二万マイルの自遊時間♪

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2005-09-26日経平均


上げる時は大きく、下げる時は小さいと云ったパターンが続いているが、これは上昇相場のパターンである。上げる時小さく、下げる時は大きいというのでは、上昇などはしない事になる。本日の13392円引けは40円あまりの配当分が上乗せされているものの、13180円のゾーンは超える方向だ。13392円は10770円からは24.34%高であり、この24.34%高は10770円からは一度も4%超押しなく推移してきた異例のケース。下記は先日に示した1982年以降の4%超押しなく上げた上昇相場の8例である。

『もし、このまま4%超押しなく13620円まで上げ続ければ、ザラにはならない事が起こる。また、これが起これば、今の市場参加者は大変楽な投資環境に遭遇したことになる。道中に2%(1.85%~3.3%押しの総称)押しはあっても4%超押しのない25%程度又はそれ以上上げる上昇相場はザラにはない。
下記の表は1982年10月安値6849円以降における、道中に4%超押しなき上昇率だ。計算の基準のスタートが上昇起点又は4%超押しの押し目底である。

            上昇率
1 03年5月20日 7962円 → 03年7月10日 10070円 26.47%
2 93年3月4日 16721円 → 93年4月14日 20874円 24.48%
3 88年9月1日 26701円 → 89年5月29日 34337円 24.48%
4 87年12月28日 20936円 → 88年6月17日 28394円 35.62%
5 86年10月23日 15624円 → 87年3月30日 22218円 42.20%
6 85年11月14日 12480円 → 86年4月1日 15966円 27.93%
7 84年7月23日 9703円 → 85年4月3日 12683円 30.71%
8 83年1月25日 7803円 → 84年1月30日 10235円 31.16%

 もし、今回、このまま4%超押しなく13620円まで上げ、その後に4%超押しがある場合は、10770円→13620円で途中に4%超押しなき上昇率は26.4%となり、上記8件にもう1件加わる事になる。また、8件の全てが最高値になることなく、4%超押し後に高値を更新している。それも、高値更新に要した日柄は押し目底をつけた日からは、1週間から、最長3ヶ月程度だ。1~8の平均上昇率は30.35%だ。仮に10770円から4%超押しなく30.35%上昇すれば、14038円となる。更に楽しいのは14038円から4%超押しがあっても、下押し時間が1週間~3ヶ月で高値更新すると云うことだが、この高値更新後の高値は大小さまざまだ。
 尚、先日に13650円へ上げた後の下値は最大で規定60番の12195円+200円程度の12400円としたが、14000円台に入る高値なら12195円+200円ではなく、+500円の12700円程度だろう。また、仮に13620円~14000円までの高値から、12400~12700円へ下げるのは、それらの高値をつけて直ちに下げて1週間~3ヶ月で高値更新するのか、それとも13620円~14000円の高値から1週間程度の4%超押しがあった後に高値更新し、その後に12400円~12700円どころへ下げるのかは不明だ。』

 そこで、上記の表(1)~(8)の上げた直後にどうなったのかは知っておく必要がある。下記はその後の状況である。

(1)は10070円→8/7の9224円で、8.40%押し、その直後の高値は9/19の11160円で10070円の10.82%上値。
(2)は20874円→4/23の19554円で、6.32%押し、その直後の高値は5/11の21224円で20874円の1.67%上値。
(3)は34337円→6/16の32605円で、5.04%押し、その直後の高値は12/29の38957円で34337円の13.45%上値。
(4)は28394円→7/19の27109円で、4.52%押し、その直後の高値は8/4の28475円で28394円の0.28%上値。
(5)は22218円→3/31の21303円で、4.11%押し、その直後の高値は4/23日の24256円で22218円の9.17%上値。
(6)は15966円→4/8の14977円で、6.19%押し、その直後の高値は7/25の18136円で15966円の13.59%上値。
(7)は12683円→4/19の11996円で、5.41%押し、その直後の高値は7/8の13102円で12683円の3.30%上値。
(8)は10235円→2/14の9820円で、4.05%押し、その直後の高値は5/4の11190円で10235円の9.33%上値。

 上記(1)~(8)において、示されている事は、上記の表の1~8の高値が最高値になってしまったケースは1件もないと云う事だ。そして、更に精査すれば、

(イ) 上記の表1~8の高値からの平均下押しは5.51%である。
(ロ) 上記の表1~8の高値を抜くのは、それぞれの高値の日から2週間程度から6週間程度経過で、何ヶ月も要していない。これは、多分「初押しは買い」として、相場が陰転に向かわない為と考えられる。
(ハ) 上記1~8の高値を抜けた後の上値は平均で7.96%高い。仮に当面の高値が13620~13830円の中で13830円と仮定し、13830円の実現日を仮に、03年と同じ10月21日と仮定した場合、上記(イ)~(ハ)を当て嵌めれば、
 1. 13830円からの下押しは5.51%下値となる13124円。
 2. 13830円を抜くのは10月21日から2週~6週経過後の11月4日~12月2日となる。
 3. 13830円を抜けた、その後の上値は7.96%上値の14930円となる。この14930円をつける時期は従来例では様々であるが、13830円を抜くのが11月4日なら年末までに間に合う可能性はある。この場合の4月21日からの波動は4%超押しのみ描くなら、
 10770→13830→13124→13830抜け→14930
となる。この場合、14930円までつければ、12700円までは下げないだろうし、12700円がもしあるなら、13830円から5.51%押しの13124円に留まらず、8.17%押しの12700円となるしかない。8.17%は上記の(1)の8.40%の押しよりも小さい。ちなみに、この8.40%押しに至った時、個別銘柄で(し)売り転換に至った銘柄はあまりない。また、予測上値にはそれを示す上値線が存在するのが多数例と説明したが、年末までに有り得ると出た14930円を示す上値線は本日時点では存在しない。但し、13830円から、13124円又は12700円下げるなら、規定31番、又は規定42番波動で存在することになる。

 一方、NYダウとの単純数値差は、NYダウの先週末の終り値が10419ドル引けであり、日経平均は13392円引けなので、(13392-10419)=2973となって、6/9の680からは大きく拡大。公約の3000への拡大は達成同然となった。但し、この公約は小泉首相が公約したものではない。

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