2016年06月08日
カテゴリ： 日記
おはようございます、ひなこです。
今朝は、寝室のデジタル時計に付いている温度計が２０度を切っていました。毎日、真剣に温度チェックをしているわけではないのですが、多分今季初の室温１０度代だと思います。
昨夜は、草木も眠る丑三つ時に、突如として、我が家に隣接する学校からけたたましく、「びよーん、びよーん、びよーん（サイレン）、エマージェンスィー、エマージェンスィー、エヴァキュエイト、ナーウ！（緊急事態、即刻避難せよ）びよーん、びよーん、びよーん（サイレン）」というのが鳴り響き、大音量で延々繰り返され、寝不足です。
まあ、誤報だったんですけどね。
昨日は、日中も鳴っていたので、警報装置になにか問題があったのかもしれません。
それで思い出したのが、近所で起きた夜中の火事のことです。
（ブログを始めてから、すっかり忘れていたことをよく思い出します。中学の時のもう名前すらも覚えていない先生が話してくれた高校時代の家出の話とか。授業で習った事じゃなくて、脱線して話してくれたことの方を覚えている私です）
今から１０年ほど前に、夜中、外からの猫の鳴き声がうるさくて目が覚めました。「なんだ、野良猫達、なんの騒ぎだ」と思いつつトイレへ行き、ベッドに戻る前にブラインドの隙間から外を見たら、火がぼーぼー燃え上っているではないですか！
夫は素早く０００に通報し、服に着替え、状況確認をするため家から出て行きました。大好きだったクラッシュの歌に♪ロンドンズ バーニング ダイアル ９９９♪とあるので、ついうっかり９９９に電話をかけてしまいそうな私ですが、ここはオーストラリア。英国のように９９９にかけてもつながりません。警察も消防も救急車も、全て０００です。例えば、誰か鍵をかけた自宅内で自殺を図った人を救出するには、ドアを開けることのできる権利を持つのは警察だけで、救急車にはそのような権利はないんだそうで、そういうことで３つ全部一緒なんでしょうか。緊急の時はとにかく０００です。
えーっと。逃げないとダメだよな。
そこでパスポートを取り出し、パジャマから服に着替えました。そして、玄関に到達すると、夫が「逃げないと危ないいぞ」と帰ってきました。
その直後、警官がやって来て「この家には何人人が住んでいますか？今すぐ避難してください」と言われました。
避難してくださいと言われても、日本のように避難場所が決まっているわけではありません。好き勝手にどこか行けということです。
隣の家の家族は、車でぶいーんと出て行きましたが、うちは徒歩で、とりあえず、火事現場の反対方向に向かい、近所の公立小学校の校庭ところの歩道に立って空高く燃え上がる火柱を呆然と見ていました。夜間は、ゲートに鍵がかかっていて学校敷地内には入れないのです。寒い季節じゃなくて良かったです。
その時、私は、昨夜警報装置が誤作動した隣の学校が燃えているのだとばかり思っていたので、「ああ、私の本、全部燃えちゃうのかなー。裏庭のニワトリ３羽はローストチキンになってしまうのだろうか・・・」と心の中で考えていました。
はい、その当時雌鶏３羽飼っていたんです。
私は高価な所持品もないし、というか所持品自体少ないし、心配したのは本とニワトリでしたけど、色々と貴重品のある方は心配もより大きなものだったでしょうね。
「まあ、あれだ、死ぬ時っていうのは、こうやって全てを置いて死んでいくんだよな。私は命は助かっているわけだから、本が燃えようがどうってことない。所持品少なくて良かったな」なんて、段々悟りの境地みたいになっていったりして。
ところが、実は燃えていたのは学校のその向こう側のコミュニティーセンターでした。
家の中は煙の臭いが充満していましたが、幸い被害はありませんでした。息苦しくて寝るにも寝られない感じではありましたが、とりあえず横になりました。
裏庭は暗いのでニワトリのことはチェックしませんでした。
そして、翌朝、裏庭に行くと、３羽のニワトリは何事もなかったかのように、いつも通りでした。もう昨夜のことは忘れたんでしょうか。母がよく「ニワトリは３歩歩くともう忘れる」と言っていたものですが、真偽のほどはわかりません。
その日のテレビニュースでは、その火事のことが報道され、友達から「あれ、ひなこの家の超近所でしょう？大丈夫だったの？」とお見舞いの言葉をあちらこちらから頂きました。
現在、そのコミュニティーセンターは新しいものに建て替えられています。
昨夜の警報を聞きながら、そんなことを思い出したひなこでした。
ではご機嫌よう！
今朝は、寝室のデジタル時計に付いている温度計が２０度を切っていました。毎日、真剣に温度チェックをしているわけではないのですが、多分今季初の室温１０度代だと思います。
昨夜は、草木も眠る丑三つ時に、突如として、我が家に隣接する学校からけたたましく、「びよーん、びよーん、びよーん（サイレン）、エマージェンスィー、エマージェンスィー、エヴァキュエイト、ナーウ！（緊急事態、即刻避難せよ）びよーん、びよーん、びよーん（サイレン）」というのが鳴り響き、大音量で延々繰り返され、寝不足です。
まあ、誤報だったんですけどね。
昨日は、日中も鳴っていたので、警報装置になにか問題があったのかもしれません。
それで思い出したのが、近所で起きた夜中の火事のことです。
（ブログを始めてから、すっかり忘れていたことをよく思い出します。中学の時のもう名前すらも覚えていない先生が話してくれた高校時代の家出の話とか。授業で習った事じゃなくて、脱線して話してくれたことの方を覚えている私です）
今から１０年ほど前に、夜中、外からの猫の鳴き声がうるさくて目が覚めました。「なんだ、野良猫達、なんの騒ぎだ」と思いつつトイレへ行き、ベッドに戻る前にブラインドの隙間から外を見たら、火がぼーぼー燃え上っているではないですか！
夫は素早く０００に通報し、服に着替え、状況確認をするため家から出て行きました。大好きだったクラッシュの歌に♪ロンドンズ バーニング ダイアル ９９９♪とあるので、ついうっかり９９９に電話をかけてしまいそうな私ですが、ここはオーストラリア。英国のように９９９にかけてもつながりません。警察も消防も救急車も、全て０００です。例えば、誰か鍵をかけた自宅内で自殺を図った人を救出するには、ドアを開けることのできる権利を持つのは警察だけで、救急車にはそのような権利はないんだそうで、そういうことで３つ全部一緒なんでしょうか。緊急の時はとにかく０００です。
えーっと。逃げないとダメだよな。
そこでパスポートを取り出し、パジャマから服に着替えました。そして、玄関に到達すると、夫が「逃げないと危ないいぞ」と帰ってきました。
その直後、警官がやって来て「この家には何人人が住んでいますか？今すぐ避難してください」と言われました。
避難してくださいと言われても、日本のように避難場所が決まっているわけではありません。好き勝手にどこか行けということです。
隣の家の家族は、車でぶいーんと出て行きましたが、うちは徒歩で、とりあえず、火事現場の反対方向に向かい、近所の公立小学校の校庭ところの歩道に立って空高く燃え上がる火柱を呆然と見ていました。夜間は、ゲートに鍵がかかっていて学校敷地内には入れないのです。寒い季節じゃなくて良かったです。
その時、私は、昨夜警報装置が誤作動した隣の学校が燃えているのだとばかり思っていたので、「ああ、私の本、全部燃えちゃうのかなー。裏庭のニワトリ３羽はローストチキンになってしまうのだろうか・・・」と心の中で考えていました。
はい、その当時雌鶏３羽飼っていたんです。
私は高価な所持品もないし、というか所持品自体少ないし、心配したのは本とニワトリでしたけど、色々と貴重品のある方は心配もより大きなものだったでしょうね。
「まあ、あれだ、死ぬ時っていうのは、こうやって全てを置いて死んでいくんだよな。私は命は助かっているわけだから、本が燃えようがどうってことない。所持品少なくて良かったな」なんて、段々悟りの境地みたいになっていったりして。
ところが、実は燃えていたのは学校のその向こう側のコミュニティーセンターでした。
家の中は煙の臭いが充満していましたが、幸い被害はありませんでした。息苦しくて寝るにも寝られない感じではありましたが、とりあえず横になりました。
裏庭は暗いのでニワトリのことはチェックしませんでした。
そして、翌朝、裏庭に行くと、３羽のニワトリは何事もなかったかのように、いつも通りでした。もう昨夜のことは忘れたんでしょうか。母がよく「ニワトリは３歩歩くともう忘れる」と言っていたものですが、真偽のほどはわかりません。
その日のテレビニュースでは、その火事のことが報道され、友達から「あれ、ひなこの家の超近所でしょう？大丈夫だったの？」とお見舞いの言葉をあちらこちらから頂きました。
現在、そのコミュニティーセンターは新しいものに建て替えられています。
昨夜の警報を聞きながら、そんなことを思い出したひなこでした。
ではご機嫌よう！
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最終更新日
2016年06月09日 08時52分15秒
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