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第二五巻　癩王のテラス/LONG AFTER LOVE

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「透明感のある素敵な女優さん。お人形さんみたいで。」と絶賛の太一くんは、

ゲストの酒井美紀さんは「夢が叶ったのにしっくりしない感覚がある」とのこと。
「いくつかの理由があって。これからお会いして料理させていただきます☆」と江原さん。

【スピリチュアル・チェック】
☆　毎日欠かさずすること→朝起きたときにミルクティなど温かいものを飲む。
☆　ストレス解消法→食べること。特にアジア料理。
☆　理想のタイプの男性→坂本龍馬が大好き。
☆　集めてしまうもの→風呂敷やブランケットなど、布製のもの。
☆　心癒されること→海外旅行。

オーラの泉をご覧になっていて、とてもお二人に会いたかったという酒井さんは
「お会いしただけで達成感があるんです。」と。

しっくりしない思いは、女優さんになってから。
酒「夢が叶ってすごく愉しい時期もあったんですけど、何かうまくいえなんですが・・・。」
美「充足感がないのね。」

時間があると外に出たい、一週間しか休暇がなくても海外旅行をされるとのこと。
酒「違う、新しい世界を見るのがすごく好きなんです。仕事で行くのも好きですし、
とにかく自分の知らないことをたくさん知りたいという欲求が強いのかわからないんですけど。
現地の人たちと出会ったりとか、文化を愉しんだり、食事も含めて、
そういうことが好きなんです。」

【三谷幸喜　ＨＲ】

外へ出たい 」ことの両極にある、
「 一人でのんびり家で過ごすこと 」というお気持ちも強いとのこと。
江「のんびりお風呂に入ったり、足をのばしてくつろがれたり。外へ出ても、
ホテルの部屋でのんびり過ごされるのがお好きでしょう？」
酒

江「ご飯を作られたり、とても普通の姿が見られて。
どちらかというといまどきの若い女性よりも、家の中で、ご飯を作ったり、
お風呂に入ったり、本を読んでいたり、ＴＶを観ていたり、音楽を聴いていたり・・・。」
酒「旅のスタイルも、忙しいものではなくて、のんびりと気ままに行って、
ちょっと歩いてはカフェに入り 。そういうことが多いですね。」

国「旅行のときに必ず持ってゆくものはありますか？」
酒「あるんですよ。さきほども申し上げたブランケット。」
この日も持ってきているというお気に入りのカシミアのブランケットは、
ホテルのベッドで眠るときも、シーツに触れる首の周りにまくと、落ち着いて眠れるのだとか。

酒「何かホテルとかだと眠るのが怖いんですよね。だから、なんとなく安心感。
それをしていれば眠れると思ってるんです、私の中で。」
国「子どものころは、タオルケットの端を噛みながら寝て、
ぼろぼろにしていましたけれども・・・。」
酒「ああいう感覚だと思うんですけど・・・。」
ライナスなつながりのあるお二人ですね☆

【スヌーピーのおうちでごはん】

美「ご自分で 両極端 だとお思いになりません？火と氷、静と動、
なんでも 両方の部分が混然としてあって、ときどき収拾 がつかなくなるの。」
江「人付き合いもそう。立て続けに会うかと思うと、パタッと誰とも会わなくなる。
シーズンがある ☆」
酒「ありますね、シーズンとオフが、言われてみれば。会うときはまめに電話やメールをして
『食事に行かない？』とか言ってます。でも、割といまは、オフ☆なんですけど。
メールも二週間ぐらい平気で返さなかったり・・・。」

美「とてもデリケートで繊細な部分とね、デーンとして『どうってことないわよ!』という部分と
両方あるのね。羽田美智子さんが『 妄想族 』っておっしゃってたけど、
妄想癖があって 夢見る夢子さんな部分 と、スーッと引いて
『それがどうしたの？そんなことなりっこないわよ。』と思っていたり。
それと、ケチなのに 浪費癖 があるの。」
酒「ああ、わかるような気がします。」

江「お家の中を覗くと、女優さんなんですがいい意味で庶民的。
ただ、色彩はもう少しこだわった方がいいかな・・・。」
酒「いまのお部屋はシンプルで、あまり色のない白っぽい感じの・・・。
何色がいいんでしょうか？」

美「パステルカラーね。濃い色ではなくて、淡い色。
ベピーピンクとかベビーイエロー、ベビーブルー。
淡い美しい色もあると、自分の精神が安定して、欠乏していた部分がぴたっと結合するの。」

【美輪明宏のおしゃれ大図鑑】

お部屋には腕時計がとてもたくさん並んでいるそうで、これは一時期たくさん集めていたから。
いまはあまり関心がないそうで、これも両極端の現われ。
美「そういうときは、浪費癖が出ているときよね。」
国「風呂敷にはまっているというのも・・・。」
美「シーズンなのよ☆」

風呂敷のほかに、手ぬぐいも集めているそうで、テーブルセッティングに使われることも。
酒「普通の人はおしゃれなものをひくんでしょうけれど、お気に入りの和風の。
和風のものがすごく好きで。」

美「酒井さんはもうやっていらしたけれど、最近やっとね、女の子の間で和風のものが
流行ってきたのよ。浴衣が流行ってきたでしょう？和風のものというのはね、
自分が『 あ、やはり日本の乙女で、日本の女の子なんだな 』っていう瞬間を、
触れたときに呼び覚ますの。そうなる瞬間て精神的に気持ちがいいでしょう？
和風の小物とか手ぬぐいとか風呂敷とかは、そういう力を持っているの 。
それが快いんですよね。」
酒「そうですね。」

【千代紙小風呂敷　うさぎ】

美「千代紙（和紙に様々な文様を木版で印刷した紙）は日本の昔からの柄があるのね。
それを集めて『 はいこれ少しあなたにあげる。』『それちょうだい』って千代紙交換 とかね、
千代紙でお人形を作ったりとかがあったのよ。日本の千代紙は本当に素晴らしいから 。」
酒「和紙のような、ああいう感覚がすごく好きなんですよね。
何か一筆書こうかなというときに、和紙のような素材のものを買ってきたり・・・。」

☆　小学生のころ読んでいた学習雑誌の付録にあったのが「 千代紙で作る姉さま人形 」。
すっかりはまり込んで、付録以外にも厚紙を使ってどんどんと
自作の姉さま人形を作っていました。（昭和の５０年代のこと☆）

【子どもに伝えたい伝承あそび】

ちょうど担任の先生が、折り紙クラブで指導されていたこともあって
学校では折り紙で様々な作品を作ったり、「折り紙交換」が女の子の間で大流行。

一番気に入っていたのが、同じ形に折った何枚かの折り紙を組み合わせて作る作品。
二枚使うと男の子の間で流行していた面子になり、
三枚使うと三角の薬玉に、六枚でさいころの形に。

「十二枚使うと、とてもキレイな薬玉になるのよ。」
先生がおっしゃった形をすぐにでも作りたかったのですが、
当時の技量ではどうしてもできず仕舞い。

大学生になって、海外の方と交流を持つ機会があり、ふと小学生のころの経験が蘇ることに。
美しい和紙を選んで、おぼろげな記憶を辿って形を折り、
十二枚組み合わせてみると、今度はきちんとモザイク型の薬玉が完成。
ドイツ語会話の教授がスイスに御帰りになるときにプレゼントして
とても喜んでいただき、以来、海外の方とお会いするときには差し上げるようになりました。

番組が放送される日も、東急ハンズで和紙クラフトを選んでいたところ。
和文具のお店があると、決して素通りできず、千代紙や一筆箋などを常にストック。
眺めても折ってもプレゼントしても愉しいのです☆