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ちーこ♪3510

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2014.05.10
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カテゴリ: 映画ドラマ鑑賞


米国2013年年制作
監督:デニス・リー
出演:ライアン・デイノルズ、ジュリア・ロバーツ、エミリー・ワトソン

家族、親子関係がテーマ
厳格で愛情を示すことの下手な父チャーリーと明るくて子供を愛する母リサ、
息子マイケルとリサの妹ジェーン。
幼い頃から父に厳しく育てられたマイケルは独立して作家となり、帰郷する。
しかしその時悲劇が起こり、家族それぞれが過去をさかのぼって自分を見つめ直し、
再生していくと言うストーリー。

ネタバレ あり!



ジュリア・ロバーツ目当てに観た映画であったけど、登場が少なくて残念だった。
彼女に焦点を当てたストーリーではなかったのが残念。
だって、厳格な感情的な夫と生涯を共にするはずのリサは、
子育てに精いっぱいな仕事を持たない主婦であったが(日本のお母さんのようで共感できた部分)、
実は夫に服従な女性でもなかったし、かといって子供を溺愛する風でもなかったから。
のちに彼女の秘密はマイケルが遺品整理から知ることとなるが、責めるわけでもなく、
母が幸せだった時間に感謝するのだ。
今回は
夫であり父のチャーリーに焦点が当たり、息子マイケルとの確執が主なストーリー。

悲劇が起こり、それから思い出が語られ、元のいつくしみあう家族に戻るという終わり方は、
むしろありえないな。
だって最初からいつくしみあう家族は作られていなかったじゃないか。
そしてその影は、マイケルの人生に大きく関わり、
彼は父との確執、叔母ジェーンとの関係を作品に取り上げようとしたが、
家族というものを見つめ直したマイケルは作品発表を取りやめた。

父という存在は、家族にとってどうなんだろう。
確かに家族団らんのムードを仕切るのは、父だ。
母も、父に代わり絶対的に子供を見守る役目を果たすものだと思われるのも困る。

映画を観ていくうちに、年齢からも人生からも、私はジュリア・ロバーツになっていく。
幸いなことに夫は厳格でもなく楽天家、息子も娘もノーテンキで始末に負えない。、
私一人が頭を抱え込む生活なので、家長が仕切ってくれれば、どんなに楽かという場面もあるが、
各々家族のスタイルは同じでないのが、いいのかもしれない。

重苦しい映画であったけど、父と呼ばれている方には観てほしい映画だ。

叔母ジェーン役のエミリー・ワトソン、
1998年映画「ほんとうのジャクりーヌ・ドュ・ブレ」のジャクリーヌ役だった。
この狂気じみた芸術家役の印象が強くて、鮮明に顔を覚えている女優。
やはりここでも訳ありな配役であったけど、しっかり鍵を握る役目だった。










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最終更新日  2014.05.10 18:48:28
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