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ジョルジュ・サンドとショパンの最初の出会いの瞬間を描いたシーンは、彼らの未来を暗示させる。サンドを演じたダヌタ・ステンカという女優、私が抱くサンドのイメージ通りである。あまり馴染みがないが、「カティンの森」で大将夫人を演じた女優。ここでも印象的であった。「カティンの森」は長崎では公開済みであるが、10月30日には「長崎国際平和映画フォーラム」で再度公開されるので、これは改めて見る機会出来た。
2011年10月16日
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新藤兼人監督作品ではなく、アンドレ・テシネの新作である。上映時間は95分。ちょうどいい長さ。舞台は第二次大戦下のフランス。ナチの侵攻を逃れて、南へ逃れる二人の子どもを連れた未亡人。彼らの前に突然現れた不思議な青年。その彼に導かれて行った森の奥の屋敷で、4人は共同生活を始める。ナチスという突然の来訪者によって日常生活が破られ、そこで得られた日常は青年の出現によって破られ、彼を交えての共同生活の日常もまた新たな来訪者によって破られて・・・。この物語が深い森と田舎の風景の中で繰り広げられる。画面はほとんどが自然の緑である。この作品が描かなかったものは、「結末」である。そこに至る道は迷路である。この作品のほとんどを占める緑の森は物語の結末を隠しているものの象徴であろう。--------------------------------------「かげろう」2003年・フランス映画監督:アンドレ・テシネ主演:エマニュエル・ベアール、ギャスパー・ウリエル「かげろう」1969年・日本映画監督:新藤兼人主演:乙羽信子、伊丹十三
2004年05月13日
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近年、シネマコンプレックスの登場によって映画を見る環境は見違えるように整備され、映画人口も現在1億6000万人台まで回復しています。そして多くの大ヒット作が誕生しています。ただその半面、優れた作品が観客からあまり評価されずに上映を終えることも少なくありません。こうした状況を踏まえ、時代を超えて語り継がれる優れた娯楽映画を観ることによって、映画の本当の面白さ、凄さをあらためて知って欲しい、そして映画をもっと好きになって欲しい、そんな想いから、「午前十時の映画祭」を企画致しました。 これは「午前10時からの映画祭」を主催する社団法人映画文化協会の趣意文の一部である。この趣旨については異論はないが、「優れた作品が観客からあまり評価されずに上映を終えることも少なくありません。」というのはシネコンの商業主義によるもの。この現象は従来からあったが、従来の映画館では、そのような映画も更にヒットさせようと努力はしていた。しかし、現在のシネコンでは1週目である程度の成績を残さないと2週目以降は上映回数も減り、、更にその上映時刻は、観客が見難い時間帯になっている。作品が名作と認められるには「ある期間」が必要であるということがシネコンの経営者には全く理解されていない。シネコンの経営者には作品はスーパーマーケットの商品と同じで売れなければ、引っ込めるというものでしかない。そこには作品を育てようという意思は感じられない。「午前10時の映画祭」には大いに賛同であるが、本当に映画を生活の中に根付かせるにはシネコンの商業主義をはじめもっと多くの要因があることを業界関係者が知るべきではないか。
2010年01月27日
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