森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.01.21
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事例1 人の評価が気になる 23歳 男性 公務員
私は仕事で、上司に命ぜられたことを報告しなければならないとき、報告する前から、その上司に叱られるのではないかと心配したり、また外部からの依頼文書に対して期限までに資料を添えた回答文を作成して送らなければならないのに、どこから手をつけようかと考えているうちに、期限が迫ってきてパニックに陥り、憂鬱になってしまいます。
次に対人関係については、他人と話をしていても、相手にあれこれと余計な神経をつかったり、また相手と共通の話題がないので、人と親しくなれません。友人が欲しいと思う反面、一人でいる方が楽だと思ってしまいますが、気が晴れません。

事例2 夫が姑にやさしくするのに嫉妬する
私の悩みは以前姑と言い争いになった時、夫が姑をかばった時から始まりました。どんなことがあっても夫は私の味方だと思っていただけに大変なショックで、喪失感を感じました。将来のことを考えると不安感に襲われ、不眠などもでてきて、絶望的な気分になります。その後、夫に私の気持ちを伝え、話し合い、夫のいうことがもっともだと納得できても、喪失感、不安感は消えません。あのトラブルの後、夫が姑にやさしくすると大変嫉妬してしまいます。悲しくなったり、腹が立ったり、冷静でいられなくなり、夫に冷たい態度で接してしまいます。

事例3 視線恐怖 22歳 女性 会社員
高校卒業後、民間の会社に入り、仕事や対人関係に気を使うことが多くなり、社会の厳しさを痛感しながらどうにか過ごしていましたが、2年ぐらい前の失恋をきっかけに、対人関係にすっかり自信をなくしてしまいました。人と対話していると胸がドキドキ緊張し、特に人の視線がこわくてまともに見られないのです。視線を合わせなければ失礼になると思い、無理に相手の目を見ようとすると自分の目もきつくなってしまい、自分の視線をどのようにすればよいのか、全く分からなくなってしまいました。特に一対一で話している時がきつくて、相手の話はほとんど頭に入ってこない状態です。
この頃は知った人と道でであっても気づかないふりをしたり、人との対話の機会を少なくするように努めたり、会社の同僚や学生時代のお友達との付き合いもできるだけ避けて、自分の殻に閉じこもることが多くなりました。


事例4 結婚していない劣等感に悩む 36歳 女性 会社員

一度しかない人生を、劣等感のため顔を伏せて生きていきたくありません。

事例5 異性とのつきい方に悩む 23歳 男性 学生
異性と話をするとき場がシラけたらいけないと思って緊張します。相手を面白がらせないといけないと思うのです。特に、若い女の子は、「ネクラはいや。真面目人間はダメ。面白くなければいや」という価値観を持っていると思うのです。面と向かって「面白いことを言って!」などといわれると、もうどうしてよいのか分からなくなってしまいます。
普段は無口なのに、デートのときには饒舌になり、かえって下手なことを言って、結局失敗して落ち込んでしまうのです。





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Last updated  2013.01.21 07:44:35
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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