2017年07月01日
カテゴリ： 日記
おはようございます、ひなこです。
今日から７月！
本日は、予定を変更してお送りしております。
本当は、今日は日本で買った本、カズオ・イシグロ編をお送りする予定だったのですが、昨日、オーストラリアポストへの文句をぶちまけ、もう日本に帰りたくなると書き、その言葉が私の靄のかかった記憶のドアをノックしました。
（ちなみにオーストラリアポストへ直接文句をぶちまけたとしても、暖簾に腕押し、糠に釘です。なのでここで鬱憤晴らしするひなこ）
深い霧の中を手探りで進み、思い出しました。
あの事件を！
あれは、かれこれもう15年も前の話でしょうかねえ。
未だインターネットで日本の動画を見れるような時代ではなくて、私、ちょっと見たいものがあって、日本の番組のCDを販売しているシドニーの会社に注文したんです。
それから数日後。
もう着いてもいい頃なのになあ、と思っていたひなこに電話がかかってきました。
「もしもしぃ、ふゆのしゃんでいらっしゃいますかぁ？」
”む、誰、この日本語の話せる外人は？”
彼女は、私がCDを頼んだ会社に働いている日本語のとっても上手い韓国人の女の子でした。
「ふゆのさん、CD送るの遅くなって申し訳ありません。ふゆのさんには全然関係ないけど、聞いて下さい！！！」
「ふゆのさん、お金をうちの会社の口座に振り込んでくれましたよね」
「はい」
「ところがですね、このバカ銀行がですね、うちの口座にそれを振り込む代わりにその金額を引き落としました！」
「え？！いや、私、そのお金払ったんですよ。受け取ってないですよ？」（意味不明で困惑ひなこ）
「わかってます！銀行がバカなんです！！それで、私文句言ったんですね、銀行に。訂正しろって。
「○○ドルですね」（私が振り込んだ額の倍の金額）
「でしょ！！！！普通の人ならわかりますよね。ところがですね、この銀行はふゆのさんが振りこんだ額を入金してきたんです！私、今日、また銀行に行って大騒ぎして文句言ったんですけどね、仮にも銀行員ですよ。それなのに私の言っていること理解できないんですよ！小学校行き直せって話ですよね。もう、こんなこと韓国でも日本でもあり得ません！！！」
ここで分かりやすく説明します。
例えば、私が振り込んだ金額が仮に１０ドルだとします。
本来ならプラス１０ドルであるべき会社の口座が、現在マイナス１０ドルなわけですから、訂正するには銀行は２０ドルを振り込む必要があります。
ところが、オーストラリアの銀行員はこれが理解できなかったそうです。
まあ、理解できないから、堂々と正解の半額を振り込んで訂正してきたわけですが。
「それは災難だったわねえ」（すっかり同情的なひなこ）
「まだ残りの訂正分が入金される前ですけど、ふゆのさんには何の責任もないのでCD送りますから。本当は入金が確認できるまでは送っちゃいけないって規則なんですけど、ふゆのさんのせいじゃないですから」
「いや、いいですよ、待ちますよ」
「いえ、速達で送ります！と言っても郵便局がまたバカだから、遅く着くかもしれないけど！それでふゆのさんにお願いあるんですけど、ふゆのさんも送金した銀行に行って苦情を申し立ててくれませんか？両サイドから文句を言った方が、銀行が少しは早く動くんじゃないかと思うんです」
すっかり彼女に同情した私は、「わかった、これから銀行行ってくるよ！」と約束。
「すみましぇん、ふゆのさんにまで迷惑かけて・・・」
「なんも、なんも（とは言いませんでしたが、北海道弁ですから）。でも日本語上手だねえ」
「ありがとうございます。しかしこういうことがあると、私もう韓国に帰りたくなります。日本でもいい。こんなことは絶対起きない！オーストラリアにはもう住みたくない！」
そうです、この時、この女の子がそう言っていたのです。
そして電話を切ってから、銀行に行った私。
説明したら、銀行の対応してくれた人は最初意味が呑み込めないようでした。（そりゃそうだ）
で、数時間後、家に電話がかかってきて、「全て解決しましたから」とのことでした。
CDも翌々日に受け取ったのかな、速達で！
ひなこさん、うだうだ文句がうるさいと思われそうなので、こういう国に住んでいるんですよというのをお披露目してみました～。
あの子、もうおばさんになっちゃっただろうけど、どこにいるのかな、今現在！
では、ご機嫌よう！
今日から７月！
本日は、予定を変更してお送りしております。
本当は、今日は日本で買った本、カズオ・イシグロ編をお送りする予定だったのですが、昨日、オーストラリアポストへの文句をぶちまけ、もう日本に帰りたくなると書き、その言葉が私の靄のかかった記憶のドアをノックしました。
（ちなみにオーストラリアポストへ直接文句をぶちまけたとしても、暖簾に腕押し、糠に釘です。なのでここで鬱憤晴らしするひなこ）
深い霧の中を手探りで進み、思い出しました。
あの事件を！
あれは、かれこれもう15年も前の話でしょうかねえ。
未だインターネットで日本の動画を見れるような時代ではなくて、私、ちょっと見たいものがあって、日本の番組のCDを販売しているシドニーの会社に注文したんです。
それから数日後。
もう着いてもいい頃なのになあ、と思っていたひなこに電話がかかってきました。
「もしもしぃ、ふゆのしゃんでいらっしゃいますかぁ？」
”む、誰、この日本語の話せる外人は？”
彼女は、私がCDを頼んだ会社に働いている日本語のとっても上手い韓国人の女の子でした。
「ふゆのさん、CD送るの遅くなって申し訳ありません。ふゆのさんには全然関係ないけど、聞いて下さい！！！」
「ふゆのさん、お金をうちの会社の口座に振り込んでくれましたよね」
「はい」
「ところがですね、このバカ銀行がですね、うちの口座にそれを振り込む代わりにその金額を引き落としました！」
「え？！いや、私、そのお金払ったんですよ。受け取ってないですよ？」（意味不明で困惑ひなこ）
「わかってます！銀行がバカなんです！！それで、私文句言ったんですね、銀行に。訂正しろって。
「○○ドルですね」（私が振り込んだ額の倍の金額）
「でしょ！！！！普通の人ならわかりますよね。ところがですね、この銀行はふゆのさんが振りこんだ額を入金してきたんです！私、今日、また銀行に行って大騒ぎして文句言ったんですけどね、仮にも銀行員ですよ。それなのに私の言っていること理解できないんですよ！小学校行き直せって話ですよね。もう、こんなこと韓国でも日本でもあり得ません！！！」
ここで分かりやすく説明します。
例えば、私が振り込んだ金額が仮に１０ドルだとします。
本来ならプラス１０ドルであるべき会社の口座が、現在マイナス１０ドルなわけですから、訂正するには銀行は２０ドルを振り込む必要があります。
ところが、オーストラリアの銀行員はこれが理解できなかったそうです。
まあ、理解できないから、堂々と正解の半額を振り込んで訂正してきたわけですが。
「それは災難だったわねえ」（すっかり同情的なひなこ）
「まだ残りの訂正分が入金される前ですけど、ふゆのさんには何の責任もないのでCD送りますから。本当は入金が確認できるまでは送っちゃいけないって規則なんですけど、ふゆのさんのせいじゃないですから」
「いや、いいですよ、待ちますよ」
「いえ、速達で送ります！と言っても郵便局がまたバカだから、遅く着くかもしれないけど！それでふゆのさんにお願いあるんですけど、ふゆのさんも送金した銀行に行って苦情を申し立ててくれませんか？両サイドから文句を言った方が、銀行が少しは早く動くんじゃないかと思うんです」
すっかり彼女に同情した私は、「わかった、これから銀行行ってくるよ！」と約束。
「すみましぇん、ふゆのさんにまで迷惑かけて・・・」
「なんも、なんも（とは言いませんでしたが、北海道弁ですから）。でも日本語上手だねえ」
「ありがとうございます。しかしこういうことがあると、私もう韓国に帰りたくなります。日本でもいい。こんなことは絶対起きない！オーストラリアにはもう住みたくない！」
そうです、この時、この女の子がそう言っていたのです。
そして電話を切ってから、銀行に行った私。
説明したら、銀行の対応してくれた人は最初意味が呑み込めないようでした。（そりゃそうだ）
で、数時間後、家に電話がかかってきて、「全て解決しましたから」とのことでした。
CDも翌々日に受け取ったのかな、速達で！
ひなこさん、うだうだ文句がうるさいと思われそうなので、こういう国に住んでいるんですよというのをお披露目してみました～。
あの子、もうおばさんになっちゃっただろうけど、どこにいるのかな、今現在！
では、ご機嫌よう！
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最終更新日
2017年07月01日 11時26分49秒
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