森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.10.11
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カテゴリ: 行動のポイント
ヨットマンの白石康次郎氏のお話です。
水産高校では研修航海に出ます。
船の中には危険なものがたくさんあります。
マグロなどを釣り上げたときに引っ掛けるでかいかぎや出刃包丁などです。
これらを使ったままそこらに放置しておくことは命にかかわる。
船が揺れた時に、それらが船の甲板を走るのである。
人の首や腹に刺さって亡くなるという事故が実際に起きている。
研修航海では、使った道具をきちんと元のところに戻して固定することをきびしく指導される。
(人生で大切なことは海の上で学んだ 白石康次郎 169ページ)


シート類はきちんとまとめておく。
急いで作業をするときに、足に絡まり、転倒するという事故が防げる。
部品の一つ、工具の一つも使った後は必ず元へ戻す。
急いで何かをしなければならない時に、探し物をするほどストレスがたまることはない。

神経症と格闘しているときは整理整頓など眼中にないのではなかろうか。
集談会などでも片付け、掃除をしなければと思っても、その気にならないという話を聞きます。
片付けを森田の実践課題にするというのはどうだろうか。
必要なものを3分以内に取りだすことができるようになることを、実践目標として掲げることを提案いたします。

私はインテリアの卸会社でメーカーへの支払業務をしていたことがありました。
メーカーからの請求書通りに仕入計上がされていると何も問題はありません。
ところが実際には差異が発生しています。
返品交換や大量発注による値引きが絡んでいるからです。

その時納品書がメーカーごとにきちんとファイルされている。
売上伝票が連番に整理されているとすぐに差異が特定できることを経験しました。
ここで3分以内に目的の伝票を取りだせるというのは、大きな能力だと思いました。

私の場合、蔵書が大量にあります。森田関係のノートもたくさんあります。
それから森田関係、仕事関係、パソコンのファイル、マンション関係、趣味の関係、近隣・親戚関係、通帳・財産関係、小物、事務用品、請求書や領収書、衣類関係などいろいろと整理しなければならないものがあります。


まず大まかに分類することから始まります。
意識としては大分類、中分類、小分類を意識しています。
蔵書でしたら数か所にまとめておく。
私は森田関係の本は一ヵ所にまとめています。
あとは著者ごとにまとめております。お気に入りの著者はすぐに取り出せます。
そしてよく利用する本は前面に出しておきます。
あまりみない本は半年に1回くらいは確認するようにしています。

必要な書類が山のようにあります。
これはKOKUYOのA4-1Fという黄色の個別フォルダーというのが役に立っています。
これに見出しをつけて、100均で手に入れたストッカーボックスA4に入れています。これは特に日付ごとにはファイルはしていません。
これだけでもすぐに必要書類を取りだすことができます。

整理整頓の方法は人様々だと思います。
整理整頓の必要のあるものも人様々だと思います。
これらの工夫例を情報交換することは大切なことだと思います。





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Last updated  2023.10.11 06:38:16
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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