なんとなく、楽しく暮らそう

なんとなく、楽しく暮らそう

PR

プロフィール

ちーこ♪3510

ちーこ♪3510

カレンダー

2017.07.05
XML
カテゴリ: 地元生活
父の希望した島の墓は順調に今月、代々の我が家のご先祖様の墓所の片隅に設置できる予定であった。

国の墓の法律が平成24年に変わり、自治体の条例も発令されて、とんでもないことがわかった。
新設したい墓を自治体に届けなくてはいけないらしい。自分の持つ私有地の墓地であるにもかかわらず、近隣100メートル以内の住宅の承諾書を添付しなければならない。申請書類を出しても審議されて、それでもOKになるかどうかわからない。
実はご先祖様の山に、本家分家それぞれ墓所を設けて墓地にしているのだが、うちの墓地の真上の空いていた土地に遺産相続でもらった親戚の娘(今や80代近いが)が15年前に住宅を建てた。墓地があったのに建てたのだから、家から当たり前に墓が見えるのだ。
それがどうやら気に入らず、回りの親戚の墓にも理不尽なクレームを入れていて、代々ある墓所なのに我が家にも墓を撤去してくれという始末。
今回、その人にも墓を設置するのに承諾をもらわなくてはならず、もちろんNOなのだ。
その人の家の上に墓を立てた方は、このクレーマーに3年以上待たされたらしい。

で、母が悩んで寝られず、とうとう島に墓を設置は断念した。

生まれ育った島に眠りたい父は、もう島では眠ることはできなくて、悲しい気持ち。

しかし、マイ土地があるのに、民間霊園を買わなくてはいけない不条理な条例。
石材屋さんにも待ってもらい、早急に永遠の場所を探す。魂が休まらない。
昔は山の中にあった墓なのに、だんだんと造成されて、住宅地になってきた。山は崩され、新しく墓地のそばにやってきた住人に、ずいぶん昔からある墓が疎ましく思われるようになる。
だからと言って、どこに行くのだ。

私も思い出の多い島に別れを告げることになりそうな予感がしてきた。島の家はどうしよう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.07.05 17:20:01
コメント(8) | コメントを書く
[地元生活] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: