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小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を読んでみて思うことを書いてみます。「もう一つの世界を作ったらどうだろう」という提案理由は世界平和を実現するためには現実社会と平行に理想の平和社会を作る。それが「もう一つの世界」です。そうすれば現実社会は変わっていく。 でした。小説の中では「貧困国に作った『善意の井戸』を巡り大虐殺も..マスコミが伝えない人道支援の闇」という記事を取り上げていました。犯罪がなくならないのが現実です。「ソマリア沖の海賊」を例に取り上げると。「生きるために海賊をやってる事を知り、漁船を用立てて、技術指導をつけ、魚の流通を引き受けることで、海賊を漁民に更正させて壊滅させた。これ、政治家でも何でもない。すしざんまいの社長の話。」もう一つの世界を作ればそちらに移行する。良い例だと思います。現実の中の人々を変えることは難しいがもう一つの現実を作り現実の中の人々が変えたくなる状況を作る。学校のいじめ問題も解決できるかもしれない。そう思いますね。小説「12歳の少年が世界を変える!?」を拡散してください。
2016年12月31日
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小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を読んでみて思うことを書いてみます。この小説の中で一番の注目点はこれですね。「もう一つの世界を作ったらどうだろう」です。多くの人はこの世界を良くしたいと思ってる。ところがこの世界は悪くなる一方です。領土問題、宗教問題、貧困や格差がありどこの国も経済的有利になろうとしている。そういう世界が一つにまとまるはずはない。それならいっそのこともう一つの世界が必要だと。そう思うのが子供の心の発想なんですね。だからお金の要る世界が大人の世界お金のない世界が子供の世界ということを思っているんです。考えてみれば逆のような気がしますよ。例えば子供たちが遊ぶ人生ゲームです。おもちゃのお金を使って遊ぶ出世ゲーム。おもちゃのお金を命をかけて遊ぶんです。大人が見たら?「いい加減にやめなさい」と言いたくなる。お金のために命をかけるなんてね。もう一つの世界はお金のやり取りはしない。それが本当の「大人の世界」と言えるかもしれませんね。小説「12歳の少年が世界を変える!?」を拡散してください。世界平和が実現するまで頑張ります。
2016年12月30日
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小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を読んでみて思うことを書いてみます。循環型システムの話が長かったですね。資源を無駄なく使うこと、環境破壊をしない。そういう話題だけではなかったです。競争社会のことにメスが入った。競争社会は敵と味方に分かれて戦う。競争に負ければ「死活問題」と言われる。循環型システムは製品の規格が統一される。特許や実用新案がみんなのために使われる。そして人類の成長は敵との競争ではなく競争は共走と協走に変わり、共に走る共走と協力しながら走る協走が成長を促せてくれる。身近で言えば他人との競争ではなく自分の過去との競争で自己成長していく。自己成長っていろいろあるんですね。家族のことを自分のことのように考える。他人のことを自分のことのように考える。世界のことを自分のことのように考える。宇宙のことを自分のことのように考える。宇宙=自分ということなんですね。そんなふうに考えるとお金なんか無いほうが良いと思う。大規模リサイクルセンターの実現でいろんな成長が期待できそうですね。小説「12歳の少年が世界を変える!?」を拡散してください。世界平和が実現するまで頑張ります。
2016年12月29日
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小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を読んでみて思うことを書いてみます。稔君が大人の社会に疑問を持った一つに「良いと思うことがなぜ出来ないのか」です。幸夫さんの答えが「お金を儲けなきゃいけないから」でした。儲からないことはやらない。損することはやらない。そう言うことなんですね。不法投棄が無くならないのはお金のかかる事はしたくないから。再利用するにしてもお金はかかる。悪いと思っていてももったいないと思っても悲しいことです。循環型社会と言う言葉はよく耳にするけど完全循環型社会は耳にすることはないです。人間が作ったものはすべて循環させる。それは自然界では当然のことなんですね。大規模リサイクルセンターの建設は完全循環型社会の基本のようです。物は限りなく作り続けると資源が枯渇する。循環型システムは資源を有効に循環させる。資源を再利用するシステムが必要ですね。使い捨てが当たり前の経済。大量生産・大量消費で経済を活性化させる。利益を追求する経済活動が問題を引き起こす。稔君はそういう社会に不信を感じるんですね。小説「12歳の少年が世界を変える!?」を拡散してください。早く世界平和を実現したいです。
2016年12月28日
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12月27日早朝に見た夢です。26日の「SMAP×SMAP」が最終回。頭の中に残っていたんでしょうね。夢の中でSMAPが出てきたんですよ。場面は小説「12歳の少年が世界を変える!?」の完成を祝って仲間が集まっていた時です。「こんにちは~♪」と来たのがSMAP。僕が「どうしたの?」と聞くと中居さんが「応援に来ましたよ」って。すると木村さんが「何の応援?」って聞くと中居さんが「え~っと・・・」僕が「まだ小説を読んでないの?」と聞くと中居さんが「世界平和がどうのこうの」「なんだよ~」と僕が中居さんの頭をヘッドロックして「ごめんごめん」と中居さんが叫ぶ。そこで目が覚めました。小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を拡散してください。
2016年12月27日
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小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を読んでみて思うことを書いてみます。「お父さんは家族のために働いている」それはどこの家族でも子供に教えられてきた。稔君も同じ思いでいたようだけど。栄治さんという23歳会社員の「売り上げを上げるために働かされているって感じで、なんだか自分らしくない仕事をしている違和感を感じたんだよ」という言葉は働くと言う意味がわからない。働くと言うのはお金を稼ぐことが常識。専業主婦は働いているとは言えないんです。昔の常識ではね。子育ても家族の老人介護でも労働なのに他人の子供や他人の老人介護なら仕事として成り立つなんて変ですよ。そういえば同じような経験をした知人がいました。ご主人が寝たきりになって介護施設に。介護施設の料金を払うために自分が他人の介護の仕事をしている。彼女は言っていました。「本当は主人のそばで介護をしたい」って。年金だけでは生活が苦しいって言ってました。お金のない社会での働くって何だろう?いろいろ考えられるんです。工場やレストランで働くこと以外に近所の一人住まいのお婆ちゃんとお話しする。好きな音楽で路上ライブをする。自分がやりたいことややってみたいことが誰かの役に立つことが出来るのならすべて働くと言えるんですよ。お金を稼ぐ必要がないのなら自分が自分らしく生きていける。小説「12歳の少年が世界を変える!?」を拡散してください。世界平和が実現するまで頑張ります。
2016年12月27日
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小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を読んでみて思うことを書いてみます。12歳の稔君は大人と違って常識の裏を見ます。「人間はお金を利用して文明社会を作った」と言われ「文明社会はお金ではなく人間が作ったのに」と思う。「人間は動物より優れた生き物だ」と言われ「環境をこんなに壊して住みにくい地球にした」と思う。そして気付かせてもらったこともある。それは「今の社会は物々交換の社会」「お金は物々交換を便利にした単なる道具」だということ。そして物々交換が無くなればお金は必要ないということ。その結果が「お金がないと何も出来ないなんて変だよ」と思う。一番大きな疑問がお金が存在しない世界は原始的時代に戻るのか?稔君の頭の中はまた混乱してしまったけど「地球が一つの家族だったら?」と質問される。家族はお金のやり取りはしないから・・・ハッと気付くんですね。世界が一つの家族なんて考えたこともなかったけどとても興味のある話題になっていく。人と会話をすると違った視点の気付きがありますね。
2016年12月26日
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小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を読んでみて思うことを書いてみます。近ごろはパソコンも身近なものになりました。スマホを持つ子供も増えてきました。知りたいことがあれば百科辞典があったけど近ごろはインターネットにつないで調べます。12歳の稔君もパソコンを使って調べます。大人の会話は稔君にとって理解不能が多い。内容が難しいだけではなく「いまの社会を良くする意見が少ない」未来の失望や社会批判が多いと言うことです。競争社会の中で生きていくためには競争に勝たなければいけない。弱肉強食が人間社会の中でも繰り広げられている。人間は動物から進化していないように見える。お金は人をしあわせにしてくれると思っていた。人はお金を求めて競争をしている。競争で勝てばしあわせになれるけど、競争で負ければ・・・・。稔君はこの社会が怖くなってきた。自分さえ良ければいいと思っていないのに競争社会はそれを助長しているように見える。そして英国は自国優先のためにEUから脱退する。米国は自国優先のために経済均衡を壊してしまう。世界平和は夢物語になってしまう。経済優先は世界平和を妨げることなんです。
2016年12月25日
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小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/を読んでみて思うことを書いてみます。12歳の少年が世界平和を実現するなんて。現実的でないことでも小説ならありえますね。もしも現実社会で世界平和を子供が実現することが出来るとしたら?大人が実現できなかった原因は何でしょうか?それは大人だったから出来なかったと言えますね。大人にない子供にあるものは?普通のことの中に「疑問」を持つことです。小説の中では「僕も借金してるの?」「僕も借金を返さなきゃいけないの?」と12歳の少年が悩んでしまう。子供だから思いつくことは多いです。「お金は社会を良くするためにある」と信じていたことが「お金のために人が苦しむなんて」現実は違うと知らされてくる。自分は借金をしたことのない借金をなぜ返さなければいけないんだろう?国民全員の問題なのに国民はなぜ怒らないんだろう?大人には普通だから疑問に思わないけど子供には疑問だらけなんですよね。ところで日本の借金はまだまだ増える一方です。毎年国債の発行で歳入を補足しているのに今年は3回目の補正予算で借金が増えました。お金を稼ぐ人が減っているのに歳入と歳出が釣り合うわけがない。こんなこと小学生だってわかりますよね。
2016年12月24日
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いつだったか一人でビニール袋を持って町内のゴミ拾いをしていた時すれ違いの男性から言われた言葉「ご苦労さまです」。その時は会釈で応えたけど「頑張ってください」と言われたら?環境運動をしていた頃もありましたよ。その頃は「ご苦労さま」という言葉より「頑張ってください」って言われた。世界平和ならどうだろう?自分専用のロッキングチェアを作るのなら「頑張ってください」は嬉しいのですが世界平和は個人ではどうしようもないから「頑張ってください」は返事の仕様がない。「頑張ってください」という言葉は他人事のようで「ご苦労さま」という言葉は同じ仲間を感じる気がします。頑張りたい時「頑張ってね」は嬉しいけど頑張りたくない時は聞きたくない言葉。でもね「頑張ってね」の言葉を聞くと頑張ってみようと思う。自分がやりたいことを夢中でやっている時他人が見れば辛そうに「頑張っている」と見えることがあります。人の心や言葉は難しいです。ともあれ声をかけてもらえることは嬉しいですね。
2016年12月23日
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小説を書いていろいろ気付きがありました。その一つに「夢の実現に似ている」と言うこと。意味はわかりますか?小説は結末を知っているから完成図がわかる。夢を実現する人は夢の完成図が明確にわかる。物作りと同じように考えると良いですね。小説も夢も物作りも完成図が明確であれば材料は何が必要か?どの工程で作ればいいか?作品に必要なものがわかってくるんですよ。世界平和は誰もが望む結末なのに完成図のイメージが人によって違うみたいです。だから完成するまでのシナリオが違ってくる。多くの人は人の意識が変わるまで待つと言う。人間の進化にゆだねるって感じですね。だから世界平和は人間が進化した結果の世界だと言う。進化はきっかけさえあれば早いですよね。小説もきっかけになると思いました。
2016年12月22日
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小説を書き終わって思うんですけどね。小説を書くのは楽しいですよ♪なぜでしょう?自分が思っていることが何でも叶うんです。過去を振り返って子供のころ初詣に行ったときのことです。母親に「何をお願いするの?」と聞かれて何もお願いすることがなかったので「世界が平和になりますように」と言ったことを思い出します。いつの世も世界平和を望む子供は多いです。なぜなら「今」が平和ではないからですね。お金のない世界は大人が成長した未来の世界子供の心で生きる世界なんです。大人の世界に疑問を持ったのならそれを批判するのではなく解決できる知恵を出し合ったほうがいいです。今回の小説はこの疑問から始まりました。「僕も借金してるの?」「僕も借金を返さなきゃいけないの?」小説で世界平和が実現するのなら?奇跡と言えるのかもしれないですね。奇跡を起こしませんか?
2016年12月21日
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小説の下書きは終わりました。「12歳の少年が世界を変える!?」という小説は「小説家になろう」で紹介されています。http://ncode.syosetu.com/n3484dq/最終回は12月21日13時に掲載します。この小説が世界中に広がれば世界平和は実現できると思っています。できれば拡散よろしくお願いします。ちなみにあとがきは下記のように書きました。あとがき今の日本と世界を見たとき世界平和の必要性を感じます。それはすべての人類が望むことだと思います。そしてお金がないと生きていけない。お金がないと何も出来ない。そういう社会システムは終わりにしないといつまでも世界平和は実現しないしお金で苦しむ人々は無くなりません。この小説が世界平和のきっかけになれば嬉しいです。楽天ブログ「お金のない世界 知恵の輪」を元に作りました。http://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/
2016年12月20日
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国際支援団は国連中心で結成され世界中に参加希望を募集した。参加希望者は100万人を超え、企業は1万社を超え大学や研究所なども5千団体超える参加希望があった。稔と幸夫は日本の心「和をもって貴しとなす」の精神を理解してもらうために世界中で勉強会をすることになった。栄治と美佐枝、素子は掲示板を活用して参加希望者の疑問や質問の対応に力を注いでいた。彼らの努力もあって半年後には世界中で活動が始まった。当初200万人の支援団が月日を経るごとに希望者が増え子供たちのあこがれの仕事になっていた。稔は中学生になって留学を兼ねて世界中で新しい世界の勉強会に奔走していた。夢にまで見たもう一つの世界が順調に作られていることを実感し、最初の悩みであった国の借金のことは稔の頭の中にはなかった。その後国際支援団は規模を拡大して「和をもって貴しとなす」が世界中に浸透し、軍事基地など軍備はもちろん核も解体されることになっていた。そしてお金の要る世界からお金のない世界に移行するのも身近な話題になり世界中が一つの家族のようになっていた。おわり
2016年12月19日
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演説を終えた稔と幸夫は国連事務総長室へ招待された。事務総長から感謝の言葉をもらって今後の活動方法について協力以来があった。国連では国際支援団の活動を前もって準備していたようです。国際支援団の設立理念を世界中に浸透することと同時に世界中の企業や研究機関の協力を得るために力を注いで欲しいということだった。稔も幸夫も出来る限り協力することを約束した。二人はその日はゆっくり体を休め翌朝ニューヨークを飛び立ち東京羽田に向けて帰国の途に就いた。羽田に到着してロビーに出るとたくさんのカメラが二人を待っていた。二人が国連で演説したというニュースが世界中に流れていたのだ。二人は報道陣の中に連れて行かれ記者会見コーナーがすでに設置されていた。およそ30分のあいだ多くの質問に答えて二人は解放された。「幸夫さん、ビックリしましたね」「そうだよな、まさかこんな大騒ぎになるなんて。疲れたよ」「僕も疲れました」稔は両親が迎えに来ていた。「あ!お父さん、お母さんもありがとう」「お帰り、ご苦労さん」「幸夫さんご苦労様でした。ありがとうございました」「稔君もご苦労様、じゃあね」全員それぞれの家に帰って行った。一週間後国連が国際支援団の設立を正式に発表した。世界中の企業と大学や一般研究機関などに技術や資源の提供を呼びかけた。日本ではテレビや新聞で参加希望の企業や研究機関が紹介され、日に日に参加希望者も増えていった。経営不振の中小企業が息を吹き返したように活気付いていた。大学や専門学校を卒業して就職先が見つからなかった若者もインターネットを活用して参加仲間を募っていた。そして稔と幸夫は各地で講演を依頼されて土日は休日返上で講演会に行った。インターネットの掲示板ではいつもの仲間に加えて多くの賛同者が意見交換していた。異論反論はなく国際支援団が順調に活動できるために何をすれば良いかという話題が多かった。仲間たちは「提案書どおりに行きそうだね」と確信をもって話していた。掲示板の中に興味のある質問があった。「わたしは稔君のフアンです♪皆さんの意見交換を見ていつも思っていたことがあります。歳の差があるのになぜ同じ志を持って国連まで行けたのですか?」その質問に興味のある答えが書かれた。「私も同じような経験があります、それは生まれる前にやるべきことを決めた仲間が居るってことです。生まれる順番は違うけど約束をした仲間が自然と集まったんでしょうね」これらのコメントには多くの「いいね」が贈られた。
2016年12月18日
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~~~生活のために人々の交流は大切ですが文化交流も大きな力を持っています。文化交流は互いが「自分を知ってもらう」ことです。世界中に友人ができれば子どもたちの笑顔を見たら・・・戦争なんて考えられません。音楽や芸術をはじめ生活文化など互いに紹介しあったり専門職の技術は多くの人に知って欲しいです。私は子どもたちの声が大好きです。人種を超えて歌う歌声は心が豊かになります。その一つが「What a Wonderful World」です。 (なんと素晴らしい世界だろう)子どもたちが仲良くなれば大人も同じ。「いつまでも平和でいたい」と思います。軍隊も核もない世界は努力しなくても実現します。世界は楽しいと思える環境を作ることです。テレビ番組もユーチューブも大きな力です。新しいもう一つの世界を創りましょう。世界中でそう思うだけで実現します。お金のない平和な世界です。よろしくお願いします。~~~最後にみなさんにもう一度イメージしていただきたいことがあります。一つの時代に二つの世界を作ることです。今のお金の要る世界とお金を使わないもう一つの世界です。 戦争も貧困も飢餓も核もあるこの世界に、戦争も貧困も飢餓も核もない世界を作ります。同じ時代に二つの世界を作ろうと言う訳です。もう一つの世界は世界中が手をつなぎます。世界中の情報をまとめるには国連が必要です。ここにおられるみなさんの力が必要です。僕は12年前日本で生まれて日本で育ちました。日本の食事「和食」がユネスコ無形文化遺産になりました。僕は日本の心「和をもって貴しとなす」が大好きです。意味は「何ごとをやるにも、みんなが仲良くやり、いさかいを起こさないのが良い」と言うことです。今までは軍事力で世界平和を訴えていますが、これからは「和をもって尊しとなす」を実践してこの言葉がユネスコ無形文化遺産になるように頑張りたいです。二つの世界は二階建ての家のようにお金の要る社会とお金のない社会が同居します。お手本の社会を創ると言うことです。お金のない社会が軌道に乗ればお金の要る社会は崩壊します。それで本当の世界平和が実現するんです。よろしくお願いします。大切な時間をいただいてありがとうございました。~~~~~稔は提案書を読み終わって幸夫を紹介した。「僕の提案のためにこの原稿を作ってくれた幸夫さんを紹介します」と。幸夫は壇上に立ってゆっくりお辞儀をして話し始めた。「内容に驚いたところがあると思います。稔君も僕たち仲間もお金の存在を真剣に考えてきました。世界平和をイメージしたときお金のない世界がみんなの頭の中に浮かんだのです。国際支援団の活動には生活を支えるためにお金が要りますが、それは世界中の軍事費の一部を投入していただきたいと思っています」それを聞いた代表者たちは全員立ち上がって拍手をした。軍隊はすぐには無くせないが軍事費の一部を出し合うだけで世界平和が実現するのなら惜しみなく支援する決意を持ったのである。二人はスタンディングオベーションと歓声の中そろって挨拶をして会場から出て行ったが、会場をあとにしてもしばらく聞こえていた。演説は大成功で終了したのだ。
2016年12月17日
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~~~~~そして人々が平和に共生することと同時に地球との共生を大切にしなければいけません。そこで公害を出さない、資源を無駄にしない完全循環型システムを構築するためにすべての国と地域に大規模リサイクルセンターの建設を提案します。大規模リサイクルセンターはすべての要らない物を回収する所です。そこでは・すぐ使える物はきれいにして再利用・修理できる物は修理して再利用・修理できない物は部品として再利用・その他は溶解して原料として再利用・外食産業や家庭生ゴミ、下水処理の ヘドロについては肥料として再利用・再利用できない物は無害化して自然に戻すこのシステムの特徴は・資源を無駄なく使います。・永続的な循環型社会が実現します。限られた資源を無駄にしないこと環境に良いもの健康に良いもの必要量以上に生産しないことそれぞれの国や地域に応じて生産する。温暖化対策や生活必需品、食糧生産など地球環境に悪影響を与えないシステムです。先進国が培ってきた新技術で地球と人類がいつまでも健康でいられるそういう世界を実現させたいのです。~~~世界平和が実現するために提案をさせていただいておりますが基本的な提案をしたいと思います。それは「すべての提供者はお金を要求しない」と言うことです。物を提供する人や団体も技術を提供する人や団体もサービスを提供する人や団体もすべてボランティアです。そうすればすべての人や物が自由に流通します。利益のために人や物が動くのではなく平和のために人や物が動くのです。国際支援団の活動が円滑になるだけではなく世界中の人々の交流が増えると言うことです。温暖化や異常気象が続くと食糧不足や生産能力が陥ってしまうことがあります。「有る所から無い所へ」「余る所から不足する所へ」物や人材が自由に行き来することが出来ます。世界平和は人々の交流が基本です。互いの文化を尊重し互いの不足を補う関係を作ること。損得なしで行動できるシステムにしたいのです。~~~~~ここで会議場がざわついた。稔はしばらく戸惑っていたが「あとで詳しく説明しますので続けます」と言って静かになってから続きを読み始めた。
2016年12月16日
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国連本部に到着した幸夫と稔はすでに会議が始まっていた会議場のそばで待つように言われた。心の準備は出来ていたものの本番が目前に迫ると緊張が高ぶってきた。会議場の中では稔の紹介がされているのが稔の耳に入ってきた。「出番になりましたのでこちらにどうぞ」と案内され、稔と幸夫は会議場の中に入って行った。各国の代表者たちは立ち上がって拍手をして二人を歓迎した。稔は壇上へ幸夫は稔のそばにある椅子の横に立ってゆっくりと丁寧にお辞儀をした。幸夫は椅子に座り稔は手に持っていた封筒から提案書を取り出した。そして読み始める前に一言国連と各国代表者の人たちにお礼の言葉を言った。そして「それでは僕の提案を読ませていただきます」と言って提案書を読み始めた。~~~~~私たちは世界平和の実現を提案します。いままで私たちは軍隊を無くせば平和になれると思っていました。なぜ軍隊が無くならないのか?軍隊を必要とする世界だからです。奪い合いや騙し合いの世界だからです。世界平和になれば軍隊は要りません。軍隊や核を無くすための努力より世界平和の実現に努力を傾けたほうが良い。そう思うのです。世界平和は「支え合い」「分かち合い」の世界です。互いが互いを必要とし助け合っているのです。それが実現するための提案をします。一つ目の提案ですが、国連を中心とした国際支援団(International support group)の設立をお願いします。「国際支援団(ISG)」とは「国境なき医師団」を参考にして世界中の国と地域が参加して作られますが 国際支援団(ISG)は常時活動する団体です。設立の目的は世界の貧困や差別を無くすことです。世界のあらゆる地域が独自の文化が守られ 安心して生活できるお手伝いをすることです。 世界中の技術と資源を無駄なく有効活用します。国際支援団の仕事はそれぞれの国の代表が「自分の国が出来ること、出来ないこと」「自分の国に足るもの、足らないもの」「自分の国が必要なもの、して欲しいこと」シェアをし合います。そして農業生産が出来る所工業生産が出来る所科学技術が得意な所世界中で生産と技術を分かち合うのです。たとえば「私たちの国は土地は広いけど砂漠が多いです」「私たちは砂漠を農地に変える技術を提供します」「海に面しているけど水不足で困っています」「私たちは海水淡水化の技術を提供しますよ」「水はいっぱいあるのに汚染がひどいです」「私たちは汚泥浄水装置を提供しましょう」「広大な農地はあるけど生産能力が低いです」「私たちが生産能率の高い技術を提供しましょう」「きれいな海に面しているので養殖技術が欲しい」「私たちが養殖の技術を提供しましょう」などなどもっとたくさんの協力関係が出来上がります。国際支援団の活動の仕方を少し説明させていただきます。国の代表だけでは部族間の格差が出来ますので地域活動の組織編成は地域の人がリーダーとなって世界中の人が参加して行います。地域の風習やしきたりや宗教に合わせた活動が求められるからです。それぞれの地域や宗教を大切にし合う関係を作れば世界平和にもつながると思っています。~~~~~ここまで読んだ時、会議場で拍手があがった。とくに発展途上国や部族間で争いが多い国であった。そして、その拍手は会議場全体でしばらく続いた。稔も幸雄も支援団の働き方の文面を追加したことが良かったと安心していた。拍手が終わってから稔は続きを読み始めた。
2016年12月15日
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稔君はついに国連本部で演説することになりました。稔君も幸夫さんも初めての経験で緊張気味です。国連総会で各国の代表者に賛同を得ることが出来るのかが不安でしたが原稿をきちんと読むことが出来るのかのほうが不安でした。さてどんな結果になるのでしょうか?
2016年12月14日
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国連での演説が決定してから、もう一度提案書の内容を確認することになった。それは栄治が「一つの国の中でも違う民族がいたり生活や風習が違えば支援の仕方が違わないと支援の押し付けになるんじゃないですか?」という疑問だった。提案書には「世界中の国と地域が参加して作られます」と書かれてあるものの、地域性をもっと強調しておかないと発展途上国の人たちに不安を与えるかもしれないと思ったからであった。 栄治の提案で提案書はこれ以上の長文にならない程度に文章の書き加えを考えた。「このあいだ誰かが言っていたけど地域によって生活が違うから地域に応じた活動が出来るようにするために地域の人がリーダーになって指示するようにしたら良いんじゃないですか?」美佐枝が提案した。「そうですね、たしかにこういう話はしたけど提案書には書いておいたほうが良いですね」「他にも疑問に思うことは出てくると思うけど世界平和への道筋がイメージできれば細かいことはあとから考えても良いんじゃないですか?」「そうですね、とりあえずこの文章だけ入れておきましょう」~~~~~国際支援団の活動の仕方を少し説明させていただきます。国の代表だけでは部族間の格差が出来ますので地域活動の組織編成は地域の人がリーダーとなって世界中の人が参加して行います。地域の風習やしきたりや宗教に合わせた活動が求められるからです。それぞれの地域や宗教を大切にし合う関係を作れば世界平和にもつながると思っています。~~~~~新しい提案書が出来て演説の準備は出来上がった。そして演説の二日前に幸夫と稔は東京羽田からニューヨークまで行くことになった。およそ13時間ものあいだ稔は高所恐怖症を感じることもなく飛行機から見る地球の素晴らしい姿を満喫していた。ニューヨークに着いた二人は国連職員の迎えを受けてホテルまで案内された。そして、翌日は国連本部に案内されて演説のための打ち合わせが行われた。打ち合わせが終わると二人は職員の案内で街の観光とお土産を買うことになり有意義な時間を過ごした。いよいよ演説の日を迎えました。ホテルでは早めに起きた幸夫と稔は国連職員の迎えが来るのを待った。あまり待つ時間もなく国連職員が乗った車がホテルの前で静かに止まった。「稔君さあ行こう」幸夫は稔に言って車に向かった。
2016年12月13日
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演説が出来ることに決まりました。稔君ははじめての海外旅行でパスポート申請をお母さんと一緒に市役所の市民課に行って手続きをしました。無理だと思ったことは何度もあった稔君の仲間たち。ここまで話が進むとは奇跡が起きたとしか思えなかった。一人の想いが大勢の想いを動かし、届いて欲しい所まで届いたんでしょうね。
2016年12月12日
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幸夫は密かに国連関係のブログに何度も提案投稿していたようです。世間でも話題になっている国連演説は国連本部でも話題になっていた。掲示板では幸夫の緊急連絡に仲間たちがコメントを入れ始めた「幸夫さん、どんな内容ですか?」「良い話なら良いのにね」「こんなに早く国連からメッセージが来るなんてね」「実はかなり前から国連関係のブログに何度も提案投稿していたんですよ」「そうなんですか」「それでね、メッセージと言うのが国連でも取り上げたいことなので直接会って詳しくお話を聞きたいって」「え~そうなんですか。それでいつなんですか?」「僕たちの都合の良い日を教えてくださいって」「すごいじゃないですか。もちろん幸夫さんが話しに行くんですよね?」「そうですね、稔君と一緒に行ったほうが良いと思うんです」幸夫が「世界平和の提案」の原稿を作って稔が演説をする計画は大きな前進を始めました。提案が実行に移されるかはまだ未知なるものはあったが提案を発表する場が提供されるだけでも大きな前進と言えるのかもしれない。数日後幸夫は稔の都合の良い日を国連に伝えた。そしてその翌日国連から会談の日時が報告された。幸夫はすぐに了解の返事を送った。「皆さん、ついに会談の日時が決まりましたよ。稔君の両親も賛同してくださったので話が早く進みました」「それは良かったですね。楽しみです♪」「もちろん提案書の内容についての話なんでしょうね?」「おそらくそうなると思います。提案書の内容に過不足があれば変えるけど僕たちはこのままで通したいと思ってます」「そうですね、小さいことは私たちだけでは決められませんからね。基本さえ伝えれば良いと思いますね」そしてその日がやってきた。国連関係者との会談は国連関係の施設の中で行うことになった。国連関係者はすでに民放で放送された録画を何度も見て内容を把握していたようだった。国連関係者は稔の考え方を確認したかった。わずか「12歳の男の子が世界平和を国連で演説したいなんて」と不思議に思っていたのだ。それが「国の借金を子供の僕も返さなきゃいけない」という疑問から始まったことに笑いが止まらなかった。会談は始終和やかに行われ快く国連での演説を承諾してくれた。そして演説の日時は後日知らせてくれるということ、宿泊費や交通費はすべて国連が支払うことなど伝えて会談は終了した。帰りすがら幸夫は稔に言った「稔君ついにやったね」「はい。少し不安だけど」「何が?」「僕飛行機乗ったことないんです」「そう言うことか。ハハハハ・・・てっきり演説のことかと思ったよ」「演説もだけど僕高い所が恐いんです」「そっかそっか大丈夫僕がそばにいるから」ともあれ国連での演説が決まった。
2016年12月11日
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ついに国連への道筋が見えてきたようです。幸夫さんのメールに国連からのメッセージ。どんなメッセージだったのでしょうか?稔君をはじめブログ仲間は国連についてもっと知らなければいけないようです。国連総会国連事務局国連の活動国連で演説すると言うことは各国の代表者に理解してもらうことだけでなく国連の活動をある程度理解しておかなければならない。ともあれ国連からメッセージが来ました。期待できるかもしれません。
2016年12月10日
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自宅に帰った稔は家でも学校でもテレビ局での話題に持ちきりだった。「芸能人に会ったの?」とか「サインもらえばよかったのに」とか。掲示板では収録の報告会が行われた。5時間に及ぶ収録が1時間番組に編集される。しかもCM時間を入れると40分程度である。その代わり日曜日のゴールデンタイムにしてもらった。「幸夫さん、稔君お疲れ様でした。一週間後には有名人になってますね(笑)」「僕たちより世界平和やお金のない世界に興味を持ってもらいたいですね」「テレビの収録で思ったことなんだけどね。経済学者が専門的なことを質問されて答えられない場面があったんです。そんな時どう対応したらいいのか?」「そうですよね。私たちは専門家ではないですからね」「僕たちはきっかけを作るための活動だと思えば良いんじゃないですか?」「世界平和はこうすれば出来ますよって、方法を提案するしか出来ませんからね」一週間後テレビ番組の放送日が訪れた。番組タイトルは「12歳の少年が世界を変える!?」だった。放送時間がゴールデンタイムと、ユーチューブのコメント欄に放送予定が書かれたこともあって視聴率は高かったようである。放送の翌日、学校では稔はヒーローのように扱われたが稔はいつもの態度でいた。一方掲示板では多くの賛同者がコメントを入れていた。「稔君、国連に行けるよう応援してるよ」「私たちの学校でも勉強会をしますね」など読みきれないほどだった。「稔君、ここまで広がったら挑戦してみたいことがあるんだよ」「幸夫さん、なんとなくわかりますよ」稔がこう応えると栄治が「ついにやってみますか?」と理解したようにコメントを書いた。「何々、みなさん何を計画されているんですか?」美佐枝も参加してきた。「ついに来たんですね。国連でしょ?」と素子が入ってきた。国連での演説はどうすれば出来るのかは誰も知らなかったが、思いつくままに関係機関のブログへ行って提案投稿することになった。数日後「皆さんに報告があります。国連本部からメッセージが届きました」と幸夫が緊急連絡を掲示板に載せた。
2016年12月09日
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ついに念願の全国放送のテレビ番組の収録が終わって全国ネットでテレビ放送されます。世界平和を願う仲間たちは賛同者が世界まで広がっていくことをイメージすることが出来ました。そして収録中に思ったことや疑問など話し合うことになります。世の中に影響を与える政治家や有識者と言われる人たちの理解をどう得るか?
2016年12月08日
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民放のテレビ局は稔と幸夫を招いて一時間の特別番組を作ることに決まった。収録日時は幸夫と稔の都合に合わせて日曜日になった。収録前日の土曜日には幸夫は稔を連れてテレビ局の近くのホテルに泊まった。往復運賃や宿泊費は局もちだった。「幸夫さん、あしたはうまくいきますか?ぼく緊張してきました」「大丈夫だよ。難しい話になったら僕が代わりに言うからね。何も心配しなくて良いよ」「はい、わかりました」収録日には幸夫はノートパソコンを持って行った。自分たちの活動内容がすべて入っているからである。撮影は10時から始まった。ローカルテレビの取材とは違って大きなスタジオの中に数人のコメンテーター、ひな壇には50人くらいの視聴者代表などがいた。スタジオには大きなテレビモニターがあり、あらかじめ作られたビデオが流されるようになっていて、話題に応じてビデオを見ながら話が進められた。一番論議がされたのが戦争や紛争が多い地域で平和活動が可能なのか?お金の要る世界の中でお金のない世界に混乱は起きないのか?インターネットで多くの人と議論してきたことがスタジオの中で再現された。やはり、国際支援団の活躍が全員の興味を引いた。全人類の代表者たちが一緒に行動するからである。午前中の収録は12時に終わり、一時間ほど休憩に入った。「幸夫さん稔君お疲れ様でした。昼食は局の食堂で自由に食べてください」とスタッフが食券を二人に渡しながら言った。昼からの収録は13時半から始まった。午前中の侃々諤々の議論に打って変わって世界平和やお金のない世界の良いところや疑問などが話し合われた。とくに経済学者の理論が視聴者代表たちを納得させることが出来なかった。彼らは人間社会にお金の必要性を感じなくなっていた。お金の要る社会とお金のない社会の比較をしたとき進化を感じ取っていたのである。いままで「21世紀型世界」を社会学者や政治家が言ってきたことと明らかに違う。そういうことがわかった時点で司会のアナウンサーが締めくくった。「皆さん、きょうは長時間ご苦労様でした。稔君が国連で演説したいという熱意もわかりました。視聴者の皆さんにも伝わったと思います。世界平和とお金のない世界の素晴らしさもわかりました。温暖化も解決し、戦争も貧困も難民も無くなる世界も実現するかもしれません。私たちはこの提案に大賛成です。世界が平和になり新しい文明社会が実現するように祈って終わりにしたいと思います。ありがとうございました」収録は16時に終わった。収録した番組は1週間後に放映されることを伝えられた幸夫と稔はテレビ局の売店でお土産を買って帰途に着いた。
2016年12月07日
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一地域の情報が動画で世界に発信され、ついに全国ネットの民放が動き始めました。インターネットの世界から一般大衆に広がっていくという感じですね。しかも経済的に行き詰った経営者たちは自分たちの将来のためにも興味のある提案だった。そして何より軍事基地を持つ自治体は見逃すことの出来ない話です。経済活動で世界が動く世界にもう一つのお金のない世界が出来上がるのか?多くの人は身近な生活を考えると不安と期待が入り混じっていた。そんな中全国ネットのテレビ局で収録が始まる。テレビ局も可能性を信じて特ダネとして特別番組を計画したのでしょう。
2016年12月06日
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ユーチューブのコメント欄には多くの意見が書き込まれた。「僕は大学生です。安全保障について考えていたけど世界平和の実現が一番良いんだと気付かされました」「政府がやれなかったことが一般人でもやれることが出来るような気がします」「私は中小企業の経営をしています。社会に役立つ製品をいっぱい発明したけど儲からないので廃業を考えています。この提案書を読んでみて私たちの技術が社会の役に立てそうな気がしています。私たちもぜひ参加させてください」など。とくに日本の中小企業の経営者や大学の研究員が注目していました。自分が培ってきた技術が経済活動の中では実用化されてこなかったこと。資金不足のために開発を断念せざるを得なかったこと。彼らはお金儲けのために技術を磨いてきたわけではなかった。社会のために自分たちの技術を活かしたかったのだ。大手企業も販売量を増やすために発展途上国への進出して一時的に売り上げを上げても為替の変動で利益を上げられず、利益中心の経営に将来の不安を抱えていたが、今回の提案に企業の将来性を感じ取ったようです。そして、世界平和の実現に注目したのは軍事基地を持つ市町村の人たちだった。「世界平和になれば軍事基地は要らなくなるんですよね。そうなれば大賛成です」「私たちは基地があるから平和が守られると教わってきました。だから軍事基地を受け入れて危険や騒音を我慢してきました。世界平和はそういう我慢をしなくても良いんですよね」「私は核を無くす活動をしてきたけど戦争抑止力のために必要だと言われて反論できずにいました。これで解決できますね」テレビ番組ではお金中心の経済活動に疑問を投げかける話題が多くなっていた。お金がかかり過ぎるオリンピックの誘致を辞退する都市が増えたり、経済活性化のために賭博と言われるカジノを合法化したり、全国で800万戸を超える空き家があっても新築が止まらない。経済のために耕作放棄地が増えている。活用されない田畑が商業地や工場団地に変えられている。お金を稼ぐ必要のない社会になれば本当に必要なものが守られるのではないか?そういう話題が増えていた。掲示板では幸夫が「みなさんもすでに知っていると思いますがユーチューブの視聴回数が100万回を越えました。先日民放のテレビ局からメールが届きました。稔君と一緒にテレビに出て欲しいと言うことです。稔君に了解をもらわないと返事が出来ないので保留状態にしてあります。稔君、これを見たらご両親と相談して返事してくださいね」これを読んだ稔はすぐ両親に相談して了解をもらった。そして「幸夫さん、お父さんとお母さんに言ったら条件付でOKが出ました。条件はいつも通りに学校へ行くことでした。よろしくお願いします」とコメントを入れた。「稔君ありがとう。さっそくテレビ局へ了解のメールをしておくね。それから稔君の都合の良い日とテレビ局の都合の良い日を相談しながら決めますね」「よろしくお願いします」そろそろ忙しくなりそうです。
2016年12月05日
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さすがにユーチューブの効果はすごいです。多くの人が願っても実現しなかった世界平和。なんだか「実現できるんじゃないか?」という希望が湧いてくる内容だったみたいです。ローカルテレビで紹介されユーチューブ動画で多くの人に視聴され、これからの展開が期待されそうです。興味をもった人たちの中に会社の経営者が多くいたことにも注目が集まりました。
2016年12月04日
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掲示板では栄治が緊急メッセージと題してコメントを入れていた。「皆さんに嬉しいメッセージがあります。友だちに稔君のテレビの映像を見せたら感動して『僕に翻訳させてくれ』って言ってくれたんです。彼は帰国子女なんです。とりあえず彼に任せることにしました」突然の朗報に美佐枝と素子がさっそくコメントを入れた。「栄治さん、ありがとう」「栄治さんは素敵な友だちに恵まれているんですね」その夜は掲示板ではメンバーが集まって編集会議が始まった。稔出演のテレビ映像の前後に解説を入れるものだった。「稔君の紹介といきさつを簡単に説明したらどうでしょう?」「誰が説明するの?」「美佐枝さんが良いんじゃないですか?」「え?ダメですよ」「栄治さんが良いんじゃないですか?」「僕は若すぎてダメです」「素子さんなら」「私は老いぼれているからダメね(笑)」「あ、それなら提案書を書いた幸夫さんが良いんじゃないですか?」「そうね。それが一番良いんじゃないかな?」「幸夫さんに決まりですね」「仕方ないですね。私がやります」幸夫の解説で日本語と英語の二種類の動画を作ることになった。数日後みんなの協力で二種類の動画が出来上がり、さっそくユーチューブに載せることになった。「さあ、皆さん世界へ発信しますよ。皆さんのブログからも動画を紹介してくださいね」栄治は裏方の仕事は大好きだった。お金儲けのために働くのは嫌だったが誰かの役に立つことをすることに疲れを感じていなかった。栄治がユーチューブに動画を投稿した。タイトルは「12歳の少年が国連で演説!?」というテレビ番組と同じ題名であった。あらかじめ拡散していたこともあって時間とともに視聴回数が増えていった。視聴回数が2000回を超えてから減速気味ではあったが少しずつ増えていた。「なんだか選挙の投票を見てるみたいね(笑)」美佐枝が掲示板でコメントを入れていた。ユーチューブ動画のコメント欄には多くの賞賛の声が書かれていた。「本当に国連で演説できたら良いですね。応援しています」「すばらしい!稔君がんばれ。応援していますよ」「世界平和が実現する実感が湧いてきました。稔君ありがとう」「早く実現できるように私たちも拡散します」3日後には視聴回数が1万回を超えた。4日後には一つの民放が朝の情報番組で取り上げた。たった1分の紹介だったがユーチューブの視聴回数はますます増えていった。掲示板では「すごい反響ですよ」「みんな演説に期待してるみたいね」
2016年12月03日
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一部の地域で世界平和の提案書が紹介されて稔君は嬉しい反面物足りなさを感じてはいたけど仲間たちの新しい提案で世界中に発信されそうです。いままでユーチューブの影響を見ると内容によっては一瞬で数万人から数百万人が見てくれるという効果が期待できそうです。問題は世界平和の実現を信じない人たちが信じてくれるかどうか。いままで世界平和を訴えてきた人が大勢いても世界平和が実現しなかったからです。
2016年12月02日
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放送が終わって稔は自分の部屋に入りパソコンのスイッチを入れた。「さあ、みんなに報告しよう」掲示板に向かうとすでに会話が弾んでいた。「稔君は初めてテレビに出たんでしょ?凄いわよね」「僕なんか一度もないよ」「私だって(笑)」「みなさんこんばんは」「あら、稔君こんばんは。どうだった?テレビ出演は」「恥ずかしかったです」「録画は出来たの?」「はい、出来ました」「パソコンに入れたの?」「いえ、DVDです」「DVDからパソコンへ入れられますか?」「はい、出来ます」「パソコンに入れたらみんなに送ってもらえるかしら」「はい、やってみます」「ではお願いね、一時間くらいしてまた来ますから一旦電源を切りますね」「了解しました」稔はテレビの放送をDVDで録画したものをパソコンに取り込んだ。そして仲間たちに送信した。一時間後掲示板に行ってみるとすでに会話が始まっていた。「稔君すごいよね。しっかり話してるじゃないですか」「私も見たわ、12歳とは見えないわよ」「これで多くの人に知ってもらえたと思うよ」「こんばんは。見てくれたんですね。ありがとうございます」「稔君ご苦労様でした」「お母さんはきれいな人なんだね」「はい、ありがとうございます」稔のほかに栄治と美佐枝と素子の4人だったが幸夫が遅くれて会話に参加してきた。「みなさん遅くなりました。残業があって夕飯が遅くなりました」「幸夫さんこんばんは」「稔君こんばんは、録画を見たよ。良かったよ。ご苦労様でした。ところでみなさんに提案があるんです」「何でしょう?」「稔君が活躍するお話がテレビで放送されたのでそれを活用してみようと思うんです」「どうするんですか?」「稔君に送ってもらった録画をユーチューブに載せて世界中の人に見てもらおうと思うんです」「世界中ですか?僕は地域の人たちだけしか見ることが出来なくてチョットがっかりしていたんです」「そうよね、国連で演説する目標があるんだから幸夫さんの提案は有効ですね」「私も大賛成よ」「それから稔君にお願いなんだけどね、テレビ局の人にユーチューブに載せて良いですかって了解をもらっておいてね」「はい、わかりました」「ところで、世界中に発信するんだからせめて英語に翻訳して字幕を入れるとか、二ヶ国語放送にしないとね」「まあ本格的ね(笑)」「だれか知り合いにいませんか?」「映像を編集する人ですよね?」「とりあえず友人知人に当たってみましょうよ」「そうですね、できれば無料でやってもらえると嬉しいです♪」「了解♪」翌日稔は女性レポーターにもらっていた名刺を見て直接電話をしてみた。「あ、モシモシ希望稔です」「あら、こんにちは。きょうは何ごと?」「お友だちとお話して僕が出たテレビ放送をユーチューブに流そうっていうことになったんです。そしたらテレビ局の人に了解をもらってって言われてので」「あらそうなの、上司に聞いてみるからチョット待ってね」「はい」「お待たせ、録画は使って良いそうよ。ただしあの5分だけね」「はい、ありがとうございました」テレビ局に了解をもらった稔は掲示板に了解をもらったという伝言を書いておいた。ローカルテレビの出演から世界へデビューすることになりそうです。
2016年12月01日
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