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ワタクシには香港に友人がいます。
人です。現在は香港で会社員として働きながら、アルバイトで日本語教師をしています(香港では複数の仕事をもつことは当たり前です)。
で、そんな彼女とWindows Messenger!でたまに話すのですが、先ほどワタクシが中国語の勉強を始めたと伝えたところ、こんなことを教えてくれました。
自分の教室に通ってくる生徒に、ヘンな人がいると。
どう変かというと、授業中ずっと床を見つめていたり、空を見つめていたりして、全く勉強しないのだそうです。そしてそういう人たちは共通して、ただ教室にきて授業を聞き流していさえすれば語学力が身につくと考えているのだそうです。何度このような考え方は間違っていると説明してもだめだそうです。
幼児が母国語を覚えていく過程では、あたかも聞き流しているだけのようにみえますが、でも実際は、かなりまじめに"学習に取り組んでいる"というのが本当のところだと思います。うちの姪が2歳の頃のDVDを見ると、まだ言葉がおぼつかない姪と母のこんな会話がありました。
母「今日のお昼はピザ。○ちゃんのお昼ご飯はピザ。」
姪「・・・」
姪「○ちゃん(の)は?」
母「○ちゃんも、ピザ」
母国語であっても、幼児が決してぼけっと聞き流しているだけで言葉を習得しているわけではありません。インタラクティヴな学習を通じて習得しているのです。
ぼけっとしているだけのために費用を負担できるヘンな人たちの環境は羨ましい
ワタクシはドイツ語の耳を作るために今こうしているときもDeutche Welleを流していますが、ちゃんと耳を傾けていないと、音声を聞いていない自分に気が付きます。たんに音を流しておけば身につく、というのも眉唾だと思います。
流れいてる言葉が母国語や既に一定水準の能力が習得できている言語でない以上、音に注意を払っていないと、それは単なるBGMにしかならないと思います。