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昔、何気なく見ていた頃は、オーストラリア原産のブラシの木(フトモモ科)などの仲間ではなかろうか、ぐらいの目線で見ていたものです。よもや、日本に自生する桜(バラ科)の仲間だとは、全く想定外でした。その後、北海道で、花が少し大きいエゾノウワミズザクラも観察できました。↑ CLICK ! 時々、大きな公園で観察するようになりましたが、ソメイヨシノ等に比べますと、花期が少しだけ遅いので、出掛け損なうこともありました。その内、自宅近くでも見かけるようになったのですが、驚いたことに、徒歩圏にも植えられていることが判明して、なんとも、注意力が足りないものだと反省しきりです。花の構造が全く異なり、少しぐらい風邪が吹いても、ゆらゆらと揺れるだけで、花弁が春風に乗って飛んでいくということにはなりません。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています上溝桜 桜 苗木 ウワミズザクラ うわみずざくら【庭木 花木 桜 サクラ さくら】樹高30センチ程度
2024/04/19
ジュウニヒトエの近縁種、ニシキゴロモの変種という位置付けになるツクバキンモンソウです。昨年、伸長したキランソウかなと勘違いしていたので、偉そうなことは言えません(笑)。追加で知った情報ですが、穂状花序が、ジュウニヒトエのようには立ち上がらないのだそうです。↑ CLICK ! 筑波という地名が和名の頭に付いていますが、栃木県や群馬県などでも観察できる植物で、茨城県周辺の特産ということではないそうです。全国で観察できるタカオスミレのようなものと、すみれ絡みで頭にインプットしました。特徴的な葉を持っていて、特に葉脈に沿った赤斑が目立ちます。実は、葉の裏面は、全面が、この赤斑と同じ色なのです。分類が同じシソ科とは言え、「赤紫蘇(あかじそ)」を彷彿とさせますね。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています「山野草の名前」1000がよくわかる図鑑 [ 久志博信 ]
2024/04/18
ちょうど、白い花が開き始めたところでした。こうして、ほぼ真上に近い方向から撮影することは少ないものですから、この角度は新鮮な印象を受けます(笑)。葉が独特な色合いを醸し出しています。「錆浅葱(さびあさぎ)」などの和色表現でないとうまく説明できない色合いですね。↑ CLICK ! 「穂状花序」と呼ばれる形態の花序に、白色から淡紫色をした唇形の花を多くつける構造をしています。このような花序の様子をして、宮中女官が着る十二単に見立てたとされますが、一方で、全体に毛深い植物ですから、雅な印象ばかりではありません。花序は、キランソウなどと異なり、しっかり立ち上がります。それでも、葉の裏面が見えるような立ち上がり方ではありません。その見えない葉の裏面は、紫色掛かっているのだそうです。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますアジュガ ‘ゴールド ライム’
2024/04/17
この日、少し時間ができたので、昼過ぎからドタバタと単車で走り回ってみました。ソメイヨシノの花たちは、あっという間に通り過ぎてしまい、少し損をした気分ですが、それでも、春風の中を走り回るのは楽しいものです。↑ CLICK ! 二ヶ所目の自然公園では、たくさんのタチツボスミレたちを引き連れるように、アヤメ科のシャガが咲き出していました。すみれたちと前後するような時期に、斜面を覆うように集団で咲く性質があります。ヒガンバナと似た話ですが、古い時代に中国から渡来したシャガも、どうした訳か、三倍体だけが生き残っており、当然、種子はできず、地下茎を伸ばして殖えて群生します。こんな風に、一株が立ち上がっている姿は不似合いかも知れません。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています山野草の苗/シャガ:ヒメシャガ(姫シャガ)白花2.5-3号ポット
2024/04/16
お花見やすみれ散策に出掛けますと、不思議な姿をしたサトイモ科の植物に遭遇することがあります。釣り糸を垂らしているようなウラシマソウです。今回、出逢った個体群の状態は、既に葉の部分が大きく展開して、傘をさしたようですね。↑ CLICK ! 芽が出たばかりの頃ですと、近縁種のミミガタテンナンショウやマムシグサと良く似ており、この仲間は日本に30~40種ほどが自生すると紹介されている資料を見ました。ウラシマソウは、この釣り糸風な苞葉の先端が細くなっったものが目立つので、分かりやすい種だろうと思います。冗談みたいな話ですが、学名は、そのまんまの "Arisaema(テンナンショウ属) urashima" なのだそうです。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています(1ポット)ウラシマソウ 12~15cmポット大株苗 山野草/浦島草/天南星/※休眠 地上部無し
2024/04/15
例年より遅く咲き出した桜たちですが、なにか、あっという間に通り過ぎてしまうような予感がしています。今年、これまでに6種程の桜の仲間の花をカメラに収めることができましたが、ここは少し意識して、できるだけ、密に歩き回らないと見逃しそうですね。↑ CLICK ! たまたま観察できた枝垂桜こと、イトザクラがきれいに咲いていました。もっと、陽光が強いタイミングで出逢いたかったのですが、分厚い白雲が空をおおってしまって、そのまま、日差しは徐々に陰っていく時間帯でした。天候や雲のぐあいなどについては、ヒトがどうこうできるものではありません。本当にギリギリのところでしたが、この程度には写りこんで、まぁ、良かったなぁと思います。愛らしい花でした。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますしだれ桜 枝垂桜 枝垂れ桜 桜 盆栽 ミニ盆栽 鉢植え お悔やみ の花 花鉢植え お祝い フラワーアレンジメント ペット お供え 花束 プレゼント グッズ 花ギフト誕生日 結婚記念日 送別 卒業 入学 ギフト 花見 誕生日 結婚記念日 送別 卒業 入学 シダレザクラ 松 梅 記念樹
2024/04/09
昨日、昼から青空が見られました。ところが、所用が終わった時は、もう3時を回っていたのです。急いで、カメラを持ち出して走り回ってみました。やはり、ヤマザクラも青空が似合いますね。↑ CLICK ! ヤマザクラは基本種(野生種)ですから、クローンであるソメイヨシノのように、高い均質性を示す様子ではなく、花や葉の色合いや枝振りの展開具合などに、多様なバラつきが見られますね。この樹は葉の赤みが強めで、花と葉がしっかり同時展開しています。枝は、桃のように縦に伸長する性質が強いようです。絶妙なタイミングで晴れてくれましたが、曇った今日、そばを通りましたら、灰色の空を背景に花が一気に散り始めていました。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています■送料無料■【5本セット】 ヤマザクラ 樹高0.8m前後 10.5cmポット 山桜 サクラ・さくら・桜 苗木 苗 植木 庭木 生け垣 花を楽しむ木 春に花を咲かせる植木特集
2024/04/08
↑ CLICK ! 関東圏で桜の開花宣言が出るなか、雨か、曇天が続いて、スッキリせず、花見もままならず、なんだか、大損をしているような気分だったのではないでしょうか。今朝の7時まで小雨だったのですが、そこから、徐々に回復して、昼には青空が見えるようになりました。↑ CLICK ! 用事をさっさと終わらせ、単車で公園をハシゴしてみると、どこも花見に興じる老若男女が、まるで湧いて出たかのようでした。皆、同じ気持ちだったのです。そして、それはヒトだけではなく、大事な生活が掛かっている蜜蜂たちにも言えることでした。満開が半月も遅れたオオシマザクラの周りでは、ぶんぶんという驚くほど大きな羽音がずっと聞こえていました。明日は、また雨だとか。この機を逃してはいけません。↑ CLICK !<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています花木 庭木の苗/桜:八重紅大島(ヤエベニオオシマ)接木苗4~5号ポット
2024/04/07
唐突にショウジョウバカマが咲いていました。この時期に開花する地域もあるのでしょうが、今までの出逢いを思い起こすと、5月から6月ぐらいで、夜な夜な霧が降りそうな高原が多かった印象です。久しぶりに観察しましたが、自生ではなさそうでした。↑ CLICK ! 「猩々袴」って不思議な名前ですね。言葉としての「袴」は知っていましたが、「猩々(猩猩)」の方は聞いたこともありませんでした。それで、昔のことですが、調べたことがありました。元々、中国からタイ、ベトナムなどの広域で知られる人面獣身、空想の霊獣、精霊のような存在らしく、酒好きで顔が赤いとされます。直接的には、能の演目「猩々」に登場して、髪から袴まで赤い装束で舞う舞踊に由来するようです。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますショウジョウバカマ[筑紫錦] 小上苗珍品・花木・山野草・猩々袴
2024/04/06
トサミズキやヒュウガミズキは、冬の終わりから早春に咲くイメージだったのですが、今年は、現在でも普通の顔で咲いているようです。そうした場所の一つである近くの公園には、トサミズキとヒュウガミズキが並んで咲いています。↑ CLICK ! ここは町内会で除草や清掃もして利用している馴染みの場所です。でも、この2種は似ていますので、別種だと認識している方は超少数派でしょうね。この仲間は、小さな花が集合して一つのまとまり(穂状花序)を構成しますが、その花の数はトサミズキが8個程度以上あります。それから、個々の花が大きく、後半には房のように伸びてきます。時期に依らず、雄蕊の先端にある葯が暗赤色ならば、多くの場合、トサミズキでしょう。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています【 単 品 】 トサミズキ 樹高0.7m前後 15cmポット とさみずき 土佐水木 苗 植木 苗木 庭 生垣 目隠し
2024/04/05
ちょっと渋くて、葉脈の赤みが強いので、ちょっと自信が揺らぎそうですが、これはキランソウですよね。すみれなど、他の植物だったら、「赤斑」とか「血潮」などと表現されていることでしょう。幸か不幸か、そのような名称は検索に引っかかりませんでした。↑ CLICK ! この様子を見ていると、確かにシソ科の植物だなぁと納得してしまいます。このまま、梅干しを漬け込むことができそうな雰囲気があります。嗜好が分かれるかも知れませんが、この雰囲気の山野草は好きですねぇ。ただ、一瞬を切り取った姿なので、早々に変わってしまうのかも知れません。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますミツマタ 苗 【ミツマタ (赤花)】 約0.5m 根巻き苗 苗木 庭木 落葉樹 シンボルツリー価格:4,400円(税込、送料別) (2023/4/15時点)
2023/04/16
四月になってミツマタの花を見かけて、逆に驚いてしまいました。実は、少し距離があったので、撮影はできなかったのですが、ベニバナミツマタも花を咲かせていたのです。世の植物は概ね早く咲き出しているので、不思議に思っています。↑ CLICK ! 比較的最近になって知ったネタなのですが、生け花に使う白い枝を知っておられる方もいらっしゃことでしょう。それは『晒しミツマタ』と呼ばれる漂白花材(枝物)です。繊維の強いミツマタは、樹皮が和紙の材料になるのですが、枝の方も漂白乾燥して利用されることもあるのですね。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますミツマタ 苗 【ミツマタ (赤花)】 約0.5m 根巻き苗 苗木 庭木 落葉樹 シンボルツリー価格:4,400円(税込、送料別) (2023/4/15時点)
2023/04/15
↑ CLICK ! 例年なら、4月末から連休前後に咲き出すキンランが既に咲き出しています。今年、植物たちが早め早めに動いていることから、午後4時近くになって単車で観察に向かってみました。わー、やはり咲いている!と、林の奥へ。黄色い妖精が棲む林には独特な雰囲気があります。↑ CLICK ! まだ、花数は少なく、これから蕾がほころぶ株が多かったので、ピークは来週辺りでしょうか。実は、その頃に外出してしまうので、今日、来てみて良かったのです。この自生地には、ギンランとササバギンランの両方が咲くのですが、今日の段階では見当たりませんでした。↑ CLICK !<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますDVD / 趣味教養 / 野生ランの世界 DVD-BOX価格:9,790円(税込、送料無料) (2023/4/14時点)
2023/04/14
街中でも路傍などでよく見かけます。でも、ここで見かけたハハコグサは、キリッとしてかっこいい姿をしていました。この姿ですと、母と子というコンセプトにはぴったりきませんね。↑ CLICK ! 実は、昔、横から見た姿が「母と子が並んでいる様子に見える」ことが名前の由来と読んだ記憶があるのですが、最近、「由来には諸説ありますが、はっきりとはしていません」という記載を読みました(え、そうなんですか?!)。その正体は生薬だとか、お粥や天ぷらの食材に利用するとか、よく承知していない植物だったと、改めて自覚したものです。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています【P増量中】ハハコグサ(母の愛)《マウントフジフラワーエッセンス》10ml [国産フラワーエッセンス/日本/富士山]価格:2,160円(税込、送料別) (2023/4/13時点)楽天で購入
2023/04/13
春山に出掛けると、本当によく見かけるのですが、どうした訳なのか、ここ何年かは見かけませんでした。そのブランクを埋めるように、開花時期はピッタリで、陽光もちょうど良いのか、とても可憐、もしくは、美しく見えたのです。↑ CLICK ! この花弁の色合いは、淡い碧(コバルトブルー)ですね。デジタルカメラの場合、往々にして、この色合いを的確に再現できないことがありますが、嬉しいことに、現場で目に焼き付いた印象そのものの色合いが出ていると思います。腕というより、カメラの性能と運でしょうか。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますうこん桜(右近桜・黄桜・鬱金桜)桜 苗木 ウコンザクラ うこんざくら 【庭木 花木 桜 サクラ さくら】
2023/04/08
クサノオウが咲いていました。これは主観の問題ですが、このサイトでは「初夏に花が咲く植物」に分類しています。実際には、桜がまだ残っている時期から咲き始めますね。残念に思うことがありまして、この植物に興味を示す方が、余り多くないのです。 目立つ黄色で、まぁまぁ綺麗な花を咲かせていますし、薬草として有用な植物ですし、特段の悪さはしません。もっと、注目されても良さそうな気がするのは、一部の植物好きだけなのでしょうか。 あちこちら角度を変えて撮影していると、レンズの向く方向を見て「何かあるの?!」というように首をかしげて通り過ぎる方がいました。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています柳宗民の雑草ノオト (ちくま学芸文庫) [ 柳宗民 ]価格:1430円(税込、送料無料) (2022/4/16時点)楽天で購入
2022/04/16
撮影は5日前でした。シロバナタンポポで良いのでしょうか。花中心部が黄色いので、西日本で見られる個体群と異なるのかな?と思ったのですが、過去に広島で撮影した個体群も同様、ほぼそっくりでした。葉や角状突起の形状、総苞外片の長さなどで見分けられるものなのでしょうか。 ウェザーニュース社の調査で、黄色いタンポポしか見たことがない方が約80%だそうです。そうなのですか!関東でも、あちこちで見られますよね。まぁ、道を歩く時、地面ばかり気にしている人は少ないということでしょうね(すみれフリークは語る)。 良く似たケイリンシロタンポポと区分する方法について調査をした方がいらっしゃるのですが、結論は「見分けるのは難しい」だったそうです。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現していますタンポポハンドブック [ 保谷彰彦 ]価格:1375円(税込、送料無料) (2022/4/15時点)楽天で購入
2022/04/15
情報を頼りにやって来た庭園で更に探索すると、白い花を咲かせているイカリソウもたくさんありました。正確には、極めて淡い薄紫色なのかも知れません。これは、明らかに植栽株たちです。どうも、関東甲信越で普通に見られるイカリソウではなさそうですね。↑ CLICK ! 交雑種の可能性も多々ありますが、基本種だとすれば、最もイメージが近い種はトキワイカリソウになりそうです。自生地で観察したことがある個体群は真っ白でした。こちらも、なかなか綺麗な色合いをしています。精度の高い同定は難しいのですが、冬場に葉を見に来れば確認できるのでしょう。<紹介> 「花の写真館」から「イカリソウの部屋」の一部コンテンツを再現しています山野草の苗/イカリソウ(碇草):トキワイカリソウ3号ポット価格:606円(税込、送料別) (2022/4/14時点)楽天で購入
2022/04/14
イカリソウが咲いているという情報を頼りに、大きな庭園にやって来ました。何度か訪問していたのですが、庭園の一部しか見ていなかったらしく、全体がここまで広いとは、完全に想定外でした。これは見つからないかも知れないと不安になってしまう始末です。↑ CLICK ! あちこちの公園などに立ち寄りながら、最後に訪問したもので、歩き回っている内に太陽が傾いてきました。そして、ついにイカリソウ発見!あれっ、色が違いますね。もう、この花ならスルフレアです。でも、情報として掲載されていた花は、この色ではなかったはず・・・。。<紹介> 「花の写真館」から「イカリソウの部屋」の一部コンテンツを再現しています山野草の苗/イカリソウ(碇草):サルフレア3号ポット価格:839円(税込、送料別) (2022/4/14時点)楽天で購入
2022/04/12
この季節、数が多すぎて、ついつい撮影を逃してしまうのがソメイヨシノです(笑)。実は撮影日も撮影場所もバラバラの3枚構成にしてみました。 1枚目は真っ盛りの6日前に近所で撮影しました。2枚目ですが、5日前に隣の市に出掛けた際、ついつい撮影してしまったものです。そして3枚目は、昨日、隣の隣の市まで遠征して撮影しました(注:全部がヨメイヨシノではありません)。 咲き始めの花はほぼ真っ白で、花だけ!という印象です。時間の経過とともに、小さく葉が伸び始めるとともに、全体が薄紅色を帯びてきます。実は花弁が色づくというよりも、雄蕊の赤みが強くなり、花弁が減って萼が目立つようになってくるのですね。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています◆送料無料◆ 桜苗木 ソメイヨシノ 苗木 【染井吉野 (そめいよしの)】 1年生 接ぎ木苗 (ニーム小袋付き) 染井吉乃 桜の木 桜の苗木 植木 花木 庭木 シンボルツリー 記念樹 落葉樹 高木 ※北海道・沖縄は送料無料適用外です。価格:2464円(税込、送料無料) (2022/4/11時点)楽天で購入
2022/04/11
今春は天候に恵まれず、桜たちを観る機会が少なかったなぁと思っていましたが、徒歩圏の緑地公園に咲く桜たちのことを失念していました。ここに立派な桜の樹があったのです。良かった。ちょうど良いタイミングで咲き誇っていました。白色が強い大きな花を咲かせています。 でも、葉の赤みが強すぎて、ヤマザクラとの交配種である可能性を否めません。現状、オオシマザクラ(仮)としておきますね。^^ さて、ちょっと笑ってしまうのですが、この樹木の幹に「ヨメイヨシノ」という立派な説明書きが設置されているのです。確かに、少し離れた後方にソメイヨシノも咲いているのですが、この樹のどこを観察したら、こうなるのでしょうね。ここは市の管轄ですが、さて、どうしたものでしょうか。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています【送料無料】日本の桜 西日本編/BGV[DVD]【返品種別A】価格:3388円(税込、送料無料) (2022/4/7時点)楽天で購入
2022/04/07
この日、なんとか薄曇り程度だったので、トリシティで近場へ出掛ける途中、以前から気になっていたイトザクラが咲くスポットに立ち寄りました。要するにシダレザクラ、良く知られるエドヒガンの品種です。枝の変化で、早く伸びてしまうために下向きに垂れてしまうのだそうです。 古い幹線道路沿いにある赤い屋根のお寺さんに、庚申塔と並んで入口を飾るように立ち上がっています。撮影する時点で青空が出て良かったです。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています盆栽 桜 枝垂れ桜 しだれ富士桜 2022 開花終了 樹齢5年 極美樹形 一重咲き 60?80の蕾 シンボルツリー 庭植え 苗木【盆栽 桜 初心者 室内 桜 誕生日 プレゼント 桜 モダン盆栽 ギフト】価格:5980円(税込、送料無料) (2022/4/6時点)楽天で購入
2022/04/06
この季節に野山を歩いていると、よく見かけるエンゴサクの一つです。実は、良く似た仲間が多いのですが、咲いている地域などで(ある程度)種を絞ることができるかも知れません。これは関東から西日本で見られ、ジロボウエンゴサクという長い名前を持っています。↑ CLICK ! 当サイトでも、投稿日現在で、同属種であるヤマエンゴサク、ミチノクエンゴサク、エゾエンゴサクを掲載しています。ヤマエンゴサクは広い範囲で見られる普遍種ですが、他の2種は、名前から生まれ育ちが分かるような気がしますね。 ところで、ジロボウは次郎坊、つまり、次男坊的な意味です。実は長男坊の太郎坊もあって、スミレのことだと言われています(諸説あり)。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますEssential生薬ファインダー [ 御影雅幸 ]価格:3300円(税込、送料無料) (2022/4/5時点)楽天で購入
2022/04/05
華やかな名前を貰っているにしては、淡い薄紫色の目立たない花ですね。こうしてみると、葉も大人しい色合いをしています。 一方、派手めの色をした外来種が、属名のアジュガという名で流通しています。確かに、鉢植えで庭に置くということであれば、野生種は地味過ぎるかも知れません。でも、どうした訳か、昔から好きな植物でした。 全体の印象が同属のキランソウに似ていますが、キランソウの方は立ち上がらず、地面を覆うように拡がりますね。特に花の構造がそっくりなので、ジュウニヒトエと間違えて掲載されていることがあるようです。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/18
突然、感が走って(笑)6年前ぶりに、近隣にある自然豊富な林まで出掛けてみました。ナビ無しで辿り着くことができて良かった。^^ あ、キンランが咲いていますね。この蘭は「ラン菌」などとも呼ばれる特定の菌に対する従属栄養性が高い、つまり、ある菌が繁殖できる環境がない限り、生育を継続できない植物なのだそうです。間違っても持ち帰るな!ということでしょう。 北海道を除き、全国的に自生していた普遍種だったそうです。越してきた頃、近くの林にも咲いていましたが、現在は住宅開発が進み、当然ながら、全く見ることができません。ここでは、もうすぐササバギンランも咲き出します。この環境が維持できると良いですね。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/17
知る人ぞ知る、これがフゲンゾウ(普賢象)です。やはり、サトザクラの栽培品種で、大柄な花弁は白を軸に淡紅色が滲んでいる点では、ショウゲツやフクロクジュにも似ていますが、花弁の数はもう少し多くて、50枚程度の場合もあるそうです。 栽培植物名は不思議な言葉ですね。花序中央部に雌しべが変化した「変わり葉」が、一般に2本突き出ています。これがゾウの鼻に似ているとして、普賢菩薩(菩薩さま)が乗る象の鼻になぞらえたというややこしい話が由来だとか。象の鼻に似ているかなぁ? 花とほぼ同時に展開する葉はカンザンのように赤みを帯びています。比較的大きな樹木になり、見栄えがありました。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/16
近隣の公園で見てきたフクロクジュ(福禄寿)です。やはり、サトザクラの栽培品種で、大柄な花弁は白を軸に淡紅色が滲んでいます。花弁の数は、数えてみなかったのですが、資料によりますと15~20枚だそうです。 栽培植物名がなかなかしゃれていて、七福神の名前を持っています。縁起の良い桜ということでしょうか。 明るい緑色の葉が花とほぼ同時に展開するようです。近くにショウゲツがあったので比較してみたのですが、花弁の数が少しめであることを除けば、個体差以上の違いを認識できません。花弁にウェーブが掛かることから、'contorta(ねじれ)'と命名されたそうですが、う~ん…。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/15
近隣の公園へ出かけて、桜たちを見てきました。これはショウゲツ(松月)というサトザクラの栽培品種です。花弁は全体として白っぽいのですが、淡紅色が滲んだグラデーションになっているのが特徴的ですね。葉の方は、八重咲きに多い赤茶色ではなく、明るい緑色でした。 花茎が長くて垂れ下がる性質とのことです。花弁の数は25枚前後と、同じグループのカンザン(関山)などより少なめですが、ふわっと膨らむように咲いて、これはかわいいらしいと思いませんか。 ところで、最近の情報サイトなどでは、栽培品種名を Cerasus Sato-zakura Group 'Superba' と掲載していることがあります。これは?栽培品種名の記載方法としては何か変ですね(「国際栽培植物命名規約」参照)。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/14
これは何モノでしょうか?あ、皆さん、ご存知ですね。これはウコン(鬱金)という素晴らしい名前のサトザクラです。 ご覧の通り、花弁が淡緑色で重弁の栽培品種です。開花から少し時間が経過すると、2枚目の写真のように、花序の中心部から赤みを帯びてきます。3枚目は同じ日に別の場所で見つけた樹高の高い個体ですが、こちらは緑色が比較的強めでした。 実は、最近、気づいたばかりの場所で撮影しました。遠出した帰り、夕日が差し始めた頃に、路傍でチラッと見かけたのです。晴れを待って、すぐに撮影に来ました。意外に栽培数が多いのかも知れませんね。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/10
春の温かさに誘われて、三輪(トリシティ)であちこち出掛けてみました。そして、あちこちに咲いていたのが「菜の花」です。 近づくと、独特のむせ返るような香りが漂ってきます。けっこう強い香りですよね。濃い黄色の帯が一面に拡がって、春だぞぉ!と訴えているようでした。余り詳しくないのですが、種子が自動散布されて、勝手に世代交代をしているのでしょうか。 ただ、「菜の花」はアブラナ属の花の総称と言われ、同属の多彩な品種を含む訳です。実は、正確に区別できるだけの知識がありません。あちこちで見た「菜の花」が、実は別の花かも知れません。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/09
当サイトの情報発信地は千葉県船橋市です。例のフナッシーが出没するエリアですね。今、近隣では梨(ナシ)が白い花を咲かせていますが、これは農産物ですので、梨園の農家さんにお断りせずに園内には入る訳にはいきません。通りすがりで撮影する際には、外から撮れる範囲に限定なのです。 白くて大きくて、綺麗な花です。当然かも知れませんが、リンゴの花とよく似ていますが、リンゴは少し紅色が目立ちます。 ただ、この時代に近隣人口が大幅に増えていて、次々に住宅が建てられます。最近、大きな梨園の樹木が切り倒されていて、唖然としました。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/08
結果的に、もう半月前の撮影になりますが、例年であれば、関東では今頃から咲き始めるニリンソウ(二輪草)です。この日は今春二度目の来訪ですが、さすがに一回目の時には咲いていませんでした。 意識して、初めての山道を登ることにしたのですが、今回は咲き始めていて嬉しくなったものです。すみれやネコノメソウたちも撮影しながら進むので、なかなか標高が上がっていかない登山でした(笑)。 実は、やっと、緑色の花を観察することができました。密かに「今回はがんばって探そう」と思っていたのですが、人が集まって撮影していました。まぁ、自分でも一つ探し出したので、良しとしましょう。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2021/04/05
わぁ、レンゲソウですね。田んぼではなくて、里山で撮影しました。古い時代の渡来種で、稀に自然に近い状態で生き残っていることもあるかも知れませんが、一般には人間が何らかの目的で種子を播いたものです。こんな風に咲いていると、なんだか、ホッとしますね。 実は、庭に播いたりしたこともあったのですが、2年程で消えてしまって、定着することはありませんでした。レンゲソウのような植物は、余り、土壌を選んだりしないのだろうと思うのですが・・・。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2019/04/17
埼玉まで尾根歩きにやってきました。その終盤、目前に現れたのは、白いソメイヨシノを背景に咲く紫色のツツジです。ミツバツツジだろうと思いますが、確認はできていません。 実は、余り時間がないのに情報もなくて、本当にこの道を歩いていて良いのだろうかと訝っていた時間帯だったのです。この桜を見て「やっと里に下りてきたんだぁ」と感じ、太陽の位置から、概ね、方向は合っているんだと認識してひと安心。そんな瞬間を撮った一コマです。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2019/04/14
ソメイヨシノが今年早めに咲き出して花を終える頃、実は「御衣黄」にとっては咲き出したばかりのタイミングでした。まだ、紅色を帯びる前で、おとなしい花です。 公園を歩いていると、大勢にカメラを向けられている派手めの八重桜などのそばで、なんと誰にも気づいてもらえなかったのです。「あのぉ~、皆さん、これが、かの有名な御衣黄ですよぉ!」。まぁ、期せずして独占できている訳ですから、ヨシとしましょうか。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2018/04/17
少し前の写真ですが、紹介できないままで夏になってしまいそうでしたので、無理に持ってきました(笑)。この独特な雰囲気がある不思議な植物はヨゴレネコノメです。春の野山を歩く方ならご存知かも知れませんが、何これ?って語る方が多いかも知れませんね。 沢水などが流れる湿った場所でしか見たことがありません。汚れていると言えば、そうかも知れませんが、むしろ、綺麗だと思うのです。いかがなものでしょうか。ちなみに黄色い部分は葉(包葉)で、花弁はなく、そのうち、中央部に褐色の小さな萼片が見られるようになります。 猫の目草の仲間はたくさんあるのですが、これは特徴が鮮明ですので迷わずに済みます。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2017/04/19
桜の話が続きます。とても美しいと思っているオオシマザクラ(大島桜)ですが、もう花期が終わりかけですね。この桜は花芽と葉芽がほぼ同時に展開を始めて、ともに輝くような魅力を見せてくれます。花は白くて大きく、葉は赤味を帯びて展開する特徴があり、葉は最終的に綺麗な萌黄色に変わっていきます。 かなり樹高が高くなる大柄イメージの桜ですが、都市部の公園などでも普通に植えられていますよ。近所の緑地公園にも大きな木があるのですが、残念ながら、市の緑地課さんは立派な「ソメイヨシノ」という案内札を掛けています。子供の遊び場に近く、教育上、なんとかならないものかと憂いているのですが…。 これは少し前の撮影です。ちょうど、今、似たような白くて大きい花を咲かせている地元船橋の樹木があるのですが、それはなんでしょう?言わずと知れた「梨」ですね。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2017/04/17
紹介のタイミングが遅れて、時系列的に前後してしまったカンヒザクラ(寒緋桜)、3月末の撮影です。しっとりした独特の雰囲気を醸し出す桜ですよね。この桜を夜に軽いライトアップで眺めると、更に良い雰囲気が出るんですよ。川面に咲く夜桜として眺めたりすると、一際よろしいかと思います(笑)。 一方、沖縄で桜と言えば、この種を差すことをご存知でしょうか。花期が長いのですが、1月辺りにはピークを迎えます。ぱっと咲いて、ササッと散るスタイルではないのです。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2017/04/15
最も愛された桜の栽培品種と言えば、異論なく、ソメイヨシノ(染井吉野)でしょう。ただ、感染症に弱いという弱点があって、既に、新たな生産・販売は終了しており、現在はジンダイアケボノ(深大曙)に切り替えられています。勿論、現役で最も多く栽培されている品種ですから、どこへ出掛けても見られ、桜前線の指標であることに変わりはありません。 一方、森林総合研究所が今年1月に発表したプレス・リリースおよび昨年12月にTaxon誌にオンライン公開された研究成果により、桜の交雑種に関する知見が更に明確化されたことはエポック・メーキングな出来事でしたね。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2017/04/11
●●●長い花期もそろそろ終わる プリムラ・マラコイデス●●●まだ寒さが身にしみる頃から花を段咲きに咲かていました。「これは何かな?」サクラソウ科のプリムラ・マラコイデス、幾つかの呼び方があります。西洋サクラソウと呼ばれる植物は幾つかありますが、その一つですね。他にオトメザクラ(乙女桜)、ケショウザクラ(化粧桜)と呼ばれます。寒さには耐えますが、暑さに弱いので一年草扱いされるのでしょう。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Primula malacoides" ● 原産 : 中国南部 ● 分類 : サクラソウ科プリムラ属園芸種ですが、原種は中国雲南省、四川省に自生するそうです。資料によると、不思議なことに欧州を経由して渡来したとか。また、ずいぶん遠回りをしたものですね。それで、東洋が原産なのに「西洋」が頭についてしまった訳ですか。まぁ、園芸種の名前はイイカゲンですから、気にしない、気にしない。日本に自生する桜草より少し大きくて派手な渡来種と理解しています。CLICK! 日本の桜草ですが、一面に群生する姿を見ることは多くないと言われます。でも、北海道の道東を走り回ると、かなり多くの株が自生している風景に出逢うことがあります。かわいものでした。
2011/04/19
●●●美しい花を咲かせるリンゴの仲間 カイドウ(海棠)●●●春の街角で見かける可愛らしい花木です。「これは何かな?」実はリンゴの仲間なのだそうですが、カイドウ(海棠)と呼ばれています。名前が少し厳めしい感じがしますね。庭木として数は決して多くないので、ご存じない方もいらっしゃるでしょう。私は、父親がこれを買ってきて庭に植えていたので良く覚えています。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Malus halliana" ● 原産 : 中国 ● 分類 : バラ科リンゴ属ハナカイドウ(花海棠)とも呼ばれるという説明を目にすることがあります。ただ、これはミカイドウ(実海棠)と比較する用い方をすると理解しています。なにしろ、ミカイドウはMalus micromalusという別種なのです。そのハナカイドウは花はきれいですが、果実を記憶していません。実は小さな赤い実ができるそうで、真偽は不明ですが、食べられるとか!まぁ、リンゴの仲間ですから、不思議ではありませんね。CLICK! ソメイヨシノが花を終えつつあり、遅咲きの関山や鬱金(うこん)などの八重咲き種が咲き始めていますね。ここで、華やかな桜の横で静かに咲いている仲間たちにも目を向けたいところです。
2011/04/19
●●●いつも、違う名前で紹介される パルマスミレ●●●時々、冬から早春の園芸コーナーに並んでいます。「これは何かな?」これは「八重咲きニオイスミレ」"Viola odorata"かな。実は「パルマスミレ」"Viola suavis"という園芸品種です。残念ながら、その名で陳列されていることは珍しいようです。今年、すみれの展示会でやっと目にすることができました(笑)。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Viola suavis" ● 原産 : 中東(仮) ● 分類 : スミレ科スミレ属パルマスミレのパルマは、イタリアの都市名ですね。サッカー好きの方なら、有名なチームがあるのでご存知かも知れません。イタリアで16世紀に盛んに栽培され始め、愛され続けています。ただ、そのルーツについては、未だに良く分かっていません。北アフリカ説もあるようですが、イタリアにしても温暖な地域ですね。冬の花として流通していますが、ルーツは温暖な国だったのかも。(^^*) 春の到来が少し遅れていた感じがしますが、そろそろ冬のすみれたちは降壇して、桜とともに春のすみれたちがたくさん目に入るようになりました。明るい季節の到来です。地震さえなければ、素直に喜ぶことができるのですが・・・。
2011/04/12
●●●早春、人知れず、静かに花を咲かせるエゾアオイスミレ●●●例年より、少し早い時期のすみれたちを見に出掛けてみたのです。やはり、葉が出たばかりとか、姿も見えない状況でした。諦めかけた夕方、もう一歩と足を伸ばした山道に小さな花が咲いていました。早咲きで静かに咲くエゾアオイスミレです。なるほど、こんな時期が花期の中心だったのですね。稀に花を見つけるすみれでしたが、実は早い時期に花を終えていたのです。今回は、きちんと実感することができました。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 :"Viola grypoceras" ● 原産 : 日本、台湾、東アジア、北アジア、欧州 ● 分類 : スミレ科スミレ(ヴィオラ)属 ● 特徴 : 早咲きで比較的高い場所で咲く 精度が高くなった天気予報と相談しながら、ちょっとビクビクで出掛ける日々です。一方、今日に日中は暑かったと思ったら、夕方には嵐の前触れのような雰囲気になってきました。困った春です。
2010/04/16
●●●ジャングルにそびえる孤高の樹 ヤエヤマヤシ(八重山椰子)●●●青空に向かって伸びている背の高い樹木の群落です。「これは何かな?」樹高が25m、樹齢が200年を越す天然記念物ヤエヤマヤシの群落です。石垣島の観光コースになっていますので、訪れた方も多いことでしょう。付近では、「いかにも」というジャングルと美しい海が見られます。珍しくガイドさんの居るバスに乗り込んだので、面白い話を聞きました。椰子というと、ヤシガニが落とす大きな実を連想してしまいますね。でも、この椰子の実は大きくても小豆大、平均は林檎の種ぐらいでした。世界を探しても近縁種がみつからない珍しい品種なのだそうです。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Satakentia liukiuensis" ● 原産 : 日本の南西諸島 ● 分類 : ヤシ科ヤエヤマヤシ属 これだけの樹高を支えるために、根元が下の写真のような状態になります。木が幼い頃には、ツルンとした普通の樹木の根元と同じ状態です。それでも強い台風が通過すると、あちこちで倒木が起こるのです。さて、200年を超すという樹齢の話ですが、この木には年輪がありません。では、どうやって樹齢を推定しているのでしょうか?なんと、木の肌に横縞が1年に2本入ることから計算できるのだそうです。個体数の限られる1属1種の珍しい植物なので、大事にしたいところですね。ここは観光地として解放され、他の自生地は自然のままです。でも、どうやら観光地化した方が群落を守ることができそうな・・・。 他の自生地の様子ですが、年々個体数が減っているらしいのです。自然のままにしておこうという話は美談なのですが、現実問題、「観光資源」として保護された方が被害が少ないということでしょうか。寂しい話ですね。
2009/04/29
●●●美しい鳥が羽ばたく姿をした ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)●●●切り花のコーナーで、時々見掛けるユニークな形と色の花です。「これは何かな?」バショウ科のゴクラクチョウカ、つまり、極楽鳥花ですね。美しい羽を持つ極楽鳥は、南太平洋のパプアニューギニアに生息します。風鳥という鳥の別名ですが、英名はBirds of Paradise、そのまんまですね。花と鳥、どちらを先に記憶するかですが、実はかなりイメージが違います。極楽鳥は複数の鳥の総称のようですが、美しい「尾」を持っています。一方、極楽鳥花はオレンジ色のトサカに見える「萼」を持っています。嘴(くちばし)に見える部分から、鶴のような鳥を想像してしまいますね。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Strelitzia reginae var. regina" ● 原産 : 南アフリカ ● 分類 : バショウ科ゴクラクチョウカ属極楽鳥花の英名はBird of paradise flower、やはり、そのまんまですね。極楽鳥花の方も複数の品種が流通しています。人気は、嘴のような花苞からオレンジ色の花弁を立てるレギネ種です。熱帯の植物かのようなイメージですが、ケープタウン周辺とのことです。それでも暖かい地域ですので、耐寒性はなく、豊富な日照量も必要です。沖縄では切り花用の花卉作物として育てられているのですね。偶然ですが、極楽鳥花のタネの写真を見ました。何ということでしょうか!そのタネにはオレンジ色のふわふわしたトサカが付いていました。(◎o◎;) 極楽鳥花はフラワーアレンジメント用の高級素材です。値段を気にしたことがなかったのですが、お幾らぐらいなのでしょうか?それから、まだ、見たことがない白い極楽鳥花「オーガスタ」という品種があるのだそうです。こちらは、まるで鳳凰鳥のようだと聞きます。是非見てみたいものですね。
2009/04/29
●●●ここにいるよ! 山道に落ちていたフトモモの不思議な花●●●濡れた岩の上に無数の雄しべが花火のように拡がっています。「これは何かな?」西表のジャングルの中で木から落ちていたフトモモの花です。落ちたばかりだったのか、とても綺麗な状態でした。その上方を見上げてみると、かなり上の方に特徴的な葉が見えていました。ここに落ちていなければ気付かなかったと思われ、運が良かったですね。蒲桃(プータオ)がプートーに変わり、更にフトモモとなったと言われます。フトモモ科の他の植物を知っていますが、こんな経緯は知りませんでした。なりやらフトモモを思わせるような実が生るのかと思っていました。(^.^; (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Syzygium jambos"または"Eugenia jambos" ● 原産 : 熱帯アジア ● 分類 : フトモモ科フトモモ属昔、栽培されていたものが野生化したとされますが、ここはジャングルです。マングローブが生い茂る川のほとりでした。資料によると、湿り気のある河川沿いに多いということで納得です。モモとは似ていませんが、一風変わったビワのような実が生ります。生で食べることもできますが、それほど美味いものではないそうです。まぁ、それで栽培されなくなったということでしょうか?フトモモ科の花は、知っている限り、雄しべがこんな感じです(笑)。でも、これは綺麗ですね。でも、萼からポトリと落ちてしまっては実が・・・、まるでサガリバナです。 いろいろ不思議なモノに出逢えるものですね。西表まで来ると、もう台湾が近いような位置ですので、面白くて仕方がありません。旅は楽しいですね。フトモモと言えば、オセアニアに多い植物ですが、オーストラリア辺りにも、是非出掛けてみたい気持ちになります。
2009/04/29
●●●青い空 赤い瓦屋根に映えて輝く白い百合 テッポウユリ●●●初めて、沖縄の離島(西表島・石垣島・竹富島)に行ってきました。おみやげ編として、旅で出逢った花や植物たちのシーンを少しだけ・・・。最初は、青い空や赤い瓦屋根に似合う白い百合、テッポウユリです。本来は、できるだけ季節感を大事にして、花や植物を選んでいます。百合は夏の花ですが、何しろ、今咲いているのですから仕方がありません。日本という国は、本当に細長いということが分かりますね。さて、テッポウユリは、別名をリュウキュウユリ(琉球百合)と言います。写真は植栽品ですが、海岸の崖などに自生しているそうです。栽培球根は、西欧に輸出されている植物の筆頭に位置します(すごい)。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Lilium longiflorum" ● 原産 : 日本の南西諸島 ● 分類 : ユリ科ユリ属 西欧の主にキリスト教では、白い百合が聖なる儀式に使われています。従前はマドンナリリーが利用されていたのですが、現在はテッポウユリです。聖母マリアの象徴とすれば、言葉ならマドンナの方が相応しいですね。どうやら、海外でテッポウユリはイースターリリーと呼ばれているようですよ。ダヴィンチの時代にはマドンナリリーでしたが、いつ頃、変わったのでしょう?日本の原種百合が西欧に渡ったのは19世紀のことだそうです。近縁のタカサゴユリと自然交雑しやすくて、生まれたのが新鉄砲百合です。テッポウユリ系は実生から育てて開花までの期間が短いのが特徴です。他の百合では数年以上を要するので、交配はとてもたいへんなのですね。 八重山諸島では、例年、4月は気候が落ち着く時期とされています。でも、ここ何年間かを見る限りでは落ち着きが無くて、今年も不安定な天候が続いていたのだそうです。この日は青空が広がって、南洋の島らしい一日を楽しむことができました。 いつも植物の自生地を歩き回る旅ばかりで、観光が後回しになってしまいます。今回の場合、それなりに(久しぶりに)観光も含めて楽しんできましたが、海の側にいる時間より、ジャングルを歩いている時間の方が長かったのは言うまでもありません。(^.^;
2009/04/28
●●●雅な雰囲気を醸し出す極く薄緑色の八重桜 鬱金(うこん)●●●これは妙な角度から光が当たったのではなく、不思議色の桜です。「これは何かな?」「普賢象」の兄弟分、八重咲きの「鬱金」という里桜(または八重桜)です。一週間程前に寺社の境内で、偶然ながら、やっと撮影できました。薄緑色というか、カレーに使うウコン色の花で、中央に紅が残っています。花弁は若干大きい方に分類され、花期は中間的ですね。薄緑色の花を咲かせる桜には、もう一つ「御衣黄」という品種があります。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Prunus lannesiana ‘Grandiflora’" ● 原産 : 日本、中国 ● 分類 : バラ科サクラ属最近は黄緑色とか鬱金色と表現されますが、本来は浅葱色でしょうね。ただ、この浅葱色ですが、青系と言われ、誤解に繋がっている気がします。「浅黄色」の間違いだとか言われて、更におかしな話になっているようです。浅葱色は、言葉で「浅い水色」と表現され、そんな色の桜はないとか・・・。極く最近まで単に「青」とは、はっきり言って「緑」のことを指していました。青信号の「青」等は典型的な例でしょう。現代人に分かり易く英語で表現すれば、浅葱色はエメラルドグリーンです。この桜に出逢うと、どうしても、ハッと息をのんでしまうのです。 今年も鬱金桜に出逢うことができて良かったなぁと思います。でも、どうして、こんな色になってしまったのでしょうね。いろいろな植物で、時折、緑花が見られます。「葉化」と呼ばれる現象で、花弁が先祖返りをして葉の色に戻ってしまうことを指します。実は、葉化したタチツボスミレにも、部分的に紅色が残るところが似ていますが、おそらく、別の突然変異ではないかと思います。
2009/04/27
●●●桃色の愛らしい姿 見事な花付きが嬉しい カイドウ(海棠)●●●桜とほぼ同じ時期に、柄が長い花を下向きに咲かせていきます。「これは何かな?」この名前を知っている方が意外に少なくて残念なカイドウ(海棠)です。まぁ、実は生まれ育った家の庭に親父が植えたので知っているのですね。桜の花に似ている表現する方もいらっしゃるようです。やはり東北生まれには、リンゴの花に近いイメージだと感じます。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Malus halliana" ● 原産 : 中国 ● 分類 : バラ科リンゴ属よく分かるように、横からも花を撮っておけば良かったなぁと思っています。花の咲く誇る姿も美しいのですが、蕾が多い時の姿もかわいいんですよ。比較的樹高が低いままで花付きが良く、庭木に適しているように思います。別名をハナカイドウ(花海棠)というそうです。単にカイドウと言っても同じ植物を指すので、何か妙な話ですね。実が大きいミカイドウ(実海棠)という植物との対比で生まれたそうです。 街角に木の花が増えています。桜が終わった後では、カイドウが際立っているのではないでしょうか。ハナカイドウと呼んだ方が分かりやすいかも知れません。
2009/04/27
●●●花色も花形も千差万別! 多彩な品種の魅力 クレマチス●●●おお、なにやら、パワフルなものがこみ上げてくるような面構えですね。「これは何かな?」花の色も形状も咲き方も千差万別、多彩を極めるクレマチスです。学名はギリシャ語の「蔓」とか「巻き髭」という意味があるのだそうです。日本のカザグルマやハンショーヅルも含め、世界に多くの原種があります。各地の原種が複雑に交配を繰り返して多彩な園芸品種が生まれました。多くは蔓性宿根草で、冬に落葉し、春に蔓が伸び、初夏に花を咲かせます。比較的丈夫で育てやすいという性質が好まれて、とても人気がありますね。日本では、時に「テッセン」と呼ばれますが、元来は別の植物ですね。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Clematis florida 'Alba Plena'" (白万重) : "Clematis hybrida 'Dr.Ruppel’" (ドクターラッペル) ● 原産 : (原種)中国、日本を含む各地 ● 分類 : キンポウゲ科クレマチス(センニンソウ)属上の写真は白万重(しろまんえ)というフロリダ系と呼ばれる品種です。花弁に見えるのはキンポウゲ科のお約束で萼が花弁化したものです。中央の菊のような部分は雄しべが花弁化したもの、では本当の花弁は?一方、下の写真はパテンス系のドクターラッペルです。白万重とは、かなり雰囲気が違って見えるのではないでしょうか。学名が少しアバウトな表現になっているのが気になりますね。(^.^; クラマチスは単独で web site を作ることができる程の品種があります。一度でまとめて紹介しようなんて、それは無理ですね。これから初夏まで、お気に入りを少しずつ紹介したいと思います。 興味が尽きない植物だと思いますが、はまりそうなのを何とかこらえているところです。これ以上、注目種を増やすと身動きだ取れなくなってしまうでしょう。o(^▽^)o
2009/04/27
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