日記

日記

彼の残したことば



亡くなるちょっと前にも言ってた。私はそのときばかりは気になって「そんなこと言わないほうがいいよ。神様聞いてるよ。もしそんなに幸せで満足しているなら、その時間が少しでも長く続いたほうがいいって考えたほうがいいよ。」って言った。

彼は本当に満足しきってた。でも死んじゃうとは思ってなかったかもしれない。

でももともとあまり「生きるぞ」「何が何でも生き抜くぞ」という感じのする人ではなかった。流されるまま、流れていこうっていう感じがしていた。

「もしがんになったら知らせてほしい?」と聞いたとき、「もし治るようなら知らせてほしい。でも治らないなら知らせないでほしい。そして自分もあえて(私に)聞いたりしないから」って言ってた。


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