今日もプレイミス

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2024.08.06
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カテゴリ: ボードゲーム


 「ごっつい謎解き買ったからやろうぜー」とお誘いいただいたので参加。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。


ノンフィクションゲーム:2人の公開捜査


 公称プレイ時間が6~9時間とのことなので、2日かけることを想定してさっそく本命のこれから。

 週刊誌編集部に謎の封筒が届き、中には挑戦状らしき手紙と暗号が入っていた。プレイヤーはなぜか編集者の1人とバディを組み、この謎を解くことになった。

 プレイヤーは立ち位置としては安楽椅子探偵になり、相棒の編集者はフィールドワーク担当で日本中を飛び回ってくれる。謎を用意した送り主も大変だっただろうな。暇人かw これを表すために、LINEを使って(架空の存在である)編集者とやりとりしながら謎を解いていくことになる。

 ちょくちょく見かけるようになったLINEを使った謎解きだが、その比重はゲームごとに差がある。このゲームは相当重い方。プレイ時間の大半はLINEの画面とにらめっこすることになる。編集者の存在にリアリティを出すためだろうが、日常会話的で冗長な文章も多く、正直読むのがだるいw しかしこの手の謎解きはどこにヒントが隠されてるか分からないので頑張って読まなきゃならない。普段LINEとか使わないおっさんたちには厳しいw 必要な情報がだいぶ前にあるとさかのぼるのも面倒だし、何よりスマホでは画面が小さくて見えにくい。全員で考える必要があるから全員が登録しなきゃならないし、LINE偏重型はあまり優れたシステムとは言えないねえ……全員が大きめのタブレットでLINE受信できるならいいだろうけど、そんなことまずないしなw

 個々の謎はなかなかよくできてるが、最序盤からひらめきよりも試行錯誤が必要な暗号解読をすることになるので、そういうのが好みじゃない人には向いてないかもしれない。

 ゲーム中に何回か、自宅のプリンターかコンビニプリントを利用しての出力を求められるのだが、今回は2回目に要求されたところでセーブして次回に持ち越すことにした。多少高くつくがデータ同梱版も発売されているので、自宅にプリンターがある人は安い方、ない人は高い方を買うのがいいだろう。たとえ住んでるマンションの1階にコンビニがあったとしてもいちいち外に出て印刷するのはだるいからね。

 とりあえず最後までやるつもりではあるが、今のところ可もなく不可もなく……というよりは、可の部分を不可の部分が食いつぶして差し引き0って感じかな。


●Skyrise


こちら でルールとカードの和訳が公開されています。

 旅団長さんが帰られたあと、3人でこれ。イスタリが出してた「メトロポリィス」のリメイクらしい。元ゲーを知らないのでどこが変わったか(またはまったく変わってないか)は分からない。

 エリアに建物駒を置いていって、その数字で競りを行い、競り勝った人がその建物駒を建てるわけだが、1つのエリアでの建設権を競るのではない。初手プレイヤーが「俺はここにこの建物を建てたいぜ」と駒を置いたら、次のプレイヤーは「それなら俺はその“隣”のエリアにより大きな数字のこの建物を建てたいぜ」とつないでいくのだ。なので最終的に誰がどこのエリアにどの建物を建設することになるのか、はっきり言って誰にも(最終的に建てたプレイヤーにさえ)分からないw



 最終盤面。この日は2ラウンド目に「モニュメント建設時に優勢を得ているエリアごとに5点」カードで15点取り、1枚8点のチップを多めに取れたので勝った。それでも大差というほどではなかったかな。

 面白い……とは思う。思うが……これ考え方に指針とかないんじゃねーのw 選択肢がだいぶ減った終盤でさえ、競りの結果がどうなるかまったく読めない。自分の手番が来たときに取りたいエリアに駒を置けるなら競り勝てそうな駒を置く、くらいかなあ。ちょっと手なり感が大きいように思う。

 あと得点方法にも疑問が残る。1枚8点のパトロンチップ強すぎw これを序盤に見れるかどうかで全然違う。逆に見れたらこれだけ取ってればいいんじゃないかな。ほかの要素はその過程で勝手についてくるし。

 ずいぶん評価されてるし、確かに悪くはないが、バランスが取れてるとはお世辞にも言えない。雑にさくさく遊ぶ競りゲーという立ち位置なのかね。


Small Railroad Empires


 最後にこれ。マケドニアのArchona Gamesから「Small ●● Empires」というタイトルのゲームをいくつか出してるMilan Tasevski作。

 手番ごとに線路駒を2本置く(地形によってコストがかかる)。線路と言っても、置いたヘクスから6方向すべてに伸ばせるので実質キューブレイルだ。じゃあ分かりやすいようにキューブにしてくれw そのあと可能なら工場から町へと商品を輸送して(距離に応じて利益が得られる)、可能ならその輸送に基づいた契約カードをプレイして利益を得る。

 全員が線路使い果たしたり、すべての町に2人以上が輸送してたり、契約カードが尽きたらゲーム終了。最終得点計算していっぱい点取った人の勝ち。

 序盤はややお金がシビアだが、中盤以降はあふれる(10金までしか持てない)ので、どんどん使っていった方がよさそう。

 「他プレイヤーが線路駒置いてるところに置くにはコストがかかる」とか「町への輸送は早い者勝ち」とか、随所に先手有利な要素があるのに手番順は最後までスタPから時計回り順。それはだめだろw この日は3番手でドベ。とはいえ勝ったのは2番手の一味さんだったので、手番順に加えて他プレイヤーが行かなかった方向に早めに行くのがやはり重要だ。

 比較的短時間で終わるのはいいが、やはり手番順問題は気になる。そこだけ何とかなれば名作になれたと思えるだけに惜しい。






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Last updated  2024.08.27 11:15:27
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