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Aちゃん22

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2015.05.31
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カテゴリ: 電子工作
旧 T-ZONE で買ったベアボーン PC Assist 2000E が起動しなくなったので解体した。主な仕様はCPU: VIA C3 1.2GHz, Memory: 512Mibyte, Chipset: i815 だ。scankeylx のテストマシンとして使用していた。解体前に基板の状態を確認し、コンデンサが膨張していることを確認した。膨張している個所に養生テープを張り画像を撮った。


養生テープ無しの画像(高解像度)

scankeylx が最後まで走らない状態が続いていた。遂に起動しなくなってしまった。scankeylx が最後まで走らなかった理由はまだ不明だ。別のマザーボードに VIA C3 を移して状況確認する必要がある。

コンデンサ膨張個所を見ていく。広範囲に広がっている。スイッチング電源部分以外は、組みになっていると思われる片側だけ、あるいはどれか一つだけ膨張・液漏れしているのが興味深い。

スイッチング電源上流側


電源系の Low ESR コンデンサは全て YAGEO 製だ。金色の印刷で高級そうに見える。大きさ的に無理なスペックに見える。

スイッチング電源下流側


CPU 脇


大きなコンデンサは全て 3300uF 6.3V だった。どれも同じで良いのだろうか?定数は最適だったのだろうか?

ノースブリッジ脇





膨張していた小さなコンデンサは 1000uF 6.3V だ。これも全て同じ定数だ。

膨張したコンデンサを全て交換してた。交換作業の画像は割愛する。交換しても起動しなかった。スイッチングレギュレータの下流側に電圧が出ていない。電源を入れても 200mV~ 300mV 程(電圧の出方が安定していない)で、CPU 電源電圧 1.4 ~ 1.5V にならなかった。これ以上の修理を断念し解体する事にした。廃棄業者に出すのは別の機会にしようと思う。

この基板は修理履歴、異常実装が有る。たとえ修理できても安定稼働に疑問が有った。

USB VBUS 電源ヒューズ交換


実装されている USB VBUS ヒューズは切れると「飛んでしまう」一回きりの部品だ。一度飛ばしてしまい。ポリスイッチに交換した。

パターンカット補修


CPU クーラーのクリップをマイナスドライバーで広げ、爪に引っ掛けようとしている時に滑らせてパターンを切ってしまった。ホットボンド下にパターン補修個所がある。

レギュレータの足にコンデンサが乗っている。


レギュレータの足にコンデンサが乗っている理由は不明だ。初めから乗っていた。リファレンス回路に照らし合わせても、余計なコンデンサになっている。別の場所から、リフロー半田付け中に跳ねて乗った様に見える。では、元々コンデンサが有った場所の回路はどうなったのだろう?

scankeylx テスト環境を一つ失った。テストせずに動くとは言えない。





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最終更新日  2015.06.01 02:01:17
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