森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.12.18
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さて、完全欲の強い人は、いったん動き出すと、ずるずると同じことをいつまでも
する傾向があります。
そのあいだ他のことに目が向かないことが考えられます。
これは神経症に陥り、自分の気になる症状に、いつまでも取りつかれてしまうこと
と同じことです。

また反対に、できないと思うと全く行動しない。
そして、意識はふがいない自分の心や体に向かい、自己嫌悪、自己否定するようになります。

それを解消するためには、整理整頓は、一挙に全部しようと思わずに、
今日は新聞の整理、明日は本箱の整理、そして次の日は寝室、

そして一週間でまたもとに戻るように、ローテーションを組んでみたらいかがでしょうか。

それから掃除は15分とか、30分とかの短時間にして時間になれば終わり、
というようにけじめをつけたらどうでしょうか。
多少未練があっても次の行動に移るのです。これは岩田真理さんが言われています。

また感情の法則から見ると、いったん沸き起こった感情は取り消すことはできないが、
行動を起こすことによって新しい感情を作り出すことができます。
そうすると古い感情は次第に流れていくということにつながります。

さらに言えば、「○○しなければならない」という「かくあるべし」は、
神経症の発症の大きな原因となります。
森田理論の学習によって、「かくあるべし」発生の原因、実態、
理想と現実の乖離による格闘などを学習されることをお勧めします。

体得する必要があると思います。
これは自分一人で行うのではなく、集談会などで相互学習することが大切です。
これらに取り組んで見られたらいかがでしょうか。





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Last updated  2013.12.18 06:43:16
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
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軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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