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世界遺産訪問

トイモイ

全て | カテゴリ未分類海外 | 国内旅行 | アジア | 欧米

2015.03.07

頂上のようなところにいくと、そこは尻切れトンボ状態で、階段があるだけで、景色も終点感もなく、訪問者は意味なく、とりあえず、じゃあ仕方ないから休憩するか、ということである。それが恋人同士ならいいのだが、我々は生き急ぐ普通の旅行者であり、５秒でＵターンである、さも、来た道を間違えたかのような面持ちである、それは人生ワンウエイ、吹かしてもワンウエイ。せめて出切ることとしたら時間以外の逆戻り、のみで逆戻りに邁進であり、そこに反省も振り返りも後悔も教訓もないのである、ただいつか来た道を戻るだけである、正確には３分前に来た道である。

無事、途中で公衆トイレを発見し、用を足したので、速攻で我慢していた胃袋注入作業を再開するのである。といっても、結局は固形物には目もくれず、ひたすらの、漫然たるビールである。

歩き続けると、終点近くで、見晴らしがきくところに出たのはいいものの、何だか、そろそろ何だか休憩という概念が必要じゃないか、景色がいいところで、漠然とドリンクするというのが、旅行で一番正しい方法ではないのか、私がおこまで懇切丁寧に解説するはずがなく、「はいはい、みなさん、そろそろ飲みましょね、休みましょね」みたいなことを、勿論沖縄言葉ではなく、生粋の関西弁で皆様に話しかける、というか自分に宣言するのであって、ここならいいんじゃいいんじゃないか、と思えば、オイチョトミテキテクレルアルカ？と後輩に頼むのである、ちなみに、アルヨ、アルカの中国人が話す変な日本語の発祥は、（勿論本当に中国人がそう話していたわけではなく）神戸南京町の華僑のある店のオヤジが面白がって話したことからである。三ノ宮から南京町に入って少し行った左側あたりの店が怪しいと私は睨んでいるのである。とにかく、旅行で一番大切なことは休憩である。

貸切状態でいけるであります！との報告を受け、それではテラスでビール大会開始！の大号令である。

そして座ると、雨がやってくるのが分かり、雲がやってくるのが分かり、一気に雨が降り出した。これは山でよく見る山の天気だな、と思うほどに、ここは山である。

ただ、何故か、変わりゆくいい景色の中で、テラス漫然ビールしていると、至福を感じたのであった。ほんの時々、このまま死んでしまってもいいという瞬間があるのだが、それは来た。超リラックスのダラダラ状態で、気も張り詰めず、話をしても別にしなくてもいいよ、というかどうでもいいよ時間もそんなに気にしなくていいよ、という時間が久しぶりに来た。そうなんだよな、こんな中で死にたいんだよな、と思う。（死んだら周りの人困るから、ほんまか、といわれると、いえいえ、家でひっそり死にます、あ、そしたら腐乱死体になってもっと迷惑か、どうやって死んだらいいんだ、困った、と思う）

１時間だか１時間半だか、ぼやぼやしていると、車を待たせていることが気になりだして、仕方ないので、戻ることにするのである。
雨は止まず、先ほどまで人が多過ぎて歩くのも大変だった小道には、人がほとんどいなくなっており、これがいいなあ、と思うのであった。いやいや、先ほどまで、ごった返しの混雑の原因つくってたのワンノブゼムじゃねーか、と思いながら、まあそこは愛嬌、自分が大将である。

傘を日本から持ってきたが、ここに持てくるんを忘れ、都合よく日本から持ってくるのを忘れ、こちらで買った人の傘に入れてもらう。

ちなみに、台湾に至る道の一つに、成り立ち、蒋介石の道を道を歩きすがら思い出すのである、というか本や教科書で読んだことを思い出すに過ぎないのである。まあ、簡単に言うと、３つの戦争があって弱体化した清の中で、辛亥革命でイマイチな孫文が中華民国を立ち上げて、清の部下で寝返った袁世凱が清の最後の皇帝プーイー（溥儀）を退位させて、自分が一番えらくなり、こらけしからんと孫文と蒋介石が国民党を作って袁世凱をやっつけようとしたら、袁世凱が勝手に死んで、孫文も勝手に死んで、蒋介石が北伐を開始してかつて手を組んだ２台政党のもうひとつの共産党をメチャンコにやっつけて、南京、そして北京に政府を樹立、もはや蒋介石の世界と思いきや、盧溝橋字事件満州戦争が勃発したが、そこは日本のことより国内やとかいっているうちに、住民の反発もあって、モウタクトウに長征されて、命からがら台湾に逃げてきて、そこで中華民国（＝台湾）を続けたという次第である。満州事変がなかったら、ちうごくは台湾であった。しかし、総統という言い方もおどろおどろしいな。ヒューラーって英語もヒューラーか？一応台湾の総統は、英語ではプレジデントだけど。

基隆港が見える。

雨雲がやってきて、ｷｰﾙﾝの海を消す。

映画に出てくる有名な坂を雨の中アニメの中にいる感覚でランデブーってな不思議な空間。

しかし、この魅力と、どぎつい色は、色町そのものであり、実際にこの街は、金、炭鉱夫の仕事終りの欲情の果ての地であったのである。

当時は、台湾人だけでなく、着物日本人娼婦やチマチョゴリ朝鮮人娼婦もいたという。

　しかし、２，３回シリーズでお届けした九份シリーズは、なかなか九份の話にはならないうちに、九份についてはすべて終了するのである。それで私は文句ないのである。十分満足したのである。
九分に詳しく知りたかったらガイドブックかネット検索するのである。それが九份道である。ちなみに、十份という気球を飛ばしたり滝で有名なところもあるのである。そう考えると、１份から何份かまで地名があると推測できるのであった。

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