天空乃舞

2005/02/08
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カテゴリ: 教育について
私のことではないよ。

って言っておかないと、心配してくれてしまう友達がいるから(笑)私は幸せだ。

けど、悩んでもいます。迷ってはいないけど。

ご機嫌ななめはTちゃん。
推薦入試の結果が不合格だったから。

推薦入試は内申書と面接だったそうで、同じ中学から同じ高校に対し推薦をもらった3人の中で、Tちゃんは成績が一番よかったのだそう。
けど、フタを開けたら、合格したのはTちゃんではなく、他の子で、
その子の合格の理由は、Tちゃんの分析によると、その子は部活をやっていたのが評価されたのではないかと。。。
それで、ご機嫌ななめなのです。


Tちゃんが推薦をもらえた理由も、推薦されたのに落ちた理由も、
Tちゃんの分析の「部活」云々が理由になるのかならないのかも、全然アタマの中でお話の筋がつながりません。

でも、そんなことは、ぶっちゃけ何がどうでも私には関係ない。
私が悩んでいるのは、ここで私にできることは何なのか。


家庭教師を頼まれた時から、毎日でも、週一日でも、二日でも、曜日も、時間も、何でもTちゃんに合わせますというスタイルで始めて、ちょうど一ヶ月たちました。

だいたい一回1時間、週2日のペース。
推薦入試が落ちたので、次の試験は10日と23日。
家庭教師の時間、回数を増やすというリクエストはありません。

今日はTちゃんの苦手な疑問詞の所だったので、なおさら、
ご機嫌ななめなのです。
Tちゃんには、What「何」 Where「どこ」 Who「誰」 Whose「誰の」 When「いつ」 How「どのように、どのくらい」が、わかりません。


同じに見えるそうで、それならThey「彼ら」と There「そこ」という
全然意味のつながりのない単語までも同じに「見える」のはもっともなことです。
Theまでは同じスペルだからね。

「5回ずつ、書いて暗記しちゃおうか?」と言ったら、Tちゃんの手はとまってしまいました。「じゃ、次の問題やってみる?」と聞くと、次の問題にとりかかりました。
単語を書いて覚えるのは、どうしても嫌なのかな。。。



でも、Tちゃんは、そういうのではないと、本能的に思っていて、
きっと一度も楽しかったことがないんだろうなと、、、勉強していて、、、
楽しくないから嫌いになってしまったのだろうなと、、、、
過去のことは私の責任ではありません。でも。。。

私がどうしても、諦めたくない、何とか、何かしたいというのは、
Tちゃんを優等生にしようというような目標ではありません。

私が気になっているのは
M先生が「ゴルフの先生」に例えて教えてくださったこと。


ゴルフの練習に来る人は、いろんな人がいるんだよ。
しゃにむに一番を目指す人もいれば、健康のための人もいるし、
ゴルフをステイタスにしてる人もいる。
なんとなく試してみたいという人もいる。

それから、全然やったことないのに、急に会社の接待で、
頭数が足りないからと駆り出されて、道具も買ったことないのに、
来週末にはグリーンにでなきゃいけない!って人もいる。

やりたくて来てるんじゃない、でもやらないわけにいかないから必死だよ。

でも、どんなカリスマが教えたって、初心者が、
一回のレッスンで巧くなれるわけないじゃないか。

そういう時に、どうするか。
失敗しない訳がない、けど、失敗したら会社に迷惑がかかる、
失敗は防げない、本人もわかってる、
無理やり駆り出されて来たのに、もしモタモタしたら、
「邪魔だな」って態度とられるに決まってる、それが本人にはわかってる。

だから、どうしたら「いたたまれなくならないですむか」
失敗しないように、じゃなく失敗した時の対処を教えてあげるんだよ。
それから、どこどこのゴルフ場なら○○ホールのとこに、○○が綺麗だから、
良く見てくるといいよって、自分なりに楽しんでくることを教えてあげるんだ。

そうしたら、次回はまた頑張ってみようって思えるから。
かかる時間はかかるけど、「苦痛」じゃなくなるからね。

たとえ、どんな人が来ても、自分のところに来たのなら、
なんとしても、できる限りのことをしてあげるのが誠実だよ。


私はゼミの先生から、非常勤講師などの仕事も良いが、通信教育のスクーリングを担当してはどうかと言われています。

私に社会経験があり、また一度大学を中退するという挫折をしているから、通信教育に学ぶ人の状況がわかるのではないかと。

私のいる大学には巨大な通信教育部があり、たぶんサイズは日本一。
「それ以上動いたら、死ぬといけないから、よせ!」と、心配になるような
お年寄りまで、嬉々としてスクーリングに来ます。

学ぶ人というのは、どうしてこんなにも輝いているのだろう。。
いつも思います。スクーリングの時期になると。

ゼミの先生もスクーリングの講師の担当をされていますが、
いつぞやは80代のお母さんと、5-60代の娘さんが、
教室の最前列に陣取って受講していたまではいいものの、
テストの時間になったら、お母さんがずっと、普通に真剣に
娘さんの答案を写していたそうで、注意していいのか、注意しないとしても成績はどうつけたらいいのか、先生は悩んだとおっしゃっていました。

悩むよね。そりゃね(笑)

でも、そのお母さんに、「大学にくるな」なんて死んでも言いたくない。

どんな理由であろうと、もしかしたら、スクーリング中、一人で高齢のお母さんを家に置いて来ては危ないから一緒に受講してるのかもしれない、よりによって、なんで「英語」を受講するんだよ?でも、素晴らしいじゃないですか?
80代の大学生なんて!

けど、私が教壇に立ったら、いつかもし、私の夢が叶ったら、
その時こそ、わたしはどうするのだろう?80代のお母さんに。嬉々として、大学に学び、だけど、英語がわからないそのお母さんに。

私の夢が叶ったとき、
私は学生の夢に叶った教師になっているだろうか?

だから私はTちゃんを諦めたくないのです。
Tちゃんは、今、私の先生なのです。





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Last updated  2005/02/09 04:51:35 PM
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