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ちーこ♪3510

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2014.11.30
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カテゴリ: 映画ドラマ鑑賞



50年前にアメリカに養子に出された息子との再会を願う女性フィロミナの実話を映画化。
イギリスに暮らすクリスチャンの主婦フィロミナは、ある日娘のジェーンに、息子がいた秘密を打ち明ける。
50年前のアイルランド、10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは父に修道院に入れられ、そこで息子を出産。
過酷な労働を強いられながらも、一日わずかな時間でも息子を抱きしめられることを生きがいにしていた。
しかし、息子は3歳になり無理やり米国へ養子に出されてしまったのだ。年老いたフィロミナは、ひと目我が子に会いたいと願い、その話をジェーンから持ちかけられた失業中の元エリート記者マーティンは、再起をかけて記事を書くために彼女の息子捜しを手伝うのだった。

ネタバレあり。

アメリカ、富める大国、自由で希望の国、噂はどの国にも。
貧しいアイルランドの子供たちが、正規の手続きの上か、または別のルートか、
同じ言語、同じ白人ということで、アメリカ人に気に入られ、養子としてアメリカに渡ったのは事実のようだ。
また多くの富めるアメリカ人は、自分の養子を探しにアイルランドに渡った。
アイルランドの貧しい母は、富めるアメリカ人に養子に行けば、
貧しい自分が育てるより幸せになれるのだと信じていた。産みの母を忘れられても。

この映画は、多くのことを語ったように思う。
イギリス映画だと見せつけるように、
イギリスの階級差のあるふたり、フィロミナとマーティン。
最初マーティンは、貧しい労働者階級フィロミナの人生に関心がなさそうだったが、
いろいろな事実が分かり始めて、記者としての使命感がよみがえるのだった。
そして、日本人には分かりにくい宗教観。
修道院の中の闇の部分も照らし出された。

この映画は、フィロミナ役のジュディ・デンチの存在が大きい。
アップされたジュディの顔は老人そのものだけれど、
芯のある青い瞳が、フィロミナの強い生命力を表していたように思う。
最近も、映画「マリーゴールドホテルで会いましょう」で見かけたばかりのジュディ・デンチ、
素敵な瞳を持つ名優だ。


はたしてフィロミナは我が子を抱けたのか。
それはホントにアメリカらしい結末と奇跡的な事実。
ぜひ、観てほしい映画だ。




話は変わり、
アメリカで養子縁組と言えば、
私の好きな女優ミア・ファロ―を思い出す。
映画監督ウッディ・アレンとずっと付き合って、未婚のまま息子をもうけたが、
その後は貧しい地域の子供たちを中心に10人もの養子を育てた。
しかし、その養子のひとり韓国人スン・イー(韓国の路上で保護された孤児というけど、いつの時代よ!)が
10代の時に、最愛のウッディ・アレンが浮気し大騒ぎになり、ミア・ファロ―は心に大きな傷を受けた。
やはり、ウッディ・アレンがダメダメだよね!
アンジェリーナ・ジョリーもカンボジアの子を養子に迎えているし、
アメリカでは、出生の秘密はなくて、養子の子は自分の母国を知っている。
この映画のフェロミナの息子も母国はアイルランドだと知らされていて、
話は展開するのだけど。
でも、最近養子縁組に怪しいムードが漂い、人身売買というニュースにもなるほど、子供が商品化されている。
本当に他人の子を愛して育てるという難しさに挑む夫婦が素敵な人でありますように。







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最終更新日  2014.12.01 12:30:12
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