ライフ イン スウェーデン

ライフ イン スウェーデン

旅情1、2


旅したいという、心から湧き上がる熱望

人間には食欲や性欲などの本質的な欲望があるが、この旅したい、他の場所を歩きたいという気持ちもまた、心のなかにあるのではないだろうか。

で、私はその気持ちに突き動かされた。
ちょっと前から、その前兆はあった。
船に乗りたくて、先週末町の船着場まで行ったけど、手ごろなのがなくてやめた。
フェリー乗り場に月曜日にもいくだけいっていた。

そして、6月30日、午前中にどうしてもどこかにいきたくなった。
そして、再びフェリー乗り場への電車に飛び乗った。

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夢を乗せるフェリー

1720フェリーは港を出た。

目的地は ゴットランド

バルト海の島。スウェーデン領。ハンザ同盟のころの交易の中心として栄えた島。
今は観光で人気が上昇中。

フェリーで3時間弱。

荷物は適当にまとめた、ユースホステルの会員証をひさびさにとりだした。

フェリーのデッキで、しばらく海や港町、島々を眺めた
船にのりたかった。なぜかは分からないけれど、のりたかった。
船のなかは、寝てた。でも、船に乗れたことで、うれしかった。

島には2010着、まずは泊まるところを確保せねばとタクシーでユースホステルへ

ひと気がない。扉が閉まっている。呼び鈴を何度か鳴らす。
誰も出ない。扉を見る。フロントは1930までと。

24時間人がいるものとばっかり思っていた。。

おいおい

(続く)

旅の楽しさってなんだろうか。
知らない町の景色、においが好きだ。そこを歩くのがいい。
そして、いままで知らなかった人たちとの出会い、、

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8時30分、ユースホステルの扉が明日の朝まで開かないことはよく分かった。
そこは町の郊外だったので、とりあえず、町の中心に向かって歩き始めた。
この旅の目的に
「旅先のバーで、サッカー、コンフェデレーションカップ決勝を楽しむ」
というものがあった。
試合開始は830!
急がないといけない。
VISBYという町の城壁にたどり着いた。
中に入ると、石畳の町が出現した。

昔と同じ景色が好きである。
この町は、そういう昔の雰囲気を残した町。

泊まるところとバーを同時に探した。

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さっそくホテル発見

フロントを探す。閉まってた。

しばらくあるくと、左を見ると、海の景色が出現

余裕はないが、とりあえず写真。

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下のほうから、歓声が上がった。

サッカーでどっちかのチームが得点下に違いない

急がなければ。。

他のホテルらしきところもみたが、人がいない。。
ホテルというか、日本の民宿みたいなもんなんだが。。

それから数分きょろきょろしながらストリートを歩く

ついに、サッカーを放映しているバー、レストランをはけーん!

カウンターに座る。ライトビールを頼み、一息つく。

画面をみると、開始14分で、1-0でブラジルが得点。

とにかく、見れる

しかし、しばらくしたら、女性がちょうどテレビと僕のあいだのカウンターに立つ。
まるで、パネルクイズアタック25のように、テレビ画面の重要なところが女性の顔で塞がれる。冷や汗
しばらくして、その女性が場所を移動、急いで同じことがないように彼女がいた場所へ。そこは椅子がなかったが、まいっか。

黄色い服をきた、アフリカ系の男性が2人横にいた。

プレーをみながら、話をした。

地元の人かときいたら、今日ライブがあるのでその演奏にきた、この試合を見終わったら、めしくって、それからライブだ、と。
ラップのグループだそうだ。ちょうどいい、それを見に行きたい、といったら、じゃあ名前ゲストにかいといてあげるから、ただで入れるはずだ、と。

そうしているうちに、ブラジル2-0で 前半終了。

横に座ってたアダムは、東京ドームで演奏に呼ばれたことがあるといってた。格闘技なども詳しい。この前こっちであった、K-1の試合では、スウェーデンの選手が入場する時に演奏したそうだ。

どこ泊まってるのかときいたら、バンドのみんなで一軒屋が用意されてるとのこと。
心の中で、やった!と思った。
僕はきてユースいったら閉まってて、今晩とまるところがないんだ、
もし、みつからなかったら、ソファーでもいいから、いっしょに泊めてくれないかな?
もちろん、OKだ。ちょっと確認しないといけないが。

しばらくして、バンドのリーダーっぽいスウェーデン人のマーチンが現れた。アダムが聞くと、ノープロブレム!とのこと。
これで、野宿せずに助かった。。

彼らと一緒に、明日ファッションショーをする予定のアパレルのお兄さんがたもいた。日本でも秋に店を出すそうだ。

後半もブラジルがゴールをあげ、4-1で勝利。

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彼らが席を立つ、一緒に飯くいにいっていいかときくと、もちろん、と。

10時45分、外は薄暗くなっていたが、気分よくバーを出た。


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