天空乃舞

2005/12/03
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カテゴリ: 教育について
資料によると
将来働くことについて 気がかりなことが「ある」高校生は 4割超いるらしい。
男女別に見ると 高校生男子は33.3%、 女子は52.0%だそうだ。

ほう。
私の通っていた高校は 卒業後は進学組が9割越えていたので
高校生の就職の不安というのは 自身の経験からも バッチリは わからない。

しかし、最初の大学を中退した後、専門学校に通いなおし、
22歳で最初の就職活動とやらを経験した時でさえ
就職って「わからない」というか 私も不安なまま彷徨ったクチだったので

と考えると それは さぞかしキツイだろうと推測する。

そして、 やはり思う。
就職活動、就職というのは本当に この時期を初めて迎える人間にとっては大きなことであり
また 初めて味わう 意味不明 というか 理不尽 というか 
学校のようには努力が努力どおりには通用しない世界だ。

そして思う。
間違いなく、これを高卒で経験した人の精神年齢は、あっという間に同じ年齢で進学した人よりも
ある意味 それまでの ある世界をヌケて 大人になるだろう。
ボンクラではいられない。

すごいな、高卒で就職したら。。。
ホント背筋が寒くなるような洗礼が山ほど待ってそうだよ。。。だって18歳だよ。

高卒で就職した友達に会ったことがないので、わからないけれども、
そういう話、聞かせてもらいたいものだな。

ま、それは 置いといて



高校生が挙げる 具体的な不安の内容としては:

「こんな自分でも社会に出てお金を稼いで生活していけるのか」(長野・普通・女子)



「自分は世間に対応できるのか。辛いことがあった時、投げ出さないでちゃんとできるか」(青森・専門・女子)

「社会のことを全然知らないのに、」このまま社会に出ていいのか」(三重・総合・女子)

「自分がしたいというだけのことで、将来生活していけるだけの仕事ができるのか」(福井・専門・女子)

「最初は働くことも楽しいと思うだろうが、それをずっと続けていく自信がない」(徳島・普通・女子)



。。。。ちょっと感動してしまった。

今まで授業中の配布資料で知らされてきた「今時の子供についての悪口」とは随分様相が違う。

なんて 謙虚で 誠実な悩みなんだろう。
ていうか 
まとも だ。

直さないといけないことは 何もない気がするんだが
こういう不安の声を聞いて さて 進路指導って何するんだろう。

見たことのない世界に対する不安は 正常なことだと思う。
大人になったって、老人になったって それは変わらない。

わからない、不安である、と認めるのは誠実なことだと思う。

あなたの悩みは とても誠実で 正常だよ。
素晴らしい。
よくそこまで考えてるよね。びっくりする。

。。。ああ、「指導」には ならんなあ。。。



続きを読んでみた:

「公務員の採用の人数が減らされてきているから不安だ」(新潟・専門・男子)

「不景気なので定年まで働くことができるか不安だ」(岩手・専門・女子)

「リストラ・会社の倒産・会社に入っても安心していられない」(高知・普通・女子)


目ん玉びょ~ん!

30余年の人生で私が一度も考えたことのないことを既に悩んでおられる!
敬礼! 
なんて なんて なんて アダルトなのだろう!!!!
すごい!

ちなみに私が2回目に就職した会社は英会話学校だったけど
就職して3週間目にテレビにも新聞にも出るような夜逃げ&倒産をやらかした。

ちなみに私たち各校舎の事務職員はじめ、外国人教師たちは 
その内実を知らされていなかったので
最後の日まで普通に出勤してしまい 最後の日も日報を本社にFAXしたら
本社が もぬけの殻だったという状況だった。

びっくりしたけど 
「倒産て どういうことなのか めったに体験できないからよく見ておこう」
くらいにしか思わなかったし 悩みはしなかった。

まあ、3週間しか働いてないから遅配されていた給料とか
未払い給料の額も 大きくなかったからだけども。

それ以来 リストラも倒産も なるようになる としか 思っていない。
自分に 養うべき家族がなかったから のんびりしていられたのだと思うが。
年齢的に転職で苦労することもなかったし。

それにしても「公務員」は今でも謎の世界。
一生そのまま終わるかも。
公務員て 何? 
まあ いろいろ職種あるのは わかるけど。。。

公務員を目指す学友は いた。
「どうして公務員なの?」

と 私は公務員の世界を知らないからこそ 好奇心から質問すると
そういう友人たちは一様に

「安定しているから」
という趣旨で あと何か 具体的なその「安定」の詳細を語ってくれた気がするが
私は今でも その内容は思い出せない。
たぶん 聞いてみたら あんまり興味持てなかったのだと思う。

ただ 彼ら彼女らが「一種・二種」という言葉は使っても 具体的な職種 
あるいは部署を語らなかったというか 特に希望していなかったと記憶している。
間違っているかも知れないけど。

とにかく 

「やりたい」仕事だからじゃなくて「安定しているから」というのが私には 衝撃で
そして わからない感覚だった。

いいとか 悪いとかじゃなく とにかく 接点がないほどに 感覚が違う世界なのだ。
けど考えてみると 安定性を考えるのは 家族への責任感とも言えるよね。

公務員の友達、欲しいな。
どんなお仕事するのだろう。

しかし、それにしても もし高校生から「安定性」とか考えて就職活動できたら。。。。
すごすぎる。
恐れ多くて頭があがらない。


それと 女性ならではの声:

「結婚した後、家事との両立ができるかどうか不安」(滋賀・普通・女子)

尊いな。

不安は覚悟の裏返し。両立しようって思うから不安なんだよね。
偉いなあと 思ってしまう。 幸せになって欲しい。 両立できるお仕事につけるといいね。

なんだか すごく 今までの進路指導でもらった資料の中で一番
胸を打たれたというか 尊敬できる声を たくさん聞けて 自分まで新しい気持ちになれた。


。。。はずだったが、ラスト一発!
やはり 一度は吼えずには 終われないのかな(苦笑)私は。


ちょいと聞き捨てならない声:

「お茶汲みとか やらされそう」 (東京・普通・女子)

ちょいと、嬢さんよ、ご挨拶だねえ。。。 あん?

ぶっちゃけ言わしてもらおう。

お茶汲み以外の仕事が まともに出来て 忙しい人間しか言っちゃいけない文句だぜ。
給料もらって 会社に置いてもらう以上、なんらかの仕事をするべきだ。
あたりまえ。

お仕事もしたことのないアンタが今、言っていい台詞ではない。
会社に置いてもらえるだけでも 有難いと思え。
自分の立場を知れ。要らない人になるよ。
だいたい、そんなふうでは アンタが淹れたお茶を飲みたい人なんぞ 誰もいない。

もし、将来、教員になったとして、自分の教え子ちゃんが こんなこと言ったら
ここまでキレないように お話しないとな。。。(汗) 犯罪だ。。


なにはともあれ
私はお茶汲みを「くだらん雑務」と思ったことは ない。

「相手のニーズを研究し、そのニーズに応える」
という
どの仕事にも通じる基本中の基本が お茶汲みには集約されていると思う。

「ひとりひとり相手は何を必要とし、どうしたら喜び、どうしたら役に立てるのか、
あるいは邪魔になってしまうのか」

嫌々入れていては あるいは 何も考えずに責務として果たしていれば それはそれまでだが。。。

お茶は淹れても飲まない人もいるし
飲まないくせに淹れて「お供え」だけはしておかないと 文句だけは言う人もいる

マイ・カップでマイ・ドリンクを自分で淹れたいから他人に手出しして欲しくない人もいる

火傷しそうに熱いのが好きな人
飲み頃が好きな人
人肌が好きな人
真冬でもアイスしか飲まない人

炭酸しか飲まないジャンクな人

濃い目が好きな人
白湯しか飲まない人

コーヒーの人
紅茶の人
銘柄まで決まってる人
お砂糖・ミルクの加減

カップや湯のみが個々にある場合は それを覚えるんでも大変だ

机の何処に置くかで 邪魔にもなれば 喜ばれもする

お礼を言ってくれる人もいる
気づきすらしない人もいる
毎回なにかしら不平を言う人もいる

お茶淹れは 重要任務とは みなされてはいないし
私も重要任務とは思っていない
しかし 奥の深い職人芸ではあると思う。

もし 新入社員の間に お茶汲みしかさせてもらえないという立場になれるとしたら
それを新入社員の段階で「チャンス」と自覚するのは不可能に近いけれど
今なら わかる。

もし、新入社員の間に お茶汲みを完全に任されるチャンスがあるとしたら
お茶汲みを極めたら
部署内の人間については相当のことを いつの間にか学んでしまっているだろう。
そしてそれは どこの職場に行っても、人間関係を築いていく 
柔らかで強靭な筋肉になっているに違いない。

お茶汲みを ナメるな ゴルァ!





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Last updated  2005/12/22 09:04:21 PM
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