 227人 44人(16.2%)減13位 信夫中 670人 ⇒ 562人 108人(16.1%)減14位 野田中 427人 ⇒ 364人 63人(14.8%)減15位 北信中 837人 ⇒ 735人 102人(12.2%)減16位 福島一中 611人 ⇒ 550人 61人(10.0%)減17位 福島四中 502人 ⇒ 454人 48人(9.6%)減18位 岳陽中 419人 ⇒ 382人 37人(8.8%)減19位 平野中 227人 ⇒ 218人 9人(4.0%)減 ※1 2012年度の生徒数には2022年度に統合された立子山中の生徒数も含む。 ※2 2012年度の生徒数には2015年度に統合された茂庭中の生徒数も含む。上位3校の減少率が半端ない状況ですが、それぞれに原因めいたものが想像できます。1位の西信中は2012年度の時点で原発事故の避難者が学区内に多く身を寄せていたため2012年度の生徒数が地域の人口に比べて過剰に多かった可能性があり、2位の蓬莱中は開発から年月を経たニュータウンが学区、3位の渡利中は学区南部の南向台地区が蓬莱と同様開発から年月を経たニュータウンである他学区内の放射線量が周辺地域よりも高かったため転出した子育て世代が多かったのではないかと推察されます。福島市の平均としては21.1%の減少となるので4位以下の中学校については(大雑把ですが)まぁ平均並みということにしておいて、今度は減少幅の少ない中学校についてみていくと、「福島一+福島四+岳陽」と「北信+平野」で減少幅の少ないゾーンが二つ存在するのが見て取れます。前者は福島市中心部の面目躍如と一応言えそう。後者は両校の学区境付近にイオン福島店を核としたロードサイドショップ街が展開し、生活しやすそうなイメージは確かに感じますね。【ふるさと納税】No.1381 医療用レベルマスク「わるビエ with ブラックももりん」
2022.10.11
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昨日のエントリの続きになりますが、学区単位ではなくもう少し広いエリアで生徒数の増減を把握したいな~と思い、仙台市内の市立中学校を概ね1,000人台(一部2,000人台になってしまいましたが…)の生徒数になるようエリアを区切って、2012~2022年の生徒数の増減について考察していきたいと思います。とりあえず、こんな感じで17エリアに区切ってみました。区界あまり関係なくバッサリ区切っています(苦笑)【八幡・吉成エリア】仙台一中、吉成中、南吉成中【仙台駅・八木山エリア】仙台二中、五橋中、愛宕中、八木山中【北山・桜ケ丘エリア】三条中、北仙台中、中山中、桜丘中【上杉・台原エリア】上杉山中、五城中、台原中、幸町中【榴岡・宮城野エリア】宮城野中、東華中【東仙台・岩切エリア】東仙台中、岩切中、鶴谷中、西山中【若林・六郷エリア】八軒中、六郷中、沖野中【南小泉・七郷エリア】南小泉中、七郷中、蒲町中【長町・富沢エリア】長町中、郡山中、富沢中【中田・柳生エリア】中田中、袋原中、柳生中【高砂・仙台港エリア】高砂中、中野中、田子中【西多賀・秋保エリア】西多賀中、生出中、山田中、人来田中、秋保中、茂庭台中【愛子・作並エリア】折立中、広瀬中、大沢中、広陵中、錦ケ丘中(2019年開校)【泉中央・市名坂エリア】七北田中、向陽台中、鶴が丘中、松陵中【南中山・根白石エリア】根白石中、長命ケ丘中、南中山中、住吉台中、館中【八乙女・南光台エリア】八乙女中、南光台中、加茂中、南光台東中【将監・泉パークタウンエリア】将監中、将監東中、寺岡中、高森中で、各エリアの増減状況を増減率順に並べると、以下の通りとなります。【愛子・作並エリア】 1,691人 ⇒ 2,018人 327人(19.3%)増【東仙台・岩切エリア】 1,638人 ⇒ 1,915人 277人(16.9%)増【榴岡・宮城野エリア】 1,073人 ⇒ 1,217人 144人(13.4%)増【長町・富沢エリア】 2,393人 ⇒ 2,527人 134人(5.6%)増【仙台駅・八木山エリア】 1,582人 ⇒ 1,546人 36人(2.3%)減【泉中央・市名坂エリア】 1,417人 ⇒ 1,382人 35人(2.5%)減【南小泉・七郷エリア】 1,617人 ⇒ 1,556人 61人(3.8%)減【上杉・台原エリア】 1,882人 ⇒ 1,753人 129人(6.9%)減【南中山・根白石エリア】 1,256人 ⇒ 1,146人 110人(8.8%)減【北山・桜ケ丘エリア】 1,309人 ⇒ 1,184人 125人(9.5%)減【若林・六郷エリア】 1,312人 ⇒ 1,173人 139人(10.6%)減【中田・柳生エリア】 1,844人 ⇒ 1,643人 201人(10.9%)減【西多賀・秋保エリア】 1,207人 ⇒ 1,019人 188人(15.6%)減【将監・泉パークタウンエリア】 1,725人 ⇒ 1,454人 271人(15.7%)減【高砂・仙台港エリア】 1,577人 ⇒ 1,305人 272人(17.2%)減【八幡・吉成エリア】 1,256人 ⇒ 1,033人 223人(17.8%)減【八乙女・南光台エリア】 1,680人 ⇒ 1,360人 320人(19.0%)減生徒数が増えているエリアは17ヶ所中4ヶ所ですか…5%未満の微減も3ヶ所にとどまっています。今後この数値がどのように変化するのか、経年で追ってみたいですね。少子化への道 子ども統計ウォッチング [ 坂井博通 ]
2022.10.07
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過去2回のエントリで仙台市内における子育て環境の狙い目ゾーンを取り上げましたが、実はこれを調べる過程において「過去10年間で生徒数が大きく減少した中学校」についてもチェックしています。そのすべての中学校の学区が子育てに適していないとは言いませんが、一応気には留めておいた方が良いかな…と思い、以下、20%以上の減少率を記録した中学校を、減少率の高い順で紹介します。1位 広陵中(青葉区) 71人 ⇒ 31人 40人(56.3%)減2位 秋保中(太白区) 106人 ⇒ 53人 53人(50.0%)減3位 吉成中(青葉区) 246人 ⇒ 140人 106人(43.1%)減4位 住吉台中(泉区) 260人 ⇒ 170人 90人(34.6%)減5位 館中(泉区) 293人 ⇒ 192人 101人(34.5%)減6位 茂庭台中(太白区) 189人 ⇒ 130人 59人(31.2%)減7位 愛宕中(太白区) 157人 ⇒ 109人 48人(30.6%)減8位 柳生中(太白区) 779人 ⇒ 544人 235人(30.2%)減9位 折立中(青葉区) 319人 ⇒ 225人 94人(29.5%)減10位 根白石中(泉区) 93人 ⇒ 66人 27人(29.0%)減11位 将監中(泉区) 644人 ⇒ 474人 170人(26.4%)減12位 高砂中(宮城野区) 567人 ⇒ 420人 147人(25.93%)減13位 生出中(太白区) 58人 ⇒ 43人 15人(25.86%)減14位 幸町中(宮城野区) 542人 ⇒ 405人 137人(25.3%)減15位 将監東中(泉区) 396人 ⇒ 297人 99人(25.0%)減16位 八乙女中(泉区) 667人 ⇒ 502人 165人(24.7%)減17位 向陽台中(泉区) 481人 ⇒ 378人 103人(21.4%)減18位 南吉成中(青葉区) 324人 ⇒ 255人 69人(21.3%)減ついでだから、20位まで紹介しちゃいましょう。19位 加茂中(泉区) 435人 ⇒ 352人 83人(19.1%)減20位 中野中(宮城野区) 636人 ⇒ 520人 116人(18.2%)減愛宕中や幸町中のような例外も一部に見られますが、仙台市中心部から10キロ以上離れた地域の中学校が大多数を占めます。子育てするなら街場の近くがいい…そう思わせる結果となりました。また、減少率の高い中学校の中には1位の広陵中、2位の秋保中、10位の根白石中、13位の生出中のように地域の過疎に直面している小規模校がいくつか見られる一方で、3位の吉成中、4位の住吉台中、5位の館中、6位の茂庭台中といった年月を経たニュータウンにある中学校が上位に食い込んでいるのが目立ちます。前エントリで年月を経たニュータウンにある中学校のなかに生徒数が増えている所があることを取り上げましたが、同じ泉区でも鶴が丘中や松陵中では生徒数が増えているのに住吉台中や館中では生徒数が激減しているのは何故だろう?と考えさせられますね。少子化問題の経済学ー生きづらい社会で出生率は低下するー [ 溝口由己 ]
2022.10.06
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仙台市立の中学校は本校だけで60校以上あるのですが、そのうち生徒数が増えているのは20校。この数が多いのか少ないのかはわかりませんが、調べる前は生徒数が増えている中学校では宅地その他もろもろの開発も盛んに行われているものと、漠然と考えていました。実際、上位5校の顔ぶれを見ると、1位の広瀬中+錦ケ丘中ではそもそも錦ケ丘中が2019年に分離独立した経緯があり学区全体で宅地開発が盛んだし、2位の岩切中ではJR岩切駅周辺、3位の東仙台中ではJR小鶴新田駅周辺、4位の南中山中では学区北西部の北中山地区で、同じく宅地開発が盛んです。5位の宮城野中は仙台駅北東部の二十人町や鉄砲町、6位の富沢中は仙台市地下鉄富沢駅付近で区画整理事業が行われており、やはり例に洩れません。ところが、7位の中田中あたりから、その原則が少し怪しくなってきます。7位以下の中学校で学区内にて宅地開発が積極的に行われているのは、あすと長町を擁する14位の郡山中と、仙台市地下鉄荒井駅周辺で宅地開発が盛んな16位タイの七郷中ぐらい。他の中学校は、大規模な宅地開発によらずとも子育て世代を呼び寄せることができている地域と呼べるのかもしれません。が、中学校の顔ぶれをよくよく見ると、年月を経たニュータウンにある、しかも小規模な中学校が目立っていたりもします。10位の鶴が丘中、13位の松陵中、15位の高森中、18位の長命ケ丘中、19位の鶴谷中、20位の桜丘中が、これに該当。子育て世代を呼び寄せている主要因が空き家への転入や実家への出戻りである可能性も考えられるので、教育熱の高さ云々とは切り離して考えた方が良いのかな…と個人的には思っています。新参者の転入もハードルが高そうですしね。それ以外の中学校は、7位の中田中、8位の五城中、9位の東華中、11位の長町中、12位の五橋中、16位タイの上杉山中といった辺りでしょうか。この辺が、私の期待する「教育熱の高さが生徒数増加の要因になっていそうな中学校」ということになりそうです。このうち五橋、上杉山の両中学校は前のエントリで紹介した動画に登場するので除外すると、中田、五城、東華、長町の4中学校が残ります。特に五城、東華の両中学校の学区は仙台市繁華街の東隣に位置しており、5位の宮城野中学区ともども教育熱が高い転入者の狙い目ゾーンと呼べるかもしれません。長町中の学区は太白区の中枢に位置し、宅地開発で生徒数が増えている富沢、郡山両中の学区にも隣接。やはりここも狙い目ゾーンでしょう。…と、ここまでは生徒数増加の背景がなんとなく掴めるのですが、中田中だけがどうしてもわかりません。北に長町、郡山、富沢の各中が位置し、南に位置する名取市立増田中も生徒数が増加基調にある(2012~2022年の10年間で510人⇒769人に増加)ので、その中間地点として周囲に引っ張られる形で増加しているのでしょうか? ちょっと謎ですね。楽天限定【送料無料】餅入りずんだどら焼 8個入り【仙台名物 和生菓子 お菓子 和スイーツ 楽天限定 どら焼 送料無料 詰合せ ずんだ餅 こだま お家時間 お取り寄せ スイーツ お試し和菓子 包装あり 退職祝い 御中元 お中元 夏ギフト】
2022.10.06
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先ほど、こちらの動画を観てました。仙台ぐらいの規模の都市だと中学受験がまだまだ一般的ではない状況なので、住む際の学区の選択は首都圏以上に重要なファクターになろうかと思います。てか、将来的に、上の子が仙台に就職、定住する可能性も一応あるんですよね。となると、上の子の子供、私にとっては孫の教育環境にも影響してくる訳でして…私自身が小学校4年時に首都圏から(仙台市内では学力が低い地域と言われがちな)宮城野区高砂地区に転居した経験があるだけに、ちょっと神経質になってしまいます。ただ、動画で紹介された地域に居住するとなると、一戸建てに住むのはほぼ絶望的…という結論にはなりそうです。強いて言えば広瀬川の沿岸地域でワンチャンあるかもしれませんが、この辺は商店が少なく、住むにあたっての不便さも伴いますしね。となると、どういう所に住むのがベストだろう? いろいろ考えてみたのですが、一応の目安として「生徒数が増加傾向にある中学校区」を挙げたいと思います。基本、宅地その他もろもろの開発も盛んな地域の中学校が上位に挙がってくるでしょうが、それによらずしても生徒数を増やしている中学校の学区は、ひょっとしたら教育熱が高い地域なんじゃないかなぁ…と思ったのです。以下、2012~2022年の間で生徒数が増加している仙台市内の中学校を列挙すると、こんな具合になります。増加数の多い順に紹介。1位 広瀬中+錦ケ丘中(青葉区) 広瀬中936人 ⇒ 広瀬中808人+錦ケ丘中622人(494人増)2位 岩切中(宮城野区) 395人 ⇒ 568人(173人増)3位 東仙台中(宮城野区) 549人 ⇒ 701人(152人増)4位 南中山中(泉区) 443人 ⇒ 544人(101人増)5位 宮城野中(宮城野区) 679人 ⇒ 764人(85人増)6位 富沢中(太白区) 912人 ⇒ 985人(73人増)7位 中田中(太白区) 609人 ⇒ 680人(71人増)8位 五城中(青葉区) 280人 ⇒ 348人(68人増)9位 東華中(宮城野区) 394人 ⇒ 453人(59人増)10位 鶴が丘中(泉区) 231人 ⇒ 285人(54人増)11位 長町中(太白区) 854人 ⇒ 897人(43人増)12位 五橋中(青葉区) 692人 ⇒ 718人(26人増)13位 松陵中(泉区) 122人 ⇒ 145人(23人増)14位 郡山中(太白区) 627人 ⇒ 645人(18人増)15位 高森中(泉区) 291人 ⇒ 302人(11人増)16位 上杉山中(青葉区) 488人 ⇒ 496人(8人増)16位 七郷中(若林区) 515人 ⇒ 523人(8人増)18位 長命ケ丘中(泉区) 167人 ⇒ 174人(7人増)19位 鶴谷中(宮城野区) 272人 ⇒ 274人(2人増)20位 桜丘中(青葉区) 301人 ⇒ 302人(1人増)あらら…調べてみたら、想定外の中学校が結構入ってましたね。だもんで、このエントリは当初一話完結のつもりだったのですが、急遽、続き物に変更したいと思います。感想などは次のエントリで。お歳暮ギフト 肉 A5 仙台牛 すき焼き肉 300g(もも肩) 割り下 すき焼き セット ギフト | 送料無料 | お取り寄せグルメ プレゼント 食品 食べ物 内祝い 御祝い グルメ 食べ物 | 肉 すきやき わりした 牛肉 お肉 和牛 黒毛和牛 冷凍 | 出産内祝い 敬老の日 肉の日
2022.10.06
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昨日書いたエントリ、できる限り実証してみたいな~と、いろいろデータをいじくっていました。とりあえず、過去10年間、2013~2022年にかけての春夏通算での甲子園勝利数をランキングして、その上位校の大学合格実績がどんなものかを、まずは調べてみようかと思ったんですね。なお、勝利数のデータは、以下の通り。上位15校まで紹介します。(2013~2022年)1位 大阪桐蔭(大阪) 40勝2位 仙台育英(宮城) 22勝3位 敦賀気比(福井) 21勝4位 近江(滋賀) 18勝5位 聖光学院(福島) 16勝 履正社(大阪) 智辯学園(奈良)8位 東海大相模(神奈川) 14勝 智辯和歌山(和歌山) 明徳義塾(高知)11位 浦和学院(埼玉) 13勝 星稜(石川)13位 龍谷大平安(京都) 12勝 盛岡大附(岩手)15位 済美(愛媛) 11勝 花咲徳栄(埼玉) 明豊(大分) 作新学院(栃木) 八戸学院光星(青森)これが、その前10年の2003~2012年だと、ランキングはかなり変わってきます。大阪桐蔭がトップなのは変わりありませんけどね。(2003~2012年)1位 大阪桐蔭(大阪) 25勝2位 智辯和歌山(和歌山) 20勝3位 横浜(神奈川) 19勝4位 広陵(広島) 17勝 日大三(西東京)6位 八戸学院光星(青森) 16勝7位 駒大苫小牧(南北海道) 15勝 東北(宮城)9位 中京大中京(愛知) 14勝 明徳義塾(高知) 天理(奈良)12位 常葉大菊川(静岡) 13勝 清峰(長崎) 帝京(東東京)15位 興南(沖縄) 12勝 愛工大名電(愛知) 聖光学院(福島) ここで、2013~2022年と2003~2012年という二つの期間においても、高校別の甲子園での勝利数が大幅に増えた高校と減った高校があることに気付いたんですね。それぞれのランキングをを挙げると、以下の通りになります。ベスト10のみ紹介。(増えた高校)1位 敦賀気比(福井) +19(2勝⇒21勝)2位 大阪桐蔭(大阪) +15(25勝⇒40勝)3位 仙台育英(宮城) +14(8勝⇒22勝)4位 近江(滋賀) +13(5勝⇒18勝) 星稜(石川) (0勝⇒13勝)6位 盛岡大附(岩手) +12(0勝⇒12勝)7位 履正社(大阪) +10(6勝⇒16勝) 智辯学園(奈良) (6勝⇒16勝) 前橋育英(群馬) (0勝⇒10勝) 秀岳館(熊本) (0勝⇒10勝)(減った高校)1位 東北(宮城) △15(15勝⇒0勝)2位 駒大苫小牧(南北海道) △14(15勝⇒1勝)3位 横浜(神奈川) △13(19勝⇒6勝) 帝京(東東京) (13勝⇒0勝) 清峰(長崎) (13勝⇒0勝)6位 日大三(西東京) △12(17勝⇒5勝)7位 広陵(広島) △10(17勝⇒7勝) 東洋大姫路(兵庫) (10勝⇒0勝)9位 中京大中京(愛知) △9(14勝⇒5勝) 興南(沖縄) (12勝⇒3勝)この、増えた高校と減った高校の大学合格実績を比べると、面白い現象が見えてきます。減った高校の半分が、特定の大学の附属ないしは系列校なんですね。しかも、各校には本当に申し訳ないのですが、いずれも難関大のそれではない…やっぱり、早慶上理MARCH関関同立への合格が見えるような高校ではないと、甲子園での優勝も見えてこないのではないか? 次回のエントリでは、増えた高校と減った高校の大学合格実績について、もう少し掘り下げて紹介したいと思います。関関同立 関西に君臨するトップ私学を完全解剖 週刊ダイヤモンド 第ニ特集【電子書籍】[ 岡田悟 ]
2022.08.25
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高校野球で上位進出する高校って、大学、特に私立大への進学実績に秀でている高校が結構多いような気がします。昔はレギュラークラスの選手がスポーツ推薦で大学に進学するばかりでその他大勢の選手は自力で進路を開拓しなければいけないイメージがあったのですが、今は総合型選抜や推薦での大学進学がかなりの割合を占める時代ですから、ベンチ入りできなかった選手にとって進路の確保という点では昔に比べればかなりマシな状況になっているように感じるんですね。後顧の憂いのなさというか、下手すると裏方の活動でさえも大学進学に有利に働いてしまう現状が、ひょっとしたら野球の強さにも影響しているのではないかと… 裏方でも3年間頑張ればMARCH関関同立への道が開ける(かも)って、生徒にとっては相当なモチベーションになると思いますよ!今、今夏ベスト8に進出した高松商の大学進学実績なんて見ていたのですが、二桁の合格者を輩出した大学が、明大、京産大、龍谷大、近大、関学大、松山大に地元国立の香川大と有名大学が続々…率直に言って、公立の商業高校の進学実績とは思えません。その高松商を破った近江も、関関同立37人、産近佛龍57人と地元関西の私立大に多くの合格者を輩出しています。いやいや、準優勝した下関国際やベスト4の聖光学院のように大学合格実績をサイトにロクに掲載していない高校だって、確かに上位進出はしてますよ。でも、両校を破って優勝した仙台育英の大学合格実績と比較すると、申し訳ないのですが、大学合格実績を向上させないと恒常的な上位進出は厳しいのではないか?と思ってしまうのです。【23日 最大1000円クーポン】高松城 PUSUPUSU | プスプス hacomo ハコモ | 立体パズル 紙製 子供 3Dパズル 工作 キット 小学生 低学年 高学年 男の子 女の子組み立て おもちゃ 知育玩具 手作り ペーパークラフト ミニチュア 夏休み 工作 キット 自由研究 敬老の日
2022.08.24
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このシリーズ、ようやく最後です。3つの大学について取り上げます。(尚絅学院大)1位 仙台西(偏差値44) 24人2位 名取(偏差値41) 20人3位 名取北(偏差値46) 13人4位 宮城広瀬(偏差値38) 12人 利府(偏差値44)6位 塩釜(偏差値43) 11人7位 白石(偏差値50) 9人 仙台三桜(偏差値52) 仙台(偏差値48)10位 角田(偏差値40) 8人 上位5校平均偏差値42.6 上位10校平均偏差値44.6◎コメント名取市に所在。人文社会、心理・教育、健康栄養の3学群を擁しますが、いずれも入試難易度的には東北学院、東北福祉、宮城学院女子の各大学の後塵を拝しており、私立大として地域ナンバーワンの分野を持っていない点が泣き所です。また、地元名取市およびその周辺地域の高校からの進学者が多く強固な地盤を有しているのが特徴ですが、それ以外の地域からの進学者が少なく、また東北工大とは異なり実業系の高校からの進学者が少ない点も多少気にかかります。系列の尚絅学院高校が進学校シフトを強めているだけに、大学もそれに乗じて難関化していければ面白い存在になり得るのですが、ちょっと厳しいかも。(東北文化学園大)1位 仙台西(偏差値44) 13人2位 宮城広瀬(偏差値38) 12人3位 塩釜(偏差値43) 9人 富谷(偏差値47)5位 泉松陵(偏差値39) 6人 利府(偏差値44)7位 名取北(偏差値46) 5人 佐沼(偏差値45) 石巻西(偏差値44)10位 仙台三桜(偏差値52) 4人 仙台東(偏差値50) 小牛田農林(偏差値39) 上位6校平均偏差値42.5 上位12校平均偏差値44.2◎コメント仙台市青葉区北部にある、文理両系に医療系学部も備えた総合大学。とは言え設立から日が浅くかつて学校法人内でゴタゴタがあった影響も相俟って、学生集めに四苦八苦している印象があります。仙台都市圏内の偏差値55以上の高校ではこの大学への進学者が皆無に近いという状況なのですが、裏返せばその分仙台都市圏内外を問わず多様な高校から学生が集まる傾向があるようにも見えます。実業系高校からもある程度学生が進学しており、この辺は「仙南・普通科系」からの脱却が課題となる尚絅学院大とは対照的です。(石巻専修大)1位 石巻商(偏差値35) 17人2位 登米(偏差値39) 12人3位 石巻北(偏差値33) 6人 石巻工(偏差値40)5位 松島(偏差値36) 5人 小牛田農林(偏差値39) 登米総産(偏差値36) 石巻西(偏差値44)9位 石巻(偏差値52) 4人 気仙沼向洋(偏差値39) ※この他、気仙沼(偏差値47)が7人の合格者を記録しており、ベスト10入りの可能性がある。 上位8校平均偏差値37.8 上位11校(気仙沼含む)平均偏差値40.0◎コメント石巻市に所在する、文理両系の学部を備えた大学。進学者が多い高校の顔ぶれを見ると、地元石巻市を中心に仙台市以北の高校で占められているのが大きな特徴です。ただ、その一方で、石巻、石巻好文館、あるいは佐沼といった地元の進学校系の高校からはソッポを向かれているという悲しい現実があり、仙台都市圏、進学校双方へどうやって食い込んでいくかが、今後の課題と言えそうです。逆に、仙台市以北の高校であれば、どんなに小規模でも大半の高校には進学者がいます。大学の方が学生集めに奔走している様子が伺えますが、仙台市とは比べ物にならないこの地域の急激な過疎化と今後どのように向き合うのかも、気になるところです。今選ぶなら、地方小規模私立大学! ~偏差値による進路選択からの脱却~ [ 大森 昭生 ]
2022.06.20
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いささかくどくなってきた感のあるこのシリーズ、第3弾です。学部構成や学生の性別面でちょっと癖のある大学について紹介します。(東北芸術工科大)1位 宮城野(偏差値56) 9人2位 仙台東(偏差値50) 7人 仙台(偏差値48)4位 仙台三桜(偏差値52) 6人5位 仙台南(偏差値59) 5人 富谷(偏差値47)7位 名取北(偏差値46) 4人 仙台西(偏差値44) 多賀城(偏差値51)10位 名取(偏差値41) 3人 宮城広瀬(偏差値38) 上位6校平均偏差値52.0 上位11校平均偏差値48.4◎コメント山形市にある建築、デザイン、美術系の大学。仙台市からだと上山市行きの高速バスにて通学が可能で、同大の学生数も山形、宮城両県の出身者が拮抗します。トップは美術科設置校でもある宮城野。以下、偏差値50前後の高校が上位に並びます。どちらかと言えば、仙台都市圏内でも山形市に距離的に近い高校の割合が高いようです。いわゆる「ナンバー5校」はいずれもベスト10に入らず(と言うか、同大への進学者の掲載がない…)、履修分野的に関連が高そうな工業高校もベスト10に名前がありません。普通科系の中堅校からふんわりと学生が集まっている印象です。(宮城学院女子大)1位 仙台三桜(偏差値52) 31人2位 仙台東(偏差値50) 16人 仙台(偏差値48)4位 白石(偏差値50) 15人 富谷(偏差値47)6位 古川黎明(偏差値46) 14人7位 仙台西(偏差値44) 13人 泉(偏差値55) 多賀城(偏差値51) 石巻好文館(偏差値48) 上位5校平均偏差値49.4 上位10校平均偏差値49.1◎コメント仙台市内ではお嬢様学校として認知されている女子大。かつては宮城一女(現・宮城一)や宮城二女(現・仙台二華)からの進学者も少なくありませんでしたが、現在では偏差値50前後の高校から学生が多く集まる傾向があります。その中でも飛び抜けて進学者数が多いのが、旧・宮城三女の仙台三桜。仙台都市圏外でも旧・古川女の古川黎明や旧・石巻女の石巻好文館、ルーツの半分が旧・白石女の白石がベスト10入りしており、宮城県内では一定のブランド力を有していることが伺えます。また東北学院大同様英文科が看板学科ということもあり、仙台東、富谷、泉からの入学者数も多めです。(仙台大)1位 柴田(偏差値37) 15人2位 利府(偏差値44) 13人3位 塩釜(偏差値43) 7人4位 角田(偏差値40) 6人 佐沼(偏差値45)6位 名取北(偏差値46) 5人7位 名取(偏差値41) 4人 仙台西(偏差値44) 石巻好文館(偏差値48) 石巻西(偏差値44) 上位5校平均偏差値41.8 上位10校平均偏差値43.2◎コメント宮城県南部の柴田町に所在する、体育系の大学。その特性上、体育科を擁する柴田とスポーツ科学科を擁する利府からの進学者数が突出して多くなります。特に柴田はお膝元ということもあり、同校からの大学進学者の2割超が仙台大という突出ぶりを見せています。仙台大では体育から派生する形で福祉、家政、幼児教育系統の学科も設けられており、柴田、利府以外の高校からはこれらの学科への進学者もある程度いると考えられます。ただし、仙台市外にキャンパスがある不利からか、偏差値50以上の高校はベスト10に1校も入らない結果となりました。(東北工大)1位 宮城工(偏差値45) 32人2位 白石工(偏差値38) 19人3位 仙台工(偏差値39) 18人 泉松陵(偏差値39)5位 宮城広瀬(偏差値38) 17人 仙台(偏差値48)7位 白石(偏差値50) 15人 名取北(偏差値46)9位 富谷(偏差値47) 12人 古川工(偏差値40) 上位6校平均偏差値41.7 上位10校平均偏差値43.0◎コメント仙台大の状況を見た後で東北工大の状況を確認すると、仙台市中心部から地下鉄一本で行けるロケーションにあるのに進学者の平均偏差値が仙台大と大差ないことに、少し驚いてしまいます。東北学院、東北福祉、宮城学院女子の各大学と比較すると、仙台都市圏の受験生に「選ばれていない大学」という印象を持たざるを得ません。なお、東北工大も大学通信による高校別合格者数のデータがあるので、宮城県内の公立高校のランキングを紹介すると、こんな感じになります。1位 仙台南(偏差値59) 71人2位 仙台(偏差値48) 52人3位 白石(偏差値50) 50人4位 古川(偏差値52) 44人 泉(偏差値55)6位 仙台東(偏差値50) 43人7位 富谷(偏差値47) 39人8位 仙台向山(偏差値58) 30人9位 泉館山(偏差値59) 27人10位 石巻(偏差値52) 26人 上位5校平均偏差値52.8 上位10校平均偏差値53.0進学者数と合格者数の双方にランクインしているのが仙台、白石、富谷の3校だけ。しかも、合格者数上位の高校と進学者数上位の高校の平均偏差値が10ポイント以上の差…ちょっと絶句してしまいます。本当に指定校推薦が命綱ですね。今は宮城県内各地の工業高校や仙台都市圏の進路多様校から学生が入学してくれるからいいけれど、今後18歳人口の減少が本格化したら、この大学はいったいどうなってしまうのでしょうか?【中古】 私の語るアートとデザイン 東北芸術工科大学からの48章 /芸術・芸能・エンタメ・アート 【中古】afb
2022.06.20
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前のエントリに引き続き、今度は私立大編です。(東北医科薬科大)1位 宮城一(偏差値62) 12人2位 白石(偏差値50) 11人 仙台三桜(偏差値52)4位 仙台二華(偏差値59) 9人 宮城野(偏差値56)6位 仙台一(偏差値66) 6人 仙台三(偏差値64) 多賀城(偏差値51) 石巻(偏差値52)10位 仙台南(偏差値59) 5人 泉(偏差値55) 上位5校平均偏差値55.8 上位11校平均偏差値56.9◎コメント上位5校平均偏差値で宮城大の直下につけ、上位10校平均偏差値では宮城大を抜きました。さすがは医学部設置校といったところでしょうか。いわゆる「ナンバー5校」のうち4校がベスト10に顔を出している点も含め、学部数が医薬の二つだけで少ないとはいえ入試難易度面では宮城県を代表する私立大と言えるでしょう。また、この大学に限らず、宮城県内の私立大は、進学者数と合格者数の上位校の顔ぶれが異なるという特徴があります。大学通信調べによる東北医科薬科大の高校別合格者数(ただし現浪合算)を宮城県内の公立高校に限定して上位10校挙げてみると、1位 仙台二(偏差値68) 26人2位 宮城一(偏差値62) 22人3位 仙台二華(偏差値59) 21人4位 仙台一(偏差値66) 19人5位 仙台三(偏差値64) 18人6位 石巻(偏差値52) 16人7位 白石(偏差値50) 15人 宮城野(偏差値56)9位 仙台三桜(偏差値52) 12人10位 仙台南(偏差値59) 10人 上位5校平均偏差値63.8 上位10校平均偏差値58.8 上位5校は「ナンバー5校」が独占していますが、進学者数でも5位以内に入っているのは宮城一、仙台二華の2校にとどまっており、しかも合格者に対する進学者の割合は半数程度です。一方、白石、仙台三桜、宮城野といった偏差値50台前半から半ばの高校になると合格者数と進学者数の差がなくなってきているので、国公立大とは異なり「進学者数に対する上位5校平均偏差値≒進学者の中学時代の平均偏差値」と判断して良さそうな印象もあります(ただし、薬学部限定での話)。(東北学院大)1位 仙台東(偏差値50) 78人2位 富谷(偏差値47) 67人3位 泉(偏差値55) 66人4位 多賀城(偏差値51) 57人5位 仙台(偏差値48) 54人6位 名取北(偏差値46) 53人7位 白石(偏差値50) 51人8位 仙台南(偏差値59) 46人9位 仙台三桜(偏差値52) 42人10位 泉館山(偏差値59) 33人 上位5校平均偏差値50.2 上位10校平均偏差値51.7◎コメント進学者数では偏差値50前後の高校が上位を独占しています。現時点で仙台市泉区や多賀城市にキャンパスを設置している関係もあり、泉区や多賀城市から生徒が集まる高校が上位に入る傾向があります。また、トップの仙台東と3位の泉は英語科設置校、2位の富谷はかつて国際コースを設置していた経緯があり、英文科が看板の東北学院大とは相性が良いようにも見えます。東北学院大も、進学者数と合格者数の上位校の顔ぶれが異なります。大学通信のデータによると、宮城県内の公立高校の合格者数ベスト10は以下の通りになります。1位 仙台南(偏差値59) 300人2位 泉(偏差値55) 203人3位 泉館山(偏差値59) 176人4位 仙台三(偏差値64) 166人5位 石巻(偏差値52) 139人6位 古川(偏差値52) 138人7位 白石(偏差値50) 130人8位 仙台向山(偏差値58) 128人9位 仙台東(偏差値50) 118人10位 富谷(偏差値47) 114人 上位5校平均偏差値57.8 上位10校平均偏差値54.6なんと、上位5校のうち4校が入れ替わっています。8位までの高校では国公立大進学者数が50人を超えていることを考えると、国公立大の併願校、練習台として東北学院大を受験した高校が上位を独占したということになるでしょうか。いずれにせよ、各高校の状況を見た場合、合格者数の多さよりも進学者数の多さの方が、東北学院大の現状を把握できるのではないかと考えます。(東北福祉大)1位 仙台(偏差値48) 38人 多賀城(偏差値51)3位 仙台三桜(偏差値52) 34人4位 石巻好文館(偏差値48) 23人5位 富谷(偏差値47) 22人 古川黎明(偏差値46)7位 角田(偏差値40) 18人 仙台東(偏差値50) 利府(偏差値44)10位 名取北(偏差値46) 16人 泉館山(偏差値59) 上位6校平均偏差値48.7 上位11校平均偏差値48.3◎コメント東北学院大に続いて、東北福祉大についても、大学通信のデータから宮城県内の公立高校の合格者数ベスト10を抽出してみましょう。1位 仙台南(偏差値59) 73人2位 多賀城(偏差値51) 65人3位 古川黎明(偏差値46) 55人4位 石巻(偏差値52) 54人5位 泉(偏差値55) 51人 仙台三桜(偏差値52)7位 泉館山(偏差値59) 49人8位 富谷(偏差値47) 48人9位 古川(偏差値52) 41人10位 仙台(偏差値48) 39人 宮城野(偏差値56) 上位6校平均偏差値52.5 上位11校平均偏差値52.5こちらも上位6校のうち3校が入れ替わっていますが、東北学院大ほどにドラスティックな変化はないように感じます。従って、東北学院大と比較すると合格者数の上位校平均偏差値では大きな差が開くものの、進学者数の上位校平均偏差値ではかなり差が縮まる結果となっています。また、進学者数、合格者数ともに仙台都市圏外の高校が上位に食い込んでいるのも特徴です。東北福祉大は東北学院大などと違って系列の高校を有していませんので県内各地の高校をマメに回って学生確保に努めているのかもしれませんし、教育学部設置校でもあるので同じく仙台都市圏外からの進学者が多い宮城教育大の併願校として選ばれることが多いのかな…とも思います。東北医科薬科大学(医学部合併版)(2020年度) (薬学部入試問題と解答) [ みすず学苑中央教育研究所 ]
2022.06.20
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昨日のエントリでも少し触れたのですが、一昨日書いたこちらのエントリをもう少し膨らませて書けないだろうか…と、いろいろ考えていました。正直、考えがまとまった…という訳ではありませんが、各大学についてこう少し詳しく調べてみました。まずは(その1)として、国公立大を取り上げます。(東北大)1位 仙台二(偏差値68) 73人2位 仙台一(偏差値66) 48人3位 仙台三(偏差値64) 39人4位 仙台二華(偏差値59) 26人5位 宮城一(偏差値62) 13人6位 仙台向山(偏差値58) 4人 仙台南(偏差値59) 泉館山(偏差値59) 古川(偏差値52) 石巻(偏差値52) 上位5校平均偏差値63.8 上位10校平均偏差値59.9◎コメント各大学について進学者数上位10校を調べてみましたが、東北大に関しては、合格者数が多い高校の平均偏差値を調べても何の意味もありません。むしろ、仙台二の合格基準偏差値である68が基準で、それ以上であれば東北大の一般入試受験にも太鼓判が押せるようにも感じます。裏返せば、模試で偏差値68ぐらいをコンスタントに取っていたとしても、居住地などの条件で仙台二や仙台一に通いづらい層が3位以下の各校に分散して進学しているようなイメージでしょうか。(山形大)1位 仙台南(偏差値59) 38人2位 仙台三(偏差値64) 37人3位 泉館山(偏差値59) 29人4位 仙台一(偏差値66) 23人5位 多賀城(偏差値51) 20人6位 宮城一(偏差値62) 18人7位 仙台二華(偏差値59) 17人8位 宮城野(偏差値56) 16人9位 仙台向山(偏差値58) 15人10位 石巻(偏差値52) 13人 上位5校平均偏差値59.8 上位10校平均偏差値58.6◎コメント山形県には失礼ながら宮城県からだと「東北大を諦めた受験生が狙う大学」という認識になってしまうのですが、山形市への通学が可能な仙台都市圏とそれ以外の地域とでは進学者数に明確な差が見られます。仙台都市圏以外の地域だと、北側では岩手大、南側では福島大の割合が高くなります。結果、上位10校のランキング中9位までが仙台都市圏の高校となりました。(宮城教育大)1位 仙台一(偏差値66) 13人2位 仙台南(偏差値59) 11人 仙台三(偏差値64) 宮城野(偏差値56) 古川(偏差値52)6位 宮城一(偏差値62) 9人7位 仙台三桜(偏差値52) 8人 泉(偏差値55)9位 仙台二華(偏差値59) 7人 石巻(偏差値52) 上位5校平均偏差値59.4 上位11校平均偏差値57.7◎コメント「宮城県の教員を養成する大学」の性格が強いからか、山形大に比べて仙台都市圏外の高校も上位に食い込んでいるイメージがあります。また、上位5校の平均偏差値は山形大と大差ないものの、上位10校の平均偏差値ではやや差が広がります。宮城教育大では学校推薦型選抜で宮城県内定着枠を設けているので、ひょっとしたらこの存在が影響している可能性があります。(宮城大)1位 宮城野(偏差値56) 28人2位 仙台南(偏差値59) 24人3位 泉(偏差値55) 18人4位 仙台三桜(偏差値52) 16人 宮城一(偏差値62) 泉館山(偏差値56)7位 仙台三(偏差値64) 11人 石巻(偏差値52)9位 多賀城(偏差値51) 10人10位 仙台向山(偏差値58) 9人 上位6校平均偏差値56.7 上位10校平均偏差値56.5◎コメント仙台市内のいわゆる「ナンバー5校」のうち、仙台一、仙台二華の2校が、上位10校から姿を消しました、この辺が、山形、宮城教育両大との差と言えるのかもしれません。県立大とはいえ、キャンパスは仙台市泉区と大和町との境界および仙台市太白区の山の中と、いずれも交通不便な場所にあります。そのせいか、キャンパスに近い太白、泉両区に所在する高校が上位を占めているのも特徴です。大学入試と高校現場 進学指導の教育的意義/東北大学高等教育開発推進センター【3000円以上送料無料】
2022.06.20
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前のエントリについて、各大学ごとにコメントを書こうかと思っていたのですが、なかなかまとまりません。恐らく書くだけで1時間以上は軽く費やしてしまうでしょう。朝の出勤前の時間では無理です。早ければ今日の夜に書きますが、恐らく明日以降に改めて、時間をかけつつ書く予定であります。また、コメントを書くついでに、前のエントリでまとめきれなかった大学についても、上位5校について調べてみようかと思っています。対象としたいのは、仙台大と山形市の東北芸工大。ちょっと見た感じ、なかなか面白い結果が出るようです。そんな訳で、このシリーズ、もう少し続きます。マニアック過ぎて本当に恐縮なんですが、今しばらくお付き合いくださいませ。【送料無料】仙台大学 2022年版
2022.06.19
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前のエントリで各大学の「進学者数上位高校の平均偏差値」を調べていたら、他の大学についてもちょっと調べてみたくなりました。ここではおまけ的に、宮城県内主要国公私大および山形大への進学者数が多い上位5校について、各校の合格基準偏差値を紹介しようと思います。(東北大)1位 仙台二(偏差値68) 73人2位 仙台一(偏差値66) 48人3位 仙台三(偏差値64) 39人4位 仙台二華(偏差値59) 26人5位 宮城一(偏差値62) 13人 上位5校平均偏差値63.8(山形大)1位 仙台南(偏差値59) 38人2位 仙台三(偏差値64) 37人3位 泉館山(偏差値59) 29人4位 仙台一(偏差値66) 23人5位 多賀城(偏差値51) 20人 上位5校平均偏差値59.8(宮城教育大)1位 仙台一(偏差値66) 13人2位 仙台南(偏差値59) 11人 仙台三(偏差値64) 宮城野(偏差値56) 古川(偏差値52) 上位5校平均偏差値59.4(宮城大)1位 宮城野(偏差値56) 28人2位 仙台南(偏差値59) 24人3位 泉(偏差値55) 18人4位 仙台三桜(偏差値52) 16人 宮城一(偏差値62) 泉館山(偏差値56) 上位6校平均偏差値56.7(東北医科薬科大)1位 宮城一(偏差値62) 12人2位 白石(偏差値50) 11人 仙台三桜(偏差値52)4位 仙台二華(偏差値59) 9人 宮城野(偏差値56) 上位5校平均偏差値55.8(東北学院大)1位 仙台東(偏差値50) 78人2位 富谷(偏差値47) 67人3位 泉(偏差値55) 66人4位 多賀城(偏差値51) 57人5位 仙台(偏差値48) 54人 上位5校平均偏差値50.2(宮城学院女子大)1位 仙台三桜(偏差値52) 31人2位 仙台東(偏差値50) 16人 仙台(偏差値48)4位 白石(偏差値50) 15人 富谷(偏差値47) 上位5校平均偏差値49.4(東北福祉大)1位 仙台(偏差値48) 38人 多賀城(偏差値51)3位 仙台三桜(偏差値52) 34人4位 石巻好文館(偏差値48) 23人5位 富谷(偏差値47) 22人 古川黎明(偏差値46) 上位6校平均偏差値48.7(尚絅学院大)1位 仙台西(偏差値44) 24人2位 名取(偏差値41) 20人3位 名取北(偏差値46) 13人4位 宮城広瀬(偏差値38) 12人 利府(偏差値44) 上位5校平均偏差値42.6(東北文化学園大)1位 仙台西(偏差値44) 13人2位 宮城広瀬(偏差値38) 12人3位 塩釜(偏差値43) 9人 富谷(偏差値47)5位 泉松陵(偏差値39) 6人 利府(偏差値44) 上位6校平均偏差値42.5(東北工大)1位 宮城工(偏差値45) 32人2位 白石工(偏差値38) 19人3位 仙台工(偏差値39) 18人 泉松陵(偏差値39)5位 宮城広瀬(偏差値38) 17人 仙台(偏差値48) 上位6校平均偏差値41.7(石巻専修大)1位 石巻商(偏差値35) 17人2位 登米(偏差値39) 12人3位 石巻北(偏差値33) 6人 石巻工(偏差値40)5位 松島(偏差値36) 5人 小牛田農林(偏差値39) 登米総産(偏差値36) 石巻西(偏差値44) 上位8校平均偏差値37.8結構奇麗に差が出るものだな~驚きました。東北大が断トツなのは言うまでもないですが、国公立大が偏差値50台後半で並び、そのすぐ後ろに医学部を擁する東北医科薬科大、更に偏差値50近辺に東北学院、宮城学院女子、東北福祉と国公立大の併願校になり得る大学が入り、偏差値40近辺に尚絅学院、東北文化学園、東北工、石巻専修と国公立大の併願校になることが少ない大学が入る構図ですね。本当は仙台大、東北生活文化大、仙台白百合女子大といった大学も調べたかったのですが、学生数が少ないので諦めました。なお、注意して欲しいのですが、上位5校平均偏差値はあくまで「高校に合格する目安の偏差値」であり、「中学3年の時点でこの成績を取っていれば当該大学に合格する保証」を示したものではありません。特に国公立大の場合は、上位5校平均偏差値+5程度の偏差値を取っていてようやく一般入試で勝負になるのではないでしょうか。英語の偏差値がたった3カ月で30アップ 耳と口で10倍速く覚える右脳式「家庭学習法」 / 松井和義 【本】
2022.06.18
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東北工大の非一般入試での学生確保、とりわけ指定校推薦の多さゆえ、「東北工大に入学する生徒が多い高校」の質も、正直どうなんだろう?と、気になるところです。公立高校ガイドブックを毎年サイトで公開している宮城県はどの高校からどの大学への進学者が多いのかすぐに調べることが可能なので、上位10校がどこなのか、ちょっと調べてみました。参考までに、高校名の後にかっこ書きで各高校の普通科(工業高校の場合は機械科、商業高校の場合は商業科)における新みやぎ模試の合格基準偏差値も紹介しています。1位 宮城工(偏差値45) 32人2位 白石工(偏差値38) 19人3位 仙台工(偏差値39) 18人 泉松陵(偏差値39)5位 宮城広瀬(偏差値38) 17人 仙台(偏差値48)7位 白石(偏差値50) 15人 名取北(偏差値46)9位 富谷(偏差値47) 12人 古川工(偏差値40)驚いたのは、工業高校が上位を独占していることと、合格基準偏差値50以上の高校が殆どないこと。5位までの上位6校の平均偏差値が41.7、10位までの上位10校の平均偏差値が43.0です。これ、東北学院、東北福祉の両大学も紹介しますね。(東北学院大)1位 仙台東(偏差値50) 78人2位 富谷(偏差値47) 67人3位 泉(偏差値55) 66人4位 多賀城(偏差値51) 57人5位 仙台(偏差値48) 54人6位 名取北(偏差値46) 53人7位 白石(偏差値50) 51人8位 仙台南(偏差値59) 46人9位 仙台三桜(偏差値52) 42人10位 泉館山(偏差値59) 33人 上位5校平均偏差値50.2 上位10校平均偏差値51.7(東北福祉大)1位 仙台(偏差値48) 38人 多賀城(偏差値51)3位 仙台三桜(偏差値52) 34人4位 石巻好文館(偏差値48) 23人5位 富谷(偏差値47) 22人 古川黎明(偏差値46)7位 角田(偏差値40) 18人 仙台東(偏差値50) 利府(偏差値44)10位 名取北(偏差値46) 16人 泉館山(偏差値59) 上位6校平均偏差値48.7 上位11校平均偏差値48.33大学の進学者数上位校の合格基準偏差値を、再掲しましょう。東北学院大 上位5校50.2 上位10校51.7東北福祉大 上位6校48.7 上位10校48.3東北工大 上位6校41.7 上位10校43.0東北工大と東北学院、東北福祉両大学との開きがかなり大きいことがわかります。今後18歳人口の減少が進むことは間違いないのですが、仮に東北学院、東北福祉の両大学が定員を減少させないで推移した場合、両大学は現状よりも合格基準偏差値の低い高校から指定校推薦などで学生を確保する可能性が非常に高いと考えられます。となると、現状で合格基準偏差値40台前半の高校を中心に指定校推薦などで学生を確保している東北工大はどうなる?という話になりはしないでしょうか。そう遠くない将来、東北工大の存続が危うくなる可能性は、結構高いような気がしてなりません。工業高校生のための基礎数学
2022.06.18
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前のエントリの続きです。そんな東北工大ですが、今のところ、一般入試はそれなりに機能しているようです。「入学者数ー非一般入試での合格者数」を一般入試での入学者数と仮定すると、各学部学科の該当人数は、以下の通りとなります。(工学部)電気電子工学科 97人/164人=59.1%情報通信工学科 47人/151人=31.1%都市マネジメント学科 29人/86人=33.7%環境応用化学科 43人/57人=75.4%学部計 216人/458人=47.2%(建築学部)建築学科 42人/161人=26.1%学部計 42人/161人=26.1%(ライフデザイン学部)産業デザイン学科 28人/103人=27.2%生活デザイン学科 29人/95人=30.5%経営C※学科 14人/90人=15.6%学部計 71人/288人=24.7%大学計 329人/907人=36.3%また、この人数を、各学科の一般入試および共通テスト利用入試における合格者数で割ると、以下の割合になります。(工学部)電気電子工学科 97人/413人=23.5%情報通信工学科 47人/226人=20.8%都市マネジメント学科 29人/240人=12.1%環境応用化学科 43人/280人=15.4%学部計 216人/1,159人=18.6%(建築学部)建築学科 42人/167人=25.1%学部計 42人/167人=25.1%(ライフデザイン学部)産業デザイン学科 28人/88人=31.8%生活デザイン学科 29人/172人=16.9%経営C※学科 14人/114人=12.3%学部計 71人/374人=19.0%大学計 329人/1,700人=19.4%割合的には、日大工学部とどっこいどっこいですね。また、合格者数に対する志願者数、言い換えれば倍率も一応算出してみました。本来ならば受験者数を知りたかったのですが、志願者数しかデータの公開がありませんでした…(工学部)電気電子工学科 志願者数661人/合格者数413人=倍率1.6倍情報通信工学科 志願者数723人/合格者数226人=倍率3.2倍都市マネジメント学科 志願者数388人/合格者数240人=倍率1.6倍環境応用化学科 志願者数336人/合格者数280人=倍率1.2倍学部計 志願者数2,108人/合格者数1,159人=倍率1.8倍(建築学部)建築学科 志願者数471人/合格者数167人=倍率2.8倍学部計 志願者数471人/合格者数167人=倍率2.8倍(ライフデザイン学部)産業デザイン学科 志願者数298人/合格者数88人=倍率3.4倍生活デザイン学科 志願者数323人/合格者数172人=倍率1.9倍経営C※学科 志願者数299人/合格者数114人=倍率2.6倍学部計 志願者数920人/合格者数374人=倍率2.5倍大学計 志願者数3,499人/合格者数1,700人=倍率2.1倍情報、建築の倍率が高いのは日大工学部と同じですが指定校推薦の多さを考えると「入試難易度吊り上げ」の感が拭えないし、もっと驚いたのはその手法をライフデザイン学部でも活用していること…いや悪用に近いですね。非一般入試で収容定員の9割を確保しているのですから。一般入試が一応機能しているとはいえ、やり口がエグいというかなりふり構わないというか、日大工学部がマシに見えてきました。コロナ禍に挑む大学入試(1) 緊急対応編 (東北大学大学入試研究シリーズ 6) [ 倉元直樹 ]
2022.06.18
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先日、こちらとこちらとこちらのエントリで特に指定校推薦に頼っている日大工学部の学生の新入生確保の手法について取り上げました。では、他の大学はどうなんだろう?と思って、仙台市にある東北工大の状況についても、ちょっと調べてみました。こちらも、一般入試を経ずして入学する学生が非常に多いですね。今年の入試結果で確認すると、下記の通りになります。(工学部)電気電子工学科 総合型選抜22人 公募推薦他5人 指定校推薦40人 計67人情報通信工学科 総合型選抜18人 公募推薦他6人 指定校推薦80人 計104人都市マネジメント学科 総合型選抜21人 公募推薦他2人 指定校推薦34人 計57人環境応用化学科 総合型選抜3人 公募推薦他1人 指定校推薦10人 計14人学部計 総合型選抜64人 公募推薦他14人 指定校推薦164人 計242人(建築学部)建築学科 総合型選抜29人 公募推薦他6人 指定校推薦84人 計119人学部計 総合型選抜29人 公募推薦他6人 指定校推薦84人 計119人(ライフデザイン学部)産業デザイン学科 総合型選抜18人 公募推薦他3人 指定校推薦54人 計75人生活デザイン学科 総合型選抜22人 公募推薦他4人 指定校推薦40人 計66人経営C※学科 総合型選抜22人 公募推薦他4人 指定校推薦40人 計76人学部計 総合型選抜72人 公募推薦他11人 指定校推薦134人 計217人大学計 総合型選抜165人 公募推薦他31人 指定校推薦382人 計578人特に指定校推薦は、全学の定員が165人にも関わらず、日大工学部同様倍以上の合格者数を出しています。なお、これらの合格者数が入学者数に占める割合は、以下の通りです。(工学部)電気電子工学科 67人/164人=40.9%情報通信工学科 104人/151人=68.9%都市マネジメント学科 57人/86人=66.3%環境応用化学科 14人/57人=24.6%学部計 242人/458人=52.8%(建築学部)建築学科 119人/161人=73.9%学部計 119人/161人=73.9%(ライフデザイン学部)産業デザイン学科 75人/103人=72.8%生活デザイン学科 66人/95人=69.5%経営C※学科 76人/90人=84.4%学部計 217人/288人=75.3%大学計 578人/907人=63.7%建築、土木、情報系の学科の割合が高く電気電子、化学系の学科の割合が低い点は、日大工学部と同じですね。また、経済系のライフデザイン学部の割合の高さにも驚かされます。なお、東北工大には日大工学部と違う点が一つあって、入学者数が収容定員を大きく上回っているんです。曲がりなりにも本部が東京にある日大とは異なる田舎大学のメリットと言えばそれまでなんですが、先ほどの合格者数を収容定員で割ると、もっと恐ろしい姿が見えてきます。(工学部)電気電子工学科 67人/120人=55.8%情報通信工学科 104人/120人=86.7%都市マネジメント学科 57人/80人=71.3%環境応用化学科 14人/65人=21.5%学部計 242人/385人=62.9%(建築学部)建築学科 119人/135人=88.1%学部計 119人/135人=88.1%(ライフデザイン学部)産業デザイン学科 75人/80人=93.8%生活デザイン学科 66人/80人=82.5%経営C※学科 76人/80人=95.0%学部計 217人/240人=90.4%大学計 578人/760人=76.1%なんと、過半数の学科で、収容定員の80%以上を一般入試以外の方法で確保しています。これには本当に驚かされました。東北工大は、正直なところ仙台都市圏の私立大でナンバーワン(≒国公立大の併願校)とは地元ではみなされていません。工学部は東北学院大工学部の更に滑り止めのポジションだし、いわんや設立から日が浅いライフデザイン学部をや。強いて言えば建築は東北学院大であまり取り扱っていない領域なので東北工大でも独立した学部に昇格させて積極的にPRしている感がありますが、仙台都市圏から通学可能な山形市の東北芸工大の存在もあるため、必ずしも東北工大に優位性があるようには見えません。とは言え、一般入試以外、とりわけ指定校推薦で学生をかき集め過ぎの感は否めないですね。今後更に少子化が進んだら、福島都市圏あたりを舞台に日大工学部vs東北工大の指定校推薦乱発合戦が勃発しそうですね。いや、今既に起こっているかも…※C=コミュニケーション【送料・代引手数料無料】東北工業大学(ライフデザイン学部)・総合型選抜志望理由書+論文最強ワーク
2022.06.18
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二つ前のエントリでは昨年の入試結果を取り上げて日大工学部で一般入試を経ずして入学する学生が非常に多いことを紹介したのですが、実はこちらにて今年の入試結果もすでに公表されています。結論から言うと、昨年に比べて非一般入試組の人数はかなり増加しています。(合格者数)土木工学科 総合型選抜15人 公募推薦7人 指定校推薦99人 計121人建築学科 総合型選抜20人 公募推薦12人 指定校推薦117人 計149人機械工学科 総合型選抜15人 公募推薦13人 指定校推薦73人 計101人電気電子工学科 総合型選抜15人 公募推薦8人 指定校推薦90人 計113人生命応用化学科 総合型選抜11人 公募推薦7人 指定校推薦41人 計59人情報工学科 総合型選抜16人 公募推薦18人 指定校推薦89人 計123人学部合計 総合型選抜92人 公募推薦65人 指定校推薦509人 計666人(対前年比)土木工学科 総合型選抜+1人 公募推薦△3人 指定校推薦+2人 計±0人建築学科 総合型選抜△7人 公募推薦±0人 指定校推薦+31人 計+24人機械工学科 総合型選抜△1人 公募推薦△1人 指定校推薦+11人 計+9人電気電子工学科 総合型選抜+6人 公募推薦△1人 指定校推薦+30人 計+35人生命応用化学科 総合型選抜+6人 公募推薦+1人 指定校推薦+18人 計+25人情報工学科 総合型選抜+3人 公募推薦+11人 指定校推薦△2人 計+12人学部合計 総合型選抜+8人 公募推薦+7人 指定校推薦+90人 計+105人日大自体が前理事長の疑惑、そして逮捕とスキャンダルにまみれたから一般入試での入学志願者減少への危機感を抱いていた可能性があるとはいえ、100人超の増加。学部全体の入学定員(1,030人)の1割に至るのだから驚きです。また、非一般入試組の入学定員に対する割合も、3分の2に迫る勢いです。日大工学部の今年の入学者数がまだ公表されていないので一般入試の動向についてはそれを待って行いますが、少なくとも昨年よりも推薦頼みの体質になってしまったのは間違いないようです。【中古】秘密のスイーツ / 林真理子
2022.06.13
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(その1)の続きです。日大工学部の指定校推薦はじめ一般入試を経ずして入学する学生の多さを先に述べたのですが、逆に言うと、一般入試を経て日大工学部に入学した学生は、少なくとも以下の人数になります。土木工学科 40人/161人=24.8%建築学科 54人/179人=30.2%機械工学科 78人/170人=45.9%電気電子工学科 118人/196人=60.2%生命応用化学科 64人/98人=65.3%情報工学科 81人/192人=42.2%学部合計 435人/996人=43.7%そこで、再度こちらのサイトにあたって各学科の一般入試および共通テスト利用入試における合格者数を調べてみたのですが、日大工学部の「選ばれていない」度がかなり高く出る結果となりました。土木工学科 合格者数133人/入学者数40人 入学率30.1%建築学科 合格者数263人/入学者数54人 入学率20.5%機械工学科 合格者数521人/入学者数78人 入学率15.0%電気電子工学科 合格者数426人/入学者数118人 入学率27.7%生命応用化学科 合格者数381人/入学者数64人 入学率16.8%情報工学科 合格者数480人/入学者数81人 入学率16.9%学部合計 合格者数2,204人※/入学者数435人 入学率19.7%入学率2割という数字は、かなりヤバいと言わざるを得ません。併願先の国公立大としては山形、福島、会津、宇都宮の4大学が多いと推察されますが、東北学院、東北工業、東北芸工、帝京といった近隣県の私立大との比較でも「選ばれていない」可能性があるかもしれません。なお、合格者数に対する受験者数、言い換えれば倍率も一応算出してみました。土木工学科 受験者数258人/合格者数133人 倍率1.9倍建築学科 受験者数679人/合格者数263人 倍率2.6倍機械工学科 受験者数712人/合格者数521人 倍率1.4倍電気電子工学科 受験者数559人/合格者数426人 倍率1.3倍生命応用化学科 受験者数453人/合格者数381人 倍率1.2倍情報工学科 受験者数1,145人/合格者数480人 倍率2.4倍学部合計 受験者数3,806人/合格者数2,204人※ 倍率1.7倍土木工学、建築、情報工学の各学科は比較的倍率が高いですが指定校推薦の多さを考えると「入試難易度吊り上げ」の感が拭えないし、それ以外の学科は高校入試並みの倍率…正直、終わってますね。日大工学部は、やはり指定校推薦が命綱と言えるでしょう。お膝元の日大東北や近隣県の日大山形、あと日大との連携を強めている仙台市の東北、あと福島県内に散在する工業高校あたりから学生を引っ張って来れれば学部としては安泰なのかもしれませんが、今後少子化が進行していけば、学生のレベル低下は免れないと考えます。もし日大工学部がそれを回避したいのならば、定員の大幅縮小は避けられないのではないでしょうか?※大学の統計によると他に追加合格者が計67人いるとみられますが、とりあえずそれは除外して算出します。大学解体論1【電子書籍】[ 宇井純 ]
2022.06.13
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前のエントリで「日大工学部がヤバい」とシレッと書いてしまいましたが、そのヤバさは、数段階に分けられます。まず一つが、生命応用化学科の定員充足率がかなり低いこと。こちらの資料を見ると、60~70%台と、他の学科に比べて極端に定員充足率が低くなっている状況が伺えます。もう一つが、一般入試を経ずして入学する学生が非常に多いこと。昨年の入試結果で確認すると、土木工学科 総合型選抜14人 公募推薦10人 指定校推薦97人 計121人建築学科 総合型選抜27人 公募推薦12人 指定校推薦86人 計125人機械工学科 総合型選抜16人 公募推薦14人 指定校推薦62人 計92人電気電子工学科 総合型選抜9人 公募推薦9人 指定校推薦60人 計78人生命応用化学科 総合型選抜5人 公募推薦6人 指定校推薦23人 計34人情報工学科 総合型選抜13人 公募推薦7人 指定校推薦91人 計111人学部合計 総合型選抜84人 公募推薦58人 指定校推薦419人 計561人となります。これらの選抜を経て合格した受験生はほぼ確実に入学すると考えられるのですが、各学科の入学者に対する割合を見ると、土木工学科 121人/161人=75.2%建築学科 125人/179人=69.8%機械工学科 92人/170人=54.1%電気電子工学科 78人/196人=39.8%生命応用化学科 34人/98人=34.7%情報工学科 111人/192人=57.8%学部合計 561人/996人=56.3%となります。工学部では花形扱いされる建築、情報系の指定校推薦の多さが際立っているように思います。確かに「入りたい!」と思う受験生は少なくないのでしょうが、それを後先考えずホイホイ入れているようにも感じられます。これらの学科は定員充足率が100%前後ですが、指定校推薦による穴埋めの結果と考えると、生命応用化学科と同様のヤバさを感じます。なお、日大工学部の指定校推薦の定員は全学部で180人なのですが、指定校推薦による入学者数はその倍以上…トチ狂っているとしか言いようがないですね。(その2)に続きます。【すぐに使えるクーポン有!2点で50円、5点で300円引き】河本の小論文をはじめからていねいに—推薦・AO入試対応 (大学受験小論文名人の授業シリーズ)/ナガセ/河本 敏浩 【中古】
2022.06.13
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宮城県の公立高校についてもう一つ調べてみようと思ったのが「近隣国公立大への進学率」でした。一口に近隣国公立大といっても定義が難しいのですが、いろいろ考えた末、宮城県内にある宮城教育、宮城の両大学と、隣県にある岩手、山形、福島の3国立大に限定することにします。東北大は地元民にはなかなか手が届かない難関大だし、隣県の公立大はいずれも小規模かつ宮城県からすると注目度が低い(失礼!)ので、外します。これまた2022年単年での数値で、国公立大進学率の高い高校の順に紹介すると、こんな具合になります。仙台二 .089(卒業生数313(うちその他111)) 進学者数18仙台三 .268(卒業生数318(うちその他38)) 進学者数75仙台一 .229(卒業生数312(うちその他94)) 進学者数50仙台二華 .176(卒業生数228(うちその他35)) 進学者数34泉館山 .285(卒業生数268(うちその他29)) 進学者数68宮城一 .260(卒業生数271(うちその他48)) 進学者数58仙台南 .361(卒業生数270(うちその他7)) 進学者数95仙台向山 .249(卒業生数195(うちその他26)) 進学者数42石巻 .235(卒業生数209(うちその他13)) 進学者数46古川 .213(卒業生数229(うちその他13)) 進学者数46宮城野 .266(卒業生数272(うちその他35)) 進学者数63泉 .183(卒業生数268(うちその他22)) 進学者数45白石 .135(卒業生数272(うちその他11 専攻科進学者数39)) 進学者数30多賀城 .190(卒業生数267(うちその他9)) 進学者数49古川黎明 .078(卒業生数230(うちその他13)) 進学者数17佐沼 .098(卒業生数228(うちその他14)) 進学者数21岩ケ崎 .018(卒業生数57(うちその他その他0)) 進学者数1気仙沼 .073(卒業生数237(うちその他17)) 進学者数16仙台三桜 .125(卒業生数273(うちその他10)) 進学者数33仙台東 .072(卒業生数271(うちその他21)) 進学者数18富谷 .064(卒業生数271(うちその他6)) 進学者数17石巻好文館 .063(卒業生数197(うちその他5)) 進学者数12仙台 .0426(卒業生数268(うちその他10)) 進学者数11角田 .0432(卒業生数140(うちその他1)) 進学者数6築館 .028(卒業生数145(うちその他0)) 進学者数4名取北 .0431(卒業生数267(うちその他12)) 進学者数11利府 .023(卒業生数266(うちその他9)) 進学者数6仙台西 .015(卒業生数272(うちその他12)) 進学者数4また、下記の高校は、2022年単年だと岩ケ崎、仙台西を上回る近隣国公立大進学率をマークしています。宮城工 .020(卒業生数305(うちその他2)) 進学者数6とりあえず、伺える傾向としては、・仙台二は、東北大以外の地元国公立大にはあまり興味関心がない。仮に関心があるとすれば、山形大医学部医学科と岩手大農学部共同獣医学科ぐらいではなかろうか。・その仙台二を含むいわゆるナンバースクールよりも泉館山、仙台南、仙台向山など準進学校と呼ばれる高校の方が地元志向が強いように見える(ただし、東北大を含むと、その限りではない)。・仙台都市圏外の高校は、仙台都市圏の高校に比べると地元国公立大への興味関心が薄い。地元とはいえ自宅から通える大学ではないケースがあり得るし、個別の高校をみていくと地元云々にこだわらず行きたい大学や合格できそうな大学を選んで進学する傾向も伺える。・どの高校に進もうが、中学時代に新みやぎ模試で偏差値60台をコンスタントにマークしていないと、地元国公立大への(一般入試での)合格はかなり厳しいと考えた方が良い。といったところでしょうか。これに対する経年変化は、3年後ぐらいの当ブログで紹介できれば…と思っております。[書籍のメール便同梱は2冊まで]/山形学 山形の魅力再発見 (単行本・ムック) / 山形大学都市・地域学研究所/編の
2022.06.03
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前のエントリの続きです。比較可能な高校について、2019年と2022年における東北学院大進学率を、国公立大進学率が高い順に並べてみました。仙台三 .084 ⇒ .035(△.049)仙台一 .027 ⇒ .014(△.013)仙台二華 .086 ⇒ .083(△.003)宮城一 .135 ⇒ .112(△.023)仙台南 .188 ⇒ .175(△.013)仙台向山 .161 ⇒ .160(△.001)石巻 .197 ⇒ .117(△.080)宮城野 .183 ⇒ .135(△.048)泉 .203 ⇒ .268(+.065)白石 .207 ⇒ .230(+.023)多賀城 .230 ⇒ .221(△.009)古川黎明 .075 ⇒ .129(+.054)仙台三桜 .161 ⇒ .160(△.001)仙台東 .201 ⇒ .312(+.111)富谷 .160 ⇒ .253(+.093)石巻好文館 .102 ⇒ .130(+.028)仙台 .152 ⇒ .209(+.057)角田 .106 ⇒ .129(+.023)築館 .078 ⇒ .097(+.019)名取北 .157 ⇒ .208(+.051)利府 .122 ⇒ .109(△.013)仙台西 .127 ⇒ .112(△.015)泉松陵 .128 ⇒ .130(+.002)傾向としては、・国公立大進学率が.300以上の高校では、東北学院大進学率が下落。なお、該当校はすべて国公立大進学率を上昇させている。・それ以外の高校は概ね上昇傾向で、特に新みやぎ模試での偏差値50付近のゾーンに位置する高校の上昇幅が著しい。・東北学院大進学率自体には仙台都市圏とその他の地域で有意差が見られるが、上記2点に関しては地域差が見られず共通の現象となっている。といったところでしょうか。優秀な生徒が現役で国公立大に進学する傾向が強まった結果、彼らが東北学院大に入る機会は狭まったと言えそうです。東北学院大では来年からのキャンパス統合や新学部設置(事実上、教養学部の分割ですが…)といった施策が注目を集めていますが、果たしてそれが受験生の動向に変化をもたらすかどうか、気になるところですね。令和日本の「国のかたち」 経済格差・地域格差への直言 平田和博/著
2022.06.03
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前のエントリの続きになりますが、2019年の当ブログでは、国公立大に続いて東北学院大への進学率についても扱っていたんですね。こちらの動向も気になったので、ちょっと調べてみました。ただし、「国公立大進学率」との相違点があり、2022年単年での数値であり、また、進学者数が不明で算出できない高校が一部あるため、その高校の数値は省いています。「国公立大進学率」の高い順に紹介すると、こんな具合になりますね。仙台三 .035(卒業生数318(うちその他38)) 進学者数10仙台一 .014(卒業生数312(うちその他94)) 進学者数3仙台二華 .083(卒業生数228(うちその他35)) 進学者数16泉館山 .138(卒業生数268(うちその他29)) 進学者数33宮城一 .112(卒業生数271(うちその他48)) 進学者数25仙台南 .175(卒業生数270(うちその他7)) 進学者数46仙台向山 .160(卒業生数195(うちその他26)) 進学者数27石巻 .117(卒業生数209(うちその他13)) 進学者数23古川 .111(卒業生数229(うちその他13)) 進学者数24宮城野 .135(卒業生数272(うちその他35)) 進学者数32泉 .268(卒業生数268(うちその他22)) 進学者数66白石 .230(卒業生数272(うちその他11 専攻科進学者数39)) 進学者数51多賀城 .221(卒業生数267(うちその他9)) 進学者数57古川黎明 .129(卒業生数230(うちその他13)) 進学者数28佐沼 .126(卒業生数228(うちその他14)) 進学者数27気仙沼 .164(卒業生数237(うちその他17)) 進学者数36仙台三桜 .160(卒業生数273(うちその他10)) 進学者数42仙台東 .312(卒業生数271(うちその他21)) 進学者数78富谷 .253(卒業生数271(うちその他6)) 進学者数67石巻好文館 .130(卒業生数197(うちその他5)) 進学者数25仙台 .209(卒業生数268(うちその他10)) 進学者数54角田 .129(卒業生数140(うちその他1)) 進学者数18築館 .097(卒業生数145(うちその他0)) 進学者数14名取北 .208(卒業生数267(うちその他12)) 進学者数53利府 .109(卒業生数266(うちその他9)) 進学者数28仙台西 .112(卒業生数272(うちその他12)) 進学者数29また、以下の高校は、.100を超える東北学院大進学率をマークしています。泉松陵 .130(卒業生数224(うちその他9)) 進学者数28石巻西 .111(卒業生数156(うちその他3)) 進学者数17これに対する感想、コメントは次のエントリで。【送料無料】東北学院大学 2022年版
2022.06.03
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前エントリで2020~2022年における各校の国公立大進学率を算出してみましたが、改めて2017~2019年の数値と比べると、明確な相違点が二つあります。まず一つは、「その他」(浪人含む)の人数が減っていること。国公立大進学率上位10校に限定して「その他」の人数を比較してみると、仙台二 482人⇒358人仙台三 167人⇒142人仙台一 433人⇒311人仙台二華 184人⇒136人泉館山 137人⇒85人宮城一 202人⇒144人仙台南 68人⇒38人仙台向山 119人⇒75人石巻 101人⇒56人古川 86人⇒51人10校合計 1,977人⇒1,396人となり、10校平均で約3割も減少していることになります。恐らく、共通テスト導入に際し受験生の間で現役志向が強まったことが、背景にあるのではないかと思われます。もう一つは、国公立大進学率が上昇している高校が多いこと。今度は上位20校(ただし、旧気仙沼西高校の数値が混じってしまう気仙沼高校を除いた19校)に登場いただくと、仙台二 .806 ⇒ .781(△.025)仙台三 .702 ⇒ .740(+.038)仙台一 .706 ⇒ .706(±.000)仙台二華 .518 ⇒ .539(+.021)泉館山 .504 ⇒ .477(△.027)宮城一 .450 ⇒ .472(+.022)仙台南 .364 ⇒ .449(+.085)仙台向山 .423 ⇒ .445(+.022)石巻 .349 ⇒ .413(+.064)古川 .320 ⇒ .372(+.052)宮城野 .311 ⇒ .321(+.010)泉 .316 ⇒ .260(△.056)白石 .247 ⇒ .249(+.002)多賀城 .168 ⇒ .229(+.061)古川黎明 .172 ⇒ .203(+.031)佐沼 .179 ⇒ .172(△.007)岩ケ崎 .093 ⇒ .148(+.055)仙台三桜 .158 ⇒ .140(△.014)仙台東 .097 ⇒ .102(+.005)19校のうち増加が13、減少が5、増減なしが1となります。少子化が漸減していく中で国公立大の定員は特段の減員を実施していない(ように見受けられる)ことや先述したような浪人回避の傾向もあるだけに至極真っ当な推移だと思う一方で、その中においても国公立大進学率を減らしている高校は、存在意義が問われるかもしれませんね。こちらで書いたことの繰り返しになりますが、特に仙台都市圏北部の高校の減少幅の大きさは無視できないレベルで、泉館山 .504 ⇒ .477(△.027)泉 .316 ⇒ .260(△.056)富谷 .076 ⇒ .084(+.008)仙台 .073 ⇒ .067(△.006)と4校中3校が減少しており、将来的には高校、ひいては街のダウンサイジングを計画的に行わなければならないようにも感じます。【中古】 奇跡と呼ばれた学校 国公立大合格者30倍のひみつ 朝日新書25/荒瀬克己(著者) 【中古】afb
2022.06.03
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