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「『ゲームジャーナル』No.91の付録(というか本体)のゲームやろうぜー」とお誘いいただいたので参加。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。
● Betrayal: Deck of Lost Souls
こちら
に和訳ルールをアップしています。
メインディッシュの前に、短時間で終わる(と思われた)これから。世紀の大傑作「丘の上の裏切り者の館」にインスパイアされた、アバロンヒルの小箱シリーズ第2弾。第1弾は先日プレイした「 Risk Strike
」で、あちらは「リスク」の面影を色濃く残しながらも短時間化に成功した佳作だったが、こちらはテーマだけ寄せた全くの別ゲームだった。
プレイヤーは丘の上にある怪しげな館を探険に来た、ごく普通の一般人。しかし館に足を踏み入れた途端、この館にある呪われたカードセット、その名も「失われし魂のデック」が超自然の力を発揮し、プレイヤーは「錬金術師」とか「兵士」と行ったジョブを割り当てられる。そのジョブの力を駆使して、次々に発現する不吉な前兆に対処しながら、最終的にはこの館を支配している“真の呪い”を打ち破らなければならない。しかしご注意を。プレイヤーの中には裏切り者がいるかもしれない(いないかもしれない)……という設定。
完全なカードゲームでシナリオはなく、裏切り者は最初から1人いる(秘匿されている)か、一人もいないかのどちらか。
ゲーム開始時にプレイエリアに呪いカードが6枚置かれており、ゲーム終了時にそのうちの1枚が“真の呪い”として確定するので、それに対処する(必要なアイテムをすべて集める)のが目的。裏切り者がいない場合は6枚中任意の4枚に対応すればいい……「すればいい」と言うが、こっちの方が難しいと思うw
前述のように、各プレイヤーは何らかのジョブを持ってる。呪いや前兆に対処するために使うアイテムカードはランダムに配られるが、どのアイテムをどのジョブが使えるかは決まってるので、普通はほとんどのアイテムを使えない。なので、手番の最初のフェイズでは「アイテムを山から引く」か「アイテムを他プレイヤーに渡す」か「使えるアイテムを手元に置く」のどれか1つを行う。
そのあと、これまたランダムに配られてる小前兆カードや大前兆カードをプレイし、全プレイヤーで協力して対処する。これが意外に難しく、結構失敗するw 成功率を上げるには、自分が使えなくて他プレイヤーが使えるアイテムを渡すのがいいんだけど、そうするとパーティー全体のアイテム数は増えない。アイテムは手札からでも使えるので、1アクション消費して手元に置く理由はほとんどないんだけど、あまりにもカードを出さない奴は裏切り者の嫌疑をかけられるw
そうしていって、全プレイヤーがすべての前兆をプレイしたら、裏切り者がいるかいないかを(まだ正体を明かしてなければ)確認して、呪いに対処できれば探索者側の勝ち。できなければ裏切り者(もしいれば)の勝ち。
BGGでの評価は(このブログを書いてる時点で)5.3とかなり低い。が、これはひとえにルールの書き方があまりにもひどいことと、カードのユーザーインターフェイスがあまりにも悪いことに起因しているようで、ゲームとしては(ルールを正しく理解できれば)充分に面白かった。お手軽な正体隠匿系として、そういうのが苦手な人でも楽しめるだろう。何しろ、よほどのことがない限り裏切り者は正体を明かす必要がないので、ちょっぴり出来の悪い探索者として振る舞うだけでいいのだw(もちろん、正体を明かしても楽しくなる仕掛けはある)。
箱もカードも金銀で箔押しされており、印刷もたぶん特色を使った鮮やかなもので目が幸せなのだが……そのせいでテキストとアイコンが異常に見づらいw andなのかorなのかさえ把握するのに苦労するのは本当にいただけないw
かっちょいい箱。見映えは大変よろしい。
こういった数々のゲーム以前の問題を乗り越えられる自信があるならお勧め。繰り返すが、ゲームとしては充分によくできてて面白いよ。
● クロニクル・オブ・ジャパン ~邪馬台国から明治維新まで~
続いて本命のこれ。世紀の大傑作「ヒストリー・オブ・ザ・ワールド(略称『世界史』)」インスパイアシリーズ。タイトル通り、邪馬台国から明治維新まで、日本を舞台にいろんな勢力を担当して他プレイヤーを殴って地域を支配して得点稼いでいく。いっぱい点取った人の勝ち。
おおむね「世界史」なので、まあそりゃ面白い。特に日本が舞台となれば聞き覚えのある勢力も多いので楽しみやすい。短時間で終わるのも素晴らしい。ゲームとしては充分。なので、以下では「『世界史』フォロワーなのに『世界史』に劣っている点」を挙げる。
日本が舞台なので仕方ないが、戦国時代でさえ全土にまんべんなく勢力が湧くとは言いがたく、それ以降は特に関東から関西付近に集中する。このため、逆に南北に勢力を残せれば相当強く、それらのエリアの得点が(たまたま)高くなると手がつけられない。
この「世界史」インスパイアシリーズ全般に得るが、なぜか勢力の選択にシークレットドラフト&押しつけルールを採用していない。このため、「強力な後手勢力を取ったプレイヤーが、次ラウンドで強力な先手勢力を取る」と行ったことが充分に起こり得る。これが終盤に起こるとほぼそれで決まってしまうので、押しつけは(たとえプレイ時間が延びるにしても)あった方がいいと思うんだけどねえ。
全体としてはこれまでで一番面白かったが、短時間で終わる運ゲー寄りの「世界史」という印象は変わらず。充分なプレイ時間を取れるなら本家の「世界史」やった方がいいだろう。逆に短時間しか遊べないならこちらも充分選択肢に入る。
●アンロック! ショートアドベンチャー×2
写真なし。
旅団長さんが帰られたあと、30分でできるミニアンロック! をプレイ。料理コンテストに出て、今は亡きおばあちゃんのレシピを再現する「 Secret recipe of yore
」と、古い地図を見つけてメキシコ湾近くの洞窟にインディ・ジョーンズばりに潜入する「 In pusuit of cabakan
」の2本。
料理コンテストの方は難易度1相当で、さすがにちょっとぬるかった。途中詰まったところもあったが、「それはどうなの?」って感じの謎だったし。洞窟探検の方はなかなかよくできてた。1ヶ所だけ、プレイヤーに単なる作業をさせるところはいただけなかったが。
これで個人輸入した「アンロック!」シリーズは全部プレイ終了。新作が出たらまだやる意欲はあるが、それまでは国産のよくできた謎解きをプレイしていこう。
● Papa's Quiz(電源)
「アンロック!」の前だったかあとだったかにスチームのクイズゲームもプレイした。
ジャンルを選んで、4択などのいくつかのシステムでクイズに解答していく。ジャンルごとに最高得点だったプレイヤーのキャラは踊る(?)。最後はそれまでに稼いだ得点を持ち時間に変換してクイズに答え、当たったらプラス、外したらマイナスになり、持ち時間を失ったら敗北。最後に残ったプレイヤーの勝ち。
まあクイズ好きにはいいかもしれんけど、何しろ問題も英語、ジャンルも代替英語圏の文化ではまったく歯が立たないw 「アメリカの●●(日本でいう所沢レベルの都市)にある有名な建物の画像を早押しで選べ!」とか言われても何一つ知らんわw
モンタージュ式で自作したキャラが踊るのを見たければどうぞ。私はもういいw
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