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雨、…雨薄暗い空から落ちてくるのはただの水、のはずなのに、ひどく冷たかった急ぎ足に通り過ぎる人々その中の誰を追いかけることも出来ずに次々とコートに染みを作る雨粒に打たれ立ち尽くす、自分孤独、にも程があると、思ったつと、招き入れられた室内遠くなる嘆きの音を聴きながら一人、が増したような気がしたのは、どうしてだろうそして、今膝を抱えて座り、眺める窓の外は相変わらずの、雨窓を濡らす水滴と一緒に零れたのは涙、なんかじゃない世界が潤されていく静か過ぎる、そのオトが鼓動に刺さって苦しい本当は声を上げて、泣きたかったにゃおんこちらを見つめて鳴く黒猫に気付いたのは、そんな、折り思わず、窓を開けたフローリングが濡れるのも構わず招き入れて抱きしめた、肢体冷たいはずのそれに、初めて温もりを感じた、気がした例えばそれが優しい嘘でももう、構わないと、思ってしまうほどにきっと、僕は、
2010.02.08
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真夏の残照を浴びて座り込む君の、後ろ姿その背に息衝く翼を、僕は確かに見たけれど君は、綺麗な天使なんかじゃなかった夢のように微笑む、聖なる何かの象徴なんかじゃなかった君は、君は確かにこの地上で僕と同じように生き傷付き、血を流し、たった一人で泣いていたのだから生まれつき羽根など無い僕には、君の望む空が分からない紅に染まった君が希む二度とは還れないという空の色が、分からないけれど君がそれを求めるのなら僕は、どんなことをしても叶えてあげたいと思うんだ自分はもう、汚れてしまったのだと君は自嘲気味に笑うけれどもしも、君が一点の曇りさえない、無垢なる存在だったとしたらきっと僕はこんなに惹かれやしなかった君が願うクリスタル・ブルーにあの蒼い空の欠片に鮮やかな夕陽色をした、その翼にさえも
2009.08.19
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降り続く雨を、ただ見ている吹き止まぬ風を、ただ聞いているそうしながら僕はどれほどの時を過ごしてきたのだろう一枚の透明な硝子に守られた世界雨も風も、現実さえもまるで遠い世界の出来事のようで膝を抱えて座る僕には誰かの痛みも、泣き声も不快な耳鳴り程度にしか響かないずっと、それでいいのだと思っていたけれど其処からでは触れることが出来ない誰かの温もりにも愛しいと思う、指先にさえも果てない孤独と引きかえに僕は、その場所にいたのだから探したことすらなかった、ドアノブを手繰る外気に晒され頬に受けた冷たさに僕は初めて自分が生きているという事実を、知ったのだ
2009.08.10
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雨音が、聞こえるああ、今日は出掛けなくていいんだそんな風にほっとしてしまうことに、溜息が出る気が付けば、己を駆り立てるような生き方しか出来ていなくてそれでもやっぱり理想通りにはいかない現実に、いつだって自分を責めているシアワセ、とか何処にあるものなんだろうより昏い比較対象が無ければ認識できない安穏なんてホンモノであるわけが、ないのに息が出来なくても生きてさえいれば、幸福なの僕の周りには、色の無い積木しか無いんだほら、雨が止んだから這ってでも、行かなくちゃいけない
2009.08.04
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そらなにものも、はばむことなくあおくひろがる、そらうすべにのはな、まうきせつもあめあがりににじが、かかるきせつもたかいくもが、とてもとおくにみえるきせつもうつくしいけっしょうが、ふりかかるきせつもいつも、いつもぼくをつつんでくれていた、そらいまはなつであいかわらず、ぼくはじめんでうおうさおうしていてあの蒼にかえるすべなんて、もっていなくてでもだからこそいきていてとおい、とおいあのそらのむこうにあるなにかを、ゆめみているしょうねんだったじだいは、とうにすぎさりいつのまにかおとなになってしまったぼくだけれどむねのすくような、飛翔のしゅんかんをせつぼうするこころはかわらずあのそらとおなじ色なのかもしれないといまになって、おもうんだ
2009.07.16
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外は、雨光が洩れるほどに薄い雲の隙間から透明な水粒が滴る僕はいつものように窓を開けそこに広がる、世界を眺めたしん、として空気すら震えることの無い静寂の空間に僕は、たった一人で立っていた知らず声帯にあてた手が冷たくて悲し、かった大通りに続く抜け道にひっそりと息づく紫陽花の一株満開の時期は疾うに過ぎて、あとは散るのを待つばかりきっと、明日はこの青い花のことを謡えるようになるだろう新しい感情をひとつ、識(し)る度に新しい声がひとつ、生まれるそうだ、過去の僕には愛しいという言葉も哀しいという言葉も刻まれては、いなかったのだから季節は、紫陽花の終わる頃想いの散りゆく様を、目の当たりにし昨日までは知りえなかった痛みが僕の新しい声に、なる
2009.07.13
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巡るのは季節巡るのは時間巡るのは、心手を翳して見上げた、コンクリートの壁は無駄に高くくすんだ空が僕を見下ろしている嗚呼、こんな光景を、ずっと以前にも何処かで見た気がする読み込めない記憶の中に眠る色を憶い出そうとするたび背中の空洞に蹲らずには居られないほどの、痛みが奔るから僕は今日も、何事も無かったかのような顔をして灰色の路を歩いていくんだ
2009.06.22
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遠い過去に埋もれていくのは記憶ではなく、様々な想いなのかも知れない焦がれるような恋情や身を切る痛みを伴う哀しみでさえもいつしか 時の彼方に消えていくのだ立ち尽くす汀自分のつけた足跡が波に浚われていく様をただ 呆然と眺めていた墓標さえもが風化するほどの永きを独り永遠に、独り歳月に呑み込まれ 薄れていく想い出は一体 何処へ消えていくの光 が欲しくて伸ばした両手に触れたのは息づく風だった鮮烈な蒼の色を宿した、夏の風だった
2009.06.18
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煌々と輝くものは月ではなくて、鏡だった貫く蒼い光は反照ではなくて、決して手に入らない意志だった雲は流れるのに風は揺れるのに刻一刻と容(かたち)を変えていく世界の中で僕だけが、立ち止まったまま見上げた空は遠くて遠くて何処か、が、痛かったいずれ、届かないのならいずれ、見えなくなるのなら喪失の約束なんて要らなかったのに、とありふれた夜の片隅でオトナにした筈の心が、軋む音を聞いたんだ
2009.06.07
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闇ごく近い空に僅かに浮かぶ、山陰流れる雲時折、通り過ぎるエンジン音が聞こえる月が、煌々と辺りを照らし私を挟んで地面に長い影が伸びるこんなにも、穏やかな場所があったのかとそっと目を閉じれば虫の音夏の終わりを謡うこの大地の、欠片たち人の世のものでありながらこんな瞬間にしか生きていることを実感できないというのも妙なものでけれど己は確かに、此処に在るのだと月影私は、この淡い陰と共に永いときを過ごしてゆくのだろう時折振り返ってはこの場所を、憶い出しながら
2008.09.09
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明日になったら楽しいかも知れないとかその次の日は、ツイてないかも知れないとか生きるって、そんな先のことに思いを巡らせるのではなくて今、この瞬間を過去にしていくことそのものなんだと思う悲しかったら、泣けばいい眠たかったら、眠ればいいのだいまそう、たった今、自分に必要なことが何なのかそれさえ考えることが出来たなら他には何も要らないのだ有限か無限かも分からぬ4次元の意識果てしなき時間の中で自我を保っていられるのは、ほんの僅かそれが肉体の寿命だというのなら何を迷う必要が、ある?今、この瞬間を過去に願わくば、心地よい瞬間を過去にそうして積み重ねた意識の欠片がいつしか舞い落ちる羽根となって世界を変えるのなら私という有限の命が存在した意義も、あったというものだ
2008.08.26
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ジーク ジーク …絶え間無い、蝉時雨が聞こえる僕は空に臨むのが怖くて独り壁に向かって、小さな通信機を弄っている白いスクリーンに通り過ぎては消えていく記憶の中の人々が映し出される声も上げられずに零れたのは、涙?生きてきた時間の分だけ取るに足らない罪を重ねてジーク ジーク …止まない、蝉時雨が聞こえるあの音は、嫌いなんだ懐かしく切ないそれなのに知らない風景を、憶い出すから
2008.08.13
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自分が何処に立っているのかもこれから何処に向かっていくのかも分からない状態で持っていた拘りがすべて衝突の原因になって私はこれまで一体何のために生きていたのか、分からなくなるヒトヒトたくさんのヒトが生きる社会で何処に身を置いたらいいのかすら、分からなくなるただただ蒼い、空が見たい何処までも透き通った、空が見たい静かなる時の中に個を飲み込み、全とするあの蒼の色を、眺めていたいと願うのだ
2008.08.11
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蒼い空が広がる静かに横たわるそこは、僕だけの空間眩しいくらいの光を反射しながら飛んでゆく鳥が太陽の中に入って、陰になる風が吹き草が靡き僕はこの世界に生かされているのだと、感じる翳した腕が瞼の上に影を創るすべての始まりの光はすべての終わりでも、あるのだと
2008.07.31
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尖っているもの上流の石心のカタチ石は、下流へ流れていくことで心は、お互いを理解することでゆっくり、ゆっくりとまぁるくなって、いくものどんな曲面も物ともせず転がっていける、滑らかさが欲しい綺麗なんかじゃ、なくてもいいんだあの空に向かってただ、月明かりを反射することが出来たなら
2008.07.28
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毎日更新を1年間は続けよう、と決めた日から早1年。ちょうど、昨年の7月13日にこのブログを立ち上げました。間、本当に色々なことがあり、たくさんの人と出会い。多分、1年前よりもずっと幸せになりました。ここをひとつの区切りとして、今後、『風を、待つ』は随時更新とさせて頂きたいと思います。お会いする回数は減ってしまうかも知れませんが頂いたコメント等につきましては、きちんと返信をさせて頂く所存です。それでは、今後とも当ブログを宜しくお願い致します。
2008.07.22
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鼠色のコンクリートに這うようにして咲く、白い花眠らせていた郷愁を呼び起こすようでどこか知らない世界に引き込まれるようで一瞬の間、立ち尽くす僕そう、塀の後ろの空は青く悲しいほどに何処までも透き通って誘われる感覚この背中に、翼が欲しいまるで別世界を切り取ってきたかのような日常のワンシーンこの異質を言葉に書き表すことは出来なくとも永遠に魂に焼き付けておこうと、思ったんだ
2008.07.17
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開放を願う心に与えられたのは一対の翼蒼き空の下佇む、一人の少年彼の瞳に映るものがすべて幻だったとしても心に灼き付けた、その景色に偽りは無い遙かなる空永遠に、蒼の空間限りなく拡がる彼の宇宙に飛び立つ希望があれば、いい両手を一杯に広げたとしても掴めるものは限られていてしかし心には無限の領域が許されている蒼き空の下立ち尽くすのは、一人の少年その心には翼永遠に折れない、白銀の翼
2008.07.16
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お聞ききしたいことがあります特にいつもいつも明るい笑顔を振りまいているアナタ私はアナタをとても好きだけれどそうやって、いつも他人に気を遣うのは疲れませんかあといつもいつも何かあるごとに文句を言っているアナタ私はアナタを好きではないけれどいつかその不満が身を滅ぼすんじゃないかって何だか心配になります人がいれば十人十色 百人百色いろんな生き方があるんだろうけど正直なところどうやってバランスを取っているのでしょうか私自身生きれば生きるほどに感情が入り組んで、入り交ざってまさにどうしたら良いのか分からなくなることが、多々たまにはこうやって公の場で毒抜きでもしないとイイ人なんて、やってられませんねぇ、正直なところみんな、どうしているの?だけどきっと、そうやって日々悩み続けているのが真っ当な人間ってやつなんだろうね
2008.07.15
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土、日と休みが続いた後の月曜日別に何てことなくたってダルくなるのが人ってものだと思う心なしか電車も空き気味お休みしたい人がそれだけ多いということかマンデー・ブルーマリッジ・ブルーブルー、ブルー、ブルー現代人には、ブルーになる要因が多すぎるのかも知れないでも「今日は雨が降らなくて良かった」気が付けばそんなことくらいで救われてる自分がいてあれ?そういえばあの空の色も、ブルーどうして、気分が落ちることを青の色に例えるようになったのか、不思議あんなに綺麗な色なのに今度、ブルーになったときにはあの空と同じ色を心に抱いたのだと思ってちょっとだけ、良い気分になれたらいいかな
2008.07.14
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立ち昇る熱気土の匂い初夏の息吹が、聴こえるスモッグの掛かったような空湿気と雨と、南風の気配入道雲になりきれない積乱雲が四散しながら驟雨に変わる翳した手に当たる空気が、大気中の熱を伝えてもうすぐ青の季節がやってくる
2008.07.13
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暗い空叩きつける雨僕は独り立ち尽くしている周りには無機質なビルばかり手にしていた鞄それだけは濡らさないように庇うように抱え込もうとするけれど大切なもの、ひとつ守れなくてそんな自分をまた嫌悪することになる7月の雨遣る瀬無い雨無垢の空間が広がる真夏の碧空が、恋しい
2008.07.12
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まだ、明るいはずの空に立ち込める暗雲水分で重くなった空気息が、詰まる突如として走る稲妻音の無い空間が焦燥を掻き立てる低い高度を往く飛行機が妙に不安を煽って絶対的な安心があった子供の頃のようにただ、あのドアに駆け込みたいと思ったんだ
2008.07.11
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毎日、毎日、同じことを繰り返す寝て起きて、食べて、仕事に行く無限ループたまの休みには鉛のようになった体を動かせるはずも無く一日ダラダラ過ごすうちにいつの間にか月曜の朝がきて次週のループに突入こんな日々を繰り返すうちに徐々に、徐々に、心が死んでいくのを感じる食べものを美味しいと思えなくなる空を、雲を、美しいと思えなくなる自分のすべてが、嫌になる何も手に付かない集中なんて、とんでもないそのうちに、息をするのも面倒になって体まで死んでしまうのかも知れない「誰か、どうか助けてください」と、叫ぶことすら億劫で警報もシグナルも要らないまだ、立てる足があるのに、何にも要らない
2008.07.10
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闇の中聴こえる声に 耳を澄ませる僕の心を呼んでいるのかその、暗き淵にこんなにも悲しみが遠のいた世界で僕は今日も息をしている絶望という名の挫折さえ生きるための本能には敵わないようでそう息をして 摂取して 眠るだけでたったそれだけでもう 長いこと過ごしてきたように思う心が折れても空の器は 実によく機能するのだ神の創り給うた傀儡に封じられた 魂啓く意識の先で 捉える何かが僕自身のレゾンデートル
2008.07.09
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最近、仕事に忙殺されておりまして…なんて考えてみたら怖い言葉で心が亡くなって、殺される!?漢字の仕組み、そんな基本的なところから自分を見つめ直してみたりする誰かのために頑張っていたはずなのにいつの間にかその理由を見失って他人も自分も疎かにしてはいませんか?そうそう、それこそ本末転倒機械のように体を動かし続けることで機械のように空っぽになってしまう忙しいって、多分そゆことそう結論付けたらまずは軽く伸びでもして取り敢えずお茶でもしにいきませんかそうそう先ずは、あなたの目の前にいる私の相手をしてくださいよ
2008.07.08
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静かに、日々が過ぎていく中残されていくのは想い出たちと、ほんの少しの後悔本当はもっと良く生きられたのではないかと思う叩きつけてしまった言葉差し伸べることの出来なかった手思い返すたび小さな棘が胸を刺して、痛いでも、この痛さこそが自分が生きている証だとも思う鞄だって靴だって毎日使っていれば、傷が付くそれが愛着になりいつしか『トクベツ』なものになっていくのだ幾重にもついた傷口から優しさが染み出せば、いいと思うそれが、誰かの微笑みに繋がるのなら傷だらけの人生も、悪くないと思えるから
2008.07.07
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抜ける、空見上げるほど遠くて泣きたくなる哀しいのでは、ないと分かってはいても白いカモマイル数ヶ月という単位で伸びてきた花芽がたった数日で萎れていくのをただ、見つめるこれが理なのだと分かっては、いても目に見える変化の無いこの肉体が口惜しい取り残されていく、気がして意識できない僕自身には意識できない速度で肉体は朽ちふとした刹那に振り返りその凋落振りを悟ることになるのだ空永遠の虚無の空間に堕とされた魂この世界で涙を流すことの意味を、知りたい
2008.07.06
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空白の刻さらり砂が流れる見つめる淡いブルーの破片かつては硝子、だったもの消え入るような雨唄を聴きながら在りもしない約束を探す夕刻には歩けるようになるだろう
2008.07.05
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紫色のキャンバス駅前のベンチで一人空に向かってペンを立てる視界一杯の、スケール綺麗だな、そう思うだけで素晴らしい絵が描かれていく画布波打つ残照が時の訪れを告げる今日は月の無い夜
2008.07.04
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ゆっくりと、しかし確実に僕らのカラダは時間に侵食されていく成長する、といえば聞こえはいいけれどある一点を過ぎた瞬間からそれは劣化という名の変化に変わる緩やかなカーブを描く曲線時系列に沿って、高度が下がっていくのは致し方のないことそうやって日々を生きてる僕ら一体どんな結末を迎えるために存在しているの磨り減って圧し折られて時には丸ごと奪われてそうやって進んでいく途の先には何があるの悲しい つらいなんて生半可な言葉じゃ言い表せない絶望にも似た、この感覚を背負って生きているそのラスト・ステージに君は、どんな結末を期待するんだろう?
2008.07.03
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ごくたまにだけれど何もかも、どうでもよくなってしまうことがある行き詰まっていた仕事しんどくなった人間関係どうでもいいよ壊れるもんなら、壊れちまえ投げやりところがそう思いながら動き始めるとあんなに苦労していたことが案外あっさり片付いてしまったりして不思議多分、いい感じで力が抜けるからなんだろうね肩肘張って、踏ん張って普段の私はどんなに滑稽に見えているだろう世の中、面倒なことばかりだからこそもう少しシンプルに生きていきたいものだね
2008.07.02
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自分は、自分でありそれ以下でも以上でもないのだということ納得できない、僕がいる抱え込んだトラウマ押さえ込んだ感情何が何だか分からないままに毎日を生きているお腹がすく眠くなる呆れるほどに、本能だけが働いて眠る場所も食べものの味も本当はどうでもよかったらしく、生きるってどこからどこまでのことを云うのだろう?僕自身は此処にいるけど痛いほどに叫んでいる僕は全然別の場所にいる気がしてる一人にしないで一人にしないででも、人間は永遠に孤独なんだってそれ自体が、個性それこそが、『らしい』ということの実体
2008.07.01
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光が満ちたら、いいと思うすべての場所すべての人に街はざわめき何処か物騒な雰囲気さえ漂わせているときどき背中が総毛立つような視線を感じるんだそれが何なのかは未だに分からないけれどこんな人通りの少ない駅にさえ監視官がつくなんて本当、どうかしていると思うこの国は、何処に向かっているのだろう?照らす太陽地上に差し込む光これで足りないというのなら不平不満を他人にぶつける前にまずは大気をきれいにする努力でも、したらどうかと思う
2008.06.30
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雨降り続く、雨もう6月も終わるというのにしとしとしとしと、と母に与えられた傘でそれを遮りながら私は何を願っていたろう?止んでほしかったのは雨ではなくてもっと、別の何かだったのかも知れない
2008.06.29
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悲しいの悲しいんだよ…でも、その原因は案外自分の内側にあったりするのかも知れない何が悲しいのどれだけ、悲しいの問い掛ける声に応えるのも私、しか居なくて泣きたいと思うのに涙が出ない気がついたら逃げ場なんて何処にもなくて絶望しながらも歩みを止められない私自身が、此処に居るのだ
2008.06.28
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どうして、此処に居るの僕は何をしているの躯中を駆け巡る、違和感が悲しいこの世界は、なに?目に視えるものだけが真実なの?「世のすべては、蜃気楼 それを問う心もまた、然り」叫ぶような問い掛けに、囁き返す声何故何故苦しみだけのこの世界に、僕は、独り視界が昏い吐き気が、する
2008.06.27
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何を背負ってこんなに重い、何を背負って生まれてきたの理不尽としか思えないそんな感情に支配される痛い光を失った、眼日々がつらい、なんてそんな一言では言い表せない孤独誰のために生まれてきたの何のために生まれてきたの問いかける声は遠く誰か別の人の叫びのようにも聞こえる
2008.06.26
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過ぎ去る日々よ、さようならこの瞬間よ、さようなら秒針が空間を刻む度に否、本当はもっと細かい単位で僕たちは驚くべき速度で過去の自分に別れを告げているのださようならさようなら過ぎ往く時間よ、途往く人よそのすれ違い様に何か輝くものを見出せたら、いい別離の挨拶のなかに隠れたアリガトウ惜しむのではなく、感謝の念をさよならの言霊其々の魂を輝かせるための秘かなキーワード
2008.06.25
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「大したことじゃないよ」そう言いながら感情を殺していく自分がいる怒鳴りたくても泣きたくてもじっと堪えてその場をやり過ごすココロだってそうそういつまでも昂ぶってはいられないからそのうち疲弊で落ち着いてしまい「良かった、マイナスの感情が消えて」と一安心するけれど本当は、そのキモチ無くなったのでも何でもなくて心の深い場所にしまい込まれただけだって知っていた?昇華できない感情は永久に消えてくれないどんどんどんどん自分の中に折り重なってやがて、いちばん大切なものまで覆い尽くしてしまうそうなってから気付いても実は後の祭りで掃除が大変になるだけだから一日一度は自分と向き合う時間を作って心のメンテナンス大好きな本を読んで大好きなハーブティーを飲んで今日の分の澱は今日のうちにクリアしておこうか明日は、晴れるといいね
2008.06.24
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するり、と抜けるように命の火が消えていく何よりそれが、理想の死に様死に様なんて、と思う人もいるかも知れないでも凡そこの世にあるすべてのものは生まれ落ちた瞬間から死を約束されてはっきり言って、死ぬために生きているようなもの途轍もないパラドックスだけど、だからこそ思う死にたくないと思う必要など、無いのだと例えば、病気これは回避できるものだ気力を充実させ身体的にもきちんとメンテナンスをしていれば100%患うと決まっているものではないしかし、死は回避できないどんなに健康に気を配ろうと体内に機械を取り込んだとしても誰にも等しく訪れるものだ予め決まっていることには私たちには知りえない次元の意味があるそう思うからこそ私は死に向かって穏やかに構えていたい花が萎れるように水溜りがだんだん浅くなるように最後の瞬間を迎えることが出来たらいいだって、それがいちばん自然な姿でしょう富も、権力も物質的なものは、何も意味が無い最後に連れて往けるのはこの心だけだからこそ、この魂に刻むものを美しいものを日々、見つめていたいと思うのだ
2008.06.23
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最近、考える自分は一体何処から来て、何処へ行くのかこの世の中は不思議すぎて多分、私なんかには理解できていることの方が少ない例えば、この肉体が死んでしまったとして今こうやって詩を書いている私の心は、何処へ行くのだろう?厳密に言えば魂と自我、そして意識は違うものかも知れないでも、それらの区別すらマトモにつかないっていうのにその先のことなんて知りようも無い人類は、取り敢えず目に見えることだけを解明してきたけれど本当に大切なことは実は視えない部分にある気がするダークマター、なんてのもそのうちのひとつに入るのかな?なんてことを、ぼんやり考えながらうとうと居眠りをしている穏やかな日常が私にはいちばん不思議だったりする
2008.06.22
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幸せって何だろう?月並みだけど、考えてみたお金がたくさんあること?色々なことが思い通りになること?うん、正直どっちもそうなれたら嬉しいよでも買いたいものが何でも買えてすべてを自分の自由にすることが出来たとしても最後には虚しくなる、そんな気がするやっぱり、世の中にはバランスっていうものがあるからすぐには出来ないことがあって嫌なこともあってだけど、そんな中で小さな幸せを見つける瞬間があってそれらをひっくるめて大好きな人たちと、生きている時間を共有できる…うん。それが私なりの、HAPPYなんじゃないかな
2008.06.21
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午後のプラットホームふと気付くと夏の匂いがした深く茂った草が蒸れるような乾いた地面が灼けるような少年の頃、感じていたあの独特な匂い今からすれば本当に些細なことに心躍らせた日々河原で白く光る石紫色に輝く蝶擦り傷だらけになって走り回る毎日そのものが宝石だったふと我に返り予想外にも泣きたいと思っている自分に驚くあれから何年も経った、今手に出来るものは格段に増えたはずなのにこの拭えぬ喪失感は、何なのだろう?何もかもが輝いて見えた少年の日の瞳不可逆の時取り戻せない感触永遠に失われたそれを、僕の心は知っているのだろうか雨と雲がすれ違うこの季節僕は、屈託なく笑う少年の後姿を見たいつの日かもっと未来の僕が今の僕とすれ違うこともあるのかも知れないと、予感しながら
2008.06.20
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霧のような、雨の降る朝この季節既に傘は必需品青い空の代わりに青い、紫陽花まるで6月のスタンダードのように緑葉の上に居座る蝸牛に、少し笑った雨は、嫌いな天気じゃないけれどそうだな、もし明日が晴れたら行ってみたい場所がある空に向かって真っ直ぐに伸びた木々湿った土の匂いに澄んだ空気ただ何の理由もなく未だ記憶に在り続けるあの場所へ陽光のヴェール柔らかな翠の絨毯他の事柄は思い出せないほど過去の、6月たった一度だけ大気と遊ぶ君を見た光と水の、美しいあの場所へ
2008.06.19
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何気ない日々何気ない会話すべてが淡々と過ぎていくようで実はそうじゃないこと、知っていた?楽しいことがない何となく自分だけ不幸そんな風に感じ始めたら、要注意かもだってね物事の結果って、まんま転がっている訳じゃないんだよ嬉しいことも悲しいことも元々はすべて等しい、小さな種それを育てているのは紛れもなく自分自身なんだって、分かっていないとね怒りの種に水をやれば当然怒りの花が咲くし喜びの種を放っておいたら当然、一生芽が出ることなんてないそれが分かったらまずは素敵な種探しをしないと育てて、咲かせることにそれこそ幸せを感じられるような優しい種をそれはもう、色んな種類があるよ生きている人の数だけ生きてきた、日々の分だけ数限りなくさて今日は、何色の花が咲くだろう…?人の感覚って、すべては結果論なのだと思いますが本当は、そうじゃないですよね。Today's aromaゼラニウム(2)+ レモン(3)ゼラニウムは甘ったるい、とあまり好きでない方もいらっしゃるかも知れませんが(私もそうでした;)酸味のある柑橘系の精油との相性は抜群ですよ。人気blogランキングへ
2008.06.18
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今日は、少しだけ早起きしていつもと違う電車いつもと違う朝時間が違えば、空気も違うまだ人の少ない大通り吹き抜ける風は、薄いブルー時間に縛られない走らなくていいたったこれだけのことが心に、こんなに余裕を作ってくれるなんて知らなかったよ梅雨時にしては天気も上々これで仕事も捗ってくれると、なお嬉しいんだけど
2008.06.17
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理不尽自分ではそうとしか思えない日々が続くいつの間にか圧し掛かる重石おかしいな最初は、そんなこと無かったはずなのに全部全部、100%自分が悪いようなそんな気がしてくるあまりにもしんどいからと感情を押し込め続けていつしか何を言われても動じなくなっている自分が居たまるで、人形日々心が使えなくなっていくのを感じながら体まで壊れていくの強くなることと感情に蓋をすることは相当に似て非なることああ、もう取り返しのつかないことになる前に何とか、引き返さないと仕事でも、家庭でも。生きていると、こういう瞬間って結構ある気がします。事実を素直に自分に照らして考える事が、だんだん出来なくなってくる感覚。Today's aromaラベンダー(2)+ オレンジ(2)+ カモミールローマン(1)穏やかな午後を過ごしたい方に。人気blogランキングへ
2008.06.16
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薄い雲の隙間から眩しいほどの光が溢れている優しく流れる河せせらぎと陽光が煌めいて命は光光は、凡ての始まり無の空間をそれが満たした瞬間に万象が壮大なる変化を遂げたのだから最初の力生命の源泉それなくして生きることなど、出来ないのだと碧き空の許独り、物思いに耽る
2008.06.15
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徐々に濃くなる空気むっとするような草いきれの季節が近付いているだけど僕の中ではまだ、片がついていないちょうど一年前、君とした約束を清算できていないのだ8月あの蒼い目も眩むような蒼の季節がやってくる燃えるような夕陽を背に立つ君の姿を未だこの瞳に灼き付けたまま
2008.06.14
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