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連休が明け出勤する。勤め先のネットワークが遅くなっていた。自分だけ監視対象になったかな?と思っていたら、周囲の人たちも遅いと言っていた。全体的に遅いのか。みんな一斉に update のせいだろうと、理由を推測する声が聞こえてきた。確かに update のせいなのは間違いないだろう。速度を律速する設備は何だろうか?ネットワーク設備の構成は知らされていない。ヨソ者に簡単に教える情報では無いだろう。単純に考えれば、回線を構成する光ファイバーだったり、メタルのツイストケーブルだったりする。やたらと情報統制が厳しい勤め先だ。本当は L3 ルーターか L2 スイッチにトランスペアレント・プロキシが入っているのでは?と思う事が有る。接続先の TCP port と直接コネクションが確立しているつもりでも、パケットを監視するフィルターを経由したり、送信元を偽装するため VPN を経由して別のプロバイダーから繋いだり、通信量を減らすためにキャッシュを経由している? 目に見えない経由が律速の原因?自営の野良サーバー相手に試せばある程度分かるかも... 自重しよう... 本当に夜に誰か訪ねてくるかもしれない。
2018.05.07
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NHK から契約変更手続きの書類が来た。電話で書類を希望してから 10 日ほど待った。おおよその内容は次の通りだった。受信状況に関することは廃止台数、受信機所持の状況、ケーブルテレビ(共同受信設備)、インターネット経由受信の状況、BS アンテナの有無だ。受信機の機種銘やブースターアンプの構成(あるいは共同受信設備の事業主体)などを記入する所は無かった。以下は記入内容のあらましだ。地上契約 放送受信契約書 (契約種別変更)日本放送協会 宛[A]日付:名前:住所:上記以外の場所に受信機を設置している場合の設置場所:放送受信契約の種別変更にかかる受信機の台数: 衛星 ( ) 台客番号: [A1] 受信出来る放送の種類に変更が生じた事由(1) □ 衛星デジタルテレビ・衛星デジタルチューナー(衛星デジタルチューナーつき録画機を含む)を持っていない(2) □ 衛星デジタルテレビジョン放送が受信できるケーブルテレビや共同受信設備、ひかりテレビ等に加入しておらず、BSアンテナもない(3) □ その他の事由 ( 自由記入欄 )[A2] 記入内容に相違無い旨に対する宣誓と 署名捺印[B] 衛星デジタルテレビジョン放送の受信設備の設置予定□ 予定あり (予定年月)□ 未定□ 設置予定なし以上を記入して次に宛てて送った。郵便番号 119-0101 郵便事業株式会社 渋谷支店 私書箱 130 号 (日本放送協会 御中)申込書を見ると、下の方に 2 次元バーコードがある。既にここに契約変更の旨が入っている?
2011.08.03
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何の気まぐれか、川向うの小岩の街を歩いた。目の前に携帯電話の壁が現れた。わたでん。検索してみるとテレビでも紹介された有名どころらしい。この様な小さなものは普通遠目では何だか分からないもののはず。不思議とこの壁を構成するものが何か一瞬で理解した。店の両側より観察する。どれも携帯電話だ。近くで見ると、街の埃と排ガスでくすんでいる。この様な状態で放置されている電子機器には不思議と心惹く感情が沸くはずなのに、沸かない。手に取りそのテクノロジーを観察し、自分の脳に記憶したい感情だ。何故だろうか、遠目からでもモックアップだと分かる何かが有ったからか。メッシュウオールに吊るされ、誰かの拘束下に有るからだろうか。画像を家でじっくり眺める。これだけの外観デザインが有り、これだけの設計が有り、今は無くなってしまったキャリアまで有り、そして利用者が居たはずなのに iPhone あるいは android 携帯の様なものは一つも無い。これらに投入された人的資源は iPhone に比べれは遥かに多いはずなのに。一体誰が画期的なデバイスを生み出せずに莫大な人的資源を浪費してしまったのだろうか?こんなに人的な資源を浪費してしまう国がこれから経済を立て直し世界に伍して行けるのだろうか?開発競争に負けた原因?この壁に縛られていただけではないか。
2013.05.02
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ハードオフで中古のダイソー製電源タップ L665 を買う。その場でL665 タップ リコールをネットで調べていれば買わなかったかもしれない。袋入りなのでジャンク扱いではない。買った動機は「変な盗聴器が入っていても、普通の No.1 + ネジだから簡単に調べる事ができそう」だった。上の画像のキャプションにある様にダイソータップ L665 に出ているリコールのうち、対象外の製品になっている。分解してみて個人的に不安に感じる作りだった。分解せずとも導体断面積が 1.8mm2 だと分かる。JIS 規格 "C3306:2000 ビニルコード" に示されている導体断面積は 0.5, 0.75, 1.25, 2 mm2 だ。1.8mm2 は無い。PSE は取れているのに JIS 規格では無い。日本の認証制度はややこしい。1 次補間で 1.8mm2 の許容電流を求める。1.25mm2 で 12A, 2mm2 で 17A なので 6.66A/mm2 だ。1.8mm2 の許容電流はおおよそ 15.7A だろう。1500W ギリギリ、モーターなどの低力率負荷で発熱が大きい可能性がある。差し込み口側を分解すると、変な盗聴器は出てこなかった。より問題がある状態だと分かった。受け刃に接続する部分で芯線の剥き出し長が長すぎ、少なくとも 2 本の芯線が切れてしまっている。ナイフで裂いた時に芯線を出してしまったのだろう。中古なので前の持ち主が弄った可能性もある。外皮の断面(カット面の合わせ)から恐らく製造時からこの状態だったと考えている。自分だったら加工不良と考える。ブッシングが付いているとはいうものの、曲げや引っ張りで痛みが進み、芯線断線、曲がりによるショートに進展する可能性がある。次の様に 2 本のコードを束ねて外皮を被せた構造だったら、加工不良は起きにくかったのかも。2024.6.12 追記: Receptacle 部分を付け替えるときにコードを加工したら、外皮と内部のコードは分離した構造だった。ほぼ同色なので見分けが付かなかった。受け刃の板厚が薄いのでは?と思うようになった。パナソニック製のタップ部品 WH-2164KWP を開けて比較してみる。目視で受け刃の板厚はパナソニック製のタップに比べて半分か 6 割程度の厚みだった。ノギスで測っていない。15A 通しても発熱は問題ない程度だったとしても、抜き差しを繰り返すうちに癖がついて、緩んだり抜けやすくなりそう。不安をリュースしてしまった。
2024.06.12
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請負先に持っていた治具の整理。治具の機能は良く有る CVCC (Constant Voltage, Constant Current) 電源だ。LM317 あるいは LM723 の様な 3 端子レギュレータで作れは簡単なはずの回路だ。スイッチを付けておいた方が良かったかな...負荷は充電回路 + 充電池 + PMIC(SoC 向け多出力電源IC)の上流側 だ。負荷条件と使用状況からくる要求は、出力電圧 2.8V to 4.4V出力電流は最大 1.0A (これより大きい余裕は無い方が良い)入力電圧 5.0V (USB AC adaptor)充電回路が働いたり、充電池の充電量によっては、出力電圧制御目標に対して、負荷が高い電圧になっていることもある。つなぎ替えなどの作業状況によっては、安定化電源の電源入力無しに負荷から電流が逆流することもある。充電池が入っているので手が触れたなどの軽い接触で、CV, CC 設定が変わらない。いくつかの充電池の残量状況を狙ったような出力を出したい。設定変更中でも負荷に高い電圧を掛けない、電流無制限にならない。おまけの要求は、OP アンプを使用した回路向けに非対称でも良いから正負出力電源が欲しい。なるべくノイズは小さめ。負荷電流に対して 1V/1A 出力を出して、アナログメーターに繋ぎ動的な変化を見たい。回路は次の様になった。主要な CV, CC 帰還と出力部分は昭和の時代で良く見たトランジスタ回路設計教科書にあるようなディスクリートのトランジスタと LM358 を組み合わせた回路で構成した。小さな CVCC 電源治具 PDF 回路図 小さな CVCC 電源治具 PDF 回路図 ソース(bsch3, LTSpice)回路の要点は次の通りだ。LDO のシリーズレギュレータ電流センスアンプ部分は 0.1 Ωの両端電圧を x10 倍する回路を入れる。これで 1V/1A 出力が得られるCV 設定, CC 設定とも固定設定 x 4 でスイッチ切り替え式スイッチ切り替えで並列に on の場合はほぼ中間の設定切り替えスイッチ全て off でも過電圧・過電流にならない逆流しても壊れない半導体部品は手持ちでジャンク袋入り・特売品を中心から選択おまけの機能として、OPアンプ向け正負電源 7.66V, -2.74V 出力(入力 4.95V, 無負荷, 実測, 入力電圧を 6V にすればもう少し高くなる)このまとめを書いて気になる点が出てくる。C14 (OPアンプ向け正負電源の正側平滑コンデンサ) の耐圧を 25V にしておくべきだった。25V にすると 9V または 12V を入力した場合、余裕を持って正側を 15.7V または 21.7V を出せる。安易に出力側のコンデンサ C17 1000uF/16V を入れずに発振対策をすべきだった。回路は CVCC 電源部とオペアンプ正負電源生成部に分けて LTspice でシミュレーションしている。CVCC 電源部は次の回路でシミュレーションした。CVCC 電源 LTspice シミュレーション回路図 PDF素の LTspice を使う場合は LM324 を LT1006, LED を LTspice に組み込まれた適当な品種に置き換える(LTspice souce に BatAssistBuild-LT1006.asc として入れてある)。オペアンプの電源は電圧源で簡単に作ってある。スイッチと矩形波発振器で通常負荷と過負荷を繰り返す回路を負荷にする。オペアンプの電源に負電源を使っているので、CV, CC の帰還回路をダイオードによるアナログ的な AND 回路で合成できる。CC 動作時に出力を 0V まで絞れる。通常負荷と過負荷状態を繰り返した波形は次の様になる。出力側のコンデンサが大きいので CC 動作に変わるときに電流のオーバーシュートが大きい。オペアンプ正負電源生成部は次の回路でシミュレーションした。回路方式はバイポーラ・トランジスタで構成した素朴なチャージポンプ回路だ。三角波発振回路を構成し、発振回路中の矩形波で出力トランジスタをドライブ、コンデンサを充電・放電する。オペアンプ正負電源生成 - LTspice シミュレーション回路図 PDF今時なら専用 IC を使うか、C-MOS 74HC シリーズで IC 1 個で作る回路だ。動作波形は次の様になる。出力は LC フィルタで平滑し、正負ともリプルは 100uV 以内に入っている。LDO レギュレータを追加せずに使うことにした。手元に戻ってきた。CV, CC 設定用の半固定抵抗器は再設定、乾電池、NiMH の代わりにするとなるとリファレンス電圧源も修正かな。
2019.07.15
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デジット閉店セールで 1 素子の LED も色々と買った。これらも試しに点灯している。前回の blog と同様、赤色系の明るさ比較に使っている LED は OSHR3131P を直列に繋いでいる。DB-14-RD ブラケット付き LED だ。ブラケットが欲しかったので買った。LED は「暗いだろう」と思っていた。LED の足は僅かに長さが違う。調べてみると短い方がアノード(+)だ。長い方がカソード(-)になる。1mA で光らせてみる。画像を見たときに「え?写るの?」と思ったほどに暗い。10mA で光らせてみる。ようやく視認できる程度だ。手で庇を作って視認する LED だ。DB-14-RD のブラケットは突起部分を外からドリル刃で削れば取れる。φ 0.8mm ~ 1.5mm の基板穴開け用ドリル刃が使えるはずだ。1.5mm ドリル刃で削って取った。削らずに引き抜くのは無理そう。φ=3mm の LED が丁度良く入る。緑・青系の LED を光らせてみる。比較用 LED は OSNG3133A だ。今時の基準で普通輝度の LED、2mA くらいの電流で十分に視認できる。GL2EG6 は先端が尖った形状の LED だ。昭和の時代ラジカセやプリメインアンプのセレクターインジケーターとして使われた形状だと思う。黒塗装されたアルミパネルに小穴を開けてそこに LED を差し込んで使っていた。1mA を流して点灯。デジカメの絞りが OSNG3133A の方に合ったせいで殆ど光ってないように見える。10mA を流して点灯。これなら見える。発光面積が先端に集中しているのが視認性を不利にしているのかも。幅が狭いので複数 bit 表示には有利なはず...明るさで当たりだったのは UB3814Xだ。1mA で点灯した場合で十分に明るく比較用の OSNG3133A より明るい。乳白色の拡散タイプなので素子はもっと明るく発光しているはずだ。10mA で点灯した場合は眩しい。直射日光下などの特殊条件でも十分に使える。明るい LED から売り切れていくよなぁ...
2021.05.29
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まず、私も「にわかに繋いでみて、探っている」レベルです。ですので、7200.11 を復活する方法について、「試していない。」というのが現状です。自分が集めた情報は、7200.11 が BIOS から認識できなくなった場合の復帰方法、Seagate ハードディスクのシリアルポートコマンド解析です。forum.hddguru.com により詳しい情報が集まっているようです。シリアルポート(RS-232C) を繋いで入力したコマンドに対する応答が「どうも思った通りではない」という場合は、そのエラーメッセージ等を google などで検索してみてください。forum.hddguru.com が結構ヒットする様です。 7200.11 復帰方法のページにある Reference files(直接リンクは弾かれるかな?) を解凍して pdf を読んでください。そして、作業をイメージしてください。BUSY 問題(恐らく BIOS 認識出来ないか PC が起動しない問題)の復帰手順に基板を外す作業と取り付ける作業が有あります。 基板を通電状態でアッセンブリ(機械部分)に取り付ける様です。通電しているのでドライバの先、衣服のボタン、指輪などで基板をショートさせたりしない様に注意が必要です。必要ならば、コネクタが接触不良にならない様に注意しながら、マスキングテープ等で保護しておくとよいと思います。また、非通電状態で何度か作業を練習するなり(あまり練習するとコネクタを痛めます)、壊してもよいドライブが有れば、それで練習するのが良いと思います。 PC のシリアルポートは出来れば USB to RS-232C コンバーターではなく、マザーボードの COM ポートを使用することをお勧めします。USB to RS-232C コンバーターは出来が良くないものが多いです 参考。最新のマザーボードには COM 端子が背面に有りません。しかし、面倒でも COM ポートバックパネルを取り付けて、PC のマザーボードにある COM ポートを使ってください。 2.54mm ピッチのピンヘッダ圧着端子は HDD のシリアル端子に挿しても抜けてしまいます。私はヒロセの DF1B-2428SC を改造して使いました(これもピッタリではない)。千石電商の 2520-10GT の方がより適合しているかもしれません。 作業中は静電気の発生に注意してください。特に立ち上がったりするときに大きなエネルギーの静電気が発生します。グランドに触れながら、立ち上がる、作業する等の工夫をしてください。 コマンドからの判断ですが、Grow list(出荷後の欠陥ブロックリスト)を消してしまうようです。従って、場合によっては、いくつかのファイルやディレクトリが欠陥ブロックを含むようになり、ファイルが壊れたり、ディレクトリが脱落する可能性が有るようです。秋葉原界隈では、新品、中古とも Barracuda 7200.11 は入手困難になってしまった様です。秋葉原も、一般向け商売でないとやって行けない場所になったのかもしれません。関連日記ページへのリンク 2009.1.25 以降追記調査開始(シリアルコンソールポート探索編)シリアルコンソールポート接続ロック解除手順についてシリアルコンソールポート接続回路シリアルコンソールポート電圧調査ST31000333AS シリアルコンソール端子特性測定シリアルコンソール接続治具(市販品)検討代替ブロック(セクタ)発生
2009.01.21
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土曜日の病院帰りのこと、急に雨が降り出していた。デイリーヤマザキが目の前に有ったので、傘を買う。たしか 380 円だったか。自動ドアが開き、1 歩を踏み出すと同時に傘を開く。上手く開かない。骨が一本曲がるのが見えた。え?そよ風の様なビル風しか感じないのに。曲がりを手で直す。今度は傘が裏返った。やっぱりそよ風の様なビル風なのに。骨が分解するのが見えた。この傘で 移動しようとした距離は 300m。1 秒 1 m で変形、30 秒 30m で破壊。手元に有るのはクシャクシャになったビニール(ポリエチレン?)シート、分別不能なプラスチック塊がくっ付いた金属の棒。こんな物が平然と売られているのに、こんどはインフレ政策?
2012.12.03
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千石 1 号店 地下 1 階のレジに電解コンデンサのジャンク袋が 350 円で有った。中身は東進工業 UTCM シリーズを中心に詰め合わせた様だ。スリーブ色とノギスで測った大きさで判断している。UTCMS シリーズよりは大きく、UTCM シリーズの寸法と比べても、規格の範囲内で大きめだ。仕分けしてみる。47uF35V, 10uF35V, 4.7uF35V, 100uF16V, 47uF16V, 33uF16V, 22uF16V, 10uF16V, 100uF6.3V が入っていた。規格表に照らし合わせると、おおよそどれも容量に対して大きさが最小(あるいは次点で最小)になっている製品のうち、最大耐圧の製品が選ばれているようだ。積層セラミックコンデンサに置き換わっていく容量範囲なのかなぁ。
2015.05.02
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家庭内の DHCP サーバーの 2 重化を実施する。設定の仕方は検索して出てくる通りなので割愛。日本語の man page 内容は古い。failover の設定記述が無い。export LANG=C で英語のマニュアルを参照する。設定が終わり、/etc/init.d/dhcpd configtest で文法エラーをテスト問題なし。dhcpd を primary, secondary とも再起動する。DHCP client になるマシンを起動する。次の様なエラーか primary 側 /var/log/messages ファイルに記録された。dhcpd: DHCPDISCOVER from 08:00:27:f0:c1:a6 via eth0: not responding (recovering)時刻が合っていないと発生する様だ。primary, secondary とも {ntdpd 停止 - ntpdate 再起動 - ntpd 起動} をした後、dhcpd を再起動して解決。それにしても、ntpd が起動しているのに時刻がずれるのはなぜ?時刻ずれで dhcpd が止まってしまう... 却って脆弱になった気がする。
2013.03.24
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秋月 Web ページを見ると 2013.7.12 に M1015B が新デザインに変わっている。AC/DC レンジとも最大 300V となった。見た目も少し角ばったデザインになっている。新型になる前から値段も 600 円から 1,200 円に変わった。何か変わったのかと思い新 M1015B を買ってみる。分解してみると、リード抵抗器がやたら少ない。基板は嵌め込み式だ。配線はメーター部分を除き金属板になっていた。接点側の面を見てみる。チップ部品で回路を構成していた。コストダウンをしたと思われる。ロータリースイッチ部分は固くなっていた。ボディをしっかりと持たないと回せない。グリスが充填してあった。固さはバネの強さを強くしたか、擦動部分の形状に因るものだろう。旧型の M1015B も併せて見てみる。新型はメーター部分は 300V の赤点が増えたのと全体的に文字を打ち直した様だ。CE マークが削除されている。スイッチ部分もデザイン変更されている。相変わらず交流レンジが左だ。旧型はリード部品で構成されている。手描きと思われる基板のシルク印刷は味が有る。抵抗器の定数を見てみると新型と違う値になっている個所が有る。何らかの改良が有ったのだろうか。ロータリースイッチの接点構造も変化していた。内輪が新型では 1/4 周分程度しか無い。チップ部品だと環の内側に配線できないのと、小型化で環の外側だけでも回路を詰め込むことができたのが理由だろう。(2014.3.22 スイッチの環数訂正 削除: 旧型は 3 環だったのが新型は 2 環になっている)既に全世界的にリード部品は絶滅危惧種?
2014.03.21
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30 代前半まで半導体製造装置会社に勤めていた。後工程の装置だ。日立那珂工場の名前も良く耳にしていた。あの当時は高崎とか大甕にも半導体製造拠点があった。どうなったのだろうか? ニュースネタにたまにはダラダラと書いてみる。勤め先も国道 50 号線沿い内陸工業地帯の一角だった。良く営業エンジニアが行っていたなぁ。あんまり深く触れると、勤め先の当てが付いてしまうな...ルネサスの偉い人が、1 ヶ月で操業再開と言っていた。うーん、ラーメン屋でボヤ出した後に営業再開する感覚で言っているのかなぁ。ちょっと会社情報を見てみる。金融出身か...技術を解っていないような。お金という尺度で、問題点や現状を判断しているのだろう。お金は誰かの目を通して付けられた値だ。物理的な状態に対して情報が失われた値だ。半導体製造装置の火災対策は特殊だ。電源ラインにはアンペア漏電遮断ブレーカーがあるのは当然として、非常事態発生時には完全遮断するマグネット・コンタクトが入っている。装置本体、周辺に配置する制御コンピュータ、モニタ、コントロールボックス、全てが電源断になる。温度異常、冷却水循環異常、機構リミット、手動停止ボタン、そして煙探知機だ。煙探知機を内蔵するするのは半導体製造装置の事情だと思っている。後工程装置であっても、ある程度のクリーンルームに設置される(前工程にも入る)。ちょっとした煙でもクリーンルームを汚染してしまう。視認できずに臭いでしか分からない程度の発煙でも遮断する。放射性物質アメリシウムを使った煙探知機だ。危険物質なので、当時代替品を検討していた様だった。自分が勤めていたときには、全面的に代替品採用に踏み切らなかった記憶がある。職場で放射性物質マークが付いた部品を当たり前のように目にしていた。一度煙感知器が動作したところを見たことがある。廊下に部品が焼けた臭いが漂ってきた。「え?何処?」開発用の装置が並ぶ実験室に入って、臭いが強くなる方向を探し、ブレーカーが入っているけれど、コンタクト断になった装置を探した記憶がある。実験室に入っても煙を視認できず、装置を探し回った。「止まっている。これかなぁ。何処の課で使っていた?終夜運転?」なんて言いながら、探して「積もりの稼働状況」と「今の状況」に食い違いがあるか確認して回った。恐らく他の半導体製造装置も、厳重な安全装置が入っているはず。炎が上がるまで止まらない装置なんてあるのだろうか?まさか安全装置を切っていたか、リミットを上げていた?後工程の半導体製造装置は組み立て開始から、出荷まで長かったよなぁ。フレームの状態から、出荷梱包が済むまで 2 ~ 3 週間くらいは掛かっていたように記憶している。嫁ぎ先のメーカー・工場名のイニシャル + 連番号が組み立て中の装置に付けられていた。工程の移動具合が分かった。工場で初号機に添い寝するようにデバッグをしていたときに、他の架組中の装置を目印にフロアを移動していたら、「あれ?別の場所?」と迷ってしまったっけ。
2021.03.23
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商用電源監視サーバーのグラフ作成が 2/29 以降 1 日進んで行われる問題が生じていた。閏年で追加された 1 日の扱いに問題がある様だ。2/29 なのに 3/1 として描画されている2/29 の正しい描画在宅勤務中は纏まって時間が作れず放置していた。4/1 から業務請負が無くなったので、ぼーっと考えつつ修正を行う事にした。日付間違い修正する直近 10 分間のグラフを表示する過去記録を参照できるようにする1日全体のグラフを作成するサーバー再起動時にグラフ修復処理を強化する単に日付を直すだけなのに... 欲張った。グラフを描画する gnuplot の日付機能に問題があるか上手く制御できていない。最新版の gnuplot を再コンパイルするのは困難だった。稼働している Linux distoribution のバージョンではライブラリ群が古く不可能に近い。Virtual Machine を作成し新しい Linux distoribution をインストールする。その中でグラフ描画をすることにした。今時は container かもしれない。請負業務で container (docker) を使っていてイマイチ感があった。古臭く Virtual Machine を仕立てて分離とした。VM に分離したことで、本番環境に変化を与えない実験環境を作れることもメリットになると分かってきた。現状の問題を踏まえて gnuplot は source code から build できる様にした。パッチを当てて解決すれば 2 ヶ月も時間は要しない。色々と苦戦していて、手順はまとめきれず。とりあえず要点だけ。Ubuntu 22.04 で実施apt-get source ができる様に /etc/apt/sources.list を準備apt-get source gnuplot を実施 (必要な -dev package を全部取り込む。実際はかなり手作業でも入れている)gnuplot を git から取得 (git clone https://git.code.sf.net/p/gnuplot/gnuplot-main)tag 5.4.2 を起点として branch を作成 (git branch 5.4.2-local 5.4.2; git checkout 5.4.2-local)gnuplot source code tree の根元で、準備スクリプト実行 (./prepare)configure (./configure --with-qt=qt5 --enable-qt (リンク先は configure.log))makegnuplotの仕様変更(なんでこう open source って変えたい病を患うのだ?)に追従しつつ、機能強化を実施、約 1300 行追加、220 行削除(自動起動などの周辺込み)となった。構成が複雑になった。障害ポイントも倍以上増えただろう。サーバーを監視する機能も要強化かな。サーバー重いな... 壊れるまでは Celeron J3160 に仮想マシンを抱かせるか。高負荷でトドメ?
2024.05.31
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昨日のことだった。何かの雑誌のコピーをもった学生さんが、千石の 2F で 1N4148 を探していた。確か千石には 1N4148 はない。ちょっと声を掛けようかと思った。目の前の 1S2076A を使っても殆どの場合は問題ない。1SS133 でも良い。ちょっとした回路だったら、スイッチングダイオードなんてどれでも変わりない。コスト計算でも風当たりが強い所だろう。逆回復時間、端子間容量、逆電流などシビアな要求が有れば別だけど、でも周囲温度や実装で大きく変化するパラメーターだ。もし、必要な特性が有るのなら別の目的を持った(構造が違う)ダイオードを当てる。と、長々と講釈を垂れても多分聞いてくれないだろうなぁ。ん? 1N4148 は秋月に有るじゃないかって?残念、時間は 18 時過ぎ、あっ、マルツに行けと言えば良かったかな。
2006.09.24
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Final Data Photo Recovery 9.0 をダウンロードして 64G byte SD card に格納されたファイルを復活しようと試みる。ダウンロード価格 3,847 円、先に結論を言うとお金をドブに捨てたのと同じだった。ケチらず "Photo Recovery" が付かない Final Data を試せば良かったのかもしれない。追い銭はゴメンだ。main PC からアンインストールする。事の発端はクリックミスで画像データを紛失する事故から始まる。本当はクリックミスの積もりはなく、ウインドウからマウスカーソルがはみ出してしまい、explorer 上にボタン押し状態でカーソルを乗せただけだった。んー、その何だ、最近の Windows 10 は「予測できない」/「元に戻せない」/「どうしてそんな反応をする?」動作が多すぎないか。「全てのオブジェクトは反応しなければならない」とか「どの操作にもメソッドが割り当てられるべきだ」とか変な拘りがある様に思う。一息ついた後、ubuntu (実際のディストリビューションは lubuntu) の teskdisk package に含まれる photorec を使ってファイル復活をする。十分に満足がいく結果だった。タダで済んだのだ。ダメな状況をテストで確認する。Final Data Photo Recovery 9.0(長いので FD-PR.9 と省略) を sub PC の Windows11 PC にインストールして、復活を試す。方法は、復活用のコンテンツを用意する (4703 files, 38 directories, 3.17GiBbytes)SD Card media を zero fill する(32G/64G byte, FAT32/exFAT の組み合わせを網羅する枚数を用意)SD Card media を exFAT, FAT32 でフォーマットする({64Gbyte, FAT32} の組み合わせは Linux を利用)SD Card media に用意したコンテンツをコピーするコピーしたファイルを Windows の explorer で削除するFD-PR.9 で削除したファイル復活を試みる注: 実際はさらに多数の状況を確認するため clonezilla で複製を作っている。結果は次の表の通りとなった。capacity は SD card の容量、File System は SD card に施したフォーマット形式、Can Recovery? は復活できたかを示す。capacity (byte)File SystemCan Recovery?32GFAT32Imcomplete32GexFATNo64GFAT32Incomplete64GexFATNoフォーマット形式を exFAT にした SD Card の削除ファイル復活しようとすると 32G/64G byte とも操作が無限ループしてしまい、そもそも復活処理を始める事ができない。結果は "No" だ。フォーマット形式 FAT32 では一見すると復活できた様に見える。元の画像も見ることができる。バイナリダンプをしてみるとファイル末尾にゴミデータが付いてしまい完全な復活はできないことが分かった。詳細は後述する。結果は "Incomplete" だ。FD-PR.9 の about dialog をこの日記の始めに貼り付けた。最終更新年が 2010 年だ。14年前、この時点で Windows10, Windows11 で動くほどに完全なものが出来上がっていたかというと、これから見ていく通り疑わしい。問題を見ていこう。「操作が無限ループして復活処理が始まらない」順にウイザード形式のダイアログを追っていく。exFAT でフォーマットした SD Card に入っている削除ファイルを復活するため FD-PR.9 を起動すると「ドライブ選択」 - 画面にリムーバルディスクが現れる。一見正常そうだ。4 回「次へ」をクリックするとこの画面に戻って無限ループすることはこの時点で予見できないだろう。物理ドライブを選択するルートもある。この先に複数のドライブ選択がある。どのルートを選んでも正常動作しない。選択したはずの USB SD card reader のアクセスランプは点滅しない。「復元したいファイル種類の指定」 - ファイル種類を選ぶ、復活したい種類に絞っても無限ループから逃れることはできない。「ファイル拡張子の選択」 - 拡張子を詳細に選択する。このダイアログで FD-PR.9 がおかしい事に気づく。"すべて選択" チェックボックスが重なった表示になっている。画面レイアウトの問題だ。新人研修課題レベルの修正で済むはず。今時の Windows はスケーリングするので新人にとっては難度は少し高いかもしれない。問題が放置されている。販売ページでは現象を把握している記述が見られる「実行したとき、拡張子の選択画面内のチェックボックスにずれが発生し~」、言い訳するくらいなら修正するのが良いと思う。「スキャンの詳細を設定」 - ここに罠がある。FAT32 の場合はスキャン(復活処理)に進む。進んでも "自動的にファイルを復元" にチェックを入れているとメモリ不足でスキャンが停止してしまう。メモリ不足で停止する問題は動作試験で気づくと思う。何かと話題の試験不正? exFAT メディアの場合、スキャンの種類に何を選んでも、"次へ(N)" をクリックすると「ドライブ選択」へ戻る。エラーダイアログもでない。exFAT の場合はここで詰む。「メモリ不足でスキャンが停止する」この問題はウイザードの選択で回避可能な問題だ。初めて遭遇した場合は途方に暮れる。"自動的にファイルを復元" を指定しているとスキャン(復元処理)の途中で停止する。再開を期待し途中結果を格納した SCF ファイルを保存することもできない。主記憶 32Gibyte 搭載していてメモリ不足が発生している。自動保存は選択せず、スキャン完了後にファイルを全て選択して保存することはできる。恐らくメモリリークが発生している。自動保存だとメソッドの呼び出し順が影響してメモリ断片化が起きるか、ラッパーを被せてコピー処理を呼び出していて、ラッパーに問題が潜んでいるか。修正難度は入社 2 ~ 3 年目くらいの若手が取り組めるバグだと思う。お手上げだとして、"自動的にファイルを復元" を塞げば良いはず。FAT32 の場合で 2 つの難を乗り越えるとファイルを不完全ながら復活できる。復活したファイルは元のファイルと違っている。ファイル末尾にゴミデータが付いてしまう。この違いは Linux (ubuntu) の photorec では発生しない(見落としていても 2, 3 個程度)。ゴミデータが付く前のファイル復活でゴミデータが載ってしまったファイルFinal Data Photo Recovery は既に終わっていた。
2024.06.06
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秋月で売っている 600 円テスタ MASTECH M1015B を買ってみた。素性が分からない回路に真っ先に当てるのには都合が良さそうなテスタだ。まず、外観的に色々と追っていく、電池が付いている。すぐ使うには好都合だ。交流電圧レンジが左側に配置されている。普通のテスタを使っているとまず戸惑うところかもしれない(外国はこうなのか?)。リードの針にキャップがある。しかし、接触は良くない。0 OHM ADJ をしようとしてもかなりフラフラする。説明書では 250V AC/DC 以上の回路は危険だから測るなとある。レンジは 500V AC/DC まであるが、危険承知ということだろう。ちなみにリードに耐電圧規格と思われる電圧 2000V が書いてある。中身は、裏のネジ 2 つを外して空ける(一つは QCPASS シールの下かもしけない)。基板を止めている 3 つのネジは外さないほうが良い。ネジ山が無くなってしまう。自分が買った個体の問題かもしれないことを断っておくけど、どうも Full Scale 近辺以外は少し高めに測定値が出る傾向にある。フルーク 179 と M1015B の測定値を比較した表だ。フルークの測定精度はとりあえず目をつぶる。F179測定電圧 (V)M1015B測定電圧 (V)0.0000.000.5000.511.0001.041.5001.562.0002.052.2002.252.4002.432.5002.50グラフに対比のため X=Y (linear 黒) を示してある。スケールの中間辺りが、高めに出て、フルスケールで一致する。調整ずれのせいか?でも、調整で直りそうも無いずれだし。他のレンジでも似たような傾向だった。癖が分かっていれは使えるテスタだ。
2006.09.03
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朝緊急地震速報を知らせる携帯電話の音で起きる。鳴動して 20 秒くらいで起きて正座する。ん?地震が来ない。遠いのか。パソコンに向かい調べてみると富山県が震源地だった。余震が続いているのか、あるいは新たな活動か。商用電源監視サーバーから記録の取り出して商用電源変動を見てみる。緊急地震速報が到達したと思われる 06:31:50 から 電圧と周波数が急上昇する。僅かに傾斜があるので速報到達から、広い範囲で手動あるいは自動で機械類が停止したのだろう。恐らくは、運転士が電車を止めたか加速を緩めたことが現れている。3 分後に周波数低下のピークが来ている。これはテレビやパソコンを点けて情報をみる行動に対応していると思われる。良く見られる地震時の商用電源変動だった。関東圏ほぼ揺れなくても、大きな電源変動が起きる。大丈夫なのかなぁ。地震速報受信時はリレー類の閾値変えているのかなぁ。
2024.06.03
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秋月の USB オーディオ基板の低消費電力化を画策している。目標は 3pin ステレオ・ジャックで接続する PC パッシブ・スピーカーが鳴ること。USB バス・パワー 500mA で動くことだ。デジタルアンプ IC を止めてみることにした。しかし、次の通り +5V 電源電流 Ivbus は 366mA から 346mA になっただけだった。SLEEPMUTEIvbusHiHi346mALoHi366mAつまり、UAC3552A に電源を供給するだけで 346mA を必要としている。LTC1735 で 12V 程度に昇圧してから 78M05 で 5V100mA に降圧する回路が原因らしい。TA1101B MUTE=Hi, SLEEP=HiTA1101B MUTE=Hi, SLEEP=Lo実は既に LTC1735 で 12V に昇圧する仮の回路(LTSpice ソースを zip でまとめてあります)で試している。やはり、測定結果に近い結果を得ている。時間が遅いので今日はここまで。次:LTC1735 昇圧回路の消費電流見積もり UAC3552A の電源供給だけで 約 329mA前:改造なしでヘッドホンが鳴る。Linux 認識結果
2008.10.28
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外気で涼もうと、クリップファンを回した。雑然と放置状態だったのを暫くぶりに使う。使い始めてみて思い出した。風が前に出ない扇風機だ。ファンは回っているれけど、風が殆ど横に逃げてしまう。羽の上を滑った空気が遠心力で外に飛ばされていると思われる。首を振っても風は来ない。結局クーラーの出番となった。音は大きい。集中した気を散らかすように飛ばす能力は高い。
2010.06.25
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17 年間使用してきた電子レンジの時間設定用つまみ(ロータリー・エンコーダー)が効かなくなっていた。10 回くらい回して 10 秒進む程度になってしまった。意を決して修理することにした。先ず内部にコンデンサが有る。その充電が抜く必要がある。コンセントからプラグを抜き 30 分待つ。電子レンジは内部に高圧部分があり、自己修理は勧められない。自分も覚悟の上だ。東芝 ER-CX1 (H) 製造は 1995 年 1 ~ 6 月だ。就職祝いに買ってもらった品だ。17 年間ずっと自分の食事を支えてきた。既に修理対応期間は過ぎているはず。エンコーダー以外の部品も劣化が進んでいると思われる。少なくとも後数年は頑張ってもらおう。修理のため底を見てみる。開けるべきところか確認する。こうやって見回してみて、彼方此方にネジが付くべき場所にネジが無い事に気づく。底面では重い高圧トランスを支えるネジが無い。トランスから出た足を挿し込んであるだけだ。カバーを開けると高圧ブロックが目に入る。中央上にマグネトロン、中央下に高圧トランス、右下奥にコンデンサ、多少煤けている。目立った焼けは無い。トランスに 2 次 AC20000V と書いてある。目的の制御基板は左側にある。画像を何枚か撮り、配線を戻せるようにする。上部の接地線を固定しているネジを外すと、制御器基板はフロント部分ごと外れた。各ブロックでネジの長さが微妙に異なる。基板に少し焼けがある。まだ使える程度だろう。左にカスタムマイコンが見える。今の携帯機器に入っている SOC チップの先祖に当たるものだ。こうやって日本もマイコンを作ってきたのに、世界中で使われる SOC チップは開発できなかった。強いて言うとルネサスの EMMA シリーズくらいか。この電子レンジが作られた時点で「世界で使われる」という視点は無かったのだと思う。カスタムマイコン故、この電子レンジ(のシリーズ製品)で使われれば良しとする設計だったに違いない。型名に CX1 が付いている。この電子レンジの型名の一部だ。恐らく 10 ~ 100 万個程は製造するから、「カスタム設計の方が安い」と言う事で、シリコンのマスクも、ROM Code も起こしたに違いない。それは 100 万個しか売れないデバイスなのだ。製品が代替わりすれば、他に使うものが無いデバイスだ。こうやって大量に使うからカスタム品を作るという事を繰り返し、単一製品では安いけれど広がりが無い物ばかり作ってきた。日本のメーカーがカスタム品に人的なリソースを注ぎ込んでいった傍らで、海外の半導体メーカーは日本製デバイス研究した。彼らなりの結論として汎用的な SOC を作り上げてきた。検索すればだれでもデータシートが手に入り、Linux が動き、Android が動作する。世界の誰でも使えるデバイスを完成させていたのだ。小規模マイコンも PIC, AVR, Cortex-Mx 系 の小型マイコンが溢れている。だれでも開発ツールが手に入る。修理の話だった。制御基板をパネルから外した所で、右下にロータリー・エンコーダーが見えた。やっと辿りついた。覗き部分が煤けていたので拭いて綺麗にする。エンコーダーは予想と違い、基板と独立していた。専用の金具でケースに固定され、手を掛けて回す時に掛かる力を考慮して有った。それでも動作不良だったと言うことは、接点がやられたか。半田クラックは目視で無かった。念のためエンコーダーの端子部分の半田をつけ直す。エンコーダー内部を電子部品クリーナースプレーで吹き、CRC-556 を掛ける。こうしてしまうと元々有った油脂を溶かしてしまう。悪い結果も考えられる。組み立て直して試運転する。リレー接続は間違っていない様だ。レンジ、オーブンとも動作する。ロータリーエンコーダーも気持ち良く動作し、意図通りに時間設定できる様になった。さて、早速今晩の飲み物を温めてもらおう。これからも頼む。
2012.10.26
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土曜日に久しぶりに本八幡駅へ出る。北口駅前にあるハタビルの外壁に掛かる看板が少ないことに気づく。塗装の剥がれと水垢も目立ってきた。そろそろ再開発なのだろうか?スケールメリットを考えると駅側にあるビルも一緒に再開発した方が良さそうか。かつては映画館、ボーリング場、時代の変遷と共にゲームセンターを併設したビル。小さいときに映画を見に入った覚えもある。今は空きフロアに見える 2 階か 3 階のレストランにも入ったことを覚えている。右側の袖には赤色 LED の電光掲示板が付けられて、ニュースや地域情報が流れていた。昭和 50 ~ 60 年代において情報の送り手と受け手の接点となっていた。今時の言葉で言えば、「意識高い都市」の雰囲気を出していた。ハタビルが建った最初の頃は、上の画像の様にビルの前にバスの発車場が無かった様に記憶している。昭和 45 ~ 50 年 頃のことだ。殆ど記憶に無い。国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスで航空写真を見ると、ハタビルの前に低い建物が並び、駅前は「四角い」ロータリーになっている。「そうだった!」「そうなのかな?」という 2 つの思いが混ざる。たしかハタビルの入口は今ほどに開放的では無く、何か奥まった所へ入っていった記憶がある。大人の洞窟の入口的な...バスの発着も本八幡駅南側にあった車庫と行き来をしながらの運用だった。駅前に車庫の様にバスを並べ、暫く休んでいたかと思ったら、南側車庫に回送になり、「残念、出発はもう少し先だなぁ」と思ったり、南側車庫から回送でやって来たバスが再び並び、「こんどは何処行き?」と期待して外れた記憶がある。小さい頃の「町へお出かけ」という記憶も、もう少ししたら写真の向こうになってしまうのかな。
2018.08.04
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千葉県房総半島地域の停電が長引きそうだ。車の 12V バッテリから電源を得て AC100V に変換する DC/AC インバーターを使って家電を使おうとする動きがある。うーん、疑似正弦波出力の DC/AC インバーターを使うと昔からある鉄芯式安定器を使った蛍光灯、単相誘導電動機(モーター)を使った家電製品、高圧トランスを使った電子レンジを壊す可能性がある。値段が高くても、「疑似」が付かない正弦波出力の DC/AC インバーターを使った方が家電を壊す可能性は低くなる。自分の身の回りにある家電で思いつく製品をあげる。・正弦波出力タイプを使わないと壊れる可能性か大きい家電蛍光灯、冷蔵庫、洗濯機、扇風機、掃除機、電子レンジ(重い物 50/60Hz 切り替えがあるもの)、エアコン、井戸ポンプ、電動工具・正弦波出力タイプを使わないと壊れるかもしれない家電LED 電球(大丈夫な場合もある)、パソコン、テレビ自分の身の回りで思いついた家電なので、網羅できていない。方式によっては壊れない/壊れる場合もある。DC/AC インバーターを使うのであれば、壊れても困難な状況に陥らない家電製品で試すのが良いだろう。疑似正弦波出力の DC/AC インバーターを使うと家電製品が壊れてしまう場合を LTspice シミュレーションで見てみることにする。インバーター回路のうち DC12V を約 DC141V に昇圧する回路は省略し、市販品で良く見られるフルブリッジ出力構成に代えて、ハーフブリッジ出力構成にする。出力特性を大きく変化させず、回路が簡単で波形測定が簡易になる。この blog のLTspice シミュレーション回路は zip ファイルでまとめてダウンロードできる。典型的な疑似正弦波出力をする回路を構成し、単純な 100W を消費する抵抗負荷を繋いだ回路を次に示す。上の回路図を PDF で表示します(AC 電源とインバーター出力に抵抗器を負荷した回路)回路の上半分は比較のため純粋な正弦波出力電源を使った回路だ。V1 は AC100V コンセントに相当する。下半分は疑似正弦波出力電源を使った回路だ。S1, S2 で構成したハーフブリッジ回路だ。負荷電流を観測するため Vcm1, Vcm2 を入れてある。これは電線と同じ働きをする 0V を出す電源だ。クランププローブ(メーター)だと思って良いだろう。回路は .params でパラメータを計算している。Rmot, Lmot, Cmot は後で出てくる単相誘導電動機負荷のためのパラメータだ。消すのが面倒なのでそのままにしてある。波形を見てみる。抵抗負荷なので電圧と電流の波形は一致し重なっている。疑似正弦波は正弦波の山の部分だけフルスイングをする矩形波を変形して作った波形だ。ネットを検索して見つかる典型的な波形に似せている。V(vac1), I(vcm1) が普通の AC 電源に 100 Ωの抵抗を負荷した回路の電圧, 電流波形、V(vac2), I(vcm2) が DC/AC インバーター出力に 100 Ωの抵抗を負荷した回路の電圧, 電流波形だ。フルスイングしてない所はモデルの都合上僅かに出力が出ている。シミュレーションに大きな影響は与えない。大きな問題を起こすような点は見られない。強いてうなら、疑似正弦波だと消費電力変化が急峻になる。抵抗負荷が白熱電球だとすると発熱変化が大きくフィラメントの機械的振動も大きい。寿命が短くなる「かも」くらいだ。熱容量的に見ても機械的な振動特性からしても、十分にダンプされているはず。鉄芯式安定器を使った 30W 程(シミュレーション上では 30.8W)の蛍光灯を負荷した場合を見てみる。抵抗負荷を繋いだ回路と同様に、上半分は比較のため純粋な正弦波出力電源を使った回路、下半分は疑似正弦波出力電源を使った回路にする。上の回路図を PDF で表示します(AC 電源とインバーター出力に蛍光灯を負荷した場合の回路)蛍光灯は簡易にインダクタ(コイル=安定器)と抵抗で構成してある。管に現れる定電圧特性やグローランプなどの点火回路は省略してある。正弦波出力電源 V1 に繋いだ回路は、典型的な蛍光灯の電圧(Vac1)、電流(Vcm1)波形になる。電圧に対して遅れ位相で電流が流れる。インバーターに繋いだ蛍光灯の電圧 V(Vac2)、電流 I(vcm2) 波形はかなり乱れている。落ち着いてみれば V(Vac2) の波形は、インバーター出力と蛍光灯のインダクタに蓄えられたエネルギーが解放されるときに現れる電圧によって作られているのが分かる。テーブルタップやコードリールを使って蛍光灯と並列に何か並列に繋ぐ場合は要注意だ。異常な電圧波形で誤動作するかもしれない。電流 I(vcm2) は鋸の刃のような波形ながらも、おおよその位相は I(vcm1) と一致している。インバーター出力に蛍光灯を繋いだ場合、光ることが分かる。蛍光灯の様子は普通とは違う。波形の変化点が急峻なので、安定器からジーという大きな音が出る。100W を消費する単相誘導電動機を繋いだ場合を見てみる。単相誘導電動機の方式は色々ある。比較的回路にしやすいコンデンサを使った誘導電動機を構成する。単純にインダクタンス、抵抗、位相差を作り出すコンデンサで構成し、力率 1.0 で動く電動機を模す。理想的すぎると思うところはある。上の回路図を PDF で表示します(AC 電源とインバーター出力に単相誘導電動機を負荷した場合の回路)単相誘導電動機は 2 つの巻き線を 90 度位相差の電流で駆動する。それぞれの巻き線を (Lai+Rai) , (Lbi+Rbi) で表す。電流の位相差はコンデンサ Cbi で作り出す。波形は次の通りだ。I(La1), I(Lb1) は普通の AC 電源に繋いだときの巻き線電流だ。90 度の位相差で電流が流れ、合成された電流 I(vcm1) を中心として遅れ側と、進み側に並ぶ様な位相になる。V(vac1) と I(vcm1) の位相は同じなので重なっている。インバーターに繋いだ側を見てみる。2 つのコイルの電流 I(La2), I(Lb2) は大きく乱れている。ピーク、0 交差、相互が交差するタイミングは普通の AC 電源に繋いだ I(La1), I(Lb1) に近い位置にある。何とか位相は保っている。波形がかなり変形しているので電動機が滑らかに回ることは期待できない。トルクが弱かったり、大きい唸り音を上げ、場合によっては巻き線を焼くかもしれない。先ほどの蛍光灯同様、電動機が回っていたとして並列に繋いだ他の家電製品を誤動作させるような電源波形 V(vac2) になる。電動機のトルクに外乱があった場合は、より複雑な状況になる。DC/AC インバーターを買うときは仕様を良く確認する。聞けるのであればメーカーや販売者に使用実績を聞いてみる。負荷の組み合わせによっては誤動作の可能性もあるので、「さっき使えていたのに...」と言ったことにも注意する。買った DC/AC インバーターを高い家電クラッシャーにしない様に。
2019.09.17
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ReadyBoost に対応していない USB メモリを Registry を変更して無理やり対応させることができるようだ。未対応となった USB メモリに救いのツールを差し伸べられるかどうか、取り合えず手で書き換えてみることにした。まずは、PQI Cool Drive U339 Pro 1GByte を次のように書き換えてみた。ちなみにフォーマットするたびにレジストリのキーが増えるので、見分けを付ける必要がある(詳細は省略する)。※ キーのXXX は伏せています。折り返せるように空白も入れてあります。[HKEY_LOCAL_MACHINE\ SOFTWARE\ Microsoft\ Windows NT\ CurrentVersion\ EMDMgmt\ _??_USBSTOR# Disk& Ven_Generic& Prod_USB_Flash_Disk& Rev_0.00# 00000000000XXX& 0# { 53f56307 - b6bf - 11d0 - 94f2 - 00a0c91efb8b} PQI1G_B_2087296538]値の名前BeforeAfterCacheSizeInMB0000000000000390CacheStatus00000002-USBVersion00020000-ReadSpeedKBs00001280-WriteSpeedKBs00001d52-PhysicalDeviceSizeMB000003db-RecommendedCacheSizeMB0000007800000390HasSlowRegions0000000100000000DoRetestDevice00000001-DeviceStatus0000000500000002LastTestedTime50,10,d3,2e,03,4a,c7,01-数値は全て 16 進数、変更なしは - で省略CacheSizeInMB と RecommendedCacheSizeMB は適当で良いかもしれない。使えるようになった。「キター」と叫んでしまった。もう一つ TOSHIBA U2B-002GT(A) も試した。このメモリは Write 速度がわずかに足りない。[HKEY_LOCAL_MACHINE\ SOFTWARE\ Microsoft\ Windows NT\ CurrentVersion\ EMDMgmt\ _??_USBSTOR# Disk& Ven_TOSHIBA& Prod_TransMemory& Rev_5.00# XXXXD9X1X3X0XXXX& 0# {53f56307 - b6bf - 11d0 - 94f2 - 00a0c91efb8b } TOS2G_283588484]値の名前BeforeAfterCacheSizeInMB00000000000006e0CacheStatus00000002-USBVersion00020000-ReadSpeedKBs00001491-WriteSpeedKBs000005b400000643PhysicalDeviceSizeMB000007ae-RecommendedCacheSizeMB00000000000006e0HasSlowRegions00000000-DoRetestDevice00000000-DeviceStatus0000000400000002LastTestedTime80,1f,14,dc,5f,47,c7,01-数値は全て 16 進数、変更なしは - で省略WriteSpeedKBs は素直に合格判定値以下の実測値 1603Kbytes/Sec にした。これも、使えるようになってしまった。書き換え前は次のようなダイアログが出て ReadyBoost には使えなかった。書き換え後は、次のように使えるようになった。ReadyBoost 無理やり対応ツールを作る動機は十分に揃った。しかし、色々と面倒な処理が多い。無理やり ReadyBoost に使っても、余計に遅くなる場合もある。
2007.02.06
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日曜夜 5V, 12V を出力するハードディスク用 AC アダプタ FLY36-5-12 を 5V 電源として使った。誤って 5V 出力を短絡状態に近い過負荷にしてしまった。アダプタが発煙した。FLY36-5-12 全体 さらに大きい画像(3648x2736)発煙原因を探るため、ケースを開いた。原因の詳細は別の日記に書くつもりでいる。12V 側の過電圧除去ツェナーダイオードが発熱し周囲を焼いたのと、コンデンサの膨張を確認した。別の問題も見つかった。1 次側パターン間の沿面距離が短すぎることだ。むき出しの半田付けランドとレジストが掛ったパターン間が 1.0mm 以下しかない。接地端子のはんだ付け部分と AC ラインの間だ。0.7mm 程度か?FLY36-5-12 1 次側パターン さらに大きい画像(3648x2736)AC100V だと解釈の仕方によっては UL 規格満たすか?でも、アダプタの入力範囲が 250V AC となっていて、250V AC の場合は規格逸脱と考えるのが妥当だろう。恐らく普通のメーカーなら社内基準から外れる事になるだろう。この AC アダプタは他にも異常な所が多い。中国製品の怖さを改めて認識した。次: 焼損解析
2010.01.26
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近くのホームセンターに買い出しに行く途中東京外環自動車道の工事現場を通る。京成菅野駅を跨ぐ仰々しい工事用の陸橋が目に付く。この橋の工事よりすごい事をここではしているらしい。平田緑地に隣接する作業場に「やりとげよう!!ここ菅野で世界最大のアンダーパス工事」と看板が掛かっていた。外環と京成本線の交差が世界最大になるのか。恐らく使用するDCI 多点注入工法を使う方法が最大になると思われる。自分の理解の範囲だと地盤の中に薬液を注入して固める工法の一種、地盤全体を一気に固めるのではなく、小さな塊を多数地面の中に作り、地盤の膨張など周囲への影響を最小限に抑える工法だと思われる。薬液注入による地盤改良なんて山奥のトンネル工事だけだと思っていた。ここ菅野で世界最大の工事なのか?この工法あそこでは使えないのかな?
2012.02.05
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自転車で外を回っていたら、低圧 単相 3 線の配電柱なのにトランスを装柱しているのを見つける。場所は建設中の(新)松戸市立総合医療センターの近くだ。試験中の 400V 配電かと思ってみると、上流も下流も 単相 3 線 100V 配電でトランスの 1 次、2 次側とも直接家屋に配線を接続している。近くで見ても 100V 仕様の配線だ。トランスにマーキングされた数値は 30 だ。30kVA ということ?赤字なのは 6.6kV トランスと見分けを付けるため?それとも、耐雷仕様としての赤(耐雷性無し)なのか?おおよそ、トランスの 2 次側負荷になっているアパートに見合う容量だと思われる。カットアウトやヒューズの様な保安機器は直列されていない様に見える。トランスに内蔵?末端部の電圧降下補償に入れたトランスなのか、それとも単相 3 線のバランスをとるためなのか。下から見で想像する接続は次の様な感じだ。PL1, PN, PL2 が 1 次側の 100V 単相 3 線の低圧配電線 PL1-PN:100V, PL2-PN:100V, PL1-PL2:200V だ。SL1, SN, SL2 が 2 次側の単相 3 線の低圧配電線 SL1-SN:100V, SL2-SN:100V, SL1-SL2:200V だ。2 次側はバランスがとれているのが前提だと思われる。今時、各部屋へは 単相 3 線供給のはず。各部屋が好き好きに L1, L2 を選択してコンセントにプラグを差し込んだ結果、ほぼ半分づつになる?大容量負荷のエアコンとか IH は 200V 仕様品限定なのか。山間部でありそうなトランスだと思っていた。だとしても、初めて見る。こういった都市部で見かけるとは。高圧 6,600V を引くよりは安上がり?ここまで来た理由?松戸市立総合医療センターって特別高圧(送電線から)受電ではなかったのか...
2017.06.06
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手回し発電ラジオが秋月の隣の(今は向かいかもしれない)露天で 500 円で売っていたので試しに買ってみた。一応型番は分かるが伏せておくことにする。日本国内販売品であることは確かだ。手回し発電で モノラル FM/AM ラジオとライトが機能する。ラジオのほうは回転中も含め、1 回転で 8 秒ほど鳴る。条件は音量は 3 割程度、まわす早さは適当だが 2 秒で 1 回転程度だ。ライトは発電し続けないと実用にならない。ちょっと分解してみると、マブチモーターのような発電機、2.4V 600mAh NiMH 電池、CHMC D1191という IC で構成された FM/AM モノラルラジオだということが分かる。注: 画像のデバイスのロット番号は消してある。D1191 は調べてみると CXA1191 の互換品らしい。型番からして本家は SONY と思われる。しかし、現行品は互換メーカーのみ作っているようだ。SONY のデーターシートは見つからなかった。水滴程度の防水となっているようだ。しかし、パッキングの長さが足りていなかった。まあ、横流し品かもしれないので、有り得ることだ。ラジオの感度やチューニングは十分に実用になる。改造のポイントは、発電機のノイズ低減(発電中は AM ラジオは実用になりにくい)、ライトの LED 化だろうか。
2007.03.14
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Windows Vista マシンを遠隔で操作するために Enter キーだけを入力するキーボードを NT-16UH2BK を改造して作る。キーボードから Enter キーの接点を引き出した。接点を on/off するツールは USB 接続切断治具の1号機を使う。前日の日記の画像はキー接点を引き出し部分を写したものだ。Enter キーを押す必要性は休止状態より復帰した際、「Windows 再開ローダー」(Windows Resume Loader)が失敗し、「復元データを削除してシステムブートメニューに進む」という選択で待ち状態になってしまう場合があるためだ。こうなると外部からの強制 power off/on も reset もこの画面で止まってしまう。リモートデスクトップでログインするのは不可能だ。Enter キーを押して先に進むしかない。Windows 7 にはソフト的な解決方法があるYou cannot resume a tablet computer that has no input device installed after the tablet computer does not resume from hibernation successfully in Windows 7 この Microsoft のサポートページによればタイムアウトを設定して先に進むことができる。代償としては Suspend した時に保存していないデータが失われることだ。と言っても「復元データを削除してシステムブートメニューに進む」が出た場合、再開は絶望的に不可能だ。自分の PC は Windows Vista なのでこの方法は使えない。もう少し柔軟性が高い方法がある。組み込み linux 基板の USB OTG 機能を使って HID Keyboard を動かすことだ。この方法は pcDuino で試そうかと考えている。出来てしまえば恐らく簡単だ。出来ることはログインからシャットダウンまでおおよそ不可能なことは無いだろう。コンパイルだけで一仕事なので気が滅入ってしまっている。PIC マイコンで USB HID, PS/2 とか他にも方法有るんだよなぁ。
2014.05.19
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ネットの書き込みで千石電商 10 連休セールのコンデンサジャンク袋が出ているとのことで一つ買ってみる。下の画像には 3 袋写っている。合計 3 つ買った。左の袋は、地下 1F レジ横棚(入口右側のワイヤーシェルフ)に配架されたテーピング品電解コンデンサの中から選んで買った部品だ。定数を選べ、数も値段も手頃なので、こちらの方がお得感がある。真ん中の袋は、 1F 青空売り場と地下 1F 入口にほぼ同様な内容で沢山有ったジャンク袋、右の袋はホーザンラックの谷間にあったジャンクボックスより選んだ 470uF/6.3V のコンデンサだ。テープ切り売りコンデンサを見ていく、確か 1 切れ 150 円だった。選んだのは 100uF/25V, 47uF/25V, 100uF/10V, 22uF/10V だ。「こまけーことはいいんだよ」的な場所に使いやすい定数を選ぶ。前は 100uF/25V の安売りテーピング品があった。売り場が移ってから見掛けなくなったよなぁ。日米のコンデンサのテーピング品よりグレードが高く、状態が良い。ジャンク袋を開けて仕分ける。リード品は耐圧高めか大容量品を中心として入っている。3300uF/25V, 2200uF/35V, 1800uF/63V, 470uF/250V, 1uF/100V だ。220Ω, 150Ω, 0.1Ω J の抵抗も混ざっていた。表面実装電解コンデンサは 2.2uF/25V, 10uF/16V, 22uF/16V, 47uF/35V, 100uF/10V が入っていた。使うとして補修用だろうな。大容量のコンデンサも使うとして、スイッチング電源かインバータ補修だろうな。自分が住んでいる部屋の状況からすると、数 10W ~ 数 100W 出力のオーディオ・アンプなんて作っても使えないだろうから、鉄芯トランス 2 次側の整流平滑の用途は恐らく無い。サーバー PC の電源を耐落雷瞬停電源にする? 雷はそれ程激しくない地域だしなぁ。令和の時代は気象が激しくなる?
2019.05.09
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384Gbyte のファイルを scp でネットワーク越しにコピーしていた。64Gbyte 程を転送した辺りで stalled で止まる。ネットで検索すると scp に -l オプションで転送速度制限を掛けると解消するとあった。試してみて効果無し。scp がダメなので、仕方が無く ssh を直接使い、pipe を使った転送をする。同様に 64Gbyte 程転送したところで次の様なメッセージが出てきた。鍵交換でもするときに、known_hosts に矛盾があると止まるのか?Warning: the ECDSA host key for '2ndwatt' differs from the key for the IP address '192.168.0.160'Offending key for IP in /home/furuta/.ssh/known_hosts:5Matching host key in /home/furuta/.ssh/known_hosts:25Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yesfuruta@2ndwatt's password: パスワード入力おおよそ 64Gbyte を転送する度に表示され、2 度ほど同じように手入力で、yes と パスワードを入力した。known_hosts を修正することにした。最近の known_hosts はエンコードされていて、エディタで編集しにくい。状況確認、IP アドレスとホスト名が known_hosts に登録されているか確認する。192.168.0.160 と 2ndwatt は接続先の IP address と netbios ホスト名だ。$ ssh-keygen -F 192.168.0.160encoded string line$ ssh-keygen -F 2ndwattencoded string lineどちらもエンコードされた文字列で構成された行が表示された。IP アドレスの方を削除する。場合によってはどちらとも削除し、ssh でログインし直した方が良いだろう。$ ssh-keygen -R 192.168.0.160ホスト名も削除する場合、$ ssh-keygen -R 2ndwatt以降、1 度だけ known_hosts を更新する旨の警告が出るだけで ssh の pipe を経由したコピーは終了した。これを踏まえると scp が stalled で停止したときに yes [enter] と入力していれば先に進んだのかもしれない。ssh でログインする度に host と IP アドレスの矛盾を指摘する警告が出て、煩いなと思ってスルーしていた。意外に後から問題を起こす警告だったとは。
2019.05.13
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千葉県にある大仏と言えば鎌ヶ谷大仏が有名だと思う。大きさについて色々と言われている「大仏」だ。柏市の地図を見ていたら、「みよしろ大仏」を見つける。おお、大仏なのかな。周りを探してみても、この仏像しかない。周りの景色のスケールはごく身の回りにある同等の構造物や植物と変わらない。石碑を拡大してみる。色々と書いてあった。1790 年に建立したものだと分かった。以下読むのは省略。煽りで撮影してみても、スケール感は大きく変わらない。鎌ヶ谷大仏と違い、ここまで辿り着く公共交通はバスだけだ。東武バス 柏31, 柏35 柏駅東口 - 沼南車庫で終点 沼南車庫から歩いて 2, 3 分さらに先に行った所にある。セブンパークアリオ柏に寄ってから 25 分くらい歩いて行くのであれば、我孫子駅北口から出るシャトルバスもある。徒歩コースはセブンパークアリオ柏 - 国道 16 号線外回り(千葉方面)を南下 - 柏市沼南体育館に向かう交差点で沼南体育館方向に左折で曲がる - バス車庫を過ぎる - 交差点付近で「みよしろ大仏」が見つかるはずだ。他にも千葉には「大仏」があるのかな。
2020.05.01
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ジャンクで買った MO ドライブで読めないメディアが有った。そもそも、手持ちの MO ドライブで読める積もりだった。MELCO MOS-640S を動かしてみる。ジャンクで買った MO ドライブより状態が良くない。エラー多発、最初からメディアを認識しない。何が悪いのだろう。ダメ元でレンズクリーニングをしても変わらず。悪化したかな。128Mbyte の MO メディアなら、一番最初に買った MO ドライブが使えるはず。TEAC OD-121S を動かす。SCSI, AC ケーブルを接続して電源ボタンを押す。ON! 「あっ」部屋の電灯が一瞬暗くなったのが分かった。POWER LED は点灯しない。もう一回押しても、POWER LED は点灯しない。2 回目の Power On は SCSI ケーブルを外すべきだった。「部屋の電灯が一瞬暗くなった」と言うことは AC ライン電圧低下が起きたのだ。大電流が流れたな。ドライブ内部のヒューズが切れただけで済んでいれば... 部品が焼けるような異臭は無い。カバーを開けて、何が起きたのか見てみる。見た目で激しく焼損した部品は見当たらない。ん?電源基板の抵抗器の足下が黒いな。読み取り出来る IC の DATE code のうち新しそうなのは 1992 年 14 週か。28 年前に動いていたドライブなのか。こんなに古いといきなり電源 ON は危険なのかも。具体的に用心して「電源 ON」はどうしたら良いのだろうか? なにも繋がず独立した状態、なるべく燃える物が無いところ、ブレーカー付きタップなどで保護された内側から電源を取り、少ない電流でトリップして幹線・分岐線をトリップさせないようにする。電源基板を外すため、ネジを外す。錆びていた。電解コンデンサの液漏れだろう。基板の銅箔とランドがカビたように緑黒く錆びている。電解液と残ったフラックスが融合したの?部品に電解液が染みついている。広範囲だ。こうなると 2 次側は殆どショートなのだろうか?あるいは、コンデンサに充電できないので、目一杯 1 次側の電流を増やして、過電流なのだろうか?弄っていると手がベタつく。ふいても手に付いてくる。基板に染みこんでいるなぁ。ヒューズ管が黒く曇っている。内側に丸く粒状になった金属が線状に並んで付着している。ああ、大電流で消し飛んだのか。ヒューズの電流定格は 3A、恐らく Fast Blow タイプ。3A 定格のヒューズが 1 秒未満で切れたのだから、一瞬 10A 以上は流れたのかも。3A を僅かに上回る程度で切れたならば、ヒューズの細線は形が残り、真ん中だけ切れるか、うで始めたスパゲティの様にしなった状態で切れる。外から 5V, 12V を供給すれば動くのかな。それとも、手持ちのメディアを読み終え(読むのを諦め)、使う目的が無くなるのか。
2020.07.28
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住宅用火災警報器を取り替えることにした。製造から 12 年が経過している。電池寿命が過ぎているのと、本体も機能維持期間が 10 年なので交換が必要だ。交換前後で同一メーカー品とした。交換してみて、天井のネジ穴位置に互換性が有ったことが分かった。天井にネジ穴を増やさずに済む。交換前交換後けむり当番panasonic SH4400けむり当番panasonic SHK6030Pねつ当番panasonic SH4600ねつ当番panasonic SHK6040P交換作業前後の様子を書いていく。買う前から、外観が変わっていることが分かっていた。また天井にネジ穴増やすのかなぁ... 旧型(交換前) Panasonic SH4400 けむり当番交換前の住宅用火災警報器は分かりやすく、センサー部分が出っ張っている。いかにも感知してくれそうな形だ。このままでも良いんだけどな...旧型(交換前) Panasonic SH4600 ねつ当番新しい住宅用火災警報器はスリムだ。新型(交換後) Panasonic SHK6030P けむり当番何となく小さくなったような... なんだな。旧型・新型どちらもインテリアに与える影響は変わらないよう思う。引き紐が下がっているのだし。新型(交換後) Panasonic SHK6040P ねつ当番けむり当番から交換作業を始めた。天井に取り付ける台座部分の引っかかりに互換性が有ることを期待して、台座をそのままに、旧型を外して、新型を取り付けようとした。嵌まらない。天井から台座部分を外して、外観を見てみる。左が旧型 SH4400、右が新型 SHK6030P だ。台座と本体両方の爪形状が変わっていた。本体の直径も一回り小さくなっている。電池も小さくなっている。10 年ギリギリもつ様に小さくしたのか。回路と Firmware の改良で消費電力を減らしたか。うーん、ネジ穴位置も変わる? 良く見てみる。調整可能なネジ間の距離からすると、天井のネジ位置はそのままで良さそうなことが分かる。旧型を取り付けるときに付けた石膏ボードアンカーはそのままで、取り付けることができた。ねつ当番も同様だった。左が旧型 SH4600、右が新型 SHK6040P だ。2 つの石膏ボードアンカーから木ネジを 1 本は外し、もう 1 本は緩めて、旧型台座を取り外し、新型台座を取り付けた。台座の爪に互換性を持たせなかったのは何でだろう。爪が劣化して折れる可能性を考えたのだろうか。劣化の可能性があるならば交換を仕向けるように形状変更した?天井の穴が増えずに済んだ。テストしてみると新型の方が音量が大きいように感じる。電池が新しいためなのか、音量アップしたのか。
2020.08.14
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デジット閉店セールに出ていた赤外線リモコン受信ユニット 1812012 (8X29) を買う。赤外線リモコン受信、超音波受信、標準電波(電波時計)受信、色々と使い道がありそうなのと、単にシールドケースとして使うとか、数で押す使い方も有りかと考えた。仕様の情報は「CX20106A が使われている」くらいだけ。SONY の IC はデータシートなどの情報が乏しい事が多い。色々と調べてみると GL3274 が互換性がある IC だと分る。定数まで互換性があるのだろうか。CX20106A で検索して見つかる回路と照らし合わせると定数の互換性もほぼ有りそうな感はある。1812012 のシールドケースは容易に分解できる。底面とカバーの嵌合部分に小型のマイナスドライバーをねじ込み、広げて分解できる。可逆と言える嵌め込みだ。端子部分をラジオペンチで摘まみ、カバーを引っ張っても分解する。少し緩めな嵌め込みなら上手くいくだろう。分解したはずみで飛んで、顔や目などに当たらない様にしてほしい。中心周波数が「不明」だ。回路を追ってみる。PDF に出力した赤外線リモコン受信ユニット 1812012 回路図1812012 回路図(bsch v3)とその他の回路の原図fo 端子に繋がる抵抗 R2 は 240kΩ だった。GL3274 のデータシートから読める中心周波数 fo は 35kHz だった。良く有る 32kHz, 32.768kHz, 38kHz, 40kHz だと期待していた。ジャンク品になったというか、使い道が他に無かったというか。個人の趣味なら定数を変えれば解決する。受信ユニットの Vcc, GND 間端子直近に 22uF の電解コンデンサを付ける。高ゲインのアンプが入ったユニットなのでデカップリング・コンデンサは必須なはず。至近に付ける必要がある。このユニットが使いずらかった理由の一つかも。テスト用の回路を構成する。テスト回路全体の電源電圧は約 5V とする。LED 駆動回路は Timer IC 555 による on/off 変調信号発生、発振器出力 V2 と混合して赤外線 LED を駆動するトランジスタ Q1 で構成した。LED に直列する電流制限抵抗は 220Ω ~ 100kΩの間で色々と試す。中心周波数を調べる時には 100kΩ を使った。至近で点灯させるとこれでもノイズが入りながら受信する。発振器 V2 は DDS を矩形波を出力にした機器を充当している。1812012 受信ユニットの OUT 端子は open collector だ。受光有りで sink する。pullup も兼ねて出力視認用の LED を付ける。受光判定は複雑な動きだ。背景光を補正するためか、中心周波数で変調した光とそうでない光の弁別をよくするためか、中心周波数で変調した強い光を受光し、それが止まった後、暫くは外乱光の影響を受けにくくなったり、意図的な送信していない時はパルス的な発光(送信)変化にも反応する。中心周波数を確認する方法は、なるべく弱い発光で変調光を入れて、周囲光によるノイズが乗るか、乗らないかのギリギリの搬送周波数を探す方法にした。※ 厳密には光の搬送波と LED を CX20106A の中心周波数付近で on/off する搬送波がある。ここでは中心周波数付近で on/off する搬送波を言うことにする。36.0kHz で変調し、送信 LED に直列する抵抗 R4 を 100kΩ にした場合、至近に有る PC ディスプレイの LCD パネルの光に反応する。中心周波数からの変位が大きかったり、受信強度が弱いとノイズが入りやすい。※ 部品番号はテスト回路ブロック毎に振り直している。分かりにくくて申し訳ない。おおよそ、35.0kHz +- 0.5 ~ 1kHz の範囲でノイズが乗りにくくなり、CX20106A fo 端子に繋がる 240kΩ に対応する中心周波数に良く一致することが分かった。実験中にフレームレート約 60Hz 表示しているディスプレイから 180Hz のノイズが入ってくるのは興味深い発見だった。180Hz のノイズを初めて見たときはテスト回路が発振?と考えていた。ディスプレイがたまたま電力管理で off になったときにノイズが消えたので状況を理解した。変調した強い赤外線を当てると、中心周波数に関係なく反応する。30cm くらいの至近からリモコンから出た光を当てると反応する。「細かいことはいいんだょー」tpd (伝搬遅延) を見てみる。搬送波を 35.0kHz にして、光入力開始から OUT 端子反応までおおよそ 125us、光入力終了から OUT 端子反応までおおよそ 184us だった。送信 LED の電流制限抵抗 R4 は 10kΩ、至近なので実用よりも明るい光を受光素子に入れていると考えられる。スナップショットの画像に写るカーソルと波形が一致していないのは、10 秒程度見ている間に遅延時間は大きく変わっているためだ。おおよそ多くの頻度で見られる位置にカーソルを当てている。送信データを符号化した変調パルスは 300us 程度が下限なのか。抵抗 1 本で中心周波数を決める、よく考えられた回路が入っているのだろうな。
2021.06.04
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秋月八潮店へ行ってみる。入口コーナーでカラーつまみ詰め放題 300 円コーナーがあった。見たところ、ギザギザのローレット加工軸にはめるつまみだ。詰め放題をしてみる。選り好みや無理な詰め込みはせず。コーナーにあったシャベルですくって袋へ入れる。広げてみたら 46 個入っていた。赤のアクセントカラーのつまみは「黒・赤」の 1 個だけだった。偏りがあるのか。「黒・赤」が一番売れたのだろうか。試しにボリュームにはめてみて、緩みは無し。溝の嵌まり合いから発生する微妙な取り付け角のズレは気になるかもしれない(このタイプなら普通にある)。詰め放題になった理由は何だろうか?見た目は整形のズレ・バリはなさそう。日焼け、色移りも見られず。摘まむ部分が柔らかいので加水分解?ベタつく感触は無し。ジャンク袋に嵩増しで入れるよりは、詰め放題の方が売れるし、印象がよいのかもしれない。
2024.05.10
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15時30分30秒少し前、パソコンで作業中、突然照明が一瞬消えて UPS のアラームが鳴った。え?瞬時電圧低下?今時だからカラスの巣がショートした?雨も降り出したことだし。リニューアルした商用電源監視サーバーの 10 分間記録を見る。どうも様子がおかしい。瞬時電圧低下直後に電圧上昇と周波数上昇を伴っている。家の近くの 6.6kV 配電線やその上流 66kV か 154kV 送電線で障害が起きても、このような変動はほぼ発生しない。瞬時電圧低下が発生した後、停止した器機が広域で多数あると思われる。それとも実は監視サーバーは瞬時変動に対して履歴的な測定ズレが発生する?東京電力 PG の瞬時電圧低下履歴情報が更新されるのを待つ。記録を見ると 2024/06/02 15:30 に広域で瞬時電圧低下が発生していた。栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京都、神奈川 が発生地域だ。東京電力 PG の供給区域で入っていないのは静岡、山梨のはず。これなら、瞬時電圧低下直後に電圧上昇と周波数上昇が発生する。難を逃れた静岡、山梨は 50/60Hz 周波数変換所か、水力発電所群で安定化しているのだろうか?東京都のうち 北区、板橋区、練馬区、杉並区、中野区、大田区、港区、中央区 は記録無しなのか... 東京都地下に極秘の大規模発電所?それとも変動抑制フライホイールが回っているのだろうか?
2024.06.02
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リンナイガスファンヒーター RC-333T-1 を実家から引き取った。製造は 1993 年だと思われる。24 年前に製造した機械だ。自分が 23 才の頃に買ったのか。実家では使用すると母が気分が悪くなると言うことで、稼働は 2 ~ 4 年くらいで、その間は最大でも 30 分くらい使用した後は停止していた。自分が就職した後は、使っているところを見たことが無い。触れてはいけない思い出を伴った困った遊休設備になっていた。引き取る前は、外装とガス管(とそのコネクタ)に付いたホコリを拭くだけで稼働可能だと思っていた。念入りに見てみると温風吹き出し口にホコリが 1cm 厚程度で溜まっていることに気づく。ファンガードを外して容易に清掃できる構造には見えなかった。これがガス機器なんだよなぁ。ユーザーが分解清掃をすることは想定していない。分解して不調になった場合の危険性が高い。ホコリを取って不調になるだろうか?いくつかの想定をしてみる。組み立て時の配線噛み込み・外れ。ホコリが燃焼室に入り込んで発煙・火の粉噴出・不完全燃焼。センサー類の汚損・破損で不完全燃焼や火力コントロール不調。怖いことしか思いつかない。そもそも 24 年前に製造した電子回路が動くのだろうか?見えているディップ・スイッチの接触は維持されている?フロントパネルの裏にサービス・マニュアル(シート)が見つかった。分解順としては恐らく正しいのだろう。真っ先に見つかり参照するべきシートのはずだ。シートは両面印刷だった。RC-333T-1 サービスマニュアル表、RC-333T-1 サービスマニュアル裏 を読んでみる。エラー・コードの意味、電子回路ユニットの配線、ユニット健全性の判断方法、ディップ・スイッチの設定、組み立て機械図面が書かれていた。ガス経路の弁や燃焼器については特に説明が無い。何がどの機能なのか、自分は十分な理解に至らなかった。あぁ、手を出してはいけない部分だ。シートを読んで暫く考える。問題があった場合、何が起きるのか、エラー表示はどうなるのか、どの様な異常検出が出来て、出来ないのか。再稼働時に起きそうな問題を想像する。横に寝かせたときにホコリが燃焼室に入り込んでいなければ良いのだけど... と思いつつホコリを掃除機で吸い込んで除去、組み立てる。ガス管も再度コネクタのホコリ除去、管の全長に渡り傷の有無を触って確かめる。コンセントとガス管を繋いで電源 On、ガス管から特にガス漏れの臭い無し。操作パネル表示は正常、一通りのスイッチ操作に期待通りの反応あり。ガス燃焼を始める。恐れていた火の粉噴き出しは無く、強力な温風が吹き出す。燃焼の臭いも特に異常を感じず。動いた。暫くは監視可能な状態で部屋を 20~30 分暖めて最高室温 16 ℃程度で使うことにする。2 部屋を電気で暖房するとブレーカー容量が 100V 単相 2 線で 30A なので足りなくなるので助かる。新しいガスファンヒーターとガス管も物色していた。ファンヒーター今なら 1万円 ちょっとで買えますよと店の人に聞いていた。まぁ、壊れたら考えるかなぁ... 再稼働させたガスファンヒーターが壊れた時ってどうなるのだ?
2017.12.16
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