発見日記

発見日記

PR

プロフィール

エスタ2

エスタ2

カレンダー

コメント新着

背番号のないエース0829 @ Re:上野動物園20110707(07/07) 今回こちらのtitleです。 もしよろしかっ…
エスタ2 @ Re[1]:大雨の中教会へ(10/20) ありがとうございます。 みんなに祈られて…
やまひで0207 @ Re:大雨の中教会へ(10/20) 冷たい風雨に打たれながら、礼拝のために…
エスタ2 @ Re[1]:ついにMac(08/06) やまひで0207さん >好奇心の塊なんですね…
やまひで0207 @ Re:ついにMac(08/06) 好奇心の塊なんですね それはボクもほしい…
エスタ2 @ Re[1]:元気になりつつある(06/05) やまひで0207さん >医療費ゼロと喜んだ矢…
2004年11月14日
XML
カテゴリ: 動物園・水族館
朝は平安神宮の前を通り、京都市動物園の近くの教会で礼拝をしてから、動物園に行くつもりでいた。平安神宮には七五三参りの着物のお子さんを連れた正装したご家族で賑わっていた。この日は教会でも幼児祝福式が行われ、京都の教会は礼拝は格調高く、聖歌もたくさん歌われ、思ったより長い礼拝となった。

知り合いの方と少しお話をして、教会を出たのが12時45分。動物園に入ったら、講演の始まる時間になってしまった。会う約束をしておきながら本当に申し訳ないことをしてしまった。

動物園図書館にはお客さんがいっぱい。入れなかった方もたくさんいらしたという。大きなゴリラの剥製が2体あった。見事と思うが、飼育担当の方は微妙に表情が違い、本人はもっともっとカッコ良かったし、まっすぐ見つめる目は白目はみえないと強調された。

講演に先立ち、円山動物園の飼育担当吉田さんが、ゴンちゃんファンのみなさんからの激励の手紙の束を京都市動物園の園長さんへ手渡した。

京都市動物園のゴリラ担当だった高橋さんのお話「動物園のゴリラから学んだこと」を聞いた。面白い心温まる内容たっぷりだった。

その中から黒板に書かれたメモ

京都市動物園でペアの繁殖の理由
ゴリラとして育った。心身ともに健康。環境が良い。(太っていない。落ち着ける。)キーパーが理解がある。相性が良い。(気配りのできる)良い雄。

ゴリラが嫌いな人・苦手な人


山極寿一先生は「野生のゴリラが教えてくれたこと」について、多岐にわたり熱っぽくお話になった。

特に最初にマウンテンゴリラのベートーベン♂と森の中で出くわし、凍りついてしまったら、向こうから声を出して挨拶してくれ、こちらからも挨拶の声を出すと受け入れてくれて、まわりの景色が融けるように動いてゆく映像が今も鮮明に残っていると体験を語られた。

お話から野生のゴリラは自己主張が強く、仲間との優劣関係は固定しないし、また弱いものには寛容で、子どもも大人も遊びが得意で、子どもは自然の知識も社会の知識も経験からたくさんのことを学んで行くことがわかる。

ゴリラと「縁」作りすること、伝えて行くことで、共存の道が見えてくると結ばれた。

今回の二つのお話で、動物園のゴリラは能力は持っているが、単独やペアで生きてきたので、社会的経験がなんと言っても不足していることが分かる。

また歴史の長い京都だからこそ、昔から人の行き来が多く、社会的体験の豊富さ、周りの人への表明の方法をきちんと大事に子孫へ伝えて行く環境が整っているからこそ霊長類学の発展があったと思えた。

これは教会で幼児祝福式を終えて、マイクを向けられた子どもたちが、じゃあみんなでと促されて「ありがとうございます。」と挨拶したことに感心したことから、こういう体験と周りの大人の態度が大切と思った。親が代わってはチャンスを失ってしまう。

自分の気持ちが大切なのはもちろんだが、自己主張を抑制して協力と共存をして行く姿勢はゴリラにも学べるし、ヒトは社会的に豊かな人生にして行く能力は霊長類として備わっているので、使わない手はありませんねぇ。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年11月17日 00時08分55秒
コメントを書く
[動物園・水族館] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: