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gamzatti @ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

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gamzatti

gamzatti

2007.11.12
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テーマ: お勧めの本(8118)
カテゴリ: 本・雑誌


日本映画、崩壊

「最近、ハリウッド映画ってつまんない」
「リメイクとか続編多すぎ。CGばっかだし」
「そうそう、日本映画の方が、がんばってるよね」
「2006年は、興行収入も、初めて日本映画の方が上回ったんだって」
「へえ~、いよいよ、日本映画の時代??」

・・・ちまたで聞こえてくる、「日本映画は元気」の声に、
敢えて物申す、という斉藤守彦。
20年間映画の世界を見てきた斉藤氏の筆致は鋭い。

「洋画を越えた」という興行収入も、

1スクリーンあたりの収益を見ると、数年前よりずっと落ちている、など、
数字やデータの読み方に目からウロコ。

また、
「○○製作委員会」って何? とか、
シネコンの普及がもたらしたもの、とか、
以前は黒澤明とか、「コワイ」が監督のイメージだったけど、
最近は変わってきた、その根底にあるものが何か、などなど、
映画館で映画を見ながら、
ふと「あれ?」っと思うことについて、書いてくれている。

仕事柄、私がもっとも注意深く読んだのは、
「映画ジャーナリズムの没落」の章。


つまり、読者が知りたいことを、いかに引き出すか、
もちろん「対象」がなければインタビューは成り立たないけれど、
逆に、誰かが書かなくては読者に伝わらない。

宣伝したい方の書いてほしいことだけを書くだけで、
それを「ジャーナリズム」といえるのか?


「この映画いいですよ、見ないとソンですよ」の気持ちがなくて、
単に右から左の紹介文でいいのか?
読者はそれを見て「きっと面白いんだろう」と映画館に足を運ぶのだから。

「原稿チェック」「個人プライバシー保護法」など、
書く側に不利な条件が多くなる中で、
斉藤氏はじめ諸先輩がいかに自分のオリジナリティを守ろうと奮闘しているか、
ギリギリとした切迫感が伝わってくる。

同じことが
監督や脚本家にも言えるというのが、この本のテーマ。
作り手も、資本提供者も、宣伝も、そして観客も、
みんな鉄板指向、つまり「絶対に受け、はずれがない」かどうかを吟味して、
何かと「守り」に入っている。
自分なりの「思い」に固執しなくていいのか?

ビジネスとして成り立たなくてはならないのは大前提として、
そこに「映画文化に対する強い思い入れ」があるからこそ、
時代や文化をリードできるのが、映画産業ではないのか?

映画を愛する人間としての、覚悟の辛口。
これで大丈夫?という斉藤氏の問いかけは、
映画界だけでなく、日本全体が流されている傾向にも言えることのように思った。





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Last updated  2007.11.12 10:45:58
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Re:「日本映画、崩壊~邦画バブルはこうして終わる」(11/12)  
川越嬢 さん
おもしろそうですね。
プロットライターやっている人の話でもまったく同じことを言ってました。当たるから当たらないか分からないオリジナルを作れないから、シナリオライターも受難の時代ですね^^;
フラストレーションたまってそうでですね。
寂しいなあ。 (2007.11.12 12:52:04)

Re[1]:「日本映画、崩壊~邦画バブルはこうして終わる」(11/12)  
gamzatti  さん
川越嬢さん
「原作」に対していくら払うか、みたいな話も出てきます。
映画だけじゃなく、DVDとかキャラクター商品とか、
副産物でのビジネスも大きくなってますよね。
「安全・安心」は年金の方で、よろしくお願いしたいですね~。 (2007.11.12 13:09:18)

ありがとうございますっ。  
斉藤 守彦 さん
「日本映画、崩壊」を書きました、斉藤と申します。
どこのどなたか存じませんが(笑)、丁寧な紹介、ありがとうございます。
>映画を愛する人間としての、覚悟の辛口。
・・・涙が出るほどうれしかったです、この一節。
誰が嫌いなものに対して、苦言を呈しますか。
分かってくれたことを、心から感謝します。 (2007.11.13 02:01:47)

Re:ありがとうございますっ。(11/12)  
gamzatti  さん
斉藤 守彦さん
ご本人からコメントいただけるなんて、
本当に光栄です。
映画ライターの大先輩である斉藤さんの
熱い気持ちを肝に銘じつつ、
私もがんばっていきたいと思います。
これからの斉藤さんのご活躍をお祈りいたします。 (2007.11.13 07:51:53)

Re:「日本映画、崩壊~邦画バブルはこうして終わる」(11/12)  
happy-gai  さん
「○○製作委員会」って角川映画が出た頃始まりですかね。
私もシネコンで映画を観ている一人です。
自分を別世界に誘い、感動を与えてくれる映画は本と共に大切なメディアです。 (2007.11.13 10:56:37)

Re[1]:「日本映画、崩壊~邦画バブルはこうして終わる」(11/12)  
gamzatti  さん
happy-gaiさん
>自分を別世界に誘い、感動を与えてくれる映画は本と共に大切なメディアです。
-----
本当ですね!
別世界を持てるってシアワセです。
(2007.11.13 19:13:28)

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