《櫻井ジャーナル》

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2024.01.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類

 極超音速ミサイル、防空システム、ECM(電子対抗手段)、戦闘機などの分野でアメリカはロシアに遅れを取り、技術水準は数十年の差ができたと言われている。

 それに対し、アメリカはウクライナの戦場でAI(人工知能)の有効性を実験していると伝えられている。アメリカの国防総省はAIを重視、研究開発を続けているようだが、ウクライナでアメリカ/NATOはロシアに敗北、AIで戦況は変化しなかった。

 アメリカとイギリスはカナダ、オーストラリア、ニュージーランドのアングロ・サクソン系国、そしてイスラエルと一種の帝国を形成している。その中心はシティとウォール街だ。

 これらの国々のつながりは電子情報機関の連携に表れている。イギリスのGCHQとアメリカのNSAを中心とする連合体で、UKUSAと呼ばれている。イスラエルの8200部隊は米英の機関と同格だが、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国は「第2当事国」と呼ばれ、米英両国より格は下、つまり下部機関だ。これはアングロ・サクソン帝国の構造と基本的に同じだと言えるだろう。

 イスラエルもAIを重視、ガザに対する攻撃ではAIを搭載した兵器を投入していると言われている。すでに空中を飛行、水中を航行するロボット兵器、つまりドローンは実用化されているが、さらに進化させたものだ。その先には「超人兵士」の構想もあるという。

 将来的には装具で兵士の戦闘能力を高めるだけでなく、遺伝子操作を利用して「超人」を作り出すということも考えているようだ。AIをナノテクノロジー、バイオテクノロジー、情報技術、認知科学と融合、自然の摂理を否定し、「トランスヒューマニズム」の世界を築こうとしているとも言える。

 この発想は​ WEF(世界経済フォーラム)のクラウス・シュワブも口にしている。彼は2016年1月、スイスのテレビ番組マイクロチップ化されたデジタルIDについて話している ​のだ。最終的には脳内にマイクロチップを埋め込んで外部の巨大コンピュータと連結、つまり人間をコンピュータの端末にするとしている。

 また、​ シュワブの顧問を務めているユバル・ノア・ハラリはAIによって「不要な人間」が生み出されると見通している ​。兵士もAIロボットにすげ替えらるつもりなのだろう。

 アメリカはウクライナで生物兵器の研究開発を続けていた。その研究施設を2022年2月にロシア軍はミサイルで破壊、機密文書を回収し、1年かけて分析、​ その内容をロシア議会の委員会は昨年4月に公表 ​した。その報告書の中で、アメリカの国防総省がウクライナで「万能生物兵器」を研究開発していたと書いている。

 敵兵、つまり人間だけでなく動物や農作物にダメージを与えることができるため、これらの病原体の拡散によって影響を受けた国を完全に破壊し、民間人、食糧安全保障、環境にも影響を与えることができるというのだ。アメリカは昆虫、哺乳類、野鳥を利用して人間を攻撃する病原体の伝播に特別な注意を払っているようだ。






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最終更新日  2024.01.12 00:09:04


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