GOlaW(裏口)

2005/04/21
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 自分の能力なら、助けられると思った。

 それは偽善か、それとも傲慢か。
 彼は自らの”力”と”信念”を過信し、そして己自身の陥穽に落ちていく。


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 一話の感想の後、BlogではIT関係者からの怒涛のツッコミが入っています。
 中には毒が過ぎるのもあるんですが(ネットサーフィンするならご注意を)、以下のブログは参考になるかと思います。

 にぽたん研究所さまより
ドラマに見る「緊急対応」に対する一般的イメージ
鈴木島男に学ぶ ウィルス撃退法
恋にヲチたら~いや、ですから、おなかいっぱいですってば (棒読み)~
第二話いっときやす。
 本業の方は、ツッコミが鋭いです。
 これをみると、『鈴木島男』は『井原満』以上の超人のようです(そ、そーだったんですか…。汗)。

 そしてこちらは、脚本家さんが昔に書かれたドラマのファンの方のもの。
無駄な事なんて一つも無いんだよ。 - 「恋におちたら~僕の成功の秘密~」
 …佐藤志麻子さんって本来、山崎淳也さんと同じ『ド級ツッコミ系ドラマ』を書く方なのでしょうか(汗)。

 …『大人のファンタジー』(フジ広報部の宣伝文句。『恋おち』の他、『スタアの恋』・『…と呼ばれた男』シリーズも該当する)とは、まさかツッコミ系ドラマの隠喩じゃないですよね(汗)。 


 第一話の【高柳徹】、【楽勝です】は『僕と彼女と彼女の生きる道』と映画『メッセンジャー』。
 第二話は【プロムシュート(ハム)】、【リュック】などが『スタアの恋』『いいひと。』。
 来週予告の【住む世界が違う】は『スタアの恋』の最重要キーワードです。
 他にもポコポコ隠れているようです。

 …マニアックな楽しみに、違う意味ではまってしまうかもしれません…。

 取り合えず、以降はドラマの展開や演出に対する突っ込みは他に譲ることにします。

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 ようやく自分のプログラマーとしての”力”を振るうことを受け入れた主人公。
 彼は”自分のやり方”という誇りを持って振るい始めます。

 もちろん、彼が『切り捨てる』ということ以外の選択肢を模索したことは、いいことだと思います。
 一人一人の弱者が足掻くのを手伝うことは、正しいことですよね。
 誰かを切り捨てるのではなく、潜在的な能力を引き出して導こうとするのは、経営者として必要な能力だと思います。


(ようやく彼が動き始めた)
そう、私も思ったんです。
 前回までの感想から、これが彼の課題と考えていました。

 でも彼の問題は、実は他のところにあるようでした。

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 主人公の行為は、遙か『上に立つ』立場で無ければ、正しかったのかもしれません。


 高柳は、その信念―優しさ―は偽りだと指摘します。
『”自分の甘えや弱さ”を優しさと思い込み、自己正当化してるだけだ。
 一人に対する甘さは、他の多大なる人への被害となる。
 犠牲を決断し、その苦しみを己に負うことこそ、関係者全員に対する、本当の誠意だ』と。

 確かに彼は”自分や会社の周りを見渡すこと”を、過去に二度放棄しています。
 それこそが彼の甘さです。それを見ないで走ることを”優しさ”にカモフラージュしているんです。

 それを他人に丸投げして、その甘さのツケを支払っているのですから。

 その時に砕かれた”信念”の欠片が、また細かく砕かれていくのを感じました。

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 主人公はSEとしては最高であり、ある意味で完成しています。
 人に使われ、求められることを応えるだけなら、100%の成功を収めるでしょう。
 だから、この回で挫折し、SEに転向しても物語は完結してしまうでしょうね。

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 ”自分の甘えや弱さ”が通じない相手には、島男は強烈な拒絶を示すようです(次回予告より)。
 それは主人公の”優しさ”が、本当の優しさで無いからなのでしょうか。

 間違った”信念”が、彼の力を正しい方向に振るわせるはずがありません。
 だからこそ、彼は空回りをした挙句、力尽きたのだと感じました。

 でも私はこうも思うのです。
 自分の弱さや甘さを自覚したとき、初めて他人の弱さを自覚できるのだと。
 そして他人の弱さを、ただ一人で庇おうとするとき、強くなれるのだとも。

 彼にはまだ、本気で庇うつもりはないと感じました。
 周りが自分の弱さを助けてくれる、認めてくれるから――だから、動いたというのが伝わってくるんです。
 そして、そのバックアップを他人に任せっぱなしにしています。
 ”他人を助ける”つもりで”自分の弱さ”を他人に押し付けている。

 彼にはただ一人で、全ての責任を負う覚悟がまだ無いと思います。

 こんな彼が本当に変われるのか、正直な気持ちでは不安です。
 これからの物語に期待しようと思います。

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 今回はCGは善戦していたと思いました。
 プログラムの構築というのは、はっきり言って素人には『?』の連続です。
 その進行をなんとか見せようとしているのが分かります。
(難易度は前回以上だと思うのですが、そこは頑張ったと思います)

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 『僕なりのやり方』に秘められた陥穽。偽りの優しさ。

 今はまだ、それを自覚せぬまま、過去の”信念”と”力”に飲まれたまま、進むだけ―――。





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Last updated  2005/04/23 07:11:54 PM
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